14 / 66
14】着替えずに来てしまった③
しおりを挟む
14】着替えずに来てしまった③
好きな相手の部屋に、「そういうこと」をするために足を踏み入れた。
北斗のベッドの上に二人、まるで本当の恋人同士みたいなことをしている。それでも唇にキスが降ってくることはなく。何度も頬にキスをする北斗の頬に、俺もキスをして。
俺のキス一つに、なんだか喜んだ北斗が囁くように「脱がすね」と言った。だが、声に反して腕に籠る力は強い。
聞かずとも、さっさと脱がして欲しい。そう願ったが、ふと冷静に。そしてこの部屋に来る前のことを思い出す。それこそ、忘れていたが心なしか、まだ下半身が湿気ているような。
「最初からそうし…‥タンマ! 待て、北斗!」
(俺、下着替えてないんだった!!)
だが、もう遅い。強い力で、あっという間にズラされ下半身が軽くなり。
中途半端に色が変わり。おまけに今の状況に反応を見せた身体が、北斗に見られてしまった。
「……っ!」
隠すように内股になった俺の身体に、北斗が身体を滑り込ませる。
フーッ……♡ フーッ……♡ グイッ……♡
「圭、見せて?」
こういう時。切なさはあれど、やっぱり嘘でも北斗が俺のことを見てるのが嬉しいんだ。
(本当に俺ってばチョロ過ぎる)
「やだ、見るなってば……!」
「ねぇ、圭。俺がキスしてこうなったの?」
ググッ……♡
「っあ……っ♡」
膝を使いながら緩い力で、北斗が下着越しに俺のペニスを押した。グリグリと膝が動くたび、ペニスに刺激がくる。思わず声を漏らしてしまい、慌てて口を隠したが北斗に駄目だと言われた。
「圭。駄目だよ。声聞かせて」
「やだって、お前も聞きたくないだろ」
「そうでもない」
フッ……と笑った顔に、また俺の心臓はドキンと鳴って隠していた口元を、北斗の前に晒すんだ。
「後で苦情は受け付けないからな」
「俺の方こそ。あとで気持ち良くなかったって言われないようにしないと」
まだそれ引っ張るのかよと思ったが、もう考えるのを止めた。
ドキドキドキ。ちゅっ……ちゅっ。
頬にキスをしながら、膝を引き。俺の下半身を浮かせて下着を引っ張った。ただでさえ軽くなった下半身が、更に軽く。太ももに引っかかった下着のせいで、俺はあまり動けない。
(ちゃんと拭いたから、濡れてはないはず……!)
ドキドキドキ。
スルッ……ツー……ッ♡
「んっ、っ゛……♡」
ヒクッ♡ ヒクッ♡ キュン……♡♡
臍の下に手を当てて、一本線を引くようにツーッ……と指を動かす。疼いていた腹のナカが北斗の指に反応するのが分かった。
(ナカが……♡)
線を引いた指は俺の陰毛に触れたあと、緩く勃起していた俺のペニスを撫でた。
なでっ……♡ トロッ……ぬちっ……♡
「ん゛っ、ぅあ゛♡ぁ……♡北斗……っ♡」
一気に甘い声が喉から出る俺。
だって仕方がない。音だ。北斗の手が、俺の白濁で濡れて汚れる音がするから。
(北斗の手が、俺ので汚れて……!)
*******
更新しました
お気に入り・イイネ有難うございます(^^)
好きな相手の部屋に、「そういうこと」をするために足を踏み入れた。
北斗のベッドの上に二人、まるで本当の恋人同士みたいなことをしている。それでも唇にキスが降ってくることはなく。何度も頬にキスをする北斗の頬に、俺もキスをして。
俺のキス一つに、なんだか喜んだ北斗が囁くように「脱がすね」と言った。だが、声に反して腕に籠る力は強い。
聞かずとも、さっさと脱がして欲しい。そう願ったが、ふと冷静に。そしてこの部屋に来る前のことを思い出す。それこそ、忘れていたが心なしか、まだ下半身が湿気ているような。
「最初からそうし…‥タンマ! 待て、北斗!」
(俺、下着替えてないんだった!!)
だが、もう遅い。強い力で、あっという間にズラされ下半身が軽くなり。
中途半端に色が変わり。おまけに今の状況に反応を見せた身体が、北斗に見られてしまった。
「……っ!」
隠すように内股になった俺の身体に、北斗が身体を滑り込ませる。
フーッ……♡ フーッ……♡ グイッ……♡
「圭、見せて?」
こういう時。切なさはあれど、やっぱり嘘でも北斗が俺のことを見てるのが嬉しいんだ。
(本当に俺ってばチョロ過ぎる)
「やだ、見るなってば……!」
「ねぇ、圭。俺がキスしてこうなったの?」
ググッ……♡
「っあ……っ♡」
膝を使いながら緩い力で、北斗が下着越しに俺のペニスを押した。グリグリと膝が動くたび、ペニスに刺激がくる。思わず声を漏らしてしまい、慌てて口を隠したが北斗に駄目だと言われた。
「圭。駄目だよ。声聞かせて」
「やだって、お前も聞きたくないだろ」
「そうでもない」
フッ……と笑った顔に、また俺の心臓はドキンと鳴って隠していた口元を、北斗の前に晒すんだ。
「後で苦情は受け付けないからな」
「俺の方こそ。あとで気持ち良くなかったって言われないようにしないと」
まだそれ引っ張るのかよと思ったが、もう考えるのを止めた。
ドキドキドキ。ちゅっ……ちゅっ。
頬にキスをしながら、膝を引き。俺の下半身を浮かせて下着を引っ張った。ただでさえ軽くなった下半身が、更に軽く。太ももに引っかかった下着のせいで、俺はあまり動けない。
(ちゃんと拭いたから、濡れてはないはず……!)
ドキドキドキ。
スルッ……ツー……ッ♡
「んっ、っ゛……♡」
ヒクッ♡ ヒクッ♡ キュン……♡♡
臍の下に手を当てて、一本線を引くようにツーッ……と指を動かす。疼いていた腹のナカが北斗の指に反応するのが分かった。
(ナカが……♡)
線を引いた指は俺の陰毛に触れたあと、緩く勃起していた俺のペニスを撫でた。
なでっ……♡ トロッ……ぬちっ……♡
「ん゛っ、ぅあ゛♡ぁ……♡北斗……っ♡」
一気に甘い声が喉から出る俺。
だって仕方がない。音だ。北斗の手が、俺の白濁で濡れて汚れる音がするから。
(北斗の手が、俺ので汚れて……!)
*******
更新しました
お気に入り・イイネ有難うございます(^^)
28
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
貧乏大学生がエリート商社マンに叶わぬ恋をしていたら、玉砕どころか溺愛された話
タタミ
BL
貧乏苦学生の巡は、同じシェアハウスに住むエリート商社マンの千明に片想いをしている。
叶わぬ恋だと思っていたが、千明にデートに誘われたことで、関係性が一変して……?
エリート商社マンに溺愛される初心な大学生の物語。
配信ボタン切り忘れて…苦手だった歌い手に囲われました!?お、俺は彼女が欲しいかな!!
ふわりんしず。
BL
晒し系配信者が配信ボタンを切り忘れて
素の性格がリスナー全員にバレてしまう
しかも苦手な歌い手に外堀を埋められて…
■
□
■
歌い手配信者(中身は腹黒)
×
晒し系配信者(中身は不憫系男子)
保険でR15付けてます
【完結】僕らの配信は――
ほわとじゅら
BL
大手ゲーム配信者(31)x若手ゲーム配信者(21) -
ゲーム配信を行う冬珈琲チャンネルの浅沂時生(あさぎときお)は、プロゲーミングチーム・キングスで準備生として活動していたが、2年目を迎えた今、ストリーマー部門で活動の幅を広げようとしていた。夢は登録者数90万以上の盤(ばん)とのコラボ。
一方、女優の妻を持つ勝ち組のゲーム配信者と呼ばれるまでになった盤こと来田誉史(こだよしふみ)は、大学時代からの友人に衝撃的な「ある告白」を打ち明ける。
配信者同士の一回り近くある年の差スローラブ。
やがて互いに出会い、ゆっくりと、ゆっくりと落ちていく物語。
※#は、本ストーリーの両者2視点です。 / ★は、リアルな配信アーカイブのエピソードです。
※R15性表現入ります。本作は完全フィクションのオリジナル作品です。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
藤枝蕗は逃げている
木村木下
BL
七歳の誕生日を目前に控えたある日、蕗は異世界へ迷い込んでしまった。十五まで生き延びたものの、育ててくれた貴族の家が襲撃され、一人息子である赤ん坊を抱えて逃げることに。なんとか子供を守りつつ王都で暮らしていた。が、守った主人、ローランは年を経るごとに美しくなり、十六で成人を迎えるころには春の女神もかくやという美しさに育ってしまった。しかも、王家から「末姫さまの忘れ形見」と迎えまで来る。
美形王子ローラン×育て親異世界人蕗
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています
【完結】売れ残りのΩですが隠していた××をαの上司に見られてから妙に優しくされててつらい。
天城
BL
ディランは売れ残りのΩだ。貴族のΩは十代には嫁入り先が決まるが、儚さの欠片もない逞しい身体のせいか完全に婚期を逃していた。
しかもディランの身体には秘密がある。陥没乳首なのである。恥ずかしくて大浴場にもいけないディランは、結婚は諦めていた。
しかしαの上司である騎士団長のエリオットに事故で陥没乳首を見られてから、彼はとても優しく接してくれる。始めは気まずかったものの、穏やかで壮年の色気たっぷりのエリオットの声を聞いていると、落ち着かないようなむずがゆいような、不思議な感じがするのだった。
【攻】騎士団長のα・巨体でマッチョの美形(黒髪黒目の40代)×【受】売れ残りΩ副団長・細マッチョ(陥没乳首の30代・銀髪紫目・無自覚美形)色事に慣れない陥没乳首Ωを、あの手この手で囲い込み、執拗な乳首フェラで籠絡させる独占欲つよつよαによる捕獲作戦。全3話+番外2話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる