8 / 66
8】眠れなかったので②
しおりを挟む
8】眠れなかったので②
俺たち宛に届いた変なメッセージに対する北斗の対応が、予想外で
恰好良く。思い出せば眠れなくなった。更には、俺が北斗とするのは気持ちが良いと言ったことを聞いた北斗は、俺がそうだと答えるまで今日何度も聞いてきた。そうすれば、せっかく寝ようとした頭は冴えて眠れず。何なら、身体はムラっとしてしまったわけで、俺は部屋で一人。片思いしている相手の北斗と一緒に暮らす家で、息を潜め。北斗をオカズに自慰を始めた。
「……っ、ふ……」
『圭』
(北斗……♡)
シュッ……♡ ヌポッ……♡ シュッ……! ギシッ。 フーッ♡ フーッ♡ とろっ……♡
「ぅ、ぁ゛っ♡ぁ……♡」
シュッ! シュッ! シュコッ……!♡ ギシッ。
最初こそ柔らかかったペニスが、手の平の中で硬くなっていく。扱くたび、亀頭からトロリと青臭い白濁が垂れて鼻孔に香った。
(あんまり音立てないようにしないと)
またキュッ、と下唇を噛んで声を漏らさないようにする。周囲を汚さないように注意しながら、漏れ出る白濁を拭き取る。
『圭、気持ち良い?』
「んっ……ぐ、……っ♡」
北斗の手の動き、囁く声、ナカを突く感覚。それらを思い出しながら、扱く手は速まった。亀頭だけではなく、陰茎全体。俺の握る手も濡れていて、扱く速度が上がれば、ヌチュッ……!♡と滑って手がペニスから離れてしまいそうになった。
シュッ……グチュッ!♡ フーッ♡ ポタッ♡ ポタタッ……♡ フーッ♡
(もう少しでイキそうだ……♡)
扱くたびに身体に走る快楽に、ビクビクと腰もペニスも震えた。もう少し。もうすぐイキそうだと、自分でも分かる。握ったペニスが今に射精するぞと準備を始めている。
(イク……! このまま一気にイク……!♡)
シュッ……! ギュッ!♡♡ ギュゥウ~~~~ッ!♡♡♡♡
ラストスパートだと強く扱き、カリ下から陰茎を両手でギュッ! と握り締めた。一気に陰茎に圧がかかり、痛いのか気持ち良いのか分からない刺激に、理解が追い付かない。ただ、イク! と腰がヘコッと揺れてベッドが軋んだのだが……────。
「…………あれ……?」
おかしなことに、握った手の中に白濁がかかることが無かった。イッない。ペニスを扱いて、こんなに白濁。ザーメンが出ているというのに、前だけの刺激ではイケない。
「なん……で……?」
下半身を見れば、ペニスは腫れていて今にも出したいと訴えているのに。
「う……ぅ゛……」
そういえば、最後に一人で自慰をしたのはいつだっただろう?
北斗とルームシェアを始めて、北斗とするようになってから、一人ですることは無かったかもしれない。おまけにだ。こんな状態で北斗を思い出しているものだから、ペニスと同じくらい疼く箇所があるわけで。
(……ナカが疼く……)
ヒクッ♡とペニスではなく、アナルが収縮するのが分かり、俺はまた頭を抱えてしまった。
(どうして……! orz)
******
俺たち宛に届いた変なメッセージに対する北斗の対応が、予想外で
恰好良く。思い出せば眠れなくなった。更には、俺が北斗とするのは気持ちが良いと言ったことを聞いた北斗は、俺がそうだと答えるまで今日何度も聞いてきた。そうすれば、せっかく寝ようとした頭は冴えて眠れず。何なら、身体はムラっとしてしまったわけで、俺は部屋で一人。片思いしている相手の北斗と一緒に暮らす家で、息を潜め。北斗をオカズに自慰を始めた。
「……っ、ふ……」
『圭』
(北斗……♡)
シュッ……♡ ヌポッ……♡ シュッ……! ギシッ。 フーッ♡ フーッ♡ とろっ……♡
「ぅ、ぁ゛っ♡ぁ……♡」
シュッ! シュッ! シュコッ……!♡ ギシッ。
最初こそ柔らかかったペニスが、手の平の中で硬くなっていく。扱くたび、亀頭からトロリと青臭い白濁が垂れて鼻孔に香った。
(あんまり音立てないようにしないと)
またキュッ、と下唇を噛んで声を漏らさないようにする。周囲を汚さないように注意しながら、漏れ出る白濁を拭き取る。
『圭、気持ち良い?』
「んっ……ぐ、……っ♡」
北斗の手の動き、囁く声、ナカを突く感覚。それらを思い出しながら、扱く手は速まった。亀頭だけではなく、陰茎全体。俺の握る手も濡れていて、扱く速度が上がれば、ヌチュッ……!♡と滑って手がペニスから離れてしまいそうになった。
シュッ……グチュッ!♡ フーッ♡ ポタッ♡ ポタタッ……♡ フーッ♡
(もう少しでイキそうだ……♡)
扱くたびに身体に走る快楽に、ビクビクと腰もペニスも震えた。もう少し。もうすぐイキそうだと、自分でも分かる。握ったペニスが今に射精するぞと準備を始めている。
(イク……! このまま一気にイク……!♡)
シュッ……! ギュッ!♡♡ ギュゥウ~~~~ッ!♡♡♡♡
ラストスパートだと強く扱き、カリ下から陰茎を両手でギュッ! と握り締めた。一気に陰茎に圧がかかり、痛いのか気持ち良いのか分からない刺激に、理解が追い付かない。ただ、イク! と腰がヘコッと揺れてベッドが軋んだのだが……────。
「…………あれ……?」
おかしなことに、握った手の中に白濁がかかることが無かった。イッない。ペニスを扱いて、こんなに白濁。ザーメンが出ているというのに、前だけの刺激ではイケない。
「なん……で……?」
下半身を見れば、ペニスは腫れていて今にも出したいと訴えているのに。
「う……ぅ゛……」
そういえば、最後に一人で自慰をしたのはいつだっただろう?
北斗とルームシェアを始めて、北斗とするようになってから、一人ですることは無かったかもしれない。おまけにだ。こんな状態で北斗を思い出しているものだから、ペニスと同じくらい疼く箇所があるわけで。
(……ナカが疼く……)
ヒクッ♡とペニスではなく、アナルが収縮するのが分かり、俺はまた頭を抱えてしまった。
(どうして……! orz)
******
74
お気に入りに追加
154
あなたにおすすめの小説
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる