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熱気と淫臭の中で犬達は可愛がられる

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熱された媚薬混じりの空気が絶えず流し込まれている地下室は、ただじっとしているだけでも皮膚にとめどなく汗が滲み呼吸の度に淫らな欲望が増幅する状態となっている。そんな部屋の中で両手両足に折り畳んだ状態を強要する黒色のラバースーツを纏わされた二人の青年は、単純な暑さと発情の火照りという二重の熱に心と身体を容赦無く苛まれている。黒い犬の耳飾りがあしらわれた頭部を囲うマスクに開けられた穴から覗いている左右の目を苦しげに見開きながら大粒の涙を零し、マスクと一体化している金属の輪に接続された透明なチューブを用いて床に設置された箱型の機械から媚薬混じりの水を少量ずつ閉じることを禁じられた口へと運ばれている青年達は、ラバーによって逃げ場を失った気が狂う程の熱によって無慈悲に嬲られ続けている。
だが、二人をいたぶる淫猥な地獄はそこで終わらない。ほぼ全身を包むラバーによって抵抗を不可能にされた滑稽な青年犬を作り出した存在達は、逆らいたくても逆らえぬ立場に追いやられた二頭に背後から覆い被さり、わざとラバーで覆い隠さずに露出させた尻穴に男根を用いた征服を嬉々として加え始めてしまった。
父から与えられたペットを淫猥な手法で存分に可愛がる。そんな目的を違和感無く抱きそれの達成に向けた行動を迷い無く選択する双子の少年に支配された青年達は、自分達とは違う四肢を縛め言葉を封じる機能を廃したラバースーツに身を包んだ双子に為す術無く犯し抜かれながら、媚薬で異常なまでに感度が高まった抗えぬ肉体を断続的な絶頂の苦悶へと押し上げられるしか無いのだ。

「お兄さん、お尻ヒクヒクしてるね。僕のおチ○チンでまたイきそうなんでしょ?」
「あぉっ、はぉぉんっ!!」
「あぁ、お兄さんの穴最っ高。何度ほじっても気持ち良いよ。何度イかせても、またイかせてあげたくなっちゃう」
「うぅぉっ! あー! うぁぁぁんっ!!」

自分よりも年下な少年達が行う欲望を剥き出しにした腰振りで快楽を得られる無様な器官に躾けられた尻穴を好き勝手に蹂躙されながら、青年達が堪えきれずに頂点へと追い立てられ何度目かも忘れた射精へと達した。
目や尻穴と同様にラバーで隠されること無く丸出しにさせられた二人の男根が、汗と淫液が混じり合った液体を撒き散らしつつ室内に漂う熱気の中で脈動し、床に向けて勢いはそのままに白色をほとんど失った精液を噴き出させる。限界を超えた絶頂に悶絶する青年達が伸ばせぬ手足をガクつかせながら、正面で犯されているもう一人を涙に潤んだ目で見つめつつ自分達の絶頂などお構いなしに腰振りを継続する少年達に恐怖と戦慄を膨らませていく。

「ふふっ、二匹同時にイっちゃったね。でも休ませてあげない。このままもう一度イかせてあげるよ」
「あぅ、おあぁ! あー!! あぉぉぉぉっ!!」
「ほら、イっちゃえ。連続でイっちゃえ。年下の僕達のチ○コでよがりながら、続けざまにみっともなくイっちゃえ」
「かっ、こっ、ほおぉ! あぉ、あうぅ! うぁぁんっ!!」

無防備な尻穴に追い打ちを注ぐ男根が奏でる粘ついた水音と、ラバー越しに腰と尻肉がぶつかり合う耳障りな音。そして、拒否を認めぬ少年達の言葉を耳にしながら頂点に至った直後の尻穴に次の絶頂を強要された青年達は、開きっぱなしの口から本物の犬が放つような鳴き声を紡ぎつつ肉体の跳ねを一層激しくさせ、我慢の意思さえ挟めないままに再度の射精を、今度は男根から不完全な精液を分泌することさえ叶わない異常な射精を迎えさせられてしまった。

「あぁっ、あご、あぉぉ、はぉぉぉーっ!!」
「かっ、かほっ、はぉ、ひゃおぉ……!!」

仲良く何も吐き出せぬが故に長く鈍く続く絶頂に到達し、生物とは思えないくらいの身悶えを晒しながら青年達が尻穴を貫く少年の男根を熱烈に締め上げる。その締め上げを存分に堪能しながら人間から自分達専用のペットになった青年達の痴態を愉しんだ少年達は、示し合わせた訳でも無いのに兄弟で射精を堪えに堪え、青年ペット達の絶頂の衝撃が遠ざかり出した瞬間を狙って塞きとめていた精液を迸らせ、落ち着きかけていた二匹を追い打ちの絶頂に逆戻りさせた。

「あ、あぉ、はごおぉ……!」
「え、あぇ、うおぁ……!」

駄目押しで強いられた絶頂に悶え苦しみ、何もひり出せぬ男根を滑稽に震わせながら、絶叫を上げる余裕すらも削ぎ落とされた青年達がラバーと自らの汗に閉じ込められた全身を痙攣させる。
その痙攣を覆い被さった肉体全体で気の済むまで味わった少年達は、放心しているペット達から射精を終えた男根を引き抜いて立ち上がると、自分達の休憩と逃走を封じた二人に対する休憩という名の責め苦を宣告しつつ、熱気と淫臭が充満した地下室を後にしてしまった。

「それじゃ、僕達はちょっと休憩するから。お兄さん達もしっかり休んでるんだよ?」
「部屋に流し込む媚薬の濃度を上げて、お口に飲ませてる媚薬の方も濃度を上げつつお兄さん達が大好きな精液を作るのを手伝ってくれるお薬も混ぜて、また何回も射精出来るようにしてあげるからね? 僕達が戻ってくるまでにちゃんと休憩して、たっぷりイきまくれるようになっておいてね、お兄さん達?」

行かないでくれの思いを乗せた哀願を寄せる暇さえ与えず、一方的に冷酷な宣言を浴びせて去って行った双子に絶望を募らせながら、置き去りにされた青年達は拘束から抜け出そうと足掻く気力も無くした肉体を強められた媚薬の効果と摂取させられ出した精液の増産を促す薬品によって淫猥に高められつつ、休息を終えて帰還した飼い主の少年達を心から悦ばせる理性を捨てたおねだりを示せる従順な淫獣へと今日も堕落させられていくのだった。
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