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救いの無い地下室で正義は繋がれ淫らに責め嬲られる

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「ほら着いたよ、捜査員さん。もう逃げられないんだから、無駄なことしてないでさっさと前に進みなさい?」
「ううぅぅ! むぐうぅぅっ!!」

愉悦を剥き出しにした声音で敗北の事実を再認識させつつ、悪を束ねる男が捜査員に前進を要求する。外界から隔絶された地下空間であるこの場所で幾ら騒いでも助けは来ない。そんな情報を思い知らせつつ、悪の男は己の肉体を用いて捜査員の背面を押し意に染まぬ移動を強要していく。
それに対し、捜査員である男は言葉を封じられた口でくぐもった唸りを放ちながら自由を奪われた裸体を踏ん張らせて必死に抗う。
自分を生け捕りにした組織を統べる男が所持しているカードキーと、その男の指紋の認証を経なければ使用出来ない。絶望的な現実を理解した上で、捜査員は脱出に繋がる唯一の道である地上へと続くエレベーターから下りる動きを拒絶する。
しかし、一生懸命に逆らう無様な捜査員を作り出した悪の男は、滑稽に頑張る姿を悠然とした態度で嘲笑いつつ己の肉体に込める力を少しずつ強めながら、支配下に置いた正義の肉体をじわじわとエレベーターから追い出していく。背中で左右の手首から肘までの部分を重ねさせられ、左右の足を緩み無く一括りにされた身体でどんなに手を尽くしても疲れるだけだ。そう告げるかのように、悪の男は捜査員の不自由な足に前進と紐付いた小さな跳躍を強いる後ろからの圧迫を嬉々として加え、惨めな正義を自らの動きで屈辱と恥辱に満ちた日々が待ち受けている地下の監禁部屋へと踏み込ませていく。

「ほら、もう部屋に入っちゃったよ? どんどんどんどん、今日使う道具の所まで進まされてるよ? いい加減諦めなさい、何もかも無意味なんだから」
「むぐうぅ! あもぉぉっ!!」

口にねじ込まれた男根型の棒に歯を立て、その棒の底と一体化している黒革製の板越しに鳴き喚きながら暴れても、捜査員は意に染まぬ前進から逃れられない。腕を背中で縛め、左右の足を隙間無く密着させる黒革製の拘束服に包み込まれた裸体をひたすらにもがかせても、捜査員は自分の両肩に手を添えた状態で背面を押す男の悪意から抜け出せない。
無駄。無意味。悪が口にした言葉が真実であることをより鮮明に認識させられるだけの時間。そんな時間の果てに捜査員はとうとう、地下空間の壁際へと追い詰められ、底に設置されていた器具と自身の身体を追い打ちの拘束によって接続されてしまった。

「ふふっ、よく似合うよ。これでもう、イヤイヤって我が儘を言うことも出来なくなったね」
「うぅぅ……もっ、ごおぉっ……!」

壁に打ち付けられていた丸い金具と、口枷にも存在している同じ形状の金具をポケットから取り出した南京錠で結んだ悪の男が、首を左右に振って嫌がることも床に座り込むことも叶わなくなった捜査員を残忍な所有者の視点で褒める。その褒め言葉を受けた捜査員は、口を貫く偽の男根の底部から生えている金具と壁の金具を結わえる頑丈な南京錠を戦慄の眼差しで見つめつつ、口と壁を繋ぐ金属達にガチャガチャと音を立てさせながら状況の好転を図ろうとする。
当然、そんなことをしても成果など得られはしない。無我夢中で金具に音を奏でさせてみても、それは口枷を頭部に固定している黒革製のベルト達が後頭部と頭頂部を締め上げる刺激を引き寄せることしか出来ない。
そうして散々口にしたのにもかかわらず諦めの悪い行動を取る捜査員に呆れの吐息を零しながら、悪の男は口枷及び南京錠と不毛な戦いを繰り広げている肉体の尻肉を拘束服の上から左手で揉みしだきつつ、まだ自身の立場を把握し切れていない正義が嫌悪の感情を表わすよりも先に右手でポケットの中のリモコンを弄り、屈服を目的とした甘く容赦の無い責め苦を注ぎ始めた。

「むふぅっ!? んもっ、もごおぉ!!」
「気持ち良いね、捜査員さん? 股間をぶるぶる震わされて気持ち良いね、捜査員さん? 満足に身悶えることも出来ないのにこんなに気持ち良くされたら、気持ち良いのが逃がせないままイきっぱなしにさせられちゃうね、捜査員さん?」
「ふうぅ! んみゅぅぅっ!!」

男根の周辺に小刻みの振動を与え始めた拘束服に怯え、男の自分に淫らな痴態を期待している男に恐怖を募らせながら、悪の手に堕ちた捜査員は拘束の下で堪えきれずに膨らみ始めた男根を主張するような腰振りを無自覚に開始しつつ、悪の頂点に立つ男を悦ばせ愉しませる奴隷として迎える一回目の射精へと抵抗虚しく上り詰めさせられていくのだった。
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