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男は待ちに待った雄犬生活を悦ぶ

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「では、一週間後にまたお迎えに上がりますので」
「分かりました。よろしくお願い致します」

自分達を合宿場所である山奥の建物に送り届けたバスの運転手と、部活の顧問である男が笑顔で挨拶を交わしている。
それは至っての普通の光景だが、男は普通の対応をしながら心で異常な欲望を膨らませていた。
逞しく鍛え上げられた肉体がそわそわと不自然に揺れそうになるのを必死で堪える男。再び乗り込んだ運転手が動かすバスが離れていくのを見つめながら、荒く息を乱しつつ早く見えない場所へ、音も届かないところへ行ってくれと願う男。そんな男の望みが叶い、バスは来た道を戻り建物から遠い場所へと走り去った。
これでもう、邪魔は入らない。本性をさらけ出すことを阻む物は存在しない。それを改めて認識した男は、先程までの笑顔を変化させはしたなく蕩けた笑みを浮かべると、後ろに立たせていた部員達の方に振り返りながら身体を低く落とし、何の躊躇いも無く四つん這いの体勢を取った。それも、甘えるような声音で犬の鳴き真似を行いながら、だ。

「わん、わんっ……はふっ、きゃぅぅんっ」

濡れた瞳から放たれた縋る視線を上目遣いで送り、四つん這いで部員達に歩み寄った顧問の男はだらしなく舌を垂らしてはっはっと短い呼吸を繰り返して言葉よりもはっきりと伝わるおねだりの意思表示を見せている。
それを見た部員である少年達は、満足げに微笑むと四つん這いとなった男を取り囲み頭や背中を優しく撫でながら褒め言葉を口々に紡いだ。

「よしよし、良い子だね、○○。良く我慢出来ました」
「こんな良い子には、たっぷりとご褒美をあげて、可愛がってあげないとね。上手にエッチなことを我慢出来た良い子の○○には、俺達全員でエッチに可愛がって、苛めて、よがり狂わせてあげる。嬉しいでしょう、○○?」
「わんっ! くぅん、きゃぅぅんっ!」

嬉しい。その感情を乗せた犬の鳴き声を上げながら、男は自分を取り囲む一回り以上年下の少年達の前で更に表情を蕩つかせ、歯止めの利かなくなった発情の赴くままに腰をカクカクと揺らしている。少年達の手で鍵の付いた黒い首輪を嵌められ、赤いリードを取り付けられても男は抵抗を全く見せず、全身から立ち上る淫気を強めながら自分の飼い主である少年達が首輪を装着しやすいよう喉を反らせて協力を見せた。
淫乱な本性を暴き、自分を従順な雄犬として躾けた少年達に心からの服従を示して快楽を待ち望む男の様子は、到底人間とは呼べないくらいに堕落した物だ。まともな人間であれば、その姿を見たら嫌悪、もしくは恐怖を抱くだろう。
しかし、男を調教し堕とした張本人である少年達にとってその姿は、見ているだけで幸福になれる愛しい姿だ。
年上である男が、自分達を主と認めて甘えている。鍛え上げられた肉体を持つ生徒の間でも人気の高い教師の男が、自分達の前では淫乱な己を晒して快楽を欲しがっている。その背徳感と征服感に背筋をゾクゾクと震わせ、ズボンの下で男根を張り詰めさせた少年達はお互いに顔を見合わせて小さく頷くとゆっくりと歩き始め、男の首輪を引いて建物へと移動していく。

「うんうん、嬉しいね。○○も待ちきれないみたいだし、中に入ったら早速可愛がってあげようね」
「今日は、一晩中○○を気持ち良くしてあげる。○○の大好きな精液を上のお口と下のお口でいっぱい飲ませてあげるからね」
「この合宿のために、○○が悦びそうな玩具もたくさん用意して置いたから、俺達が疲れてもそれで気持ち良くしてあげるよ。その玩具を付けて建物中をお散歩するってのも愉しそうだね」
「わぅんっ! はぅ、あぉぉぉんっ……!」

次々と聞かされる甘い計画の一つ一つに淫欲を刺激され、幸せ色の鳴き声を上げた男はまだ何もされていないというのに達しそうになっている自身の男根を衣服の中でビクビクと跳ねさせながら首輪を引く力に従って両手両足で建物へと進み、淫蕩な合宿の始まりを、一週間続く待ちに待った雄犬生活の始まりを改めて噛み締め淫猥な肉体の発情をより濃く深い物へと引き上げていた。
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