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吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

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床と平行になるよう鎖を使って天井から吊るされた一本の黒い棒。その棒に左右の腕だけでなく高く持ち上げさせられた足をも縛り付けられた少年は抵抗を完全に封じられた上に、恥部を丸出しにした無様極まりない宙吊りの体勢から自力では抜け出せなくされてしまっている。
不安定な裸体をよじらせ、無防備にさらけ出された幼い男根と尻穴を情けなく揺らめかせながら、少年は手足の自由を奪う拘束を外そうと試みた。しかし、少年の腕を棒に緩み無く括り、腕の上から足を棒に縛り付けている幾本もの黒革のベルトは少年がどんなに力を込めても緩みすらしない。
文字通り手も足も出せない厳重な拘束。そんな拘束を施された少年はもはや、好き勝手に弄ばれ、心と身体を容赦無く辱められるしかない。
少年は自分を捕らえて拘束を与えた男達が残忍な笑みを浮かべながら無慈悲な責め苦を加えてきても抗えず、されるがままによがり鳴かされ、ニヤニヤと笑う男達に観察されながら惨めな絶頂を繰り返すしかなかった。

「あぅ、あっ、あぁぁ! んぉ、ほぉっ! や、いやぁぁ……また、でりゅ……しぇーえき、出る、出るぅぅぅぅっ……!」

見開いた瞳から涙を頬に伝わせ、引き結ぶことも叶わなくなった口から蕩けた声と唾液を零しながら、少年は何度目かも分からない絶頂へと追い立てられ、幼い男根から白がわずかに混じったほぼ透明の淫液をとろりと分泌した。
男達の手で執拗に絶頂を要求された少年は、すでに限界を超えている。吐き出す精液は底を尽きかけており、汗に濡れそぼった裸体は手足を縛り付けられた棒を吊るす鎖をガチャガチャと鳴らしながら、生き物とは思えないくらいに痙攣し続けている。
このまま続けたら、少年は快楽に壊れる。それは誰の目にも明らかだ。だが、残酷な男達はそれを分かっていながら嬲る手を休めない。いや、分かっているからこそ男達は少年を崩壊へと向かわせるために少年の赤く充血して尖りきった乳首を指でつまんで捻り、萎える余裕も無いまま射精し続けている男根を手で包んで上下に扱き、長時間の凌辱で弛緩している尻穴を奥深くまで指で埋め尽くしてごりごりと抉るようにほじくり回している。

「ほひぃぃぃっ!? りゃめ! りゃめぇぇぇっ!! イぐ! イぐイぎゅぅぅぅっ!! まらイぐ! きもひよしゅぎへ……らめぇぇぇぇーっ!!」

終わらない絶頂地獄に甘く歪んだ悲鳴を上げ、吊るされた裸体を悶えさせる哀れな少年は、拘束された直後に見せていた反抗的な態度はおろか、自分を嬲っている男達が憎い敵であることも、自身がヒーローという正義の存在であることも思い出せない。

「あぁぁ! イっだ! もぉイっだのぉぉっ!! ゆりゅじで、だじゅげで! イぎだぐにゃい! もういや、いやぁ! やめでぇぇっ! きもぢいいのゆりゅひへぇぇぇぇーっ!!」

宙に吊られた裸体をはしたなくくねらせながら敵の男達に向かってなりふり構わずに哀願を行うヒーローであった少年の痴態を堪能する男達は、残忍に口角を吊り上げると少年の乳首と男根と尻穴を更に激しくいたぶり始め、わずかに残っている少年の理性を徹底的に叩き壊すために、より苛烈な快楽を注ぎ込んでいく。

「んぎぃぃぃっ!? ひ、ひゃぁぁっ! あぉ、おぉぉっ! ふひっ、はひゅぅぅ! あー! あっ、あぁぁーっ!!」

強まった快楽に哀願を放つことさえ叶わなくなった少年ヒーローの甘く痛々しい絶叫は救いの望めぬ部屋に哀しく響き渡り、少年ヒーローを嬲り倒す男達の興奮と加虐心を加速させ、笑みの黒さを濃く深くさせていくのだった。
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