BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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男への尋問は台に縛り付けた上で行われる

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半月状をした白い台が、太陽光の届かない地下室の中央に置かれている。特殊な形状をしたその台は、仰向けに寝かせた人間の身体を背中側に緩く丸めた状態で拘束する為だけに作られた拘束台で。地下室は内部でどんなに騒いでも外に声が漏れないよう設計され、拘束台を始めとした人間を責め立てる為に作られた大小さまざまな器具が用意されている監禁と尋問を行う部屋だ。
そんな異常な部屋に、二人の男がいる。片方はシャツにジーンズという動きやすい服装に身を包み、口元を黒く歪めている男。そしてもう片方は、口元を歪めている男の手で捕らえられ、衣服と道具を奪われた裸体を拘束台に繋がれた上で容赦無くいたぶられている男。犯罪を行う組織の男と、その組織の調査中に正体を見抜かれて捕らわれ助けの望めない敵の本拠地で尋問を加えられている捜査員の男だ。

悪人に捕まり、情報を引き出す目的で加えられる責め苦から逃げ出したいと捜査員が強く思っても、捜査員の裸体は台に厳重に繋がれてしまっている。
腰を黒い革製のベルトで台に括られ、黒い首輪を太い鎖と南京錠で台に括られ、台の横からはみ出している手足は左右の手首と足首を台の中央付近を支える二本の柱に腰の物と同じ頑丈な黒革ベルトで遊び無く縛り付けられている。ここまで過剰に裸体を拘束された状況で、逃げ出す事など出来る訳が無い。当然、満足な抵抗も出来る訳が無い。
故に、捜査員は悪人の男が笑いながら無慈悲な責め具達を裸体に固定してきてもそれを拒めず、その責め具達のスイッチを入れて激しい快楽責めを施してきても悪人の思い通り無様によがり狂うしか無く、悲鳴のような喘ぎを発する口を男根を模した張型で塞がれ好き勝手に掻き回されても、捜査員はくぐもった唸りを漏らしながら自由を取り上げられてしまった裸体を台の上でビクビクと痙攣させるしか無かった。

「んっ、んぶっ、ぐっ、ぐぶぅぅぅ!!」

台の拘束ですでに仰け反っている裸体を更に仰け反らせながら、捜査員はもう何度目かも分からない絶頂で言葉にならない悲鳴を上げた。しかし、責めはとまらない。悪人の右手に握られた張型は亀頭にあたる部分で乱暴に舌や頬肉を抉り、洗濯ばさみに似た形状の器具は左右の乳首を挟んで震え続け、男根全体にまんべんなく貼られた白く小さいパッドは吐き出す精液も尽きた男根を振動させて再度の絶頂を要求し、尻穴に挿入されたバイブは悪人の指で丹念に解された捜査員の腸内をぐちょぐちょと淫猥な水音を立てて掻き回し、捜査員に終わり無い絶頂地獄を味わわせている。

休み無く注ぎ込まれる快楽で息が苦しいのに、口を塞がれているせいで呼吸すら上手く出来ない。ありとあらゆる刺激にいたぶられ、捜査員の意識は朦朧としている。
だが、どんなに意識が朦朧としていても、生物とは思えないくらいの痙攣を捜査員がしていても、悪人の男は慈悲を欠片も与えない。
むしろ捜査員が苦しめば苦しむ程悪人の笑みは黒さと愉快さを増していき、悪人は気まぐれに右手を引いて張型を引き出すと、せき込みながら甘く鳴く捜査員に問いを向ける。
内容の外側に、屈服か更なる苦悶か好きな方を選ぶと良い、という残酷な選択肢が存在している問いを、だ。

「どうだい? そろそろそっちがどれだけ俺達の事を掴んでいるかを教えてくれる気になったかい?」
「えほっ……! あ、ふ、んぁぁっ……!」

尋問に屈し、全てを白状すれば少しだけ楽になれるかも知れない。が、白状しても楽にはならず、口封じとして壊れるまで嬲られるかも知れない。
けれど、心も身体も限界だ。これ以上絶頂をさせられたら、頭がおかしくなってしまう。だけど、悪に負けて捜査員の誇りを捨てたくはない。

許しを求める思いと、屈したくない思いが追い詰められた思考で混ざり合う。壊される恐怖と、自分と仲間を裏切る恐怖を秤にかけて迷い、捜査員は考え込む。
そうして考え込む捜査員に悪人は支配感を募らせ、時間切れとばかりに荒い呼吸を行っていた捜査員の口に再び張型を侵入させた。

「んぐっ!? むぶぅぅぅぅーっ……!!」
「まだすんなりとは言えないみたいだねぇ。もっともっと苛めてあげないと駄目みたいだね」
「んっ!? うーぅっ、ふぐぅぅぅぅ!!」

右手で口に突き入れた張型を時計回りに回しながら、悪人の左手が拘束台の近くに置かれた機械に伸びる。その機械は、乳首と男根と尻穴を嬲る器具に電力と指示を送っている機械で、悪人の左手はそれらの器具の責めの強さを調節するダイヤルへと迫っている。

「さ、もっともっと酷くしてあげようね。十分気を付けるつもりだけど、壊しちゃったら責任持って飼ってあげるから安心してね、捜査員さん」
「うーぅっ! んぅ、ふぐ! うむぐぅぅぅぅっ!!」

鬼畜な言葉を放つ悪人の左手が捜査員の懇願を無視してダイヤルを回した瞬間、地下室には悲痛さを段違いに増した捜査員の悲鳴が響き渡り、悪人の笑みはより残忍な物へと変化していた。
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