BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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ヒーローは操られ拒否も出来ずに躾けられる

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「わん、わんっ! わぉぉんっ!」

楽しげな犬の鳴き声が部屋に響いている。他でもない俺の口から、俺の意思とは関係無く勝手に溢れ出ている。
俺はもう何日も人間の言葉を発していない。街の人を流れ弾から庇って気を失い、敵の組織へと攫われた日からずっと犬の鳴き声を強制されている。ヒーロースーツの代わりに敵から与えられた黒い首輪が持つ、肉体を操作して命令に服従させる効果のせいだ。
さらけ出された裸体を敵の目から守りたくても、俺の身体は自由に動かせず守るどころか足を大きく開いて逆に恥ずかしい場所を丸出しにし、手で乳首や男根を刺激して淫らな変化を敵に提供してしまう。
単純に重みで屈辱を味わわせ、肉体操作で俺に恥辱と惨めさを味わわせる忌々しい首輪を外したいと考えても、指一本すら思い通りにならない以上それは不可能で。俺は拒否の言葉さえ吐けぬまま、無様なヒーローの姿で敵達の目と耳を愉しませるしか無い。

自分を取り囲んだ敵達に観察されながら、両手を顔の横に添え足を開いてしゃがませるいわゆる犬の芸のチンチンに近い体勢で自ら裸体を上下させ、床に固定された極太の張型を尻穴でくわえ込んで出し入れするという淫ら極まりない行動を取らされても、全ての抵抗を取り上げられた俺は本心とは真逆のだらしない笑みを浮かべて喘ぎを漏らし、硬く変化した乳首と男根をぷるぷると揺らしつつ望まぬ絶頂を迎えるしか無いのだ。

「きゃぅぅんっ! あぉ、はぉ! わんっ、わぅぅぅーんっ!!」

射精を堪える事も許されない俺は、迫りくる絶頂を拒めずに何度も何度もイかされている。捕らわれた当初は、首輪の力で肉体の感度を高められていても尻穴だけでの絶頂なんて出来なかったのに、加えられた調教によって淫らに作り変えられた俺は尻穴だけでの絶頂を当然のように迎え、嫌悪感を塗り潰すような甘い悦びを抱いてしまっている。しかも今は、首輪で肉体の感度を高められてはいないのにだ。
少しずつ少しずつ、でも確実に俺の身体が陥落に向かっている。その事に恐怖をしているのに打つ手は無く、俺の身体は敵達が求める通りに乱れてしまう。
尻穴を自らの動きで掻き回し、無防備にさらけ出した男根から精液を噴き出させ、目の前に自分を苦しめている敵の男根を突き出されても俺は大口を開けてそれにむしゃぶりつき、一生懸命に舌を動かして敵の男根に奉仕をしてしまう。

「んぶっ、んっ、んふっ、ぢゅぶっ!」
「おーおー、すごい食いつきだな。ヒーロー犬はやっぱりチ〇コが大好物ってな」
「口だけじゃ物足りないだろ? 鼻も、乳首も、腕も足も、俺達のチ〇コを擦り付けられたら嬉しくなるド淫乱だもんな?」
「んもっ、ぶっ、んみゅぅぅぅっ!」

助けて。誰か。このままじゃ本当にド淫乱に堕とされちまう。操られていなくても敵の男根に奉仕するように、躾けられちまう。
救いを求めても、無駄で。俺は鼻先に突き付けられた男根の淫臭を嗅がされ、乳首や腕を男根で撫でられながら舌を激しく動かして男根を舐め回し、否定しようの無い隷属に対する悦びを感じながら今日もまた、自身がヒーローだという事を忘れて肉欲に溺れさせられていくのだった。
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