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非道な淫獄は目覚めた男達を瓦解へと突き落とす
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身体中に不快な圧迫が纏わり付いている。これまで味わったことの無い異常な感覚を浴びながら目を覚ました男は、即座に己が置かれている状況を嫌でも理解させられた。
それは、敵に捕らわれ無様な姿で身動きを制限されている状況。仲間であるもう一人の男と共に捕獲され、同じ姿を強いられているという惨め極まりない状況だ。
「あぉっ! はぉ、まおぉっ!」
左右の目と、筒状をした透明な器具を噛まされている口以外の部分は全てラバーで作られた黒い衣服の内側に閉じ込められている。両腕を胴体の真横に沿わせ左右の足を隙間無く揃えた体勢に保たされた裸体は、衣服と一体化している筒のせいで正常な発声すらも禁じられてしまっている。
その事実を意識の覚醒と共に把握した男は、眼前で同じ縛めを加えられている仲間に対して目を覚ませという意思を乗せた唸りを鋭く放つ。鼻をラバーに塞がれているが故に唯一の呼吸孔とされた閉じられない口から発した叫びを仲間の口に送りつつ、脱出に向けての協力を行う為にまだ眠りの中にいる仲間に男が覚醒を促す。
しかしそれは、地獄の開始を引き寄せるだけの行為でしか無い。無論その事実を知る由も無い男は、危機からの逃走をいち早く手に入れる為の最善手として仲間に起きろの思いを込めた声を流し込んでいる。
そうして逆効果でしか無い叫びが始まってから約数十秒。惰眠の継続を阻害された仲間が閉じていたまぶたを開き視覚で事態を察して意識を明瞭にさせた瞬間、二人を包む醜悪な衣装に仕込まれた装置は自身に搭載された無慈悲な加虐の機構を何の躊躇いも無く作動させ始めた。
男達の覚醒を引き金として起動した淫蕩な責め具達は、左右の乳首周辺にあてがわれ男根を包囲する位置に用意された自身に不規則な緩急を交えた小刻みな振動を行わせ、逃げ場の無い二人に望まぬ淫獄を叩き込み始めてしまったのだ。
「あぉぉぉぉーっ!? もっ、ほぉぉぉーっ!?」
「ほっ、もほおぉ!? あー! おぁぁぁぁぁーっ!!」
突然に訪れた乳首と男根を嬲る刺激に、仲間へと呼びかけていた男が困惑と驚愕の悲鳴を上げる。仲間からの呼びかけを耳にして意識を取り戻した男が、起き抜けに襲い掛かった快楽に目を剥きつつ逃れようと身をよじらせ出す。
だが、仲良く向かい合わせで床に転がされた肉体をどんなにもがかせても自由は取り戻せない。ラバー同士が擦れる耳障りな音を奏でながら必死に暴れても、男達はお互いの乳首と意に染まぬ勃起へと至らされつつある男根を押し付け合い余計な悦楽を得るだけの動きしか生み出せない。
口を繋がれ離れられなくされた無様な男達はもう、自分と仲間のみを部屋に残して去った憎き敵の思惑に沿った悶絶へと導かれるしか無い。二つの口を接続する筒を通して嬌声を届け合い、その筒に設けられた小さな穴から供給される足りない空気を乱れた呼吸の度に奪い合う間抜けな男達はもはや、自分達を壊す為に用意された非道な機構が作り上げる拷問に心と身体を掻き乱されながらの瓦解へと、為す術無く突き落とされるしか無い存在なのだ。
「はっ、おぉ! あぉ、まおぉぉっ!!」
「う、ひゅ、ほ、ぼおぉ……っ!!」
早くも迫り来る一回目の絶頂に戦慄しながら、その戦慄を感じることもままならなくなりつつある思考を息苦しさで朦朧とさせながら、男達は他の仲間への助けてではなく自分達をこの地獄に放置した敵達への恥を捨てた懇願を胸の内に募らせつつ、男根を震わせる装置が配置されたラバー製の拘束服の内側に向かって精液を仲良く、同時に迸らせていくのだった。
それは、敵に捕らわれ無様な姿で身動きを制限されている状況。仲間であるもう一人の男と共に捕獲され、同じ姿を強いられているという惨め極まりない状況だ。
「あぉっ! はぉ、まおぉっ!」
左右の目と、筒状をした透明な器具を噛まされている口以外の部分は全てラバーで作られた黒い衣服の内側に閉じ込められている。両腕を胴体の真横に沿わせ左右の足を隙間無く揃えた体勢に保たされた裸体は、衣服と一体化している筒のせいで正常な発声すらも禁じられてしまっている。
その事実を意識の覚醒と共に把握した男は、眼前で同じ縛めを加えられている仲間に対して目を覚ませという意思を乗せた唸りを鋭く放つ。鼻をラバーに塞がれているが故に唯一の呼吸孔とされた閉じられない口から発した叫びを仲間の口に送りつつ、脱出に向けての協力を行う為にまだ眠りの中にいる仲間に男が覚醒を促す。
しかしそれは、地獄の開始を引き寄せるだけの行為でしか無い。無論その事実を知る由も無い男は、危機からの逃走をいち早く手に入れる為の最善手として仲間に起きろの思いを込めた声を流し込んでいる。
そうして逆効果でしか無い叫びが始まってから約数十秒。惰眠の継続を阻害された仲間が閉じていたまぶたを開き視覚で事態を察して意識を明瞭にさせた瞬間、二人を包む醜悪な衣装に仕込まれた装置は自身に搭載された無慈悲な加虐の機構を何の躊躇いも無く作動させ始めた。
男達の覚醒を引き金として起動した淫蕩な責め具達は、左右の乳首周辺にあてがわれ男根を包囲する位置に用意された自身に不規則な緩急を交えた小刻みな振動を行わせ、逃げ場の無い二人に望まぬ淫獄を叩き込み始めてしまったのだ。
「あぉぉぉぉーっ!? もっ、ほぉぉぉーっ!?」
「ほっ、もほおぉ!? あー! おぁぁぁぁぁーっ!!」
突然に訪れた乳首と男根を嬲る刺激に、仲間へと呼びかけていた男が困惑と驚愕の悲鳴を上げる。仲間からの呼びかけを耳にして意識を取り戻した男が、起き抜けに襲い掛かった快楽に目を剥きつつ逃れようと身をよじらせ出す。
だが、仲良く向かい合わせで床に転がされた肉体をどんなにもがかせても自由は取り戻せない。ラバー同士が擦れる耳障りな音を奏でながら必死に暴れても、男達はお互いの乳首と意に染まぬ勃起へと至らされつつある男根を押し付け合い余計な悦楽を得るだけの動きしか生み出せない。
口を繋がれ離れられなくされた無様な男達はもう、自分と仲間のみを部屋に残して去った憎き敵の思惑に沿った悶絶へと導かれるしか無い。二つの口を接続する筒を通して嬌声を届け合い、その筒に設けられた小さな穴から供給される足りない空気を乱れた呼吸の度に奪い合う間抜けな男達はもはや、自分達を壊す為に用意された非道な機構が作り上げる拷問に心と身体を掻き乱されながらの瓦解へと、為す術無く突き落とされるしか無い存在なのだ。
「はっ、おぉ! あぉ、まおぉぉっ!!」
「う、ひゅ、ほ、ぼおぉ……っ!!」
早くも迫り来る一回目の絶頂に戦慄しながら、その戦慄を感じることもままならなくなりつつある思考を息苦しさで朦朧とさせながら、男達は他の仲間への助けてではなく自分達をこの地獄に放置した敵達への恥を捨てた懇願を胸の内に募らせつつ、男根を震わせる装置が配置されたラバー製の拘束服の内側に向かって精液を仲良く、同時に迸らせていくのだった。
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