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機械達は忍び込んだ青年を実験体に堕とす
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誰もが寝静まった真夜中に、一人の青年が屋敷の中で行動していた。こそこそと、かつ素早く。屋敷内の人間を起こさないまま、スパイの任務を果たす為に動いていた。
敵国の高名な科学者が秘密裏に実験を行っている。その情報を耳にした青年の上司にあたる男はすぐさま青年に科学者の屋敷への潜入を命じ、実験の内容を調べて報告するようにと指示を出した。生活技術の発展を目的とした実験ならば、敵国に遅れを取りたくはない。武器の性能上昇に関する実験ならば、なおさら遅れを取る訳にはいかない。
祖国の為、そして自身への報酬の為に一人で敵国に潜り込み、科学者が実験の為に使用している地下室の鍵を人目を盗んでの複製という形で手に入れた青年スパイ。彼はとうとう地下室に忍び込む瞬間を迎え、最大限の警戒をしながら鍵穴に複製した鍵を差し込んでいく。
屋敷の構造的に、ここの扉以外出口が無い事は分かり切っている。扉が金属製で、その上分厚い物である為内部の音は全く聞こえず、自分のスパイとしての行動に目ざとく気付いた敵国の者達が中で待ち伏せている可能性もある。
あらゆる不測の事態を想定し、心と身体に逃げる準備をさせ、青年スパイは後ろに飛び退きながら分厚い扉を思い切り押し開いた。
ギギギ、と軋む音を立てて開いた鈍色の扉の向こうからスパイの視界に入ってきた光景と、耳に飛び込んできた音は、欠片も予想していなかった物だった。
「ひはっ、ふあぁぁぁぁーっ! たひゅ、げでぇぇぇ!! ひぬ、ひんじゃう! うひひっ……イぎだく、な、あぁぁぁっ!」
「も、ゆりゅじで、くだひゃ……ひゃははぁっ! あぁ、まりゃイぐ! 機械に、イがさ、れ……あふ、ひゃ、ひぁーっ!」
スパイが開いた実験室の中では、何十人もの男が裸体を機械に捕らわれ、身動きを封じられた姿で全身を容赦無く刺激されていたのだ。
肘から先と太ももから先を機械の内部に飲み込まれた男達は、移動はもちろん無防備にさらけ出された恥ずかしい場所を守る事も出来ない。細いアームの先に取り付けられた細い筆の毛先で乳首を撫でられ、勃起させられている男根の睾丸と竿と過敏な亀頭を撫でられ、窄まった尻穴を撫でられ、更にくすぐったさに弱い脇の下や内股といった場所を抵抗も叶わずに責め立てられている男達は引きつった笑顔を浮かべてよがり鳴き、身動きを大きく制限された裸体をめちゃくちゃによじらせている。
そんな異様な光景に青年スパイは呆けている。当然だろう。それが正常な反応だ。しかし、その正常な反応は今の青年にとっては致命的な判断ミスだった。何故なら、扉が開かれた状況を感知した機械は侵入者である青年スパイの存在を確認すると、アームを素早く伸ばして青年の左手首をがっちりと掴んでしまったからだ。
「っ!? しまっ……!」
自身の左手首にがちゃんと音を立てて取り付いてきたアームに驚き、青年スパイは慌ててそれを外そうとする。が、外そうとした右手首にもアームが取り付き、左右の手首のアームで動きがもたついている間に今度は足首にもアームが襲い掛かり、青年スパイはあっという間に手足の自由を奪われ、地下室へと引きずり込まれ、両手両足を真横に伸ばした宙吊りの体勢へと追いやられてしまった。
「く、くそっ! やめろ、離せぇっ!」
叫びながら、青年スパイはじたばたともがく。もがくが、アームは外れず、別のアームが衣服を引き裂いていく動きもとめられない。暴れたが、結局青年スパイは裸体にさせられ、抵抗も完全に封じられた。もはや、青年スパイは捕らわれていた男達と同じように何をされても拒めず、逃れる事も出来ない。
そんな青年スパイに、筆が近付いていく。乳首を狙い、男根を狙い、尻穴を狙い、皮膚の薄い場所をくすぐろうとする筆がじわじわと迫っていく。
「ひっ!? い、嫌だ、やめろ、来るなぁっ!! 助けて、誰か、誰かぁぁっ!!」
自身の歪んだ欲望を満たす為の実験に使う実験体が一つ増えている事に屋敷の主である科学者が気付くのは、それから数時間後の事だった。
敵国の高名な科学者が秘密裏に実験を行っている。その情報を耳にした青年の上司にあたる男はすぐさま青年に科学者の屋敷への潜入を命じ、実験の内容を調べて報告するようにと指示を出した。生活技術の発展を目的とした実験ならば、敵国に遅れを取りたくはない。武器の性能上昇に関する実験ならば、なおさら遅れを取る訳にはいかない。
祖国の為、そして自身への報酬の為に一人で敵国に潜り込み、科学者が実験の為に使用している地下室の鍵を人目を盗んでの複製という形で手に入れた青年スパイ。彼はとうとう地下室に忍び込む瞬間を迎え、最大限の警戒をしながら鍵穴に複製した鍵を差し込んでいく。
屋敷の構造的に、ここの扉以外出口が無い事は分かり切っている。扉が金属製で、その上分厚い物である為内部の音は全く聞こえず、自分のスパイとしての行動に目ざとく気付いた敵国の者達が中で待ち伏せている可能性もある。
あらゆる不測の事態を想定し、心と身体に逃げる準備をさせ、青年スパイは後ろに飛び退きながら分厚い扉を思い切り押し開いた。
ギギギ、と軋む音を立てて開いた鈍色の扉の向こうからスパイの視界に入ってきた光景と、耳に飛び込んできた音は、欠片も予想していなかった物だった。
「ひはっ、ふあぁぁぁぁーっ! たひゅ、げでぇぇぇ!! ひぬ、ひんじゃう! うひひっ……イぎだく、な、あぁぁぁっ!」
「も、ゆりゅじで、くだひゃ……ひゃははぁっ! あぁ、まりゃイぐ! 機械に、イがさ、れ……あふ、ひゃ、ひぁーっ!」
スパイが開いた実験室の中では、何十人もの男が裸体を機械に捕らわれ、身動きを封じられた姿で全身を容赦無く刺激されていたのだ。
肘から先と太ももから先を機械の内部に飲み込まれた男達は、移動はもちろん無防備にさらけ出された恥ずかしい場所を守る事も出来ない。細いアームの先に取り付けられた細い筆の毛先で乳首を撫でられ、勃起させられている男根の睾丸と竿と過敏な亀頭を撫でられ、窄まった尻穴を撫でられ、更にくすぐったさに弱い脇の下や内股といった場所を抵抗も叶わずに責め立てられている男達は引きつった笑顔を浮かべてよがり鳴き、身動きを大きく制限された裸体をめちゃくちゃによじらせている。
そんな異様な光景に青年スパイは呆けている。当然だろう。それが正常な反応だ。しかし、その正常な反応は今の青年にとっては致命的な判断ミスだった。何故なら、扉が開かれた状況を感知した機械は侵入者である青年スパイの存在を確認すると、アームを素早く伸ばして青年の左手首をがっちりと掴んでしまったからだ。
「っ!? しまっ……!」
自身の左手首にがちゃんと音を立てて取り付いてきたアームに驚き、青年スパイは慌ててそれを外そうとする。が、外そうとした右手首にもアームが取り付き、左右の手首のアームで動きがもたついている間に今度は足首にもアームが襲い掛かり、青年スパイはあっという間に手足の自由を奪われ、地下室へと引きずり込まれ、両手両足を真横に伸ばした宙吊りの体勢へと追いやられてしまった。
「く、くそっ! やめろ、離せぇっ!」
叫びながら、青年スパイはじたばたともがく。もがくが、アームは外れず、別のアームが衣服を引き裂いていく動きもとめられない。暴れたが、結局青年スパイは裸体にさせられ、抵抗も完全に封じられた。もはや、青年スパイは捕らわれていた男達と同じように何をされても拒めず、逃れる事も出来ない。
そんな青年スパイに、筆が近付いていく。乳首を狙い、男根を狙い、尻穴を狙い、皮膚の薄い場所をくすぐろうとする筆がじわじわと迫っていく。
「ひっ!? い、嫌だ、やめろ、来るなぁっ!! 助けて、誰か、誰かぁぁっ!!」
自身の歪んだ欲望を満たす為の実験に使う実験体が一つ増えている事に屋敷の主である科学者が気付くのは、それから数時間後の事だった。
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