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犬は生徒達の前で幸せに本性をさらけ出す
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左右の手首に嵌められた黒革製の枷と天井に打ち付けられた金具を遊び無く結ぶ鎖の感触を感じながら、男が雄々しく鍛えられた裸体を心地良さげに震わせている。実際の年齢を感じさせぬ程に若々しさを保った屈強な裸体を、足首に嵌められた枷と床の金具を南京錠で短く繋がれ閉じることを禁じられた足で支えながら、犬獣人の男が視界を塞ぐ黒革の下で左右の目を恍惚に蕩けさせつつ口に噛まされた棒状の黒い枷の隙間から興奮に染まった荒い吐息と唾液をだらしなく垂れ流し続けている。
早く、この抗えない身体を弄んで欲しい。滾りに滾った正常ではない欲望を己の内で更に膨らませながら、犬の男が無意識に腰を前後に振り硬く張り詰めた男根に滑稽なダンスを行わせる。
手も足も出せず、見ることもしゃべることも禁じられた裸体を、甘く淫らに追い詰め悶え苦しめさせて欲しい。雄の物とは思えないくらいに肥大化した乳房の頂点で真っ赤に充血し尖りきっている乳首を跳ねさせながら、発情しきった淫猥な犬がもうすぐやって来る快楽の宴を待ちきれないと言わんばかりに裸体をくねらせ様々な体液が混ざり合った汁で床を汚していく。
その焦れったくもどかしい生殺しが、どれだけ続いた頃だろう。男が嬉しそうに尾を振り乱しながら淫らな至福への期待を際限無く募らせる時間が気が遠くなるくらいに繰り広げられた頃、犬の男はとうとう部屋の扉が開く待ち侘びた瞬間を迎えた。
火照りに火照った己の体臭に満ちた空間でも一瞬で分かる、懐かしく絶望的な匂い達を伴いつつ、だ。
「それではお客様、ごゆっくりとお愉しみ下さいませ」
何も知らぬ牛獣人の男が、挨拶を終え去って行く。驚愕し絶句している犬に気付かぬまま、部屋を後にしていく。
残されたのは先程までの甘い火照りを大きく失い拘束との格闘を焦りつつ開始した犬と、そんな犬目当てで訪れた客である冒険者の青年達のみ。己が所属する淫蕩な店に隠していた過去の自分を知る者達の来店に恐怖する犬と、分かりやすく狼狽している犬をこれ以上怯えさせないようゆっくりとした足取りで包囲し優しくも意地悪に言葉を浴びせる四人の獣人の青年達のみだ。
「お久しぶりです、先生」
「そんなに怖がらないでくださいよ、○○先生。俺達の目的は、やっと見付けた先生に気持ち良くなってもらうことなんですから」
「う、うぅ……っ?」
教え子達の手が、逃れられぬ犬の裸体を好き勝手に撫で回していく。汗ばんだ薄茶色の体毛の感触を味わい、予想外の再会が生み出した狼狽の中でも興奮が抜け切れていない過敏な弱点達をわざと避けて刺激しつつ、教え子達が困惑する犬に更なる言葉をぶつけていく。
「先生、本当は教師じゃなくて最初っからこのいやらしい仕事がしたかったんですよね?」
「お父様とお母様が教師だから、代々教師の家系だからって、雄なのに雌扱いされたいって本心もずっと隠してきたんですよね?」
「んうぅっ!?」
両親にはもちろん、同僚や友人にすら吐露していなかった事実を暴いた教え子達の問いに犬が一層の驚愕を示す。その事実を知る機会があるとしたら、両親の死去に伴い教職を辞する際に処分したはずである長年の苦悩を綴った日記のみ。その情報に犬が辿り着くよりも先に、愛しく淫らな年上の犬の本性を暴いた四人の青年獣人は犬が知る物よりも大人になった声音で、本当の意味での解放を促し始めた。
「先生、大好きですよ。学園から遥か遠くのこの街まで、命を危険に晒して探し出すくらいには」
「俺達全員、学生の頃から先生が好きです。授業中勃起しちまうくらいに、先生に欲情してましたよ」
「もう、昔の自分なんて忘れちゃってください。俺達が生徒だとかそんなの気にせず、好きなだけよがり狂っちゃってください」
「昔の自分を知ってる俺達の前で全部さらけ出したら、きっとこれまでで一番気持ち良くなれますよ? そうされたいなら何か返事をして下さい、○○さん?」
「む、ふむうぅ……っ!」
勤勉で、温和で、理知的な教師だった過去を自ら汚す苛烈な性交をこの街で数え切れない程に行った。
その全てを超える欲情を全身に駆け巡らせ、真の意味での過去との決別を爛れた感覚で理解させられながら、かつて教え子だった青年達の前で犬は己の意思での陥落を選び、尊厳を幸せに破壊する恥辱を全身で懇願し始めるのだった。
早く、この抗えない身体を弄んで欲しい。滾りに滾った正常ではない欲望を己の内で更に膨らませながら、犬の男が無意識に腰を前後に振り硬く張り詰めた男根に滑稽なダンスを行わせる。
手も足も出せず、見ることもしゃべることも禁じられた裸体を、甘く淫らに追い詰め悶え苦しめさせて欲しい。雄の物とは思えないくらいに肥大化した乳房の頂点で真っ赤に充血し尖りきっている乳首を跳ねさせながら、発情しきった淫猥な犬がもうすぐやって来る快楽の宴を待ちきれないと言わんばかりに裸体をくねらせ様々な体液が混ざり合った汁で床を汚していく。
その焦れったくもどかしい生殺しが、どれだけ続いた頃だろう。男が嬉しそうに尾を振り乱しながら淫らな至福への期待を際限無く募らせる時間が気が遠くなるくらいに繰り広げられた頃、犬の男はとうとう部屋の扉が開く待ち侘びた瞬間を迎えた。
火照りに火照った己の体臭に満ちた空間でも一瞬で分かる、懐かしく絶望的な匂い達を伴いつつ、だ。
「それではお客様、ごゆっくりとお愉しみ下さいませ」
何も知らぬ牛獣人の男が、挨拶を終え去って行く。驚愕し絶句している犬に気付かぬまま、部屋を後にしていく。
残されたのは先程までの甘い火照りを大きく失い拘束との格闘を焦りつつ開始した犬と、そんな犬目当てで訪れた客である冒険者の青年達のみ。己が所属する淫蕩な店に隠していた過去の自分を知る者達の来店に恐怖する犬と、分かりやすく狼狽している犬をこれ以上怯えさせないようゆっくりとした足取りで包囲し優しくも意地悪に言葉を浴びせる四人の獣人の青年達のみだ。
「お久しぶりです、先生」
「そんなに怖がらないでくださいよ、○○先生。俺達の目的は、やっと見付けた先生に気持ち良くなってもらうことなんですから」
「う、うぅ……っ?」
教え子達の手が、逃れられぬ犬の裸体を好き勝手に撫で回していく。汗ばんだ薄茶色の体毛の感触を味わい、予想外の再会が生み出した狼狽の中でも興奮が抜け切れていない過敏な弱点達をわざと避けて刺激しつつ、教え子達が困惑する犬に更なる言葉をぶつけていく。
「先生、本当は教師じゃなくて最初っからこのいやらしい仕事がしたかったんですよね?」
「お父様とお母様が教師だから、代々教師の家系だからって、雄なのに雌扱いされたいって本心もずっと隠してきたんですよね?」
「んうぅっ!?」
両親にはもちろん、同僚や友人にすら吐露していなかった事実を暴いた教え子達の問いに犬が一層の驚愕を示す。その事実を知る機会があるとしたら、両親の死去に伴い教職を辞する際に処分したはずである長年の苦悩を綴った日記のみ。その情報に犬が辿り着くよりも先に、愛しく淫らな年上の犬の本性を暴いた四人の青年獣人は犬が知る物よりも大人になった声音で、本当の意味での解放を促し始めた。
「先生、大好きですよ。学園から遥か遠くのこの街まで、命を危険に晒して探し出すくらいには」
「俺達全員、学生の頃から先生が好きです。授業中勃起しちまうくらいに、先生に欲情してましたよ」
「もう、昔の自分なんて忘れちゃってください。俺達が生徒だとかそんなの気にせず、好きなだけよがり狂っちゃってください」
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「む、ふむうぅ……っ!」
勤勉で、温和で、理知的な教師だった過去を自ら汚す苛烈な性交をこの街で数え切れない程に行った。
その全てを超える欲情を全身に駆け巡らせ、真の意味での過去との決別を爛れた感覚で理解させられながら、かつて教え子だった青年達の前で犬は己の意思での陥落を選び、尊厳を幸せに破壊する恥辱を全身で懇願し始めるのだった。
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