BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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捕らわれた刑事は地下室で嬲られる

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「うぅっ、んぐっ!」

地下室の中で、一人の男が呻いて拘束された身体を動かしていた。
夜道で背後から襲われ、捕らわれた男は今、着ていた服を全て脱がされ全裸の状態だ。だが、男の目からは悔しさは見えても諦めや気落ちは見えず、現に男は地下室から脱出しようと、手を動かしていた。

しかし、男の手は捕らえた男の手によって厳重に拘束されている。背中に回された手首には手錠、そして指を使えないよう拳を握り込んだ形でガムテープを巻き付けられ、更にその上に鍵付きの手袋を嵌めさせられていた。
あまりに過剰な拘束は男がどんなにもがいても外せず、ドアノブを回す事さえ許さない。男は何とかしようと格闘するが、布を詰め込まれ鼻と口を塞ぐ猿轡を施された口から、虚しく息が漏れるのみだった。

「んおぉっ、おぅっ」

それでも挫けまいと、男がまた脱出を試みようとした時。開こうとしていた扉から人が入ってきた。

「刑事さん、気分はどうだい?」

その男は、刑事の男に逆恨みをして地下室に閉じ込めた相手。その背後に見える少しだけ開いた扉に、刑事は注目する。
あそこから外に出れば。

「おっと、出す訳無いでしょ?」
「ふぅっ!」

目の前に立ち塞がる男に、刑事は全力を込めて右の回し蹴りを放つ。
だが、呼吸を制限されて体力を消耗し、しかも腕を使えないまま出された蹴りは刑事が思うより遥かに威力が無く、あっさりと片手でとめられ、足首を掴まれてしまった。

「うっ、うぅっ!」

右足を高く上げた姿勢で下ろせなくなり、刑事は下着を取り上げられた股間を大きく晒す状態にされた。必死で暴れて手を振り払おうとするが、左足だけでは踏ん張りが利かず男は涼しい顔をしていた。

「立場が分かってないみたいだねぇ、教えてあげるよ」

言いながら、男は持って来た箱へと手を突っ込み、道具を取り出した。捕らえた刑事を嬲る為に用意した淫具、ピンクのアナルパールを。

「入れるよ」
「んぐ……うぅぅっ!」

すでに潤滑剤がまぶされていたパールは、少し力を込めるだけで刑事の隠せないアナルに侵入した。次々と異物を押し込められ、刑事は異物感と体内を抉られる感覚に不自由な身体を悶えさせた。
何とかして逃げようとしても、左足を男に軽く踏まれただけで動きは封じられる。刑事はなす術も無く、アナルパールを取っ手を残して全部飲み込まされた。

「ふうぅ、んぐ……っ!」
「良い眺めだ。俺を蹴ろうとしたお仕置きを受けるにはもってこいだな」
「うぅっ!」

男は、掴んでいた右足首に枷を嵌めた。刑事を屈辱に塗れさせ、隷属の証を示す鉄球の付いた足枷を。
そして男は、掴んでいた足を解放した。ようやく足を下ろせるようになり、刑事は思わず座ろうとする。

「んうぅぅっ!!」

刑事が楽な姿勢を取る事も、男は許さなかった。座る直前に刑事は剥き出しの尻を手で叩かれ、ビクンと仰け反り再び立ち上がった。
足を伸ばした刑事の姿を確認し、男は残酷に言い放つ。

「ほら、歩けよ。足をとめたら尻を叩くぞ?」
「んぐぅっ!」

パシィンッ。乾いた音が地下室に鳴り響き、刑事の悲痛な鳴き声も響く。
尻を打ち据えられない為に刑事は足を動かし、自分の動きでアナルの淫具を揉み込む。

あまりに惨めで、あまりに情けなくて、男にとってはあまりに加虐心を煽る姿に、理不尽な責め苦は加速していく。

「しっかり足を動かせ!」
「ふうぅっ!」
「とまるなって言っただろうが!」
「んぐぅぅぅっ!!」

手足の枷を鳴らして、悲鳴を上げて涙を零す刑事。
心で必死に助けを求めて性拷問に苦しむ刑事を見て男は舌舐めずりをして口元で笑い、嬉々として容赦無く刑事の尻を叩き続けていた。
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