BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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首輪を嵌められ少年は隷属させられる

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「んぅ、ふぅぅ」

四つん這いの少年が、棒状の口枷を噛まされた口から呻きを漏らした。苦しげに呻く少年は衣服を剥ぎ取られた裸体で、その肌は火照ってほんのり赤く染まっていた。

「んっ、くぅ」

鼻から甘い声を漏らしている少年の表情は、苦悶と悦楽が混ざった物だ。少年に悦楽をもたらしているのは、身体に取り付けられた幾つもの器具。
四つん這いの姿勢で床に向かって尖っている乳首には、細かい振動で敏感な突起を苛め抜くクリップが取り付けられている。クリップに挟み込まれた乳首は、真っ赤に腫れ上がってふくらみ、挟まれた当初よりも強くクリップが食い込んでいた。

その淫猥に変化した乳首の後方。少年の尻の谷間に、一本の柱が押し付けられていた。

「うぅ、んふぅ!」

少年が悲鳴を上げて、身体を柱に更に押し付ける。完全に飲み込まれて見えなくなっている部分、柱から伸びた男根を模したバイブに貫かれた少年は、裸体をくねらせて快感に喘ぐ。
バイブを抜きたくとも、手は枷で床に繋がれ、首輪から伸びたリードを柱の高い位置に繋がれた状態では前に出る事も出来ない。少年はただ性刺激に喘ぎ、拘束された身体をもがかせ、自分を嬲っている男の思い通りに精液を搾取されるしか無い。

「んぉっ、ふっ、うぅーっ!」

バイブをくわえているせいで上手に動かせない尻を前後に振り、少年はペニスから射精を迎えた。ペニスから吐き出された精液は床にぶつかる前にペニスに覆い被さるビニール管の中に叩き付けられ、チューブによって容器に集められていた。
チューブの吸入でペニスを吸い上げられ、精液を絞り出される少年。嫌なのに気持ち良くて。強制的に射精を促され続けて苦しいのに、その苦しさすら今では快楽に変わっていて。少年は身体のビクつきを抑える事が出来ず、四つん這いのまま憐れに痙攣した。

「んぐぅぅっ! ふうぅぅ……っ!」

快感による物なのか、辛さからなのか。それさえも分からずに少年は涙を零して口枷を噛み締める。
体液で全身を汚し、容赦の無い快感に打ち震える少年。その少年がいる地下室に、男が現れた。

「どうだい? 気持ち良い?」
「んふぅぅぅ……!」

背中を指の腹で撫ぜられ、少年の身体がぶるぶると反応した。同時にペニスの先から精液が滴り落ち、ビニール管の中に溜まる。
その様子を見た男は嬉しそうに笑い、首輪のリードを引いた。

「んうぅ……!」

バイブが深く入り込み、少年が目を剥いて悶える。快楽に苦しむ少年を目と耳で愉しみ、荒い息を吐いている少年の耳に粘っこく囁いた。

「もっともっと感じて、いやらしく射精しなさい。理性なんて失くして、淫らに喘げばもっと気持ち良くなれるよ」
「むふぅ……っ!」

耳の中を舌でねぶられ、水音が大きく響く。耳までも犯され、少年は背筋をゾクゾクと震わせた。

四つん這いの姿勢を強いられ、淫獄に浸されている少年は首輪を嵌められて全てを支配され、嬲られているはずなのに、男に隷属させられる悦びに目覚め始めていた。
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