BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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殺し屋少年は口奉仕で蕩ける

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「おぐっ、んうぅ!」

部屋に、少年のくぐもった声が響く。少年の表情は苦しそうに歪み、瞳には涙が滲んでいた。
その涙の理由は、屈辱、快感、そして口を自分を捕らえた男のペニスで塞がれている息苦しさ。

少年の口にはリング状の口枷が嵌められており、閉じる事を封じられていた。その閉じられない口に、ペニスを押し込まれ、舌で舐めされられている少年。服は剥ぎ取られて腕は背中で鍵付きの革ベルトを何本も巻かれて拘束されており、足も同じ革ベルトで折り曲げた形で動きを制限されている。
腕で身体を支えられず、胸を床に着けてペニスに奉仕をしている少年に、床に座って少年を嬲っている男が話しかけた。

「情けないね。私を殺す為に雇われたんだから、今は絶好のチャンスじゃないのかい?」
「んぐぅっ!」

過剰な拘束で抵抗すらままならないのを知りながら意地悪く言われ、少年は男を見上げて睨んだ。
しかし、頬を赤く染め口をペニスで満たされた姿で睨んでも何の威力も無い。むしろ、男に少年を嬲る材料を与えるのみだった。

「反抗的な目だ。まだまだそんな顔が出来るとはね……実に壊しがいがある」
「んうぅぅっ!!」

残酷な笑みを浮かべて、男は床に置いたスイッチを操作した。すると、床に這いつくばっている少年の背後にある器具が更に激しく動き、男根を模した張型で少年の隠せないアナルを掻き回した。
張型は少年の奥深くに埋まり、そして抜けていく。その動きが高速で繰り返され、少年は不自由な身体を快感で悩ましげにくねらせた。

「ほら、舌が休んでるよ! 奥までくわえて、しゃぶりなさい……でないと、もっとお尻のを激しくしちゃうよ?」
「んっ、んうぅ!」

頭を押さえ付けられ、喉元までペニスが入ってくる。吐き出しそうになるが、手の力は拘束された身体では跳ねのけられない。アナルを乱暴に出し入れする張型に押されて身体は前にと進み、後ろに下がってペニスから逃げるのも許されない。
少年はプライドをかなぐり捨てて、更なる責めを避ける為にペニスに奉仕をするしかない。

「んむっ、むっ、ふぐぅ!」
「あぁ、上手だよ。ペニスに必死にむしゃぶりついて、とても淫乱で可愛いよ」

上と下の口をみちみちに埋め尽くされ、呼吸さえも上手くいかない。
全身から汗が噴き出て心も身体もぐちゃぐちゃなのに、屈辱よりも苦痛よりもはるかに上の快感が少年を満たし、拘束された肢体をビクビクと痙攣させていた。

こんなの自分じゃない。そう思いたいのに気持ち良いのは紛れも無い事実で、男を睨み付けようとしてもすぐにまなじりが下がって心地良さに表情が蕩けてしまう。

「殺し屋なんてやめてしまいなさい。私に飼われて、快楽に溺れる方が愉しいよ?」
「うぅぅ……っ!」

受けてはいけない提案、だが少しだけ少年は、それもいいかもと思った。
確実に快感に従順になり、性行為の悦びを覚え込まされる少年。

その愛らしい蕩け顔を見て、この少年がかつて殺し屋だったと信じる者は、はたしてどれくらいいるのだろうか。
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