BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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恨みは性拷問に変わる

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「あぁっ! ぅあ!」

男が、薄暗い部屋で悲鳴を上げていた。男に悲鳴を上げさせているのは、部屋の中央にある柱から生えてきたように取り付けられた一本の張型。
その張型は男のアナルに奥深くまで突き刺さり、男が服を剥ぎ取られた肢体をもがかせる度に内部の敏感な肉を擦った。

男はその張型から逃れたくても、出来ない。腕を背中で何本ものベルトを使って伸ばした状態で拘束され、張型が付いているのと同じ柱の高い位置に繋げられているからだ。

「つぅっ、うぐぅ……!」

無理矢理に持ち上げられた腕は常に軋み、男に脂汗をかかせる。アナルを串刺しにする淫具と腕の拘束で、男は柱に尻を押し付けたまま何も出来ない。
強いて出来る事があるとするなら、中を抉られる快感に喘いで、自分を拘束した男の目を愉しませるくらいだ。

「惨めだなぁ、店にいる時とは比べ物になんねぇよ」

言って、男が拘束された男に近付く。
長時間の苦痛に気力を失いながらも、男は相手を笑って言う。

「へっ……ホストとして勝てねぇから、卑怯な事して勝とうってか。惨めだな」

二人は、ホストクラブに勤める先輩と後輩。後から入った相手に抜かされていく屈辱に塗れた先輩が後輩を自宅に招いて捕らえ、今責め苦が与えられている。

「今なら大事にはしねぇから、今すぐ外せ」

睨み付けて、後輩が言った。だが、その発言と目付きは狂気を宿した先輩ホストを、より過熱させてしまった。

「立場が分かってないみたいだな。これでも口に入れてろ」
「えうっ!? が、ぁ……!!」

大きく口を開いた状態で固定させる口枷を噛まされる後輩。必死に拒んだが、ロクに動けない状態では逃げられず、口を封じられてしまった。

「二度と生意気が言えないように、壊してやるよ」

にやにやと薄笑いを浮かべながら、先輩は後輩の乳首を電動機能の付いたクリップで挟む。

「うぅぅぅんっ!! あがっ!」
「今度はこっちだ」

苦しむ後輩には目もくれず、先輩は後輩のペニスの根元に射精封じのリングを嵌めた。鍵付きの、決して後輩が自力では外せないリングを。

「さぁ……俺に逆らえないように、躾してやるよっ!」
「おぉぉんっ!!」

乳首のクリップの電動スイッチが入れられ、そして。

「えぐぅぅっ! うぇ……!」

髪が強く掴まれ、後輩の閉じられない口に先輩のペニスが捻じ込まれた。
そのまま喉奥を突かれ、嘔吐感を覚えるが逃れる術は無い。さらに頭を掴んでいない右手で腰を持って前後に揺さぶられ、アナルの張型が後輩の中を激しく掻き回した。

完全に抵抗を奪われ、全身を凌辱される。だが、これはまだ始まったばかりなのだ。

「おらっ! しっかりしゃぶれ! じゃねぇと……チ〇コ握り潰すぞ?」
「うんぅぅぅぅぅぅっ!!!」

理不尽な恨みの、性拷問。その抜け出せない快楽の渦に後輩は、溺れていった。
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