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弟は兄を拘束して甘く可愛がる
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青年は、油断していた訳じゃない。相手を侮っていた訳でもない。ただ、夏休みを利用して自分の家に泊まりに来た少年が、年の離れた血の繋がっていない弟が、こんな行動に出る程自分に対しての執着を持っている事を想像出来なかっただけだ。
誰が、弟に飲み物にこっそり混ぜた睡眠薬を飲まされ抗えぬ眠りに堕とされると考えるだろう。誰が、眠りに堕ちている間に弟の手で衣服を脱がされた裸体に透明なラップを幾重にも巻かれ、両腕を身体に沿わせ足を後ろに折り曲げた格好で裸体を固定され自由を奪われると思うだろう。
誰が目を覚まして自分の状況に気付き必死にベッドの上でもがく兄を見つめて弟が愉しそうに笑い、少年とは思えないくらいに獣性に満ちた雄の表情で熱い言葉を囁きながら、甘い刺激を注いでくると想像出来るだろう。
「お兄ちゃん、可愛いよ。気持ち良さそうにとろんとしてる目も、僕の指に弄られてラップを押し上げてる乳首も、射精させて欲しそうにビクビクしてるおチ○チンも、全部、全部可愛いよ」
「はぅ、あ、あはぁっ……!」
仰向けに寝かせた兄にまたがった全裸の弟は、幼い顔を恍惚に染めながら、掠れ声で兄の淫らな状態を指摘しつつ快楽を与え続ける。
こんなの駄目。気持ち良くなっちゃ駄目だ。青年は兄の立場を保ちたい一心で自分に言い聞かせるのだが、肉体は言う事を聞いてはくれない。
弟の巧みな指でラップごしに上下に弾かれ、優しく押し潰された乳首は、右も左も硬く尖り切り淫猥な赤色になって自己主張してしまっている。弟がラップを使って固定した楕円形の淫具に弱く振動させられている男根はラップの拘束の中で限界まで勃起し、いつまで経っても迎えられない射精の瞬間を欲してビクンビクンと脈打ってしまっている。
否定の出来ない気持ち良さに責め立てられ、せり上がる射精欲に追い詰められ、ラップの中に溜まる逃げ場の無い熱に思考能力を削り落とされる青年。そんな青年は今、心の底から危機を感じていた。
このままこの責めを続けられたら、堪え切れずに射精をおねだりしてしまう。弟に屈服し、従わされてしまう。
大事な弟に道を踏み外させる訳にはいかない。だから、青年は震える唇で、兄として制止の言葉を発した。
「もう、やめな、さ……っ! 今なら、ゆるひ、んむぅぅ……っ!?」
兄の言葉は、途中で遮られた。弟が裸体をゆっくりと降ろし、兄の腹部の辺りに自らの勃起した男根を擦り付けながら、熱烈な口付けをして唇を塞いだからだ。
「ん、むぅ。は、ふっ……んむぅぅ……っ」
口内に侵入してくる弟の舌を押し返そうとした舌を絡め取られ、柔らかな舌同士の擦れ合いに快楽が走る。同時に弟の口から流し込まれた唾液をコクコクと飲まされ、息苦しさと息苦しさが霞む程の興奮を与えられる。
たった一回。たった一回の深い口付けが終わった頃、すでに蕩けていた青年の身体は完全に骨抜きになってしまった。もはや、上手く力を込める事も不可能。ぐったりと脱力し、制止を口にする事もやめて甘く火照った顔で甘い吐息を漏らしている兄に、弟は強く抱き付きながら耳元に唇を移動させて言った。
「やめないし、許してもらえなくても大丈夫だよ。だって、このお泊まりが終わるまでにお兄ちゃんをたっぷり調教して、心も身体も僕無しではいられないようにしてあげればいいだけだしね」
「っ、あぁ……」
自分の知らない弟の獰猛な本性に背筋を震わせる兄は、本能で逃げられないと察知して諦めを抱いた。
どんなに抗っても、甘い快楽で陥落させられる。堕ちないように意識しても、その意識が維持出来なくなるまでよがり鳴かされる。
兄と弟の関係を壊したくないと考えても、それは弟が注ぐ情熱的な愛撫の数々で崩され、上下が逆転した淫らな主従関係に作り変えられてしまうのだと気付き、諦めを抱いた。
夏の夜のマンションの一室ではその日一晩中ラップが擦れる音と性行為の声が響き、次の日からは朝も昼も夜も無く弟が兄を躾ける音が、次第に甘さを増しながら響いていた。
誰が、弟に飲み物にこっそり混ぜた睡眠薬を飲まされ抗えぬ眠りに堕とされると考えるだろう。誰が、眠りに堕ちている間に弟の手で衣服を脱がされた裸体に透明なラップを幾重にも巻かれ、両腕を身体に沿わせ足を後ろに折り曲げた格好で裸体を固定され自由を奪われると思うだろう。
誰が目を覚まして自分の状況に気付き必死にベッドの上でもがく兄を見つめて弟が愉しそうに笑い、少年とは思えないくらいに獣性に満ちた雄の表情で熱い言葉を囁きながら、甘い刺激を注いでくると想像出来るだろう。
「お兄ちゃん、可愛いよ。気持ち良さそうにとろんとしてる目も、僕の指に弄られてラップを押し上げてる乳首も、射精させて欲しそうにビクビクしてるおチ○チンも、全部、全部可愛いよ」
「はぅ、あ、あはぁっ……!」
仰向けに寝かせた兄にまたがった全裸の弟は、幼い顔を恍惚に染めながら、掠れ声で兄の淫らな状態を指摘しつつ快楽を与え続ける。
こんなの駄目。気持ち良くなっちゃ駄目だ。青年は兄の立場を保ちたい一心で自分に言い聞かせるのだが、肉体は言う事を聞いてはくれない。
弟の巧みな指でラップごしに上下に弾かれ、優しく押し潰された乳首は、右も左も硬く尖り切り淫猥な赤色になって自己主張してしまっている。弟がラップを使って固定した楕円形の淫具に弱く振動させられている男根はラップの拘束の中で限界まで勃起し、いつまで経っても迎えられない射精の瞬間を欲してビクンビクンと脈打ってしまっている。
否定の出来ない気持ち良さに責め立てられ、せり上がる射精欲に追い詰められ、ラップの中に溜まる逃げ場の無い熱に思考能力を削り落とされる青年。そんな青年は今、心の底から危機を感じていた。
このままこの責めを続けられたら、堪え切れずに射精をおねだりしてしまう。弟に屈服し、従わされてしまう。
大事な弟に道を踏み外させる訳にはいかない。だから、青年は震える唇で、兄として制止の言葉を発した。
「もう、やめな、さ……っ! 今なら、ゆるひ、んむぅぅ……っ!?」
兄の言葉は、途中で遮られた。弟が裸体をゆっくりと降ろし、兄の腹部の辺りに自らの勃起した男根を擦り付けながら、熱烈な口付けをして唇を塞いだからだ。
「ん、むぅ。は、ふっ……んむぅぅ……っ」
口内に侵入してくる弟の舌を押し返そうとした舌を絡め取られ、柔らかな舌同士の擦れ合いに快楽が走る。同時に弟の口から流し込まれた唾液をコクコクと飲まされ、息苦しさと息苦しさが霞む程の興奮を与えられる。
たった一回。たった一回の深い口付けが終わった頃、すでに蕩けていた青年の身体は完全に骨抜きになってしまった。もはや、上手く力を込める事も不可能。ぐったりと脱力し、制止を口にする事もやめて甘く火照った顔で甘い吐息を漏らしている兄に、弟は強く抱き付きながら耳元に唇を移動させて言った。
「やめないし、許してもらえなくても大丈夫だよ。だって、このお泊まりが終わるまでにお兄ちゃんをたっぷり調教して、心も身体も僕無しではいられないようにしてあげればいいだけだしね」
「っ、あぁ……」
自分の知らない弟の獰猛な本性に背筋を震わせる兄は、本能で逃げられないと察知して諦めを抱いた。
どんなに抗っても、甘い快楽で陥落させられる。堕ちないように意識しても、その意識が維持出来なくなるまでよがり鳴かされる。
兄と弟の関係を壊したくないと考えても、それは弟が注ぐ情熱的な愛撫の数々で崩され、上下が逆転した淫らな主従関係に作り変えられてしまうのだと気付き、諦めを抱いた。
夏の夜のマンションの一室ではその日一晩中ラップが擦れる音と性行為の声が響き、次の日からは朝も昼も夜も無く弟が兄を躾ける音が、次第に甘さを増しながら響いていた。
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