BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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媚薬に青年は悶え狂わされる

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「あぁ、うぁぁ……」

暗い地下室の中で、青年は呻いていた。その身体は服を着ておらず、白めの肌を晒している。
身体を隠したくても、腕は大きく広げた状態で一本の棒に鎖で括り付けられていて、その棒は天井に繋がれていた。この拘束のせいで青年は立ち続ける事を強制され、加えられる責め苦から歩いて逃れる事も出来ない。

青年の自由を奪った男達は、残酷な薬品で青年を苦しめていた。

「うぁ、乳首とチ○コが……じくじくすりゅ……」

それは、塗られた場所を容赦無く疼かせる、強力な媚薬。その媚薬を乳首とペニスに塗られ、青年は気が狂う程の疼きに襲われていた。
最初は桃色だった乳首は充血し、今では真っ赤に染まっている。大きさもふっくらとふくらんでいて、いやらしくピンと尖っていた。

ペニスは絶え間無く脈動して先走りをだらだらと垂らし、床に淫らな染みを作り上げていた。

「触って、さわっひぇよぉ!!」

青年を観察する男達は、笑っているだけでどんなにお願いしても触れてくれない。
焦らされ、疼きに苛まれる青年は苦肉の策として、必死に身体を揺らしてペニスを振り回した。

「はっはっ、んぁっ」

もう、自分がどんなに淫らな行動をしているかなんて気も付かず、疼きから逃げる為に青年は身悶えていた。
そんな状態が長く続き、男達が突然に立ち上がった。許してもらえる? そう思って安堵する青年は、すぐ絶望に打ちひしがれる。

「や……っ!」

男達が手に持っていたのは、筆。青年の身体に媚薬を塗る時に使われた、恐怖の道具。
その筆が近付く度に青年の表情は歪んでいき、とうとう、泣き叫び始めた。

「やだ、やだぁっ! もう薬塗らないでぇっ!!」

手の拘束を鳴らして暴れる青年。そんな抵抗を嘲笑うかのごとく男達は悠々と周りを囲み。
青年の敏感な場所へと、筆の先を這わせ始めた。
ぬちゅ、と音を立て、乳首が柔らかな毛に押し潰される。ペニスの先を嬲る筆は先走りを吸い込み、粘りのある水音を立て始めた。

しかし、今度はこれだけではなかった。もう一本の筆が、青年のアナルを撫で始めたのだ。

「あぁ……いや、先っちょで、くすぐらないでぇ……」

アナルの皺を数えるように筆が動き、恥ずかしい穴に媚薬を塗り込んでいく。
疼く場所が増え、青年の身体は憐れに痙攣していた。

「もう、やらぁ。何でもすりゅから……おくすりやめでぇぇ!!」

プライドをかなぐり捨てた懇願は無視され、青年の性感帯にはたっぷりと媚薬が塗り込められていった。
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