BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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精液を搾取される少年

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薄暗いコンクリート造りの部屋で、鎖の音が響いていた。
その音を立てているのは、一人の少年。その少年は鎖に自由を奪われ、服を取られた身体で悶えていた。

「うぅ、あぁっ!」

少年が悲鳴を上げながら天井と手首を繋ぐ鎖と、右膝と天井を繋ぐ鎖を鳴らした。
腕を大きく上げさせられ、膝は腰の上まで高く鎖で固定されている。その鎖には南京錠がかけられているので、少年は冷たい金属の拘束を外せず、開かされた股間を閉じる事も出来なかった。

そして、その開かされた恥部には少年を甘く苦しめる玩具が装着されている。
少年のペニスには、チューブの付いたビニール管が被せられている。その中では掃除機のように強く吸引が行われ、抵抗出来ない少年のペニスから精液を絞り出していた。
同時に、少年のアナルは意思を持たない乱暴な機械によって掻き回されている。

「壊れる……おひりこわれりゅぅっ!」

床に置かれた、ペニスを模した張型を上下に動かす機械。少年のアナルには張型がぐっぷりとくわえさせられていて、機械が張型を動かす度に少年の身体は串刺しにされていた。

「あぁ、はっはっ。んあぁぁっ!!」

逃げたくても、頑丈な鎖と自身を貫く非情なピストンマシンによって、少年はどこにも逃げられない。
足を下ろす事も許されない苦しい体勢で、強制的に射精をさせられる少年。その姿を眺めている男は笑って、椅子から立ち上がった。

「ひ……っ!?」

何度哀願しても助けてくれなかった男が近付いて、少年は恐怖に身を固める。
もしかしたら許してくれるかも。そんな淡い期待もあったが、期待のままで終わった。

「さぁ、俺はちょっと出掛けるから、良い子にしててな」
「んぐっ!」

口に噛まされたのは、穴の空いたギャグボール。呼吸は不自由じゃないが、口を閉じる事が出来なくなり、言葉も奪われる。
後頭部でしっかりとベルトが締められ、ギャグボールを外れないようにすると男は何の躊躇いも無く部屋の出口に向かう。

「うぁ、んぐ、うぅぅ!!」

やだ。いやだ。
ほったらかしにしないでっ!

心の叫びも虚しく、男は出て行ってしまった。
一人きりの部屋で、少年は快感に責め立てられる。

「うふ……むぅ、ぐぅぅぅんっ!!」

少年の腰が大きく突き出されて、ビニール管の中に白い体液が放出される。すでに色が薄くなったそれを、チューブは容赦無く吸い込んでタンクに送った。

「ふぅ、ぐふ……っ!」

終わり無く精液を搾取され続ける少年。どんなに泣いても、どんなに喘ぎ鳴いても。その責め苦が終わる気配は見えなかった。
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