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男達はモニターの前で無様に絶頂へと至り続ける
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こんな場所でへたり込んでいる場合では無い。男の脳に、当たり前の思考が浮かぶ。
あのモニターを見続けてはならない。早く視線を逸らし、合流地点へと向かわなければならない。自らへと言い聞かせるそんな言葉が、焦る男の胸に勢いよく湧き上がる。
だが、男の身体は全く動いてはくれない。床に取り落とした銃を再び拾い上げることはおろか、望まぬ膝立ちの姿勢から離れることも叶わない。
部下達と共に踏み入った部屋の壁一面を覆うモニターに流れ始めた異様に蠢く模様と不快な音楽を組み合わせた映像によって抵抗を試みる間も無く無力化されてしまった男はもう、映像に釘付けとなっている状況から抜け出したくても抜け出せない。一瞬にして見聞きした者の肉体を外部から掌握し思考を緩やかに蝕む拷問を生み出す醜悪な催眠映像によって一網打尽にされた無様な男は、同じ支配を加えられた部下達と一緒に為す術無く辱められ壊されるだけの存在でしか無いのだ。
「あ、うぁ……」
だらしなく開いていた男の口から、意図しない呻きが溢れる。肉体を縛める映像から逃れようと必死に命令を飛ばしている男の思いを汲み取る素振りを欠片も見せていなかった肉体が、今回の作戦に向けて支給された濃い緑の衣服ごと間抜けに跳ねる。
支配をもたらされていても抑えきれぬその跳ねは、時間経過に合わせてじょじょに痛々しく滑稽な物へと強まっていく。映像を鑑賞させられている目が苦しげに見開かれながら涙を零し始め、閉じることも禁じられた口からより激しい呻きが口内に留めきれなくなった唾液と一緒に垂れ落ち出す。
その変化の理由を己の肉体ではっきりと認識していても、男はやはりどうすることも出来ない。モニターの方に固定された視界の端で部下達が自分と同じ痙攣を行いつつ呻いている様を目にしても、膝立ちの足を動かせず胴体の真横に垂れ下がった腕も使えない男は敵の罠にまんまと嵌まった己の未熟さに絶望しながら、始まった拷問に追い詰められるしか無い。
映像を見聞きしている存在の肉体に、無から強烈な快楽を生成する。そんな残忍な催眠を上乗せされた哀れな男はもはや、絶頂に抗うことも不可能にされた身体を無理矢理頂点に導かれながら、分泌させられた体液で衣服の内側を無様に汚すことしか出来はしないのだ。
「うっ、あぁ」
「あぉ、ひぉっ」
膝立ちの体勢を維持させられた肉体をガクガク、ビクビクと震わせながらイき続ける男達。ビンと尖りきった乳首が衣服と擦れる刺激に追い打ちの快楽を感じ、萎える暇も許されずに射精を強いられている男根に走る衣服の摩擦で駄目押しの絶頂を引き寄せながら精液を漏らし続ける男達。
その狂った痴態がとめどなく繰り広げられている空間で消えかけの理性を振り絞りながら、男は自分達とは別の経路で悪の拠点へと襲撃を掛けた部隊達に対する助けてを最後まで支配を受けずに残ったのが自分が率いた部隊であることも知らぬまま、虚しく寄せていくのだった。
あのモニターを見続けてはならない。早く視線を逸らし、合流地点へと向かわなければならない。自らへと言い聞かせるそんな言葉が、焦る男の胸に勢いよく湧き上がる。
だが、男の身体は全く動いてはくれない。床に取り落とした銃を再び拾い上げることはおろか、望まぬ膝立ちの姿勢から離れることも叶わない。
部下達と共に踏み入った部屋の壁一面を覆うモニターに流れ始めた異様に蠢く模様と不快な音楽を組み合わせた映像によって抵抗を試みる間も無く無力化されてしまった男はもう、映像に釘付けとなっている状況から抜け出したくても抜け出せない。一瞬にして見聞きした者の肉体を外部から掌握し思考を緩やかに蝕む拷問を生み出す醜悪な催眠映像によって一網打尽にされた無様な男は、同じ支配を加えられた部下達と一緒に為す術無く辱められ壊されるだけの存在でしか無いのだ。
「あ、うぁ……」
だらしなく開いていた男の口から、意図しない呻きが溢れる。肉体を縛める映像から逃れようと必死に命令を飛ばしている男の思いを汲み取る素振りを欠片も見せていなかった肉体が、今回の作戦に向けて支給された濃い緑の衣服ごと間抜けに跳ねる。
支配をもたらされていても抑えきれぬその跳ねは、時間経過に合わせてじょじょに痛々しく滑稽な物へと強まっていく。映像を鑑賞させられている目が苦しげに見開かれながら涙を零し始め、閉じることも禁じられた口からより激しい呻きが口内に留めきれなくなった唾液と一緒に垂れ落ち出す。
その変化の理由を己の肉体ではっきりと認識していても、男はやはりどうすることも出来ない。モニターの方に固定された視界の端で部下達が自分と同じ痙攣を行いつつ呻いている様を目にしても、膝立ちの足を動かせず胴体の真横に垂れ下がった腕も使えない男は敵の罠にまんまと嵌まった己の未熟さに絶望しながら、始まった拷問に追い詰められるしか無い。
映像を見聞きしている存在の肉体に、無から強烈な快楽を生成する。そんな残忍な催眠を上乗せされた哀れな男はもはや、絶頂に抗うことも不可能にされた身体を無理矢理頂点に導かれながら、分泌させられた体液で衣服の内側を無様に汚すことしか出来はしないのだ。
「うっ、あぁ」
「あぉ、ひぉっ」
膝立ちの体勢を維持させられた肉体をガクガク、ビクビクと震わせながらイき続ける男達。ビンと尖りきった乳首が衣服と擦れる刺激に追い打ちの快楽を感じ、萎える暇も許されずに射精を強いられている男根に走る衣服の摩擦で駄目押しの絶頂を引き寄せながら精液を漏らし続ける男達。
その狂った痴態がとめどなく繰り広げられている空間で消えかけの理性を振り絞りながら、男は自分達とは別の経路で悪の拠点へと襲撃を掛けた部隊達に対する助けてを最後まで支配を受けずに残ったのが自分が率いた部隊であることも知らぬまま、虚しく寄せていくのだった。
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