126 / 712
終わらない性尋問
しおりを挟む
「んおぉ! んぐぅ!」
暗い石造りの地下室で、全裸の男が呻いていた。鍛えられた筋肉からはひっきりなしに汗が伝い、座らされた器具に垂れ落ちる。
幾ら悲鳴を上げても棒状の口枷をされては言葉は出なくて、男の息を乱してしまい呼吸が苦しくなるだけだった。
男を苦悶させているのは、残酷な拷問器具。いわゆる、木馬と呼ばれる物。
横の部分には金属の棒が伸び、男の膝の裏に繋がれている。その状態で男は足首と手首を短い鎖で繋がれ、自由を奪われていた。
膝を曲げた状態で固定され、木馬から降りる事を封じられた男。そんな男を更に苦しめる仕掛けが、木馬の上には取り付けられていた。
それは、男根を模した張型。その張型は男のアナルにずっぷりと嵌まり込み、男が憐れにもがく度に男の自重で奥深くへとめり込んでいった。
張型は電気で身を動かし、男の柔らかい中を乱暴に掻き回していた。
「うぐっ、うぅ……」
長い時間続けられた甘い責め苦に、男は涙を零した。それを見て、男を捕らえた男達は、昏く笑う。
口元に笑みを浮かべたまま一人が、男の鼻先に自身のペニスを寄せた。蒸れた雄の香りが、男の鼻腔を犯し始める。
「んむっ、むぅぅっ!」
口枷に呼吸を阻まれた男は、ペニスの香りを嗅がされると分かっていても鼻で息をするしか無い。
男はそれを拒んで顔を背けようとしたが、髪を掴まれてしまってはそんなささやかな抵抗も封じられてしまう。
「ふぅぅ……! ぐ、ふ……っ」
吸い込んだ香りは快感に浸された身体には強烈で、嫌なはずなのに背筋がぞくぞくと震えてしまう。
震えてしまうと張型をくわえ込んだアナルに振動が伝わり、男を更に悶絶させた。
逃れられず、抗う事も出来ない男。だが、捕らえた男達はまだ責めを追加する。
一人が男の両乳首を弄り、もう一人は尻を叩く。
「んっ、うぅんっ!」
拘束された手足をじたばたさせて男は逃れようと試みるが、そうやって動く度に張型が奥まで刺さっていき、より苦しみが増すだけだ。
尻を叩かれて身体が前に出ると中の異物が動いて、鼻をペニスに擦り付けてしまう。
乳首を弄られて後ろに反ると、異物が過敏すぎる前立腺を抉り、掴まれた髪が強く引かれて痛みになる。
どうやったって苦痛。もしくは蕩けそうな程の快感になる。感じるがままに腰をくねらせ、男の目は悦楽に囚われ、だんだんと虚ろになっていく。
「んっ、んふぅっ!」
ペニスに触れられずに、男は精液を吐き出した。最初にここに連れて来られた時は、こんな身体じゃなかったのに。
絶望を覚えるが、すぐにそれは快感の波に呑まれた。従順になった男に、黙ったままだった捕らえた男が質問した。
「お前の主はどこにいる? 言えば、解放してやるよ」
そう言われるが、男は左右に首を振った。力強くではなく、怯えてぷるぷると。
「言いたくないか。なら、まだ尋問を続けよう」
「んぐ!? うーっ!」
男は悲鳴を上げるが、口枷に阻まれて内容は伝わらない。知らない、と口にしたいのに。
本当に、知らないのだ。忠義心ではなく、誇りでもなく、知らないから答えられないのだ。
「早く言ってしまえば、楽になれるというのにな…」
「うぅ、うぅ……」
必死で目で訴える男を、捕らえた男達はにやにやと見つめる。男達は、男が知らない事はとっくに知っていた。
その上で、男を嬲る為に尋問を続けている。言ってみれば、これは男達の暇潰しのようなものだ。
男が壊れるか、男達が飽きるか。そうしないと、この尋問は終わらない。
そんな事を知る由も無い男は、終わりが無いと知る事も無く。ただ全身を波打たせて性尋問に耐えていたのだった。
暗い石造りの地下室で、全裸の男が呻いていた。鍛えられた筋肉からはひっきりなしに汗が伝い、座らされた器具に垂れ落ちる。
幾ら悲鳴を上げても棒状の口枷をされては言葉は出なくて、男の息を乱してしまい呼吸が苦しくなるだけだった。
男を苦悶させているのは、残酷な拷問器具。いわゆる、木馬と呼ばれる物。
横の部分には金属の棒が伸び、男の膝の裏に繋がれている。その状態で男は足首と手首を短い鎖で繋がれ、自由を奪われていた。
膝を曲げた状態で固定され、木馬から降りる事を封じられた男。そんな男を更に苦しめる仕掛けが、木馬の上には取り付けられていた。
それは、男根を模した張型。その張型は男のアナルにずっぷりと嵌まり込み、男が憐れにもがく度に男の自重で奥深くへとめり込んでいった。
張型は電気で身を動かし、男の柔らかい中を乱暴に掻き回していた。
「うぐっ、うぅ……」
長い時間続けられた甘い責め苦に、男は涙を零した。それを見て、男を捕らえた男達は、昏く笑う。
口元に笑みを浮かべたまま一人が、男の鼻先に自身のペニスを寄せた。蒸れた雄の香りが、男の鼻腔を犯し始める。
「んむっ、むぅぅっ!」
口枷に呼吸を阻まれた男は、ペニスの香りを嗅がされると分かっていても鼻で息をするしか無い。
男はそれを拒んで顔を背けようとしたが、髪を掴まれてしまってはそんなささやかな抵抗も封じられてしまう。
「ふぅぅ……! ぐ、ふ……っ」
吸い込んだ香りは快感に浸された身体には強烈で、嫌なはずなのに背筋がぞくぞくと震えてしまう。
震えてしまうと張型をくわえ込んだアナルに振動が伝わり、男を更に悶絶させた。
逃れられず、抗う事も出来ない男。だが、捕らえた男達はまだ責めを追加する。
一人が男の両乳首を弄り、もう一人は尻を叩く。
「んっ、うぅんっ!」
拘束された手足をじたばたさせて男は逃れようと試みるが、そうやって動く度に張型が奥まで刺さっていき、より苦しみが増すだけだ。
尻を叩かれて身体が前に出ると中の異物が動いて、鼻をペニスに擦り付けてしまう。
乳首を弄られて後ろに反ると、異物が過敏すぎる前立腺を抉り、掴まれた髪が強く引かれて痛みになる。
どうやったって苦痛。もしくは蕩けそうな程の快感になる。感じるがままに腰をくねらせ、男の目は悦楽に囚われ、だんだんと虚ろになっていく。
「んっ、んふぅっ!」
ペニスに触れられずに、男は精液を吐き出した。最初にここに連れて来られた時は、こんな身体じゃなかったのに。
絶望を覚えるが、すぐにそれは快感の波に呑まれた。従順になった男に、黙ったままだった捕らえた男が質問した。
「お前の主はどこにいる? 言えば、解放してやるよ」
そう言われるが、男は左右に首を振った。力強くではなく、怯えてぷるぷると。
「言いたくないか。なら、まだ尋問を続けよう」
「んぐ!? うーっ!」
男は悲鳴を上げるが、口枷に阻まれて内容は伝わらない。知らない、と口にしたいのに。
本当に、知らないのだ。忠義心ではなく、誇りでもなく、知らないから答えられないのだ。
「早く言ってしまえば、楽になれるというのにな…」
「うぅ、うぅ……」
必死で目で訴える男を、捕らえた男達はにやにやと見つめる。男達は、男が知らない事はとっくに知っていた。
その上で、男を嬲る為に尋問を続けている。言ってみれば、これは男達の暇潰しのようなものだ。
男が壊れるか、男達が飽きるか。そうしないと、この尋問は終わらない。
そんな事を知る由も無い男は、終わりが無いと知る事も無く。ただ全身を波打たせて性尋問に耐えていたのだった。
3
お気に入りに追加
203
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる