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可愛い兄は今日も幸せによがり狂わされる
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大きく開け放した扉の向こう、階下に存在する浴室付近に設置された操作盤から入浴の準備が完了したことを知らせる音声が聞こえてきた。
それを耳にした青年はベッドにうつ伏せとなっていた肉体を小さく震わせながら、弟に対して乱れきった呼吸混じりの声を絞り出した。
「風呂、出来たってぇ……入る、入るから、どけってぇ……っ!」
怒りとも懇願とも付かない声音で言いながら、青年は自分に覆い被さっている弟を押しのけようと身体をもがかせる。
だが、二回り以上雄々しく育った弟の体躯はどんなに力を込めても自分の上からどかせない。左右の手首を掴みベッドへと縫い付けている弟の手による拘束も振り払えない。
自分よりも逞しい肉体を持つ年下の雄に捕まり、逃れられなくされている。目下の立場であるはずの弟に自由を奪われ、抵抗と逃走を不可能にされている。
そんないつも通りの屈辱を味わわされながら諦め悪く入浴を理由にしてこの状況から抜け出そうと考えた可愛い兄の浅知恵を愛しげに嘲笑いつつ、弟である青年は兄の右耳に寄せた唇で次の段階への移行を意地悪く告げた。
「じゃあ、どうせなら思いっきり身体を汚してから入ろうぜ、兄貴。ずっと待ち侘びてた俺のチ○コで、たっぷりイきまくらせてやるからよ」
「あ! んひぃぃ……っ!?」
入浴の準備を始めたと伝えに来た弟に仮眠中という隙だらけの瞬間を襲われ、下半身の衣服を脱がされた上で全身を下敷きにされ肉体を支配下に置かれた兄が、甘ったるい驚きに歪んだ悲鳴を上げる。
もどかしく緩慢な往復運動を延々と繰り返され、弟が加えてくる連日の調教によって雌に堕とされた尻穴を決定的な物の無い足りない悦楽で風呂が沸くまで焦らし抜かされた兄が、不意打ちで行われた腰の素早い打ち付けに思わず甲高い鳴き声を放つ。
その蕩けた声は誤魔化しようも無いくらいに淫らな悦びを表わした物で。耳に心地良く下半身に響くそんな可愛らしい兄の声を独占している弟は、根元まで一息に突き入れた男根を熱烈に歓迎し更なる刺激をねだるように吸い付いている腸壁の反応にも欲望を掻き立てられながら、湧き上がった衝動のままに兄を愛し淫猥に悶え狂わせる本気の腰振りを開始した。
「兄貴、やっぱ最高……もっと可愛いところ見せてくれよ。俺だけしか知らないエロい兄貴をさ」
「ふっ、んいぃっ!? ま、まひぇ、はげひっ……おぉぉぉーっ!」
丹念に焦らされ感度を高められた兄の尻穴が、荒々しくも優しく動く弟の男根に蹂躙されていく。
弟専用の場所に仕立て上げられた尻穴が肉と肉が擦れ合う感触を堪らない至福として受け取り、腹部を覆っている衣服ごしの腹部とベッドに挟まれた男根が熱烈な腰の打ち付けが生み出す摩擦に快感を覚え、それらの感覚に心と身体を掻き乱されながら、兄である青年は許可無く雪崩れ込まれた行為に翻弄させられている者とは到底思えない幸せ色の表情を浮かべつつ絶頂へと何度も上り詰めさせられていく。
「ちょ、まへ……イっでりゅ! もぉ! じゅっどイっでるっでぇっ!」
「あぁ、知ってる。もっとたくさんイけよ。俺が大好きで仕方無い兄貴がイきまくるところ、兄貴が大好きで仕方無い俺にもっといっぱい見せてくれよ」
「んぅ、くふぅぅぅっ!」
兄弟だから。体格で勝る弟の調教で自身の全てを躾けられ、心も身体も逆らえない状態へと置かれているから。それ以上に、愛してしまっているから怒れない。
肉欲を重ね合いながら愛を囁き残りわずかな反抗心を削いでくる卑怯で自分勝手な弟に愛情を掻き立てられながら、兄である青年は今日もまた弟が望む痴態を自らの意思で率先してさらけ出し、長い長い交尾の果てに汗や精液といった様々な体液に汚れた弛緩しきっている肉体を、弟の手で次の性交が待っている階下の風呂場へと幸せに運ばれていくのだった。
それを耳にした青年はベッドにうつ伏せとなっていた肉体を小さく震わせながら、弟に対して乱れきった呼吸混じりの声を絞り出した。
「風呂、出来たってぇ……入る、入るから、どけってぇ……っ!」
怒りとも懇願とも付かない声音で言いながら、青年は自分に覆い被さっている弟を押しのけようと身体をもがかせる。
だが、二回り以上雄々しく育った弟の体躯はどんなに力を込めても自分の上からどかせない。左右の手首を掴みベッドへと縫い付けている弟の手による拘束も振り払えない。
自分よりも逞しい肉体を持つ年下の雄に捕まり、逃れられなくされている。目下の立場であるはずの弟に自由を奪われ、抵抗と逃走を不可能にされている。
そんないつも通りの屈辱を味わわされながら諦め悪く入浴を理由にしてこの状況から抜け出そうと考えた可愛い兄の浅知恵を愛しげに嘲笑いつつ、弟である青年は兄の右耳に寄せた唇で次の段階への移行を意地悪く告げた。
「じゃあ、どうせなら思いっきり身体を汚してから入ろうぜ、兄貴。ずっと待ち侘びてた俺のチ○コで、たっぷりイきまくらせてやるからよ」
「あ! んひぃぃ……っ!?」
入浴の準備を始めたと伝えに来た弟に仮眠中という隙だらけの瞬間を襲われ、下半身の衣服を脱がされた上で全身を下敷きにされ肉体を支配下に置かれた兄が、甘ったるい驚きに歪んだ悲鳴を上げる。
もどかしく緩慢な往復運動を延々と繰り返され、弟が加えてくる連日の調教によって雌に堕とされた尻穴を決定的な物の無い足りない悦楽で風呂が沸くまで焦らし抜かされた兄が、不意打ちで行われた腰の素早い打ち付けに思わず甲高い鳴き声を放つ。
その蕩けた声は誤魔化しようも無いくらいに淫らな悦びを表わした物で。耳に心地良く下半身に響くそんな可愛らしい兄の声を独占している弟は、根元まで一息に突き入れた男根を熱烈に歓迎し更なる刺激をねだるように吸い付いている腸壁の反応にも欲望を掻き立てられながら、湧き上がった衝動のままに兄を愛し淫猥に悶え狂わせる本気の腰振りを開始した。
「兄貴、やっぱ最高……もっと可愛いところ見せてくれよ。俺だけしか知らないエロい兄貴をさ」
「ふっ、んいぃっ!? ま、まひぇ、はげひっ……おぉぉぉーっ!」
丹念に焦らされ感度を高められた兄の尻穴が、荒々しくも優しく動く弟の男根に蹂躙されていく。
弟専用の場所に仕立て上げられた尻穴が肉と肉が擦れ合う感触を堪らない至福として受け取り、腹部を覆っている衣服ごしの腹部とベッドに挟まれた男根が熱烈な腰の打ち付けが生み出す摩擦に快感を覚え、それらの感覚に心と身体を掻き乱されながら、兄である青年は許可無く雪崩れ込まれた行為に翻弄させられている者とは到底思えない幸せ色の表情を浮かべつつ絶頂へと何度も上り詰めさせられていく。
「ちょ、まへ……イっでりゅ! もぉ! じゅっどイっでるっでぇっ!」
「あぁ、知ってる。もっとたくさんイけよ。俺が大好きで仕方無い兄貴がイきまくるところ、兄貴が大好きで仕方無い俺にもっといっぱい見せてくれよ」
「んぅ、くふぅぅぅっ!」
兄弟だから。体格で勝る弟の調教で自身の全てを躾けられ、心も身体も逆らえない状態へと置かれているから。それ以上に、愛してしまっているから怒れない。
肉欲を重ね合いながら愛を囁き残りわずかな反抗心を削いでくる卑怯で自分勝手な弟に愛情を掻き立てられながら、兄である青年は今日もまた弟が望む痴態を自らの意思で率先してさらけ出し、長い長い交尾の果てに汗や精液といった様々な体液に汚れた弛緩しきっている肉体を、弟の手で次の性交が待っている階下の風呂場へと幸せに運ばれていくのだった。
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