71 / 584
淫猥な犬達は慈悲を嬉しがりながら腰を振る
しおりを挟む
犬の耳を模した耳飾りを頭頂部にあしらわれた青年達が、骨に見た目を似せた口枷に歯を立ててくぐもった唸りを上げつつ肉体を一生懸命にくねらせている。
視界を閉ざす黒革製の目隠しの下から頬へと涙を伝わせ、耳を覆う犬の足型の模様が描かれたヘッドフォンから大音量で流れている自分達の淫猥な鳴き声に興奮と欲情を掻き立てられながら、二人の青年は地下室に存在する一本の柱へと仲良く無様に繋がれた身体を、自分達を置き去りにして去った主の命令を守って情けなく踊らせ続けている。
「んふっ、むふっ、あむぅぅんっ」
「んぐ、むふ、おもぉぉっ!」
すぐ近くにいるもう一人の不明瞭な鳴き声はおろか、自分自身が発している枷越しの声すらも上手く聞き取れない。
主の手で可愛がられ、甘い至福を無慈悲なまでに注がれ幸せに理性を消失していた数日前の自分達の鳴き声を収録した物をヘッドフォンからうるさいくらいに流し込まれている二匹は、その時に思考能力を失っても行っていた犬の鳴き真似すら不可能にされている事実に惨めさを募らせ被虐の愉悦を掻き立てる材料へと変換しながら、縛められた肉体を今はここにいない大好きな主の指示に従ってひたすらによじらせ続けている。
「んもっ、もっ、んむぉっ!」
「あぉ、ふっ、むふぅんっ!」
隷属の証である赤と青の首輪から伸びた鎖と、男根を睾丸ごと括り出す黒革のベルトから伸びた鎖を一本の柱へと結わえられている者が見せる物とはとても思えない幸福色の痴態を晒しながら、自らを淫らに貶め愛しい主への服従を加速するダンスを二匹のみの地下室で繰り返す。手首から先と足首から先が犬の足に寄せた形状となっている指の使用を禁じるふわふわな毛を携えた肘までを覆うグローブと膝までを覆うブーツを与えられ、それらを自力では抜けないよう毛に埋め込まれたベルトを締められた手足で作った犬の芸の一つであるチンチンのポーズを保ちながら、尻穴へとねじ込まれたアナルプラグから垂れ下がっている犬の尻尾飾りを休み無くフリフリと揺らめかせる。
そんな最高にみっともなく可愛らしい姿を従順に維持していた淫らな青年犬達の元へと帰還した主の男は、聴覚を妨害する過去の自分達の鳴き声に嫉妬しながら汗に濡れた裸体を乱れきった呼吸混じりに動かしている二匹にゆっくりと歩み寄り背後にしゃがみ込むと、良い子に自分の言い付けを守っていたペット達に意地悪で優しい笑みを寄せ、胸の内でご褒美と称しつつ無軌道に揺れていた尻尾達を両手で掴み、二匹が尻穴での快楽を本格的に得られる状態をもたらした。
その効果は覿面だった。
「んふっ!? あぉぉぉんっ!?」
「んもっ、もほっ、ふみゅぅぅっ!?」
突然に強まった腸内の撹拌に、青年達が目隠しの下で目を剥きながら困惑の嬌声を放つ。
しかし、青年達はすぐさまに主の帰還を理解し心と身体を安堵と幸福に蕩けさせながら、困惑を主への感謝に置き換えた鳴き声を上げつつの自慰に迷い無く耽り始めた。
「んぐっ、んぶっ、あもぉぉっ!」
「うふっ、あむっ、んぐぅぅぅっ!」
偽りの尻尾を握る主の手という慈悲を嬉しがりながら、決して絶頂には至れない悦びをありとあらゆる情報を遮断された状況で自ら追い求めるという生殺しの責め苦から解放して貰えたことへの感謝をその苦悶を作り出した張本人である主に対して抱きながら、二匹の淫乱な青年は耳に流れる過去の自分達に負けない程甘く歪んだ声で鳴き喚き男根のベルトと首輪を柱へと結ぶ鎖に甲高い音を立てさせつつ疲れきった身体で腰を前後に往復させ、主が望む尻穴での絶頂姿を自身の何もかもを捧げた犬としてさらけ出していくのだった。
視界を閉ざす黒革製の目隠しの下から頬へと涙を伝わせ、耳を覆う犬の足型の模様が描かれたヘッドフォンから大音量で流れている自分達の淫猥な鳴き声に興奮と欲情を掻き立てられながら、二人の青年は地下室に存在する一本の柱へと仲良く無様に繋がれた身体を、自分達を置き去りにして去った主の命令を守って情けなく踊らせ続けている。
「んふっ、むふっ、あむぅぅんっ」
「んぐ、むふ、おもぉぉっ!」
すぐ近くにいるもう一人の不明瞭な鳴き声はおろか、自分自身が発している枷越しの声すらも上手く聞き取れない。
主の手で可愛がられ、甘い至福を無慈悲なまでに注がれ幸せに理性を消失していた数日前の自分達の鳴き声を収録した物をヘッドフォンからうるさいくらいに流し込まれている二匹は、その時に思考能力を失っても行っていた犬の鳴き真似すら不可能にされている事実に惨めさを募らせ被虐の愉悦を掻き立てる材料へと変換しながら、縛められた肉体を今はここにいない大好きな主の指示に従ってひたすらによじらせ続けている。
「んもっ、もっ、んむぉっ!」
「あぉ、ふっ、むふぅんっ!」
隷属の証である赤と青の首輪から伸びた鎖と、男根を睾丸ごと括り出す黒革のベルトから伸びた鎖を一本の柱へと結わえられている者が見せる物とはとても思えない幸福色の痴態を晒しながら、自らを淫らに貶め愛しい主への服従を加速するダンスを二匹のみの地下室で繰り返す。手首から先と足首から先が犬の足に寄せた形状となっている指の使用を禁じるふわふわな毛を携えた肘までを覆うグローブと膝までを覆うブーツを与えられ、それらを自力では抜けないよう毛に埋め込まれたベルトを締められた手足で作った犬の芸の一つであるチンチンのポーズを保ちながら、尻穴へとねじ込まれたアナルプラグから垂れ下がっている犬の尻尾飾りを休み無くフリフリと揺らめかせる。
そんな最高にみっともなく可愛らしい姿を従順に維持していた淫らな青年犬達の元へと帰還した主の男は、聴覚を妨害する過去の自分達の鳴き声に嫉妬しながら汗に濡れた裸体を乱れきった呼吸混じりに動かしている二匹にゆっくりと歩み寄り背後にしゃがみ込むと、良い子に自分の言い付けを守っていたペット達に意地悪で優しい笑みを寄せ、胸の内でご褒美と称しつつ無軌道に揺れていた尻尾達を両手で掴み、二匹が尻穴での快楽を本格的に得られる状態をもたらした。
その効果は覿面だった。
「んふっ!? あぉぉぉんっ!?」
「んもっ、もほっ、ふみゅぅぅっ!?」
突然に強まった腸内の撹拌に、青年達が目隠しの下で目を剥きながら困惑の嬌声を放つ。
しかし、青年達はすぐさまに主の帰還を理解し心と身体を安堵と幸福に蕩けさせながら、困惑を主への感謝に置き換えた鳴き声を上げつつの自慰に迷い無く耽り始めた。
「んぐっ、んぶっ、あもぉぉっ!」
「うふっ、あむっ、んぐぅぅぅっ!」
偽りの尻尾を握る主の手という慈悲を嬉しがりながら、決して絶頂には至れない悦びをありとあらゆる情報を遮断された状況で自ら追い求めるという生殺しの責め苦から解放して貰えたことへの感謝をその苦悶を作り出した張本人である主に対して抱きながら、二匹の淫乱な青年は耳に流れる過去の自分達に負けない程甘く歪んだ声で鳴き喚き男根のベルトと首輪を柱へと結ぶ鎖に甲高い音を立てさせつつ疲れきった身体で腰を前後に往復させ、主が望む尻穴での絶頂姿を自身の何もかもを捧げた犬としてさらけ出していくのだった。
0
お気に入りに追加
175
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
婚約者の心の声が聞こえるようになったが手遅れだった
神々廻
恋愛
《めんどー、何その嫌そうな顔。うっざ》
「殿下、ご機嫌麗しゅうございます」
婚約者の声が聞こえるようになったら.........婚約者に罵倒されてた.....怖い。
全3話完結
二重NTR‐TRAP
下垣
BL
なんの変哲もない高校生の風見 仁志は、彼女である佐倉 希子にフラれてしまう
フラれた原因は希子が同級生の飯塚 郁人のことが好きになったことである
郁人は仁志と比べて成績優秀でスポーツ万能。中性的で容姿端麗と非の打ち所がない人物だった
仁志はフラれて落ち込んでいたところにあるカフェを発見する。そのカフェはいわゆるコンセプトカフェで女装した男の娘が集められているカフェだった
そのコンカフェで仁志は店員として働く郁人を見つけた。仁志は郁人にこのことは誰にも言わないでと頼まれる
仁志は郁人がコンカフェで働いていることを秘密にする代わりに、とある関係を持つように交換条件を出すのだった――
【完結】ハッピーエンドのその後は・・・?
夜船 紡
恋愛
婚約者のいるアイザックに惹かれ、秘密の愛を育んでいたクリスティーヌ。
ある日、アイザックはクリスティーヌと生きることを決意し、婚約者であるイザベラに婚約破棄を叩きつけた。
障害がなくなった2人は結婚し、ハッピーエンド。
これは、ハッピーエンドの後の10年後の話。
物語の終わりが本当に幸せなのだという保証は、どこにもない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる