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狼は残忍な飼い主達の香りを嗅がされる
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扉と電灯以外の部分を白く柔らかなクッションに覆われた部屋の中で、捕らわれの身に堕とされた狼の獣人である男が逃走を求めて試行錯誤を繰り返していた。
「うぅ……んぐっ、むぅぅっ……!」
壁を利用してどうにか立ち上がり、何度か再び床に転がった状態に陥りながらも扉へと辿り着いた狼が、白い革製の器具によって開くことを禁じられた尖った口から呻きを漏らしつつ扉との格闘を繰り返す。
白銀の体毛に覆われた裸体の首から下をすっぽりと包み込む白色の拘束服によって左右をきつく一つにまとめられた足でバランスを保ちつつ、自らの胴体を抱き締めているような位置に固定され爪と指を使えないよう拘束服の機構で握り拳を強要された腕を扉の取っ手近くに位置する二つの鍵に一生懸命擦り付けながら、狼は敵に監禁されている屈辱の状況を好転させようと足掻き続ける。
けれど、狼の努力も虚しく扉の鍵達は外れる気配すら見せない。外側から施錠された鍵は思い通りに動かせぬ腕で無意味に自身を撫でる狼を小馬鹿にするように、冷たい金属音を立てるのみだ。
拘束を加えられていなくとも、この部屋から自力で逃げ出せはしない。狼の理性が冷静にそう告げる。仮に鍵を外せても、手足を使えず言葉で助けを求められない今の格好では逃げおおせる前にこの部屋へと連れ戻されるだけだ。狼の思考の中で、諦めの感情が正論を放つ。
しかし、狼は決して諦めること無く、希望を胸に格闘を続けた。自分を捕獲した者達を許さないという正義の心と、惨めな姿と捕らえられた事実を受け入れたくないというプライドを糧にして、腕を扉の鍵に擦り付け続けた。
だが、狼が望む展開はやはり訪れはしなくて。わずかな希望を信じていた狼は数時間ぶりに鍵を外され内側に向かって開かれた扉によってゆっくりと為す術無く押され、醜悪な笑みを浮かべた憎い男達の前で無様極まりない仰向けへと逆戻りさせられてしまった。
「刑事さん、ただいま。今日から暮らすお部屋は気に入ってくれたかい?」
「こんな気持ち良さそうに寝転がってたくらいなんだから、気に入ってない訳がないよなぁ? 刑事さん?」
「うぅ! むぅぅぅんっ!!」
愉悦を込めた黒い笑みを向けながら歩み寄ってくる様々な種族の獣人達を、絶望が隠し切れていない瞳で睨み付けながら、捕らえようとしていた悪に所属する者達に捕らえられてしまった正義の立場の狼が来るなの思いを乗せて閉ざされた口で喚き散らす。
無論、悪達は情けない刑事が唸りで示す要求を汲み取ってなどやらない。悪達は寝返りさえも不可能にさせる形でクッションの床に転がった狼を取り囲み、好き勝手な言葉で狼の心を痛め付けながら逆らえぬ肉体を手で弄んでいく。
「この部屋、刑事さんの趣味に合ったみたいで良かったよ。拘束服もよく似合っているし、新しい生活もすぐに慣れそうだね」
「今日からずっと、メシと風呂の時以外はその格好で過ごさせてやるよ。その格好のまま毎日たっぷり可愛がって、気持ち良くなることしか考えられない淫乱狼に躾けてやるからな? 愉しみにしてろよ?」
「今は食事の時間が遠いから直接嗅がせるけど、これからはエッチなお薬を混ぜたご飯で身体を常に発情しきったままにさせてあげるからね。今必死に嫌がっている俺達の手の刺激であっさりイって、もっと気持ち良くなりたがる変態に改造してあげるからねー?」
「うぅ! むぐっ、ふぅぅんっ! むぐぅぅぅーっ!!」
拘束服の上から乳首を捏ねられ、尻肉を揉まれ、使い物にならなくされた手足を撫でられ、男根を手の平でさすられながら。無防備な耳を指先で弄くられ、鼻先に脳を甘く殴り付けてくる程に強烈な媚薬を染み込ませた布を押し付けられ、嬉々として口にされた非道な調教計画から舌を噛み切って逃れるという選択肢すらも取れなくされた口を枷の上から男根を慰めるかのように手で扱かれながら。狼は気丈な態度を完全に忘れ誇りを捨て去った哀願を発しつつ、媚薬と混ざって漂ってくる残忍な飼い主達の香りを意に染まぬ発情へと追い立てられながら嗅がされ続けていた。
「うぅ……んぐっ、むぅぅっ……!」
壁を利用してどうにか立ち上がり、何度か再び床に転がった状態に陥りながらも扉へと辿り着いた狼が、白い革製の器具によって開くことを禁じられた尖った口から呻きを漏らしつつ扉との格闘を繰り返す。
白銀の体毛に覆われた裸体の首から下をすっぽりと包み込む白色の拘束服によって左右をきつく一つにまとめられた足でバランスを保ちつつ、自らの胴体を抱き締めているような位置に固定され爪と指を使えないよう拘束服の機構で握り拳を強要された腕を扉の取っ手近くに位置する二つの鍵に一生懸命擦り付けながら、狼は敵に監禁されている屈辱の状況を好転させようと足掻き続ける。
けれど、狼の努力も虚しく扉の鍵達は外れる気配すら見せない。外側から施錠された鍵は思い通りに動かせぬ腕で無意味に自身を撫でる狼を小馬鹿にするように、冷たい金属音を立てるのみだ。
拘束を加えられていなくとも、この部屋から自力で逃げ出せはしない。狼の理性が冷静にそう告げる。仮に鍵を外せても、手足を使えず言葉で助けを求められない今の格好では逃げおおせる前にこの部屋へと連れ戻されるだけだ。狼の思考の中で、諦めの感情が正論を放つ。
しかし、狼は決して諦めること無く、希望を胸に格闘を続けた。自分を捕獲した者達を許さないという正義の心と、惨めな姿と捕らえられた事実を受け入れたくないというプライドを糧にして、腕を扉の鍵に擦り付け続けた。
だが、狼が望む展開はやはり訪れはしなくて。わずかな希望を信じていた狼は数時間ぶりに鍵を外され内側に向かって開かれた扉によってゆっくりと為す術無く押され、醜悪な笑みを浮かべた憎い男達の前で無様極まりない仰向けへと逆戻りさせられてしまった。
「刑事さん、ただいま。今日から暮らすお部屋は気に入ってくれたかい?」
「こんな気持ち良さそうに寝転がってたくらいなんだから、気に入ってない訳がないよなぁ? 刑事さん?」
「うぅ! むぅぅぅんっ!!」
愉悦を込めた黒い笑みを向けながら歩み寄ってくる様々な種族の獣人達を、絶望が隠し切れていない瞳で睨み付けながら、捕らえようとしていた悪に所属する者達に捕らえられてしまった正義の立場の狼が来るなの思いを乗せて閉ざされた口で喚き散らす。
無論、悪達は情けない刑事が唸りで示す要求を汲み取ってなどやらない。悪達は寝返りさえも不可能にさせる形でクッションの床に転がった狼を取り囲み、好き勝手な言葉で狼の心を痛め付けながら逆らえぬ肉体を手で弄んでいく。
「この部屋、刑事さんの趣味に合ったみたいで良かったよ。拘束服もよく似合っているし、新しい生活もすぐに慣れそうだね」
「今日からずっと、メシと風呂の時以外はその格好で過ごさせてやるよ。その格好のまま毎日たっぷり可愛がって、気持ち良くなることしか考えられない淫乱狼に躾けてやるからな? 愉しみにしてろよ?」
「今は食事の時間が遠いから直接嗅がせるけど、これからはエッチなお薬を混ぜたご飯で身体を常に発情しきったままにさせてあげるからね。今必死に嫌がっている俺達の手の刺激であっさりイって、もっと気持ち良くなりたがる変態に改造してあげるからねー?」
「うぅ! むぐっ、ふぅぅんっ! むぐぅぅぅーっ!!」
拘束服の上から乳首を捏ねられ、尻肉を揉まれ、使い物にならなくされた手足を撫でられ、男根を手の平でさすられながら。無防備な耳を指先で弄くられ、鼻先に脳を甘く殴り付けてくる程に強烈な媚薬を染み込ませた布を押し付けられ、嬉々として口にされた非道な調教計画から舌を噛み切って逃れるという選択肢すらも取れなくされた口を枷の上から男根を慰めるかのように手で扱かれながら。狼は気丈な態度を完全に忘れ誇りを捨て去った哀願を発しつつ、媚薬と混ざって漂ってくる残忍な飼い主達の香りを意に染まぬ発情へと追い立てられながら嗅がされ続けていた。
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