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Chapter.6 好きだから
Act.4-03☆
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高遠さんはそんな私の視線の先に気付いていた。仰向けの状態のままでいる私の側に片膝を立てた状態で座ると、私の手をそっと掴み、高遠さんの中心部にゆっくりと導いた。
「これからこいつが、君のナカに入るんだよ」
恐る恐る握ってみた高遠さんの〈それ〉はとても硬かった。経験が全くなくても、私だって多少なりとも知識はあるから、〈それ〉がどこに入るかぐらいは分かる。だからこそ、急に言いようのない恐怖を覚えた。
「大丈夫だよ。どうしても無理そうならば途中でやめるから」
私の不安を察してくれたのか、高遠さんが私の頬を優しく撫で、そっと口付けを落としてきた。
「少し慣らそうか?」
高遠さんの手が、私の頬から下肢へと下りてゆく。そして、ショーツまで辿り着くとそれも邪魔だと言わんばかりに取り払ってしまった。
私も高遠さん同様、生まれたままの姿にさせられた。ブラとショーツだけ残されただけでも恥ずかしかったのに、今度はその比ではない。でも、ここまできたら恥ずかしがってばかりじゃいられない。
高遠さんは私の両膝を折り上げ、左右にそのまま開かせる。とてつもなくあられもない格好をさせられ、私は咄嗟に脚を閉じようとした。
「ダメだよ」
高遠さんの両手が私のそれを押さえ付けた。
「ここで慣らさないと辛い思いをするのは絢だよ? ほら、ちゃんと俺に見せて?」
辛い思いをするのは私だからと言いながら、高遠さんの要求もしっかりと突き付けてくる。
ここで抵抗しても無駄だ。私はすぐに悟り、小さく溜め息を吐いて力を抜いた。
「だいぶ濡れてるね。でも、まずは少し味見させてもらうよ」
意味不明なことを呟いたかと思ったら、高遠さんが私の陰部に口を押し付ける。状況が掴めず、唖然としている私をよそに、今度はナカに舌を挿し入れた。
これまで一度も経験したことのない感覚だった。ナカで舌が忙しなく蠢き、そのたびに甘い痺れが全身を駆け抜けてゆく。
「ふ……あぁ……っ……」
意識とは裏腹に声が漏れた。今まで出したことのない自分の声にハッとして、慌てて自分の口を両手で押さえた。
高遠さんが頭をもたげた。再び私を見下ろす体勢となり、「気持ち良かったの?」と真顔で訊いてくる。
私は答えに窮した。よく分からない。でも自分でも引いてしまうほど変な声が出てしまったのは、気持ち良かったということなのだろうか。
「多分……」
気まずい思いで曖昧に答えた。
高遠さんはジッと私に視線を注ぎ、少しずつ表情を和らげた。
「今度は、一緒に気持ち良くなろうか?」
そう私に告げた高遠さんは、ベッドから降りた。チェストの置いてある壁際まで行き、私に背を向けた状態で何かをしている。
それからほどなくして、高遠さんがベッドに戻って来た。よくよく見てみたら、高遠さんの男性器に透明なものが被せられている。考えるまでもなく、それは避妊具だ。
「ずっと前から用意してたんだよ、実はね」
私が訊く前に高遠さんが先回りして言ってきた。
「用意周到でかえってドン引きされるかと思ったけど、なければないで危ないからね。俺はともかく、絢は女の子だから」
言いわけのようでも、高遠さんはちゃんと私のことを考えてくれている。もちろん、避妊具を着けていても避妊は完璧とは言いきれない。けれど、リスクはない時よりもだいぶ少なくなる。
「もちろん、責任逃れする気はない。万が一のことがあった時は、ね」
高遠さんの言わんとしていることは私も理解した。だからこそ、私も高遠さんに全てを委ねようと改めて思えた。
「これからこいつが、君のナカに入るんだよ」
恐る恐る握ってみた高遠さんの〈それ〉はとても硬かった。経験が全くなくても、私だって多少なりとも知識はあるから、〈それ〉がどこに入るかぐらいは分かる。だからこそ、急に言いようのない恐怖を覚えた。
「大丈夫だよ。どうしても無理そうならば途中でやめるから」
私の不安を察してくれたのか、高遠さんが私の頬を優しく撫で、そっと口付けを落としてきた。
「少し慣らそうか?」
高遠さんの手が、私の頬から下肢へと下りてゆく。そして、ショーツまで辿り着くとそれも邪魔だと言わんばかりに取り払ってしまった。
私も高遠さん同様、生まれたままの姿にさせられた。ブラとショーツだけ残されただけでも恥ずかしかったのに、今度はその比ではない。でも、ここまできたら恥ずかしがってばかりじゃいられない。
高遠さんは私の両膝を折り上げ、左右にそのまま開かせる。とてつもなくあられもない格好をさせられ、私は咄嗟に脚を閉じようとした。
「ダメだよ」
高遠さんの両手が私のそれを押さえ付けた。
「ここで慣らさないと辛い思いをするのは絢だよ? ほら、ちゃんと俺に見せて?」
辛い思いをするのは私だからと言いながら、高遠さんの要求もしっかりと突き付けてくる。
ここで抵抗しても無駄だ。私はすぐに悟り、小さく溜め息を吐いて力を抜いた。
「だいぶ濡れてるね。でも、まずは少し味見させてもらうよ」
意味不明なことを呟いたかと思ったら、高遠さんが私の陰部に口を押し付ける。状況が掴めず、唖然としている私をよそに、今度はナカに舌を挿し入れた。
これまで一度も経験したことのない感覚だった。ナカで舌が忙しなく蠢き、そのたびに甘い痺れが全身を駆け抜けてゆく。
「ふ……あぁ……っ……」
意識とは裏腹に声が漏れた。今まで出したことのない自分の声にハッとして、慌てて自分の口を両手で押さえた。
高遠さんが頭をもたげた。再び私を見下ろす体勢となり、「気持ち良かったの?」と真顔で訊いてくる。
私は答えに窮した。よく分からない。でも自分でも引いてしまうほど変な声が出てしまったのは、気持ち良かったということなのだろうか。
「多分……」
気まずい思いで曖昧に答えた。
高遠さんはジッと私に視線を注ぎ、少しずつ表情を和らげた。
「今度は、一緒に気持ち良くなろうか?」
そう私に告げた高遠さんは、ベッドから降りた。チェストの置いてある壁際まで行き、私に背を向けた状態で何かをしている。
それからほどなくして、高遠さんがベッドに戻って来た。よくよく見てみたら、高遠さんの男性器に透明なものが被せられている。考えるまでもなく、それは避妊具だ。
「ずっと前から用意してたんだよ、実はね」
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「用意周到でかえってドン引きされるかと思ったけど、なければないで危ないからね。俺はともかく、絢は女の子だから」
言いわけのようでも、高遠さんはちゃんと私のことを考えてくれている。もちろん、避妊具を着けていても避妊は完璧とは言いきれない。けれど、リスクはない時よりもだいぶ少なくなる。
「もちろん、責任逃れする気はない。万が一のことがあった時は、ね」
高遠さんの言わんとしていることは私も理解した。だからこそ、私も高遠さんに全てを委ねようと改めて思えた。
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