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Case183.真紅に染まる遊園地⑤
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「昨夜は何事もなく?」
「ああ。爆弾も見つからなかった。」
翌朝、海里と小夜は再び遊園地に来ていた。気温が低く、白い息が宙に漂う。
「そういえば昨日のメールの件、本当か?妹さんがあの問題知ってたって。」
「はい。地図を見て気がつきました。理系の大学に通っていたのはもちろん知っていますが、何せ私は理数系が得意ではないので・・・。」
「勉強の話は聞かなかったんだな?」
「恥ずかしながら。」
海里は苦笑した。龍からコーヒー缶を受け取り、蓋を開けて口に運ぶ。
「誰かが侵入した形跡はないんですか?」
「無いな。兄貴や刑事たちと交代で見回ったが、それらしい人間は見当たらなかった。ただ懐中電灯やスマートフォンのライトしかなかったし、確実性には欠ける。」
「・・・・そうですか。しかし、やはり分かりません。爆発物処理班が見回って爆弾がないとされたのに、昨日2度も爆発・・・。幸い怪我人はいませんでしたが、もしお客がいる時に起こっていたらあの被害では済まなかった。」
「そうだな。犯人は脅しのつもりであの爆発を起こしたのか、それとも・・・・」
「単なる殺人欲かどちらか、だね。」
別の場所にいた玲央がやって来た。隣には小夜がいる。
「どちらにしても気持ちの良い話じゃないわ。でもあの2度目の爆発は位置が警察がいる場所から離れていた。殺人欲とはあまり考えられないんじゃない?」
「そうだね。3発目は江本君と小夜の近くだったけど、怪我はなかったんでしょ?」
小夜は頷いた。
談笑を終えた4人が調査に向かおうと別れようとした時、龍のスマートフォンが鳴った。
「アサヒ。終わったのか?」
『何とかね。映像に映っていた人物は、遊園地の責任者・茂木賢一郎よ。磯井さんに頼んで経歴を調べてもらったら、理系の大学で理工学部だったんですって。』
「理工学部・・・。巡回セールスマン問題を知っているのも頷けるか。」
『ええ。爆弾を作る技術もあるでしょうね。』
アサヒは眠そうな声で答えた。時折あくびが聞こえてくる。
『ああ、そうそう。磯井さんが持って来たあのスマートフォン、予備よ。』
「予備?」
『確かに爆発の音声は録音されていたわ。でも、それ以外何のアプリもなかったの。連絡先から茂木の物であることは分かったけど、それ以上の個人情報はなかったわ。』
「・・・随分用意がいいな。」
『馬鹿な犯人じゃないもの。まあ、後は頑張りなさいね。私ができるのはここまでだから。』
「ああ。無理言って悪かったな。」
電話を終えると、調査結果が聞こえていた海里たちは重い顔をした。
「今、茂木さんは?」
「自宅にいると思・・・」
「私に御用ですか?」
声が聞こえ、海里たちはハッとした。そこには、自信なさげな顔をした茂木が立っていたのだ。龍と玲央は、全く気配がなかったことに違和感を覚えた。
「茂木さん・・どうして、ここに?警察の皆さんから自宅待機を言われたはずですよね?」
「園に異常がないか気になってしまって・・・。」
茂木は、両手を後ろで組み、どこか落ち着かない様子だった。龍が尋ねる。
「入り口には他の捜査員がいたはずですが、どうやってお通りに?」
「え?いや、普通にですよ・・・。」
茂木は肩から下げている鞄を隠すように体を捻った。玲央が失礼します、と言いながら鞄を奪う。
「・・・・このロープとフック、かなりボロボロになっていますね。どこで使われたんですか?」
「ご、ゴミですよ。うっかり持って来てしまって・・・。」
「東堂警部!」
義則たちが駆け込んできた。
「先ほど茂木賢一郎の家を家宅捜索していたら、押し入れから爆弾製造の説明書が出てきました!購入履歴もパソコンに!」
茂木の顔色が変わった。義則が捕まえようと手を伸ばしたが、玲央がそれを止めた。
「ここで全て話してください、茂木さん。あなたがこんな事をした理由は何です?」
「まるで私が犯人であるかのような言い方ですね。」
「言い逃れはできませんよ。監視カメラの映像にあなたが写っていたし、スマートフォンにあなたの指紋が残っていました。爆弾に関する物も見つかった以上、決定的です。」
玲央の言葉に、茂木は悔しそうな顔を浮かべた。
「お前たちに・・分かるものか。大切な存在が、急に目の前からいなくなる想いなど。」
苦しげにそう呟いた時、玲央はわずかに眉を顰めた。
「だから犯罪を?理由になりません。」
「警察だから言えるんだろう。お前たちのように、罰する機会を与えられない私たちは、復讐しか残されていないんだ。正しいか否かなんて考えてられるか。」
その時、遊園地の中央にある時計台が鳴った。朝の9時になったのだ。
「・・・・時間だ。」
「えっ?」
海里と小夜が目を丸くした瞬間、龍と玲央が2人を突き飛ばした。そして、
「まもなく、この場所は塵と化す!」
その言葉を合図に、あちこちで爆発が起こった。轟音を立てて周りの建物が壊れ、木々が吹き飛ぶ。海里は思わず目を瞑った。
「東堂さん!玲央さん!」
「来るな‼︎逃げろ‼︎」
黒煙と真っ赤な炎が舞い上がり、空を赤く染めた。海里は煙で見えなくなった龍たちの方を見る。
「・・・・逃げられるわけがないでしょう。」
「江本さん?」
海里はスマートフォンを出してアサヒに電話をかけた。
『どうしたの?』
「茂木賢一郎のスマートフォンに音声以外のデータがあるはずです!それを私に送ってください‼︎」
『隠しファイル?』
「恐らくそうです!私たちは音声にしか注目しなかったので、盲点でした。そしてそこに、爆発を防ぐ鍵があるはずなんです。この爆発は、9時の鐘と共に起こった。“そういうプログラム”が組み込まれているはずです!」
『分かった。すぐに送るわ。』
アサヒの電話を切ると、海里は小夜の方を向き、言った。
「小夜さんは機械類の操作に長けていますよね?両親がIT会社の経営者でしたから。」
「そうだけど・・・まさか、私にどうにかしろって言うの⁉︎」
「あなたにしか頼めません。警察に応援要請をしている時間はない!」
海里は自分のスマートフォンを取り出し、小夜に渡した。画面にはアサヒが送った隠しファイルが添付されている。
「私はあの日、九重さんと別れた事を心のどこかで今も後悔しています。この状況が苦しいのも、あの日を思い出すからでしょう。」
小夜の表情が硬くなった。彼女は躊躇いがちに尋ねる。
「・・・2人を、助けに行くのね?」
「はい。誰かのために、迷うことなく命をかけるあの2人を頼むと、託されたんです。だから、逃げません。私は私にできる事をします。」
少しの間迷っていた小夜だったが、やがて軽く頷き、言った。
「・・・・分かったわ。ただし、絶対無事に戻ってきて。これ以上何も失いたくない。」
「もちろんです。死ぬ気はありませんし、お2人も死なせませんから。」
「ああ。爆弾も見つからなかった。」
翌朝、海里と小夜は再び遊園地に来ていた。気温が低く、白い息が宙に漂う。
「そういえば昨日のメールの件、本当か?妹さんがあの問題知ってたって。」
「はい。地図を見て気がつきました。理系の大学に通っていたのはもちろん知っていますが、何せ私は理数系が得意ではないので・・・。」
「勉強の話は聞かなかったんだな?」
「恥ずかしながら。」
海里は苦笑した。龍からコーヒー缶を受け取り、蓋を開けて口に運ぶ。
「誰かが侵入した形跡はないんですか?」
「無いな。兄貴や刑事たちと交代で見回ったが、それらしい人間は見当たらなかった。ただ懐中電灯やスマートフォンのライトしかなかったし、確実性には欠ける。」
「・・・・そうですか。しかし、やはり分かりません。爆発物処理班が見回って爆弾がないとされたのに、昨日2度も爆発・・・。幸い怪我人はいませんでしたが、もしお客がいる時に起こっていたらあの被害では済まなかった。」
「そうだな。犯人は脅しのつもりであの爆発を起こしたのか、それとも・・・・」
「単なる殺人欲かどちらか、だね。」
別の場所にいた玲央がやって来た。隣には小夜がいる。
「どちらにしても気持ちの良い話じゃないわ。でもあの2度目の爆発は位置が警察がいる場所から離れていた。殺人欲とはあまり考えられないんじゃない?」
「そうだね。3発目は江本君と小夜の近くだったけど、怪我はなかったんでしょ?」
小夜は頷いた。
談笑を終えた4人が調査に向かおうと別れようとした時、龍のスマートフォンが鳴った。
「アサヒ。終わったのか?」
『何とかね。映像に映っていた人物は、遊園地の責任者・茂木賢一郎よ。磯井さんに頼んで経歴を調べてもらったら、理系の大学で理工学部だったんですって。』
「理工学部・・・。巡回セールスマン問題を知っているのも頷けるか。」
『ええ。爆弾を作る技術もあるでしょうね。』
アサヒは眠そうな声で答えた。時折あくびが聞こえてくる。
『ああ、そうそう。磯井さんが持って来たあのスマートフォン、予備よ。』
「予備?」
『確かに爆発の音声は録音されていたわ。でも、それ以外何のアプリもなかったの。連絡先から茂木の物であることは分かったけど、それ以上の個人情報はなかったわ。』
「・・・随分用意がいいな。」
『馬鹿な犯人じゃないもの。まあ、後は頑張りなさいね。私ができるのはここまでだから。』
「ああ。無理言って悪かったな。」
電話を終えると、調査結果が聞こえていた海里たちは重い顔をした。
「今、茂木さんは?」
「自宅にいると思・・・」
「私に御用ですか?」
声が聞こえ、海里たちはハッとした。そこには、自信なさげな顔をした茂木が立っていたのだ。龍と玲央は、全く気配がなかったことに違和感を覚えた。
「茂木さん・・どうして、ここに?警察の皆さんから自宅待機を言われたはずですよね?」
「園に異常がないか気になってしまって・・・。」
茂木は、両手を後ろで組み、どこか落ち着かない様子だった。龍が尋ねる。
「入り口には他の捜査員がいたはずですが、どうやってお通りに?」
「え?いや、普通にですよ・・・。」
茂木は肩から下げている鞄を隠すように体を捻った。玲央が失礼します、と言いながら鞄を奪う。
「・・・・このロープとフック、かなりボロボロになっていますね。どこで使われたんですか?」
「ご、ゴミですよ。うっかり持って来てしまって・・・。」
「東堂警部!」
義則たちが駆け込んできた。
「先ほど茂木賢一郎の家を家宅捜索していたら、押し入れから爆弾製造の説明書が出てきました!購入履歴もパソコンに!」
茂木の顔色が変わった。義則が捕まえようと手を伸ばしたが、玲央がそれを止めた。
「ここで全て話してください、茂木さん。あなたがこんな事をした理由は何です?」
「まるで私が犯人であるかのような言い方ですね。」
「言い逃れはできませんよ。監視カメラの映像にあなたが写っていたし、スマートフォンにあなたの指紋が残っていました。爆弾に関する物も見つかった以上、決定的です。」
玲央の言葉に、茂木は悔しそうな顔を浮かべた。
「お前たちに・・分かるものか。大切な存在が、急に目の前からいなくなる想いなど。」
苦しげにそう呟いた時、玲央はわずかに眉を顰めた。
「だから犯罪を?理由になりません。」
「警察だから言えるんだろう。お前たちのように、罰する機会を与えられない私たちは、復讐しか残されていないんだ。正しいか否かなんて考えてられるか。」
その時、遊園地の中央にある時計台が鳴った。朝の9時になったのだ。
「・・・・時間だ。」
「えっ?」
海里と小夜が目を丸くした瞬間、龍と玲央が2人を突き飛ばした。そして、
「まもなく、この場所は塵と化す!」
その言葉を合図に、あちこちで爆発が起こった。轟音を立てて周りの建物が壊れ、木々が吹き飛ぶ。海里は思わず目を瞑った。
「東堂さん!玲央さん!」
「来るな‼︎逃げろ‼︎」
黒煙と真っ赤な炎が舞い上がり、空を赤く染めた。海里は煙で見えなくなった龍たちの方を見る。
「・・・・逃げられるわけがないでしょう。」
「江本さん?」
海里はスマートフォンを出してアサヒに電話をかけた。
『どうしたの?』
「茂木賢一郎のスマートフォンに音声以外のデータがあるはずです!それを私に送ってください‼︎」
『隠しファイル?』
「恐らくそうです!私たちは音声にしか注目しなかったので、盲点でした。そしてそこに、爆発を防ぐ鍵があるはずなんです。この爆発は、9時の鐘と共に起こった。“そういうプログラム”が組み込まれているはずです!」
『分かった。すぐに送るわ。』
アサヒの電話を切ると、海里は小夜の方を向き、言った。
「小夜さんは機械類の操作に長けていますよね?両親がIT会社の経営者でしたから。」
「そうだけど・・・まさか、私にどうにかしろって言うの⁉︎」
「あなたにしか頼めません。警察に応援要請をしている時間はない!」
海里は自分のスマートフォンを取り出し、小夜に渡した。画面にはアサヒが送った隠しファイルが添付されている。
「私はあの日、九重さんと別れた事を心のどこかで今も後悔しています。この状況が苦しいのも、あの日を思い出すからでしょう。」
小夜の表情が硬くなった。彼女は躊躇いがちに尋ねる。
「・・・2人を、助けに行くのね?」
「はい。誰かのために、迷うことなく命をかけるあの2人を頼むと、託されたんです。だから、逃げません。私は私にできる事をします。」
少しの間迷っていた小夜だったが、やがて軽く頷き、言った。
「・・・・分かったわ。ただし、絶対無事に戻ってきて。これ以上何も失いたくない。」
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