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Case71.血まみれのお茶会①
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彼女の言葉が、耳について離れなかった。
今まで、多くの人と出会い、多くの言葉を交わして来た。しかし今、そのほとんどの言葉が曖昧になって、私は生きている。
だが、彼女の言葉だけは、忘れることができなかった。
私の価値観をひっくり返した彼女の言葉は、呪いのように、私を捕らえて離さなかった。
“あなたの頭脳は、確かに素晴らしい。でも、先を見通す力が足りない。”
“真相を告げるという今に囚われて、先が見えていない。”
“今のまま突き進めば、あなたはいつか必ず大切なものを失う。失いたくなければ、変わらなければならない。”
「正しい答えなんて・・・分かるはずない。少なくとも、私は、私の正しさを変えることなんて、できない・・・・」
私がそう呟いた時、部屋の扉を叩く音が聞こえた。義母だ。私はゆっくりとベッドから体を起こし、わずかに扉を開けた。
「1週間後の“お茶会”の件よ。」
「ああ・・・心配せずとも、ちゃんと出席しますよ。」
「それなら良かった。でも、今日はそれだけじゃなくて、あなたのご友人を呼びたいの。誰か思い当たる人はいらっしゃる?」
(その時、私の頭に浮かんだのは、東堂さんと玲央さんだった。だがもう1人・・小夜さんを呼ぶべきだと、なぜか、そう直感した。私は、私なりの答えを見つけて、彼女と話さなくてはならない。)
「います。3人ほど・・・構いませんか?」
「ええ。名前と住所は分かる?招待状を送るから、教えて頂戴。」
気がつけば、私は3人の名前と住所を紙に書いて渡していた。自分が迷う原因になった女性を招待するというのは自分でも驚いたが、自分のためにも、正しいことだと思った。
義母が出て行くと、酷い頭痛がした。私はベッドに横になり、すぐに眠りについた。
※
「龍。君にも、これ届いてた?」
玲央が見せたのは、1枚の封筒だった。色は白で、角に朱印と、“東堂玲央様”と書かれている。龍は頷きながら、胸ポケットに手を入れた。
「これだろ?中身は見たのか?」
「一応。しかし“お茶会”ってなんだろうね。江本君がご両親を亡くして遠い親戚の元で暮らしてきたのは知ってるけど。」
「俺も深くは知らない。だが、招待された以上、断るわけにもいかないだろ。」
「そうだね。運のいいことにお茶会は日曜日で、翌日は祝日だ。少し遠いけど、何とかなるだろう。」
龍が玲央の言葉に頷くと、玲央のスマートフォンが鳴った。メールが来たらしい。
「小夜からだ。ん・・・?封筒?そうか、彼女も届いたんだ。意外だったな。」
「ああ。あの日の1件以来、仕事を休んでいると聞いていたから、関わる気すらないのかと思っていたが・・・・違うみたいだな。」
「だね。取り敢えず、来週の日曜日、警視庁の近くで待ち合わせだ。運転お願いね、龍。」
「おう。」
日曜日、3人は警視庁の近くで待ち合わせをし、海里の義両親の家へ向かった。場所は東京都内だが、3人の居住地からはかなり距離があるため、車でも時間がかかった。
「腑に落ちないって顔だね、小夜。」
「・・・・当たり前じゃない。私は、今更彼に会う気はないわ。話がしたいのかもしれないけど、私に答えを提示する必要はない。言葉で聞いたところで、変わるとは限らない。行動で示さなければ、何も変わらないのよ。」
小夜は玲央の方に目もくれずにそう言った。彼女は後部座席に座り、窓枠に肘を乗せていた。玲央がゆったりとした口調で言う。
「江本君なりの意見があったと思えばいいじゃないか。君と話をした方が、彼自身も落ち着くということだろう。」
「随分と分かりきっているのね。いつからそんなに仲良くなったの?」
玲央はやれやれと言った顔で笑った。あの日以来、小夜はあまり笑わなくなり、普段から機嫌が悪かった。そんな2人を見兼ねて、龍が尋ねる。
「泉龍寺は、天宮家の一件の際、俺と江本のことを調べたんだよな?」
「ええ。味方かどうか、確かめるためです。」
「じゃあ、江本の義両親が何をしている人間か、分かるか?手紙に記載された住所は、高級住宅が立ち並ぶ土地だったはずだ。」
「ああ・・・会社経営らしいですよ。江本さんの義父が社長で、義母は副社長。3人の子供たちも、義父の会社の重役だったり、名門校に行っていたとありました。」
「会社経営・・・昔、関わりはなかったと?」
「聞いたことがありませんね。天宮家と違って、一代で築いた富だと聞いています。父は歴史ある家柄しか信用しなかったので、納得できますよ。」
龍はなるほどと言いながら運転を続けた。小夜が続ける。
「3年前、江本さんの妹・真衣さんが事故に遭った時、義両親とその子供たちは、深く悲しんだそうです。彼らは、2人が幼い頃に家族になったから、強固な絆ができていたのかもしれません。」
「幼い頃・・・というと?」
玲央の質問に小夜は少し考えてから口を開いた。
「詳しく分からないわ。ただ、小学校在学中くらい・・としか。その辺りが曖昧になっている理由は私も知らない。」
「そういえば・・・江本君の口から聞いた過去って、探偵業を始めてからのことだけだね。龍は何か、彼の子供時代の話、聞いた?」
「何も。そもそも、自分の子供時代のことなんて、誰も好き好んで話さないだろ。」
「・・・・そういうものかな。」
1時間ほど走った後、3人は目的地に到着した。
江本家は、丘の上にあった。3階建ての洋館で、真っ白な壁が、庭に植えられた鬱蒼とした森林の中で輝いている。巨大な黒い門が立ち、とてつもない威圧感があった。
「手入れされてるね。さすが社長宅。」
「ん?誰か来たぞ。」
3人の方に歩いてきたのは、1人の青年だった。漆黒の髪に、黒い眼鏡をかけている。スーツを着ており、女性のように細い体をしている。
「お待ちしておりました。東堂龍様、玲央様、泉龍寺小夜様ですね。」
「ええ。あなたは?」
「私は江本葵と申します。江本家の長男です。」
葵は深々とお辞儀をした。海里と容姿は違うが、丁寧な物腰がよく似ている。彼はどうぞと言って門を開け、3人を中に通した。
「1つ、お聞きしても?」
「何でしょう、龍様。」
「江本は・・・マリーゴールド号の1件以来、ここにいるんですか?」
「はい。部屋にこもっています。小説も書いていないようで・・・早く仕事に戻るよう、言いつけているのですが。」
葵は、心配しつつも困ったような顔でそう言った。彼は大きな玄関扉を開け、目の前のホールにいる大人に声をかける。
「お連れしました。」
「ありがとう、葵。」
椅子から立ち上がった男女は、明るい笑顔で3人を迎えた。同時に奥の扉が開き、車椅子に乗った女性と、それを押す1人の女性が入ってくる。
「初めまして。江本一也と申します。こちらは妻の愛華。長男の葵と、次女・三女の知華と流華です。本日は“お茶会”にお越し頂き、ありがとうございます。」
「こちらこそ、お呼び頂きありがとうございます。」
玲央が3人を代表して挨拶をし、一也と握手を交わした。すると、2階の部屋が開く音がした。顔を上げると、海里がいた。あの事件から1ヶ月弱・・・・いくらか痩せたように見える。
「海里も早く来なさい。お客さんがいらしたよ。」
「・・・・はい、義父さん。」
彼らはまだ知らなかった。穏やかなお茶会が始まろうとしていたこの時、犯人の刃が既に向けられていたことに。
今まで、多くの人と出会い、多くの言葉を交わして来た。しかし今、そのほとんどの言葉が曖昧になって、私は生きている。
だが、彼女の言葉だけは、忘れることができなかった。
私の価値観をひっくり返した彼女の言葉は、呪いのように、私を捕らえて離さなかった。
“あなたの頭脳は、確かに素晴らしい。でも、先を見通す力が足りない。”
“真相を告げるという今に囚われて、先が見えていない。”
“今のまま突き進めば、あなたはいつか必ず大切なものを失う。失いたくなければ、変わらなければならない。”
「正しい答えなんて・・・分かるはずない。少なくとも、私は、私の正しさを変えることなんて、できない・・・・」
私がそう呟いた時、部屋の扉を叩く音が聞こえた。義母だ。私はゆっくりとベッドから体を起こし、わずかに扉を開けた。
「1週間後の“お茶会”の件よ。」
「ああ・・・心配せずとも、ちゃんと出席しますよ。」
「それなら良かった。でも、今日はそれだけじゃなくて、あなたのご友人を呼びたいの。誰か思い当たる人はいらっしゃる?」
(その時、私の頭に浮かんだのは、東堂さんと玲央さんだった。だがもう1人・・小夜さんを呼ぶべきだと、なぜか、そう直感した。私は、私なりの答えを見つけて、彼女と話さなくてはならない。)
「います。3人ほど・・・構いませんか?」
「ええ。名前と住所は分かる?招待状を送るから、教えて頂戴。」
気がつけば、私は3人の名前と住所を紙に書いて渡していた。自分が迷う原因になった女性を招待するというのは自分でも驚いたが、自分のためにも、正しいことだと思った。
義母が出て行くと、酷い頭痛がした。私はベッドに横になり、すぐに眠りについた。
※
「龍。君にも、これ届いてた?」
玲央が見せたのは、1枚の封筒だった。色は白で、角に朱印と、“東堂玲央様”と書かれている。龍は頷きながら、胸ポケットに手を入れた。
「これだろ?中身は見たのか?」
「一応。しかし“お茶会”ってなんだろうね。江本君がご両親を亡くして遠い親戚の元で暮らしてきたのは知ってるけど。」
「俺も深くは知らない。だが、招待された以上、断るわけにもいかないだろ。」
「そうだね。運のいいことにお茶会は日曜日で、翌日は祝日だ。少し遠いけど、何とかなるだろう。」
龍が玲央の言葉に頷くと、玲央のスマートフォンが鳴った。メールが来たらしい。
「小夜からだ。ん・・・?封筒?そうか、彼女も届いたんだ。意外だったな。」
「ああ。あの日の1件以来、仕事を休んでいると聞いていたから、関わる気すらないのかと思っていたが・・・・違うみたいだな。」
「だね。取り敢えず、来週の日曜日、警視庁の近くで待ち合わせだ。運転お願いね、龍。」
「おう。」
日曜日、3人は警視庁の近くで待ち合わせをし、海里の義両親の家へ向かった。場所は東京都内だが、3人の居住地からはかなり距離があるため、車でも時間がかかった。
「腑に落ちないって顔だね、小夜。」
「・・・・当たり前じゃない。私は、今更彼に会う気はないわ。話がしたいのかもしれないけど、私に答えを提示する必要はない。言葉で聞いたところで、変わるとは限らない。行動で示さなければ、何も変わらないのよ。」
小夜は玲央の方に目もくれずにそう言った。彼女は後部座席に座り、窓枠に肘を乗せていた。玲央がゆったりとした口調で言う。
「江本君なりの意見があったと思えばいいじゃないか。君と話をした方が、彼自身も落ち着くということだろう。」
「随分と分かりきっているのね。いつからそんなに仲良くなったの?」
玲央はやれやれと言った顔で笑った。あの日以来、小夜はあまり笑わなくなり、普段から機嫌が悪かった。そんな2人を見兼ねて、龍が尋ねる。
「泉龍寺は、天宮家の一件の際、俺と江本のことを調べたんだよな?」
「ええ。味方かどうか、確かめるためです。」
「じゃあ、江本の義両親が何をしている人間か、分かるか?手紙に記載された住所は、高級住宅が立ち並ぶ土地だったはずだ。」
「ああ・・・会社経営らしいですよ。江本さんの義父が社長で、義母は副社長。3人の子供たちも、義父の会社の重役だったり、名門校に行っていたとありました。」
「会社経営・・・昔、関わりはなかったと?」
「聞いたことがありませんね。天宮家と違って、一代で築いた富だと聞いています。父は歴史ある家柄しか信用しなかったので、納得できますよ。」
龍はなるほどと言いながら運転を続けた。小夜が続ける。
「3年前、江本さんの妹・真衣さんが事故に遭った時、義両親とその子供たちは、深く悲しんだそうです。彼らは、2人が幼い頃に家族になったから、強固な絆ができていたのかもしれません。」
「幼い頃・・・というと?」
玲央の質問に小夜は少し考えてから口を開いた。
「詳しく分からないわ。ただ、小学校在学中くらい・・としか。その辺りが曖昧になっている理由は私も知らない。」
「そういえば・・・江本君の口から聞いた過去って、探偵業を始めてからのことだけだね。龍は何か、彼の子供時代の話、聞いた?」
「何も。そもそも、自分の子供時代のことなんて、誰も好き好んで話さないだろ。」
「・・・・そういうものかな。」
1時間ほど走った後、3人は目的地に到着した。
江本家は、丘の上にあった。3階建ての洋館で、真っ白な壁が、庭に植えられた鬱蒼とした森林の中で輝いている。巨大な黒い門が立ち、とてつもない威圧感があった。
「手入れされてるね。さすが社長宅。」
「ん?誰か来たぞ。」
3人の方に歩いてきたのは、1人の青年だった。漆黒の髪に、黒い眼鏡をかけている。スーツを着ており、女性のように細い体をしている。
「お待ちしておりました。東堂龍様、玲央様、泉龍寺小夜様ですね。」
「ええ。あなたは?」
「私は江本葵と申します。江本家の長男です。」
葵は深々とお辞儀をした。海里と容姿は違うが、丁寧な物腰がよく似ている。彼はどうぞと言って門を開け、3人を中に通した。
「1つ、お聞きしても?」
「何でしょう、龍様。」
「江本は・・・マリーゴールド号の1件以来、ここにいるんですか?」
「はい。部屋にこもっています。小説も書いていないようで・・・早く仕事に戻るよう、言いつけているのですが。」
葵は、心配しつつも困ったような顔でそう言った。彼は大きな玄関扉を開け、目の前のホールにいる大人に声をかける。
「お連れしました。」
「ありがとう、葵。」
椅子から立ち上がった男女は、明るい笑顔で3人を迎えた。同時に奥の扉が開き、車椅子に乗った女性と、それを押す1人の女性が入ってくる。
「初めまして。江本一也と申します。こちらは妻の愛華。長男の葵と、次女・三女の知華と流華です。本日は“お茶会”にお越し頂き、ありがとうございます。」
「こちらこそ、お呼び頂きありがとうございます。」
玲央が3人を代表して挨拶をし、一也と握手を交わした。すると、2階の部屋が開く音がした。顔を上げると、海里がいた。あの事件から1ヶ月弱・・・・いくらか痩せたように見える。
「海里も早く来なさい。お客さんがいらしたよ。」
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