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50 因果の果て
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春海の調査結果に目を通した翔一郎は、納得したように息を吐いた。横から拓司が覗くが、彼には微塵も理解できない言葉が羅列されていたため、思わず顔を歪める。春海は笑った。
「簡単に言えば毒殺よ。点滴に毒が混入していたから、犯人は医療関係者だと思うけど、探すのは意味ないかもね。恐らく、大勢の人間を経て、殺害の命令が下っているはず。元とは言え、火宮家の当主夫妻を殺害するのは大問題だから」
「・・・・日野下さんがいなければ、私は殺人犯になっていた可能性があります。殺害の命令を下した人間は、そこまで考えていたと思いますか」
「ええ。蒼一と一路も同じ意見よ。死ぬタイミングは悪かったけど、日野下が来たタイミングは良かった。そこは幸運として受け入れたらいいわ」
翔一郎は頷いたが、表情は暗いままだった。彼は鞄からボイスレコーダーを取り出し、悠に手渡す。
「2人との会話。記憶はあてにならないから、渡しとくよ。倒れた後まで録音されてるから、その点でも何か助けになるかも」
「ありがたく頂戴しとく。それより、こっち来るの早くない? 遺産放棄、そんなに早く済んだわけ?」
「遺言書が書かれたのが、10年以上前だったんだよ。私がまだ家から離れていない時期だから、私へ譲ることになっていた。でも、私は10年前に絶縁状まで叩きつけて家を出たから、息子として認める必要がなかった。後は、弁護士が適当にやってくれたよ。今頃、親戚揃って遺産を貪っている頃じゃないかな」
悠は小馬鹿にするように笑った。この発言を聞いて驚くことも言い過ぎと嗜めないことも、翔一郎にとってはありがたかった。
「そういや火宮、お前、使用人の日野下だっけ? 一緒に暮らし始めたんだよな」
「ああ、そうなんだ。ごめんね。こっちのことがバレるかもしれないのに危険なことして。お世話になった人だから、これ以上あんな場所に縛っていたくなかったんだ」
「別に怒ってねえよ。寧ろ、子供の頃からお前と火宮翔二郎を知ってる人間だろ? 色々話聞いてきてくれよ。怪しまれない程度にさ」
拓司の発言を受け、悠は「すっかり悪くなったねえ」と揶揄う。翔一郎も笑って頷くが、拓司はなぜか顔を曇らせ、翔一郎の正面に腰掛けた。
「どうしたの? 何か話が?」
「それはお前の方じゃねえの?」
「え? 2人との会話はボイスレコーダーに記録したよ?」
「そうじゃなくてさ。どう言ったらいいかな・・・・」
拓司は言葉選びに迷っているのか、寝癖のついた髪の毛をくしゃくしゃと掻いた。翔一郎は訳が分からず首を捻るが、突然、悠が口を開く。
「お腹減ったなあ。ねえ春海さん、何かおやつ作ってよ。手伝うからさ」
目を丸くする翔一郎を気に留めず、春海は笑って応じた。
「いいわよ。冷蔵庫の中身確認して、できるもの作ってあげる。できたらここに持ってくるわね、拓司」
「サンキュー、春海姉ちゃん」
脈絡のない会話を聞いているうちに、悠と春海は颯爽と部屋を出ていった。後には、拓司と翔一郎だけが残される。
どのくらい時間が経っただろう。やがて、拓司は覚悟を決めたように翔一郎を見つめ、告げた。
「言いたいことがあるだろ。両親が死んだんだ。いつも通りなんて無茶な話さ」
翔一郎は動きを止めた。しかし、すぐに取り繕うような笑みを浮かべる。
「いつも通りだよ? 両親とも思ってないし、言いたいことなんてのもないよ。強いて言うなら、死ぬタイミングが悪かったって話でーーーー」
「それは俺たちの都合に沿った話で、お前に沿った話じゃないだろ。俺が聞いてるのは、“両親が死んだこと”を、“息子”のお前がどう思ってるのかって話。肩の荷が降りたとか、迷惑だとか、親戚の前じゃ言ったんだろうけどさ、それすら求められてる言葉だろ?
『あんなことをされて、両親を穏やかに見送れるはずがない』『弟を殺した一因に両親があるのだから、憎んでいるはずだ』ーーーー周囲の奴らが望む答えを、お前は口にしたはずだ。染みついた習慣は、簡単には消えないからな」
そこで拓司は一泊置いて、言葉を続けた。
「でも、周囲に望まれる答えも習慣も、お前の本当の思いじゃない。怒りも憎しみも軽蔑も、お前の思いって名前の仮面を被ったものだ。
だから、今聞かせろよ。火宮、お前は“両親の死”を、“息子”としてどう思っている? 死んじまった“両親”に、“息子”として何を思っているんだ?」
沈黙が流れた。翔一郎の頭には拓司の問いが響き続け、同時に幼い頃の記憶が走馬灯のように巡っていた。
「・・・・私は」
何かを言いかけた翔一郎だったが、咄嗟に口を閉じた。拓司は変わらず彼を見つめており、やがて軽い溜息をつく。彼はゆったりと右手を上げ、翔一郎を指差して言う。
「それが答えだろ」
翔一郎の右目から、一筋の涙が流れていた。頬を伝って膝に落ち、スーツを濡らす。彼は声にならずに反問し、自身の頬に触れ、目を丸くした。
拓司は続ける。
「泣きたかったんだろ。ずっと前から。弟が死んだ時よりも前・・・両親の歪んだ望みを知った時から」
「違うよ」
翔一郎は咄嗟に否定した。しかし、拓司は折れない。
「じゃあその涙はなんだよ」
「欠伸でも出たんじゃない? 第一、泣いて何になるのさ」
拓司は深い溜息をついた。彼は目の前にいる男に、幼き己の姿を重ねる。
「理屈なんて存在しない。お前はただ泣きたかったんだ。泣いて両親に尋ねたかったんだ。どうして本当のことを話してくれなかったのか、どうして息子である自分にまで保身を優先させるのか」
「尋ねても答えてなんてくれない」
「お前は答えを求めてたわけじゃない。自分の思いを口にしたかっただけだ。さっきもそう言っただろ」
否定したかった翔一郎だが、涙は留まるところを知らなかった。とめどなく溢れる涙が、思いの答えだった。
「学歴なんてどうだっていい。医者をしている両親に憧れたから、医者になりたかった。家なんて関係なく、医者になりたいから目指していた。
これが、お前の本当の思いだろ。だからこそ、繕って保身を優先した、両親の態度が悲しかった。憎しみはゼロじゃなかっただろうが、まずは悲しかったはずだ。俺も同じだったから、分かるよ。お前の気持ちが、痛いほど分かるよ。火宮」
またしても涙が溢れた。愛に飢え兄だけを頼みに生きていた拓司の、嘘偽りない共感。彼の共感を前にして、翔一郎は、もう自分を偽ることができなかった。彼は肩を震わせ、嗚咽を漏らしながら口を開く。
「両親を愛していたなんてことは、ない」
「だろうな。与えられていないのに愛を返すなんて、心がすり減るだけだ」
拓司は静かに同意した。翔一郎は止まらない。
「でも、両親は間違いなく医者だった。立派な医者だった。間違いなく、大勢の患者を救い、救った人々に感謝される医者だった」
「そうだな。それは間違いねえ」
拓司の穏やかな笑みが、蒼一と重なった。似ていないはずの2人が、その刹那だけ瓜二つだった。
「それだけで良かったんだ。学歴なんてどうでもよかった。ただ、医者として、人を救うとはどういうことか、そのためにはどうするべきか、それだけが知りたかった。
それを知ったら、きっと、両親と同じような、大勢の患者を救って感謝される、立派な医者になれるから」
翔一郎は涙を拭いた。まだぼやけている視界を前に、彼は続ける。
「でも、もう言えない。私の思いは届かない。両親は死んでしまったから。どんなに願っても、死人が還ることはないから」
「ああ、そうだ。死んだ人間は還らない。
だから聞いたんだよ。お前の、本当の思い。秘めておくくらいなら、ぶちまけた方が楽になる。10年前、裁判所で叫んだ俺みたいにな」
永遠に会えぬ人々へ。届かぬ思いを吐き出して、巣食う闇夜はようやく晴れる。
「簡単に言えば毒殺よ。点滴に毒が混入していたから、犯人は医療関係者だと思うけど、探すのは意味ないかもね。恐らく、大勢の人間を経て、殺害の命令が下っているはず。元とは言え、火宮家の当主夫妻を殺害するのは大問題だから」
「・・・・日野下さんがいなければ、私は殺人犯になっていた可能性があります。殺害の命令を下した人間は、そこまで考えていたと思いますか」
「ええ。蒼一と一路も同じ意見よ。死ぬタイミングは悪かったけど、日野下が来たタイミングは良かった。そこは幸運として受け入れたらいいわ」
翔一郎は頷いたが、表情は暗いままだった。彼は鞄からボイスレコーダーを取り出し、悠に手渡す。
「2人との会話。記憶はあてにならないから、渡しとくよ。倒れた後まで録音されてるから、その点でも何か助けになるかも」
「ありがたく頂戴しとく。それより、こっち来るの早くない? 遺産放棄、そんなに早く済んだわけ?」
「遺言書が書かれたのが、10年以上前だったんだよ。私がまだ家から離れていない時期だから、私へ譲ることになっていた。でも、私は10年前に絶縁状まで叩きつけて家を出たから、息子として認める必要がなかった。後は、弁護士が適当にやってくれたよ。今頃、親戚揃って遺産を貪っている頃じゃないかな」
悠は小馬鹿にするように笑った。この発言を聞いて驚くことも言い過ぎと嗜めないことも、翔一郎にとってはありがたかった。
「そういや火宮、お前、使用人の日野下だっけ? 一緒に暮らし始めたんだよな」
「ああ、そうなんだ。ごめんね。こっちのことがバレるかもしれないのに危険なことして。お世話になった人だから、これ以上あんな場所に縛っていたくなかったんだ」
「別に怒ってねえよ。寧ろ、子供の頃からお前と火宮翔二郎を知ってる人間だろ? 色々話聞いてきてくれよ。怪しまれない程度にさ」
拓司の発言を受け、悠は「すっかり悪くなったねえ」と揶揄う。翔一郎も笑って頷くが、拓司はなぜか顔を曇らせ、翔一郎の正面に腰掛けた。
「どうしたの? 何か話が?」
「それはお前の方じゃねえの?」
「え? 2人との会話はボイスレコーダーに記録したよ?」
「そうじゃなくてさ。どう言ったらいいかな・・・・」
拓司は言葉選びに迷っているのか、寝癖のついた髪の毛をくしゃくしゃと掻いた。翔一郎は訳が分からず首を捻るが、突然、悠が口を開く。
「お腹減ったなあ。ねえ春海さん、何かおやつ作ってよ。手伝うからさ」
目を丸くする翔一郎を気に留めず、春海は笑って応じた。
「いいわよ。冷蔵庫の中身確認して、できるもの作ってあげる。できたらここに持ってくるわね、拓司」
「サンキュー、春海姉ちゃん」
脈絡のない会話を聞いているうちに、悠と春海は颯爽と部屋を出ていった。後には、拓司と翔一郎だけが残される。
どのくらい時間が経っただろう。やがて、拓司は覚悟を決めたように翔一郎を見つめ、告げた。
「言いたいことがあるだろ。両親が死んだんだ。いつも通りなんて無茶な話さ」
翔一郎は動きを止めた。しかし、すぐに取り繕うような笑みを浮かべる。
「いつも通りだよ? 両親とも思ってないし、言いたいことなんてのもないよ。強いて言うなら、死ぬタイミングが悪かったって話でーーーー」
「それは俺たちの都合に沿った話で、お前に沿った話じゃないだろ。俺が聞いてるのは、“両親が死んだこと”を、“息子”のお前がどう思ってるのかって話。肩の荷が降りたとか、迷惑だとか、親戚の前じゃ言ったんだろうけどさ、それすら求められてる言葉だろ?
『あんなことをされて、両親を穏やかに見送れるはずがない』『弟を殺した一因に両親があるのだから、憎んでいるはずだ』ーーーー周囲の奴らが望む答えを、お前は口にしたはずだ。染みついた習慣は、簡単には消えないからな」
そこで拓司は一泊置いて、言葉を続けた。
「でも、周囲に望まれる答えも習慣も、お前の本当の思いじゃない。怒りも憎しみも軽蔑も、お前の思いって名前の仮面を被ったものだ。
だから、今聞かせろよ。火宮、お前は“両親の死”を、“息子”としてどう思っている? 死んじまった“両親”に、“息子”として何を思っているんだ?」
沈黙が流れた。翔一郎の頭には拓司の問いが響き続け、同時に幼い頃の記憶が走馬灯のように巡っていた。
「・・・・私は」
何かを言いかけた翔一郎だったが、咄嗟に口を閉じた。拓司は変わらず彼を見つめており、やがて軽い溜息をつく。彼はゆったりと右手を上げ、翔一郎を指差して言う。
「それが答えだろ」
翔一郎の右目から、一筋の涙が流れていた。頬を伝って膝に落ち、スーツを濡らす。彼は声にならずに反問し、自身の頬に触れ、目を丸くした。
拓司は続ける。
「泣きたかったんだろ。ずっと前から。弟が死んだ時よりも前・・・両親の歪んだ望みを知った時から」
「違うよ」
翔一郎は咄嗟に否定した。しかし、拓司は折れない。
「じゃあその涙はなんだよ」
「欠伸でも出たんじゃない? 第一、泣いて何になるのさ」
拓司は深い溜息をついた。彼は目の前にいる男に、幼き己の姿を重ねる。
「理屈なんて存在しない。お前はただ泣きたかったんだ。泣いて両親に尋ねたかったんだ。どうして本当のことを話してくれなかったのか、どうして息子である自分にまで保身を優先させるのか」
「尋ねても答えてなんてくれない」
「お前は答えを求めてたわけじゃない。自分の思いを口にしたかっただけだ。さっきもそう言っただろ」
否定したかった翔一郎だが、涙は留まるところを知らなかった。とめどなく溢れる涙が、思いの答えだった。
「学歴なんてどうだっていい。医者をしている両親に憧れたから、医者になりたかった。家なんて関係なく、医者になりたいから目指していた。
これが、お前の本当の思いだろ。だからこそ、繕って保身を優先した、両親の態度が悲しかった。憎しみはゼロじゃなかっただろうが、まずは悲しかったはずだ。俺も同じだったから、分かるよ。お前の気持ちが、痛いほど分かるよ。火宮」
またしても涙が溢れた。愛に飢え兄だけを頼みに生きていた拓司の、嘘偽りない共感。彼の共感を前にして、翔一郎は、もう自分を偽ることができなかった。彼は肩を震わせ、嗚咽を漏らしながら口を開く。
「両親を愛していたなんてことは、ない」
「だろうな。与えられていないのに愛を返すなんて、心がすり減るだけだ」
拓司は静かに同意した。翔一郎は止まらない。
「でも、両親は間違いなく医者だった。立派な医者だった。間違いなく、大勢の患者を救い、救った人々に感謝される医者だった」
「そうだな。それは間違いねえ」
拓司の穏やかな笑みが、蒼一と重なった。似ていないはずの2人が、その刹那だけ瓜二つだった。
「それだけで良かったんだ。学歴なんてどうでもよかった。ただ、医者として、人を救うとはどういうことか、そのためにはどうするべきか、それだけが知りたかった。
それを知ったら、きっと、両親と同じような、大勢の患者を救って感謝される、立派な医者になれるから」
翔一郎は涙を拭いた。まだぼやけている視界を前に、彼は続ける。
「でも、もう言えない。私の思いは届かない。両親は死んでしまったから。どんなに願っても、死人が還ることはないから」
「ああ、そうだ。死んだ人間は還らない。
だから聞いたんだよ。お前の、本当の思い。秘めておくくらいなら、ぶちまけた方が楽になる。10年前、裁判所で叫んだ俺みたいにな」
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