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操り人形
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*ラウル視点*
痛くて苦しい気持ち悪い暗闇の中に、一人だけポツンと座っていた。
僕の心の奥底に潜んでいる、自分でも知らなかったサディスティックな一面。
傷付けたくないって思うのも本心なのに、めちゃくちゃにしたいと思ってしまう。
一緒にいた時は普通だったのに、暴かれた気持ちで別の感情が芽生えた。
僕の瞳を綺麗って言ってくれた、気持ち悪いって思わなかった。
彼の瞳からは、同情からではなく優しさに満ちていた。
親友と家族以外にも、僕を認めてくれる人がいた。
その感情は誰にも抱いた事はない、決して抱いてはいけない感情だった。
無理矢理してしまった後に、こんな事を思うのは変だけど…
いくら身体の自由がなくなっていたとはいえ、彼の苦痛に歪む顔に興奮したのは事実だ。
僕は、彼の事が好きなんだ…だからこそ、彼が僕にキスをした理由が知りたい。
さっきまで目の前にいた人を探しても、何処にもいない。
いろいろ言いたい事があったんだけど、なんでいないんだろう。
あれ…?誰と一緒だったんだっけ。
「あーあ、せっかく暗示を掛けたのに使えないなぁ」
何もなかった空間が、足音と共に色が付いてきた。
そこは何処かの部屋のようだが、僕が住んでいる寮の部屋ではない。
目の前にいる男は、誰だっけ…何処かで見た事がある。
そうだ、特別科の中で首席の人だ…入学式の時の代表として見た。
でも、特別科の人と個人的に話した事がないのに相手は親しげに僕に話しかける。
人違いじゃないかな、僕は用がないんだ…彼の事を思い出そうとしてるんだから。
それに、この特別科の先輩の後ろにいるのはなんだ?
頭に角があり、背中にはコウモリのような翼が生えている。
全身紫色の怪物、何処を見ても人間には見えない。
二人から目を逸らすと、顎を掴まれて強制的に振り向かされた。
「な、んで…誰、なの?」
「あー、そういえばあの時変に覚えられたら面倒だから救世主が記憶を消したっけ」
「………?」
「まぁいいか、自分の目的を思い出させてあげる」
この人がいったい何を言っているのか分からない。
ずっと顎を掴まれて、だんだん不機嫌になっていく。
早く離してほしいが、さらに顔を近付けてきて不快な気分になる。
特別科の先輩はゆっくりと口を動かして『お前の目的は、フォルテを殺す事…フォルテは敵だ』と言っていた。
そうだ、彼の名前はフォルテだ…どうして今まで忘れていたのか。
あれ?敵?そうだったっけ、フォルテの事を好きじゃなかったのかな。
フォルテを殺さないと……頭の中で何度もそう囁かれる。
特別科の先輩は僕の顎を離して、様子を見ていた。
「僕が、フォルテを…」
「今度はちゃんと殺してよ、操り人形くん」
三人しかいなかった空間に、もう一人の生徒が現れた。
状況が分かってないのか、周りを見渡してきて僕と目が合った。
僕を見るその瞳は、怒りと憎悪に歪んで掴みかかってきた。
この男は、記憶を失っても心に深い傷を負わせた事は覚えている。
「恥かかせやがって!」と逆恨みのような事を言っていた。
本当に逆恨みなのかもしれない、覚えがないから。
特別科の先輩は、ただニヤニヤしながら見ているだけだった。
呼んだんなら、ちゃんとこの男の事どうにかしてほしい。
「知らないよ、そんなの」
「大人しく泣いてればいいんだよ!お前の価値はそれしかないんだからな!」
「泣くのはお前だろ」
「あ?」
つい、本音が出てしまい…面倒な事になるからと口を閉ざした。
別にコイツの泣き顔なんかに興味がない、やっぱり泣かせるならフォルテがいい。
でも、フォルテを殺したら泣き顔が見れなくなる。
どうしたらいいんだろう、うーん…悩ましい問題だ。
やっと特別科の先輩が動いて、男の肩を掴んで離させた。
男は特別科の先輩に対しても牙を向けようとしていた。
後ろにいる怪物に気付いて、一瞬で大人しくなった。
さすがにあの怪物を見たら、誰でもそうなるだろうな。
「お前がラウルくんを操ればいい」
「操る?」
「俺はいろいろと動くとバレるかもしれない、お前らと違って失うものが大きいから」
僕と男を見て、バカにした態度の特別科の先輩に僕は何とも思わない。
何を言っているのか理解出来ないし、脳内で逆らってはいけないと警報が鳴り響いている。
僕は傀儡、余計な事を考えずに目的を達成するだけだ。
特別科の先輩は男に小さな鈴を手渡して「暗示が切れないように掛け続けて目的を達成させろ、その後は自由にすればいい」と言っていた。
僕には関係ない、早く寮の部屋に帰って温かい布団で眠りたい。
さっきから頭が痛いんだ、この場所に長く居続けたからかな。
耳に入ってくる鈴の音を聞いて、頭が揺さぶられるような痛みと吐き気が込み上げてくる。
なんだよこれ、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
『地べたに這いつくばれよ』
「うっ…」
頭で何も考えずに、いつの間にか男の前で跪いていた。
嫌で不快な気持ちだけど、拒絶する事が出来ない。
僕を跪かせた事によって、優越感で嫌な笑みを浮かべている。
僕の頭を踏みつけて「今度こそ、お前を辱しめてやるよ、ラウル…二度と俺に逆らえないように」と言っていた。
それを最後に、一瞬の瞬きで見慣れた部屋に戻ってきた。
ここは僕の部屋だ、僕はいったい何をしていたんだっけ。
遠くの何処かで、鈴の音がチリンチリンと聞こえた。
「ラウル!お前何処に居たんだよ!」
「…ユリウス」
部屋のドアが開いて、慌ててユリウスが近付いてきた。
なんでそんなに必死になってるのか分からなくて、笑えてくる。
ユリウスが何かを言っているが、頭に全然入ってこない。
ユリウスの横を通って、部屋を出ていこうとしたら後ろから呼び止められた。
後ろを振り返ると、ユリウスが僕を見つめていた。
僕の瞳には、ユリウスという存在が今この瞬間映らなくなった。
なにかを言う事なく部屋を出て、僕は命令のあった場所に向かった。
まだフォルテには手を出さない、いろいろと準備があるみたいだ。
準備なんていらないのに、早く終わらせて解放されたい。
僕の心に芽生えるのは、見に覚えがないフォルテへの憎悪だけ。
特別科の先輩は自分の手を汚したくないみたいだ。
だから僕とあの男に全てやらせるつもりのようだ。
寮の前まで行くと、あの男が僕の事を待っていた。
「早くしろ、救世主様の食事の時間だ」
「…食事」
「お前は黙って俺に従っていればいい」
そう言ってあの男は歩き出して、僕も首輪を引っ張られる感覚で付いて行く。
僕には首輪なんてないんだけど、飼い犬のようだと自分でも思う。
救世主様?救世主様って、いったい誰の事を言っているんだ?あの先輩?
まぁ、僕にはどうでもいい事か…救世主が誰かなんて…
痛くて苦しい気持ち悪い暗闇の中に、一人だけポツンと座っていた。
僕の心の奥底に潜んでいる、自分でも知らなかったサディスティックな一面。
傷付けたくないって思うのも本心なのに、めちゃくちゃにしたいと思ってしまう。
一緒にいた時は普通だったのに、暴かれた気持ちで別の感情が芽生えた。
僕の瞳を綺麗って言ってくれた、気持ち悪いって思わなかった。
彼の瞳からは、同情からではなく優しさに満ちていた。
親友と家族以外にも、僕を認めてくれる人がいた。
その感情は誰にも抱いた事はない、決して抱いてはいけない感情だった。
無理矢理してしまった後に、こんな事を思うのは変だけど…
いくら身体の自由がなくなっていたとはいえ、彼の苦痛に歪む顔に興奮したのは事実だ。
僕は、彼の事が好きなんだ…だからこそ、彼が僕にキスをした理由が知りたい。
さっきまで目の前にいた人を探しても、何処にもいない。
いろいろ言いたい事があったんだけど、なんでいないんだろう。
あれ…?誰と一緒だったんだっけ。
「あーあ、せっかく暗示を掛けたのに使えないなぁ」
何もなかった空間が、足音と共に色が付いてきた。
そこは何処かの部屋のようだが、僕が住んでいる寮の部屋ではない。
目の前にいる男は、誰だっけ…何処かで見た事がある。
そうだ、特別科の中で首席の人だ…入学式の時の代表として見た。
でも、特別科の人と個人的に話した事がないのに相手は親しげに僕に話しかける。
人違いじゃないかな、僕は用がないんだ…彼の事を思い出そうとしてるんだから。
それに、この特別科の先輩の後ろにいるのはなんだ?
頭に角があり、背中にはコウモリのような翼が生えている。
全身紫色の怪物、何処を見ても人間には見えない。
二人から目を逸らすと、顎を掴まれて強制的に振り向かされた。
「な、んで…誰、なの?」
「あー、そういえばあの時変に覚えられたら面倒だから救世主が記憶を消したっけ」
「………?」
「まぁいいか、自分の目的を思い出させてあげる」
この人がいったい何を言っているのか分からない。
ずっと顎を掴まれて、だんだん不機嫌になっていく。
早く離してほしいが、さらに顔を近付けてきて不快な気分になる。
特別科の先輩はゆっくりと口を動かして『お前の目的は、フォルテを殺す事…フォルテは敵だ』と言っていた。
そうだ、彼の名前はフォルテだ…どうして今まで忘れていたのか。
あれ?敵?そうだったっけ、フォルテの事を好きじゃなかったのかな。
フォルテを殺さないと……頭の中で何度もそう囁かれる。
特別科の先輩は僕の顎を離して、様子を見ていた。
「僕が、フォルテを…」
「今度はちゃんと殺してよ、操り人形くん」
三人しかいなかった空間に、もう一人の生徒が現れた。
状況が分かってないのか、周りを見渡してきて僕と目が合った。
僕を見るその瞳は、怒りと憎悪に歪んで掴みかかってきた。
この男は、記憶を失っても心に深い傷を負わせた事は覚えている。
「恥かかせやがって!」と逆恨みのような事を言っていた。
本当に逆恨みなのかもしれない、覚えがないから。
特別科の先輩は、ただニヤニヤしながら見ているだけだった。
呼んだんなら、ちゃんとこの男の事どうにかしてほしい。
「知らないよ、そんなの」
「大人しく泣いてればいいんだよ!お前の価値はそれしかないんだからな!」
「泣くのはお前だろ」
「あ?」
つい、本音が出てしまい…面倒な事になるからと口を閉ざした。
別にコイツの泣き顔なんかに興味がない、やっぱり泣かせるならフォルテがいい。
でも、フォルテを殺したら泣き顔が見れなくなる。
どうしたらいいんだろう、うーん…悩ましい問題だ。
やっと特別科の先輩が動いて、男の肩を掴んで離させた。
男は特別科の先輩に対しても牙を向けようとしていた。
後ろにいる怪物に気付いて、一瞬で大人しくなった。
さすがにあの怪物を見たら、誰でもそうなるだろうな。
「お前がラウルくんを操ればいい」
「操る?」
「俺はいろいろと動くとバレるかもしれない、お前らと違って失うものが大きいから」
僕と男を見て、バカにした態度の特別科の先輩に僕は何とも思わない。
何を言っているのか理解出来ないし、脳内で逆らってはいけないと警報が鳴り響いている。
僕は傀儡、余計な事を考えずに目的を達成するだけだ。
特別科の先輩は男に小さな鈴を手渡して「暗示が切れないように掛け続けて目的を達成させろ、その後は自由にすればいい」と言っていた。
僕には関係ない、早く寮の部屋に帰って温かい布団で眠りたい。
さっきから頭が痛いんだ、この場所に長く居続けたからかな。
耳に入ってくる鈴の音を聞いて、頭が揺さぶられるような痛みと吐き気が込み上げてくる。
なんだよこれ、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
『地べたに這いつくばれよ』
「うっ…」
頭で何も考えずに、いつの間にか男の前で跪いていた。
嫌で不快な気持ちだけど、拒絶する事が出来ない。
僕を跪かせた事によって、優越感で嫌な笑みを浮かべている。
僕の頭を踏みつけて「今度こそ、お前を辱しめてやるよ、ラウル…二度と俺に逆らえないように」と言っていた。
それを最後に、一瞬の瞬きで見慣れた部屋に戻ってきた。
ここは僕の部屋だ、僕はいったい何をしていたんだっけ。
遠くの何処かで、鈴の音がチリンチリンと聞こえた。
「ラウル!お前何処に居たんだよ!」
「…ユリウス」
部屋のドアが開いて、慌ててユリウスが近付いてきた。
なんでそんなに必死になってるのか分からなくて、笑えてくる。
ユリウスが何かを言っているが、頭に全然入ってこない。
ユリウスの横を通って、部屋を出ていこうとしたら後ろから呼び止められた。
後ろを振り返ると、ユリウスが僕を見つめていた。
僕の瞳には、ユリウスという存在が今この瞬間映らなくなった。
なにかを言う事なく部屋を出て、僕は命令のあった場所に向かった。
まだフォルテには手を出さない、いろいろと準備があるみたいだ。
準備なんていらないのに、早く終わらせて解放されたい。
僕の心に芽生えるのは、見に覚えがないフォルテへの憎悪だけ。
特別科の先輩は自分の手を汚したくないみたいだ。
だから僕とあの男に全てやらせるつもりのようだ。
寮の前まで行くと、あの男が僕の事を待っていた。
「早くしろ、救世主様の食事の時間だ」
「…食事」
「お前は黙って俺に従っていればいい」
そう言ってあの男は歩き出して、僕も首輪を引っ張られる感覚で付いて行く。
僕には首輪なんてないんだけど、飼い犬のようだと自分でも思う。
救世主様?救世主様って、いったい誰の事を言っているんだ?あの先輩?
まぁ、僕にはどうでもいい事か…救世主が誰かなんて…
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