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日常
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*フォルテ視点*
翌日、レオンハルトと一緒に登校して俺だけ普通科だから皆と別れた。
あんな事があったのに、レッドは平然としているから恐ろしいな。
俺に声を掛けたりはしないけど、助手の先輩と一緒に話していたりする。
この場にいる俺とカノンとレオンハルトは知ってる。
でも、刺激しない方がいいのも知っている。
あの日の夜、カノンは別の人に護衛を任せた方がいいかもしれないと言っていた。
でも、それをしても今となってはあまり変わらない。
俺は最悪な意味でレッドに目を付けられた。
今さら護衛を辞めても変わらないし、むしろ一人になったら余計に狙われる。
レオンハルト達と居れば、レッドは三年だから前で護衛していて手は出せない。
後ろの俺をを狙うには、真ん中にいるレオンハルトを攻撃しないといけないからな。
レッドを辞めさせるようにレオンハルトに言う事も考えたが、そこもさっきのような理由で止めた。
やっぱり、危険人物が目が届く先にいるのは安心出来る。
カノンは自分が誘ったせいだと落ち込んでいたが、そんな事はない。
むしろ、俺のこの力で誰かを守る機会を与えてくれたんだから感謝しかないよ。
普通科の教室に入ると、ユリウスが手を上げていた。
それに答えるように、俺も手を振って二人のところに駆け寄る。
「おはよう」
「おう」
「あれ?ラウル?」
ユリウスとの挨拶が終わって、ラウルの方を見た。
いつもなら、ユリウスよりもテンション高めな大きな声で挨拶してくれるのに…
下を向いていて、ブツブツと口にしながらなにかをしている。
ユリウスは「昨日の夜に部室に忘れ物したって言って帰ってきてからずっとこれだ、またなんか作ってるんじゃないか?」と言っていた。
確かラウルの部活って、機械部という部活に入ってるんだよな。
普段はオリジナルの自作機械を作ったり、機械作りに必要な研究もしていると前にラウルが言っていた。
ゲームでも機械オタクだったからラウルらしい部活だと思っていた。
作るの大変そうなんだな、集中力が大事って言うし。
「そういえば、王子様の護衛って何するんだ?」
「知ってたの?」
「そりゃああんなに目立てばな」
ユリウスは呆れたような顔をしていて、確かにそうだなと納得した。
昨日の夕飯も、寮の食堂に三人で向かったら食堂にいた人達に注目された。
早く部屋に戻りたくなくて、皆無言で食べていた。
食べたものの味もよく分からなくて、ロボットのように口に運ぶ動作を繰り返しただけだった。
そして、今朝の登校だから護衛ってほとんどの生徒が知ってるかと納得した。
護衛の仕事と言われても、不審者がいないかぎり普通の友達との登校と何も変わらない。
それを言うと、ユリウスは「そんなもんか」とすぐに興味がなくなっていた。
王子様がどうとかは興味ないよな、あるとしたらラウルの方かもしれない。
昨日レオンハルトが登場しただけで、興奮していたし。
「出来た!」
「さっきから何を作ってるんだよ」
「配膳ロボットくんだよ!これで持ってきてほしいものを楽々持ってきてくれる!」
「人間をダメにするロボットだな……って、腕だけじゃねぇか」
ユリウスはラウルが腕を上げて言っているものにツッコミを入れていた。
何だか漫才コンビみたいで、本当に仲がいいんだな。
ユリウスが幼少期の頃に国を出てからも一緒に居たんだから、仲が良くなかったら出来ない。
ラウルは部活内で今度行われるコンテストで優勝を目指していて張り切っている。
去年は時間が足りなくて、間に合わず優勝どころかエントリーも出来なかったみたいだ。
今年こそ優勝を目指すぞと意気込んでいて、コンテストは部活に入ってない生徒も見学出来るから行ってみたい気持ちがある。
ラウルの持っているロボットの腕を横取りしたユリウスに「返してよバカー!!」と背伸びしてユリウスからロボットを取り返そうとしていた。
しかし、いくら頑張って背伸びをしてもユリウスに届く気配がない。
「小さいな」
「これから伸びるんだよ!」
「フォルテと同じくらいか?」
「俺の方が少し大きいよ」
「そんな事は……」
身長についていろいろ言っていて、ラウルは俺の方を見た。
俺から見たら微妙な違いは分からないが、自分の頭に触れてそのままラウルの方に腕を伸ばす。
やっぱり微妙にラウルの頭まで俺の手が触れないなら俺の方が高い。
どんぐりの背比べのようだと思うが、かっこよく背が高い男に憧れたっていいだろ。
ラウルを見ると、さっきまで話していたのに口を閉ざしていた。
魂が抜けたように、何処かを見ているわけではなくボーッとしていた。
ラウルの目の前で、手を振ってみても反応がない。
ちょっと強引にユリウスが肩を揺さぶると、身体が大きく揺れて我に返った。
「……っ」
「何やってんだよ、機械弄りすぎて寝不足なんじゃねぇの?」
「あ、はは…そうかも、先生来るまでちょっと寝るね」
ラウルはそう言って、ユリウスから渡されたロボットの腕をいつも持ち歩いている大きなリュックに詰め込んだ。
そして、そのリュックを枕にして眠ってしまった。
俺とユリウスもそれぞれの机に戻って、担任の先生が入ってきて授業を始めた。
そして、昼休み…俺はカノンに呼ばれてレオンハルトの護衛のため特別科に入った。
やっぱり黒い制服は目立つよな、でも昨日みたいに上着を脱いでもこの視線に耐えなきゃいけないから今から慣れておこう。
レオンハルトとレッド達は廊下で待っていて、レッドの視線が痛かった。
何も言わないのが、逆に何を考えているのか探らせない。
レオンハルトはいつも通りで「それでは、行きましょう」と言っていた。
あの仮面の時と喋り方が違うな、やっぱりバレないように工夫しているんだろうな。
普通科の食堂と違い、特別科の食堂は高級レストランのような内装で驚いた。
普通科の食堂なんて、本当に世間一般的な学校の食堂だった。
ここは食堂と呼んでいいのだろうか。
寮の食堂も普通科と特別科は天と地の差ではあった。
でも、昨日はやはり人目の事でいっぱいいっぱいであまり内装も気にしていられなかった。
今日も注目を浴びているが、二度目だから冷静に見る事が出来る。
本当はレオンハルト用のVIP席があるみたいだけど、レオンハルトは普通の人と同じ学校生活を送りたいと言って、VIP席は使わない事になった。
王族だから護衛まではどうにも出来なかったとレオンハルトが昨日部屋に帰る時に教えてくれた。
いつも周りに気遣っている王族は大変だよな、お金持ちだからいいとかそんな単純な話ではない。
席に着くと、ウェイターが注文を聞きに来ていて頼んだ。
普段食べている庶民料理ではないから何の料理かさっぱり分からない。
「食堂は食券買って自分で運ぶから、なんか緊張するなぁ」
「私は普通科の食堂の方が好きだ」
「……」
カノンは特別科の食堂のソファーも、ウェイターに運ばせるのも落ち着かないみたいだ。
俺も家は金持ちだけど、心は庶民だからリラックスは出来ない。
俺とカノンが会話をしていると、レオンハルトは俺達をジッと見つめていた。
普通科の食堂をレオンハルトが見たらどう思うだろう。
レオンハルトへの不敬罪で殺される未来しか想像が出来ない。
攻略キャラクター以外に殺されるエンディングってあったっけ?
でも、レオンハルトは興味があるようで目がキラキラと輝いていた。
「今度普通科の食堂見てみますか?」と聞いたら、我に返ったように無表情に戻り「案内よろしくお願いします」と言った。
それでも、キラキラと輝いている目が隠せていない。
王族はお堅い人かと思っていたが、意外と親しみやすい人だ。
カノンとタイプが似ているんだ、真面目で話せば親しみやすくて。
ゲームでも、確かに天然で可愛いところがあった事を思い出した。
遠足気分で持っていくものを聞いているレオンハルトを微笑ましく見ていた。
翌日、レオンハルトと一緒に登校して俺だけ普通科だから皆と別れた。
あんな事があったのに、レッドは平然としているから恐ろしいな。
俺に声を掛けたりはしないけど、助手の先輩と一緒に話していたりする。
この場にいる俺とカノンとレオンハルトは知ってる。
でも、刺激しない方がいいのも知っている。
あの日の夜、カノンは別の人に護衛を任せた方がいいかもしれないと言っていた。
でも、それをしても今となってはあまり変わらない。
俺は最悪な意味でレッドに目を付けられた。
今さら護衛を辞めても変わらないし、むしろ一人になったら余計に狙われる。
レオンハルト達と居れば、レッドは三年だから前で護衛していて手は出せない。
後ろの俺をを狙うには、真ん中にいるレオンハルトを攻撃しないといけないからな。
レッドを辞めさせるようにレオンハルトに言う事も考えたが、そこもさっきのような理由で止めた。
やっぱり、危険人物が目が届く先にいるのは安心出来る。
カノンは自分が誘ったせいだと落ち込んでいたが、そんな事はない。
むしろ、俺のこの力で誰かを守る機会を与えてくれたんだから感謝しかないよ。
普通科の教室に入ると、ユリウスが手を上げていた。
それに答えるように、俺も手を振って二人のところに駆け寄る。
「おはよう」
「おう」
「あれ?ラウル?」
ユリウスとの挨拶が終わって、ラウルの方を見た。
いつもなら、ユリウスよりもテンション高めな大きな声で挨拶してくれるのに…
下を向いていて、ブツブツと口にしながらなにかをしている。
ユリウスは「昨日の夜に部室に忘れ物したって言って帰ってきてからずっとこれだ、またなんか作ってるんじゃないか?」と言っていた。
確かラウルの部活って、機械部という部活に入ってるんだよな。
普段はオリジナルの自作機械を作ったり、機械作りに必要な研究もしていると前にラウルが言っていた。
ゲームでも機械オタクだったからラウルらしい部活だと思っていた。
作るの大変そうなんだな、集中力が大事って言うし。
「そういえば、王子様の護衛って何するんだ?」
「知ってたの?」
「そりゃああんなに目立てばな」
ユリウスは呆れたような顔をしていて、確かにそうだなと納得した。
昨日の夕飯も、寮の食堂に三人で向かったら食堂にいた人達に注目された。
早く部屋に戻りたくなくて、皆無言で食べていた。
食べたものの味もよく分からなくて、ロボットのように口に運ぶ動作を繰り返しただけだった。
そして、今朝の登校だから護衛ってほとんどの生徒が知ってるかと納得した。
護衛の仕事と言われても、不審者がいないかぎり普通の友達との登校と何も変わらない。
それを言うと、ユリウスは「そんなもんか」とすぐに興味がなくなっていた。
王子様がどうとかは興味ないよな、あるとしたらラウルの方かもしれない。
昨日レオンハルトが登場しただけで、興奮していたし。
「出来た!」
「さっきから何を作ってるんだよ」
「配膳ロボットくんだよ!これで持ってきてほしいものを楽々持ってきてくれる!」
「人間をダメにするロボットだな……って、腕だけじゃねぇか」
ユリウスはラウルが腕を上げて言っているものにツッコミを入れていた。
何だか漫才コンビみたいで、本当に仲がいいんだな。
ユリウスが幼少期の頃に国を出てからも一緒に居たんだから、仲が良くなかったら出来ない。
ラウルは部活内で今度行われるコンテストで優勝を目指していて張り切っている。
去年は時間が足りなくて、間に合わず優勝どころかエントリーも出来なかったみたいだ。
今年こそ優勝を目指すぞと意気込んでいて、コンテストは部活に入ってない生徒も見学出来るから行ってみたい気持ちがある。
ラウルの持っているロボットの腕を横取りしたユリウスに「返してよバカー!!」と背伸びしてユリウスからロボットを取り返そうとしていた。
しかし、いくら頑張って背伸びをしてもユリウスに届く気配がない。
「小さいな」
「これから伸びるんだよ!」
「フォルテと同じくらいか?」
「俺の方が少し大きいよ」
「そんな事は……」
身長についていろいろ言っていて、ラウルは俺の方を見た。
俺から見たら微妙な違いは分からないが、自分の頭に触れてそのままラウルの方に腕を伸ばす。
やっぱり微妙にラウルの頭まで俺の手が触れないなら俺の方が高い。
どんぐりの背比べのようだと思うが、かっこよく背が高い男に憧れたっていいだろ。
ラウルを見ると、さっきまで話していたのに口を閉ざしていた。
魂が抜けたように、何処かを見ているわけではなくボーッとしていた。
ラウルの目の前で、手を振ってみても反応がない。
ちょっと強引にユリウスが肩を揺さぶると、身体が大きく揺れて我に返った。
「……っ」
「何やってんだよ、機械弄りすぎて寝不足なんじゃねぇの?」
「あ、はは…そうかも、先生来るまでちょっと寝るね」
ラウルはそう言って、ユリウスから渡されたロボットの腕をいつも持ち歩いている大きなリュックに詰め込んだ。
そして、そのリュックを枕にして眠ってしまった。
俺とユリウスもそれぞれの机に戻って、担任の先生が入ってきて授業を始めた。
そして、昼休み…俺はカノンに呼ばれてレオンハルトの護衛のため特別科に入った。
やっぱり黒い制服は目立つよな、でも昨日みたいに上着を脱いでもこの視線に耐えなきゃいけないから今から慣れておこう。
レオンハルトとレッド達は廊下で待っていて、レッドの視線が痛かった。
何も言わないのが、逆に何を考えているのか探らせない。
レオンハルトはいつも通りで「それでは、行きましょう」と言っていた。
あの仮面の時と喋り方が違うな、やっぱりバレないように工夫しているんだろうな。
普通科の食堂と違い、特別科の食堂は高級レストランのような内装で驚いた。
普通科の食堂なんて、本当に世間一般的な学校の食堂だった。
ここは食堂と呼んでいいのだろうか。
寮の食堂も普通科と特別科は天と地の差ではあった。
でも、昨日はやはり人目の事でいっぱいいっぱいであまり内装も気にしていられなかった。
今日も注目を浴びているが、二度目だから冷静に見る事が出来る。
本当はレオンハルト用のVIP席があるみたいだけど、レオンハルトは普通の人と同じ学校生活を送りたいと言って、VIP席は使わない事になった。
王族だから護衛まではどうにも出来なかったとレオンハルトが昨日部屋に帰る時に教えてくれた。
いつも周りに気遣っている王族は大変だよな、お金持ちだからいいとかそんな単純な話ではない。
席に着くと、ウェイターが注文を聞きに来ていて頼んだ。
普段食べている庶民料理ではないから何の料理かさっぱり分からない。
「食堂は食券買って自分で運ぶから、なんか緊張するなぁ」
「私は普通科の食堂の方が好きだ」
「……」
カノンは特別科の食堂のソファーも、ウェイターに運ばせるのも落ち着かないみたいだ。
俺も家は金持ちだけど、心は庶民だからリラックスは出来ない。
俺とカノンが会話をしていると、レオンハルトは俺達をジッと見つめていた。
普通科の食堂をレオンハルトが見たらどう思うだろう。
レオンハルトへの不敬罪で殺される未来しか想像が出来ない。
攻略キャラクター以外に殺されるエンディングってあったっけ?
でも、レオンハルトは興味があるようで目がキラキラと輝いていた。
「今度普通科の食堂見てみますか?」と聞いたら、我に返ったように無表情に戻り「案内よろしくお願いします」と言った。
それでも、キラキラと輝いている目が隠せていない。
王族はお堅い人かと思っていたが、意外と親しみやすい人だ。
カノンとタイプが似ているんだ、真面目で話せば親しみやすくて。
ゲームでも、確かに天然で可愛いところがあった事を思い出した。
遠足気分で持っていくものを聞いているレオンハルトを微笑ましく見ていた。
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