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プロローグ
崩れてしまった平和な日常
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あぁもう!今日は帰ったら溜まった洗濯物してご飯作り置きしておきたかったのに!
あぁー今日早く帰れると思ったのにあのクソ課長自分の仕事押し付けやがって。なにが『今日は大事な用事があるんだよ~。だからさぁお願いね~』じゃねーよ。大事な用事があるならサッサっと仕事をしろよ!モタモタしてるてめーが悪いんだろうがよ!ちっ!
あぁ赤信号か付いてないな本当に。
そういえばこの近くに24時間スーパーあったよね。食材買って帰ろう。
なに買おうかな。そうだ、筑前煮作ろっと。なにがいるっけ。鶏モモとコンニャクとごぼう 蓮根 サヤエンドウか調味料類はまだ結構あったよね。あとは、作り置きのための食材を何か買って帰らないとね。
買い物が終わり外に出ると複数のサイレンの音が鳴っていて、信号待ちをしようとしていたところには警察と救急隊員、野次馬をしに集まってきたのだろう人たちの人だかりができていた。
何かあったのかしら?そう思いながら自宅に帰るための一歩を踏み出したところでよく知った声に呼び止められた。
「先輩!」
そう行って人だかりから外れてこっちに駆け寄ってくるのは会社の後輩の小田くんだった。
「どうしたの?そんなに慌てて警察も来てるし。」
「さっきそこの横断歩道で信号待ちをしていた女性が刺されてたらしくて。それに犯人は逃げてまだ捕まってないそうで。今日は危ないので送っていきます。」
「いや大丈夫よ、1人で帰れるわ。ここから家近いし。」
「いやいやどうするんですか襲われたりしたら。それに、買い物して重い荷物持ってるんですよ!」
「あ~じゃあそうなったら袋投げつけて走る?」
「もう、そんな冗談言ってる場合じゃないでしょう。ほらいきますよ。」そう言って私の手から買い物袋をサラリと奪い取る。…お主なかなかやるな。
「ありがとう小田君でも買い物袋は持たなくていいのよ?」
「いいじゃないですか別に。女性が重い荷物持ってるのに持たせないなんて、男は頼るもんですよ。」そう行って買い込み過ぎた荷物を軽々と持ってくれる凛々しい姿に少しキュンとしてしまう。
「そう?ありがとう。」
「あと犯人が出てきた場合これを投げつけます。」
「いや、おい待てさっき私にやめろって言ってたよなその対処の仕方。」さっき私が言った冗談をキリッとした顔で言う小田くんに少し恨みがましい眼を向ける。そうすると彼は、『はは、そうでしたっけ。』などと戯けた。
「着きましたよ。良かったですね何もなくて。じゃあ僕帰ります。先輩チャイムが鳴っても簡単に開けたりしたらダメですからね。」
「気をつけて帰ってね。」
「はーいお疲れ様でした。」
ふぅ。今日はもう疲れたし明日全部やろ。
風呂入って寝る。
ふあぁ~今何時だ?10時かよし!今日は、朝昼兼用でいいな。
ふぅ~美味しかった。
よし洗濯機を回しておいてその間にご飯作っちゃおっと。
ピーンポーン
「マンションの管理のものですが。」
「はーいなんでしょ( グサッ) うっ」
「はははははははははははははははははははははははははははははははははははははあぁ。」
(えっ?私こんなところで死ぬの?嫌だ嫌だ嫌だまだやりたいことがあるのよ大きな仕事任されたのに。)
「おいあんた!何してんだ!」
「俺がこいつを押さえとくから圭は警察呼んでくれ、玲は救急車を頼む。」
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない。
そこで私の意識は途切れてしまった。
あぁー今日早く帰れると思ったのにあのクソ課長自分の仕事押し付けやがって。なにが『今日は大事な用事があるんだよ~。だからさぁお願いね~』じゃねーよ。大事な用事があるならサッサっと仕事をしろよ!モタモタしてるてめーが悪いんだろうがよ!ちっ!
あぁ赤信号か付いてないな本当に。
そういえばこの近くに24時間スーパーあったよね。食材買って帰ろう。
なに買おうかな。そうだ、筑前煮作ろっと。なにがいるっけ。鶏モモとコンニャクとごぼう 蓮根 サヤエンドウか調味料類はまだ結構あったよね。あとは、作り置きのための食材を何か買って帰らないとね。
買い物が終わり外に出ると複数のサイレンの音が鳴っていて、信号待ちをしようとしていたところには警察と救急隊員、野次馬をしに集まってきたのだろう人たちの人だかりができていた。
何かあったのかしら?そう思いながら自宅に帰るための一歩を踏み出したところでよく知った声に呼び止められた。
「先輩!」
そう行って人だかりから外れてこっちに駆け寄ってくるのは会社の後輩の小田くんだった。
「どうしたの?そんなに慌てて警察も来てるし。」
「さっきそこの横断歩道で信号待ちをしていた女性が刺されてたらしくて。それに犯人は逃げてまだ捕まってないそうで。今日は危ないので送っていきます。」
「いや大丈夫よ、1人で帰れるわ。ここから家近いし。」
「いやいやどうするんですか襲われたりしたら。それに、買い物して重い荷物持ってるんですよ!」
「あ~じゃあそうなったら袋投げつけて走る?」
「もう、そんな冗談言ってる場合じゃないでしょう。ほらいきますよ。」そう言って私の手から買い物袋をサラリと奪い取る。…お主なかなかやるな。
「ありがとう小田君でも買い物袋は持たなくていいのよ?」
「いいじゃないですか別に。女性が重い荷物持ってるのに持たせないなんて、男は頼るもんですよ。」そう行って買い込み過ぎた荷物を軽々と持ってくれる凛々しい姿に少しキュンとしてしまう。
「そう?ありがとう。」
「あと犯人が出てきた場合これを投げつけます。」
「いや、おい待てさっき私にやめろって言ってたよなその対処の仕方。」さっき私が言った冗談をキリッとした顔で言う小田くんに少し恨みがましい眼を向ける。そうすると彼は、『はは、そうでしたっけ。』などと戯けた。
「着きましたよ。良かったですね何もなくて。じゃあ僕帰ります。先輩チャイムが鳴っても簡単に開けたりしたらダメですからね。」
「気をつけて帰ってね。」
「はーいお疲れ様でした。」
ふぅ。今日はもう疲れたし明日全部やろ。
風呂入って寝る。
ふあぁ~今何時だ?10時かよし!今日は、朝昼兼用でいいな。
ふぅ~美味しかった。
よし洗濯機を回しておいてその間にご飯作っちゃおっと。
ピーンポーン
「マンションの管理のものですが。」
「はーいなんでしょ( グサッ) うっ」
「はははははははははははははははははははははははははははははははははははははあぁ。」
(えっ?私こんなところで死ぬの?嫌だ嫌だ嫌だまだやりたいことがあるのよ大きな仕事任されたのに。)
「おいあんた!何してんだ!」
「俺がこいつを押さえとくから圭は警察呼んでくれ、玲は救急車を頼む。」
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない。
そこで私の意識は途切れてしまった。
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