上 下
69 / 201
第5章

14 最後の呪い

しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「私のご主人様になって!」
 ククルは大きな目で雪に訴えた。髭がぴんと横に伸び、逆毛が泡立った。
 「ククル…」
 雪は真剣な眼差しから目を反らせなかった。流れで頷いてしまいそうになる。
 「でも、」
 決していいわけがない。
 ナイトメアが待っているのを知っている。
 あんな胡散臭い奴でもククルへの想いは本物だ。他のことは疑わしく思えても、ククルのことを話す時の表情は柔らかく穏やかに見えた。そんな人を待たせ続けるのも心苦しい。いくらナイトメアでもだ。
 雪は膝を地面について腰を下ろした。切羽詰まっているククルをなだめようとした。今まで浮遊していたせいか体は風船のように軽かったが、地面に下りると一気に重力がかかった。座り込むと同時に押し潰されるかのようなプレッシャーが雪を襲った。

 「獣人風情が。邪魔はさせないよ」

 チドリは手首に巻きつけた鎖を手繰り寄せた。ガチャンと鈍い音を立てた。実際には目には見えない。空間を繋ぎ、雪の左足に仕掛けた呪いを確認していた。砂漠でケガの手当てと称して貼り付けた薬液を染み込ませたティモシーの葉だ。本来は家畜に付けるものだが、古くは捕虜兵などを逃がさないためのものだった。他所の国から来た得体の知れない影付きを捕まえるには良策だ。鎖を引っ張れば反動で引き返してくる。そこに影付きがいる証拠だった。
 チドリは低い声で笑った。
 今更、情などない。短期間一緒に過ごしていたが、所詮は影付き。ヴァリウスの獲物だ。処分対象に過ぎない。解放するなどあり得ない。
 どこの馬の骨かもしれない使い魔ごときに邪魔はさせない。人語を理解して喋るだけの獣人だ。ヴァリウスは目もくれないだろう。
 最後の呪いの発動だ。これがぼくの最終手段。終わった後は煮るなり焼くなりご自由に。張り付け獄門でも追放でもなんでもいい。ぼくがぼくらしく生きた証だ。こればかりは誰にも邪魔をする権利はない。ぼくだけに与えられた特権だ。
 チドリは、鎖の先にいる人の気配を力強く感じていた。
 人の生き死にを操作している。神官のあるまじき行動に自分自身が驚いていた。何とも言えない高揚感。何とも言えない虚無感。相反する感情を抱えつつも、何とも抗えない己れに、ただただ絶望するしかなかった。大それたことをしているのにもかかわらず、気持ちが動かないのだ。絶望していると理解しているのに、正常な気持ちを取り戻せないのだ。むしろこれが正常であるかのように心の波は静かで穏やかだった。

 空間がひずむ。
 小刻みな揺れが来たかと思った時にはすでに遅いのだ。 
 空気が震え、世界を二分割するかのような風のように早く鋭い刃が現れた。
 これと同じようなことが以前にもあったと、雪は思い出した。悪寒のようなゾクっとしたこの感覚。城から神殿の様子を確認してきたレアシスに攻撃を仕掛けた時だ。あの時は一瞬で分からなかったけれど、今ならわかる。

 「ククル!逃げて!!」

 雪は、二人の間をに割って入って来た刃にすぐさま反応した。
 殺気に似た不穏な空気を感じ取り、ククルの体を遠くに退けた。
 ギャッとひくついた声を上げてククルは尻餅をついた。
 粉塵がぶわっと舞い上がり、茶色い煙幕が雪とククルの間に壁を作った。

 「影付きさん!」

 「ククル!!」

 二人は手を伸ばすも、煙幕に邪魔をされた。もがくばかりでその手は繋がれることはなかった。
 もう会えない。ククルの脳裏には、そう浮かんだ。







 「何を笑っている」
 立場を考えろと査問委員会のグドゥーはチドリを睨んだ。

 「…別に何も」
 チドリは肩をすくめてグドゥーに答えた。壁に寄りかかり、誤魔化すように隣にいるサリエに微笑を浮かべた。場に相応しくない意味ありげな表情だ。

 (何を考えているの?)
 サリエは不安そうに心の中で訴えた。自らが呼んだ査問委員会に拘束をされ、身動きも言動も制限されてしまった。
 「大人のけじめよ」
 と称して呼んだはずだが、扱いのぞんざいさに少々腹を立てていた。両腕を後ろに回され縄で縛られてしまった。
 問題なのは、
 「乱れた風紀と神官と女官のふしだらな関係」であり、チドリが破った禁呪などではなかった。

 「きみの真面目なところが裏目に出ちゃったね」
 チドリはニヤニヤと笑った。
 もはや査問委員会とて、ヴァリウスには逆らえないのだ。チドリの違反行為をもみ消してきた。

「…あなたが不真面目すぎるのよ」
 サリエは不埒な態度をとるチドリに反論した。

 (嘘。真面目なのはあなた。規律に反することを誰よりも嫌っていたはずなのに。何故こんなことになってしまったの?)
 サリエは信じられないという表情でチドリを睨んだ。不安と心配が入り乱れる。

 「…きみの思い通りにいかなくてごめんよ」
 サリエの心を読んだのか、チドリは深く頭を下げた。

 「気持ちの入ってない謝罪なんて無意味よ。投げやりにならないで。きちんと考えて。今をどうすべきか。あなたのすべきことは何?」

 「投げやりになんてなってないさ…ぼくのすべきことは一つだよ。影付きを消して、マリーとシャドウに神殿を継がせる。理想的だろ。
 知ってた?シャドウは今は影付きに夢中なんだよ。あんなマリーにしか神経を注いで来なかった男がさ。驚いたよ!よりにもよって影付きとはね。趣味が悪すぎる!シャドウはどうかしてるよ」

 どうかしてるのはぼくの方だ。親友の想い人を消そうとしている。
 それが正義だと過信している。

 チドリは自分の発言に吐き気がしていた。

 発言した事と心の声は別だ。口にした先から訂正していくなんておかしな話だ。どうかしてるのはぼくの方だ。

 「…シャドウには会ってないわ。でも、あのシャドウがマリー以外の人に関心がいくのは良い傾向よ。それが影付きでも誰でも。成長した証になるわ」

 「どうかなぁ。一方通行だけの愛なんて無意味じゃないか。時間のムダだよ。報われない愛ほど虚しいものはないだろ?」
 
 ついつい憎まれ口を叩いてしまうのは何でかな?サリエが他の男を褒めたから?馬鹿な。相手はシャドウだ。やきもち焼く相手ではない。

 「そうかしら。相手に届かないのもまた一興よ。その間の自分は愛を追い求める狩人。愛するがゆえに過ちを犯してしまう健気な自分に酔いしれるわ」

 「そんな犯罪めいたことをさらりと言われてもね」
 うん、違う違う。気のせい気のせい。

 「それに、一方通行ではないかもしれないわよ。あの二人。口には出してないだけで心は繋がっているはず。ふふ。あなたにもそんな相手がいれば良かったのにねぇ」 
 サリエは姉のような眼差しでチドリを見つめた。

 「…ぼくにはいらないよ。こんな不幸な奴について来る女性なんているわけがない」

 「ふふ。そう思っている時点でまだまだ子どもよね」
 
 チドリはムッとしてサリエから顔を背けた。その相手は自分だと言わないあたりが鼻についた。ぼくを脅迫めいた行動をし、色仕掛けで翻弄してきたくせに今となれば知らぬ存ぜぬだ。

 「…意地悪ババア」
 サリエに跨られていた時、無関心を装っていたが、体は反応してしまっていた。それが一番後ろめたい。

 「誰がババアですって!」
 金切り声を上げて立ち上がるサリエに、グドゥーがまた止めに来た。ヴァリウスの指示には逆らえないとはいえ、このグドゥーとは個別に連絡を取っていた。自分に何かあったらサリエとマリー、他の女官達は保護してほしいと。
 他の働き口を探してもらっていた。

 「大人しくしてろ」
 グドゥーでもサリエは抑えきれないだろう。厄介な役を引き継がせてしまったとチドリは心の中で、グドゥーに謝罪した。

 「…誰かだなんて、ぼくからは言えないよ」
 ぼくはきみを何度も裏切りたくないからね。

 「そう?」
 サリエは柔らかく微笑んだ。寂しさも残る表情に、チドリは呟いた。

 「…ぼくを待っていたりしないでね」

 「ふふ。私意外とモテるのよ?立ち止まっている時間はないわ。それに、まだまだやる事がたくさんあるもの」
 サリエはふわっと笑みを浮かべ、くるりと体を回転させた。グドゥーが座れと言わんばかりの顔を向けてきたが、声には出さなかった。

 「…あなたこそ、己れを省みて反省しなさい。大神官になれないのは素質だけのせいではないと思うわ。いつまでも過去に囚われていてはだめよ。あなたはまだまだ学ぶべき事がたくさんあるはず」

 「…それはなんだい?」

 「自分で考えて探しなさい」
 あなたは一人じゃない。他者を頼っていいのよ。周りをよく見て、行動することが大事だと思うわ。

 サリエはチドリに向き直り、座っているチドリのおでこに自分のおでこを付けた。嫌いだと言っていたラヴェンの香水が鼻をくすぐった。あの夜を思い出してしまうから、すぐに離れて欲しい。気持ちを呼び戻さないで。

 「…あなたはまだまだ私に秘密にしている事があるわね?私を騙くらかして、何食わぬ顔で実行しようとしている。私にはそれが何なのかわからないけれど、それはあなたを永遠に蝕み続けていくわよ」
 チドリのバックにはヴァリウスがいる。そのことを言っているのだろうとチドリは思った。

 「…何だいそれ?怖いこと言わないでよ」
 察するのが早いな。でもそれ以上踏み込んで来ないでよ。

 「戻れるなら戻りなさい」

 「いまさら…どこに?…」
 こっちに来たらダメだよ。

 「進むべき道をあなた自身が目を逸らしてちゃダメよ」

 「…今さら説教かい?遅すぎるよ」
 頼むから大人しくしていてよ。

 「遅いと思うなら、まだ未練があるのよ」

 「…そんなもの」
 無いなんて言えるわけがない!両手でも足りないくらいだ。

 「迷いがあるなら戻りなさい。その口調もおかしいわよ」
 サリエの凛とした表情に、気持ちが持っていかれそうになった。
 「オレ」から「ぼく」に変わった経緯が蘇って来た。
 涙が、感情が。ポーカーフェイスを装っていても、仮面はいつか剥がされる。
 チドリの表情が苦痛に満ちていく。

 「…きみの言っていることはわからないよ」
 チドリはサリエを避けて顔を背けた。

 うわべだけの言葉ではない。サリエの気持ちだ。ぼくには欲しくてたまらない言葉。本当は馬鹿者と叱りつけて欲しいんだ。怒鳴られて横っ面張り倒して欲しい。きみに心配されたいんだ。ぼくは君の艶かしい表情を下から眺めるよりも、ぼくの身長に目線を合わせて、微笑んでくれる方が好きだ。頑張ったねと褒めてくれる方が好きだ。
 きみの存在そのものが、ぼくを認めていてくれている。
 ぼくがここにいていいんだと証明してくれているんだ。

 「でも、…ありがとう」

 感謝してもしきれない。きみは最初で最後の人。
 戻れるなら戻りたい。
 だけど、ぼくにはまだやる事がある。
 きみの美しい顔が、苦痛に歪む様を想像したくはないけれど、いずれ、そうさせてしまうんだろうな。

 ぼくは裏切り者だからね。

 もうすぐ、最後の呪いが発動される。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ! 

タヌキ汁
ファンタジー
 国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。  これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

【完結】実家に捨てられた私は侯爵邸に拾われ、使用人としてのんびりとスローライフを満喫しています〜なお、実家はどんどん崩壊しているようです〜

よどら文鳥
恋愛
 フィアラの父は、再婚してから新たな妻と子供だけの生活を望んでいたため、フィアラは邪魔者だった。  フィアラは毎日毎日、家事だけではなく父の仕事までも強制的にやらされる毎日である。  だがフィアラが十四歳になったとある日、長く奴隷生活を続けていたデジョレーン子爵邸から抹消される運命になる。  侯爵がフィアラを除名したうえで専属使用人として雇いたいという申し出があったからだ。  金銭面で余裕のないデジョレーン子爵にとってはこのうえない案件であったため、フィアラはゴミのように捨てられた。  父の発言では『侯爵一家は非常に悪名高く、さらに過酷な日々になるだろう』と宣言していたため、フィアラは不安なまま侯爵邸へ向かう。  だが侯爵邸で待っていたのは過酷な毎日ではなくむしろ……。  いっぽう、フィアラのいなくなった子爵邸では大金が入ってきて全員が大喜び。  さっそくこの大金を手にして新たな使用人を雇う。  お金にも困らずのびのびとした生活ができるかと思っていたのだが、現実は……。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

クラスメイトのなかで僕だけ異世界転移に耐えられずアンデッドになってしまったようです。

大前野 誠也
ファンタジー
ー  子供頃から体の弱かった主人公は、ある日突然クラスメイトたちと異世界に召喚されてしまう。  しかし主人公はその召喚の衝撃に耐えきれず絶命してしまった。  異世界人は世界を渡る時にスキルという力を授かるのだが、主人公のクラスメイトである灰田亜紀のスキルは死者をアンデッドに変えてしまうスキルだった。  そのスキルの力で主人公はアンデッドとして蘇ったのだが、灰田亜紀ともども追放されてしまう。  追放された森で2人がであったのは――

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

クラス転移で神様に?

空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。 異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。 そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。 異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。 龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。 現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

処理中です...