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第四章 新入社員たちの休暇
第六話:未来への希望?
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俺の目の前で魔族っ娘のアルナが、俺の右手を掴みながら笑っている。
まるで淫魔の様なその表情に、ゾクゾクした何かを感じた俺は思わず手を引っ込めてしまった。アルナの視線が名残惜しそうに俺の手を追う。そんなアルナの視線を遮るように俺は手を後ろに隠すと、アルナを問い詰める。
「それで? 俺の右手に何かあるのか?」
問われたアルナは一瞬呆けた後、語りだした。
「え? あ、うん。ライトは電気系の戦技が得意でしょ? 相手を痺れさせたりとかさ……昔は良くそれで助けてもらったよね」
「ああ、そんな事もあったな」
昔と言うほど昔でもないが、俺とアルナが小さかった頃はまだ魔族との軋轢が大きく、アルナは魔族の子供だという事で良く虐められていた。アルナに限ったことではなく、魔族全体がまだ偏見を持って見られていたのだ。
それは俺が学校に入ってからも続いていたが、俺は爺ちゃんたちが「今の魔族は敵対していた頃の魔族とは違う」と訴え続けていたことは知っていたし、なにより幼馴染として近くでアルナを見ていたから偏見は無かった。それどころかアルナを虐める奴に腹が立ってしょうがなくて、そんな奴らを見つけては俺が電撃をお見舞いしてやっていたのだ。
「あの時は俺も若かったな」
「うふふ、あの時はありがとね」
そう言ってアルナは笑う。今では表立って魔族の排斥を叫ぶ奴はいない。なにしろ違法だからな。
終戦からだいぶ時間はかかったが、世界を救った勇者たる爺ちゃん達の訴えに各国首脳も動かざるを得ず、各国の法律によって魔族の権利も他の種族同様保障されている。
閑話休題。
今は魔族排斥の歴史はどうでもいい。それよりも魚獲りだ。
「それはいいけど、魚を獲るのと俺の戦技が何の関係が――」
あ、そうか! 魚も痺れさせればいいんだ。
アルナも俺の表情で俺の考えを読み取ったらしい。アルナの自慢げな表情がそれを物語っている。
「わかったみたいね。名案でしょ?」
「ああ。盲点だったよ」
早速実践だ。俺はゆっくりと川の真ん中の岩まで移動すると気を静める。アルナは上空から魚の監視だ。落ち着いて目を閉じると、川の中の魚の動きが少しだけどわかる。そろそろいいかと思い見上げれば、アルナも岩の下に魚が入った事を示していた。
よし! 始めるぞ。
俺は魚を驚かさない様にゆっくり四つん這いになると、川の中へ右手を浸ける。そして一気に戦技アーツを発動する。
「雷撃掌!」
声と共に俺の手のひらから雷が迸る。それは俺の手のひらを中心に円系に広がって行き、川面を一瞬白く輝かせた。待つこと数秒。アルナが上空から大きな声をあげた。
「ライト! そっち! 川下の方!」
言われるままにそちらを見れば、大小さまざまな魚がプカリと川面を流れていく。どうやら気絶させたはいいが浮びきる前に流されたらしい。
「アルナ! 回収してくれ!」
「了解!」
言うが早いかアルナは川面まで降りてくると、次々に魚の掬ってはバケツに入れていく。
「大漁だろこれ」
ワクワクしながら回収するアルナを見ていたのだが、アルナは思いのほか早く戻ってきた。
「ただいまー」
「おかえり。随分早かったな。大漁かと思ったのに」
「うん。私もそう思ってたんだけど、意外と少なかったよ」
そう言ったアルナは、バケツを持った手を「ほら見て」と言って差し出してくる。
「あれ? ずいぶん少ないな。威力を抑えすぎたかな」
「他にも浮いてるの居たんだけど、掬う前に復活して逃げちゃったよ」
なるほど。アルナの言葉にちょっと心当たりがあった俺は、その理由を何となく察することが出来た。
「前に爺ちゃんが話してた『海での落雷』と同じことが起きたんだと思う」
「あー、海で泳いでたら雷が落ちたってやつね」
まだ爺ちゃんが若い頃、友達と海水浴に行って落雷に遭遇したらしい。泳いでいた海に雷が落ちたけど、海水は電気を良く通すため、電気エネルギーが拡散して感電するどころか何も感じなかったそうな。
多分今回も同じ理屈だろう。「水は電気をよく通すから」と弱めに雷撃掌を放ったのがさらに裏目に出たんだと思う。川の水は海水程電気を通さないから、電撃が拡散した上に狭い範囲にしか威力が届かなかったんじゃないかな。
これはある意味いい経験かもなぁ。もし水の中で戦闘になった場合、敵に密着して攻撃しないと殆どダメージを与えられないんじゃないか?
そんな事を考えながら「うんうん」唸っていたら、アルナに服を引かれる。
「それでどうするの? もう一回やってみる?」
そう言って来たアルナに俺は首を振った。俺達だけで遊びに来ていたならそれもいいが、今は狩猟大会なのだ。そうである以上ルールには従わなければならない。
「残念ながらもう時間切れだね」
「ほら」と指さす方では太陽が山向こうに沈み始めていた。それに別の理由もある。
「それに夏とはいえ濡れた体も冷えてきたからな。早く戻って温まりたい」
「そうだね。帰ろっか」
その後も雑談をしながら俺達は荷物をまとめ、元来た道を引き返し始める。会場に近づくにつれて他の参加者も合流してくるが、見た感じ俺達よりも大物を持っているようには見えない。
アルナもそう思ったんだろう。目を輝かせている。
「もしかしたら、もしかするんじゃない?」
「そうかもな。でも結果が出るまではな……」
期待もしつつ、駄目だったときの保険もかける。期待し過ぎるとダメだった時のダメージがでかいからな。自分でもネガティブ思考と思わないでもないが、これは性分だ。どうしようもない。
「相変わらず妙なところでネガティブだな。ライトは」
「ホントにね。実力はあるのに何でかしら」
聞き覚えのある声に振り返れば、そこにはラシークとカナデの姿があった。二人は自信ありげにこちらを見て笑っている。二人に聞かれたことは不覚だったが、ここで弱味を見せるわけにはいかない。弱点を突くのは勝負ではセオリーだからな。
「そんなに弱気じゃ勝てないぜ?」
「慎重なだけさ。なんの根拠もない自信を持つより良いと思うけど?」
「ははは、根拠がないわけじゃないさ」
そう言ってお互いに譲らず火花を散らす俺とラシーク。まぁ収穫した獲物は大会本部に提出済みだし、後は審査を待つばかりなんで、今更どうしようもないんだけどさ。
「二人とも~。こっちでゆっくりお茶しながら待とうよ~」
「ラシークもライトも早く早く~」
声のした方を見てみれば、アルナとカナデが何時の間に席を確保したのか、飲み物片手に手を振っている。
「「あいつら何時の間に……」」
同時に同じ言葉を呟いた俺とラシークは、思わず顔を見合わせて苦笑してしまう。
「……行くか」
「ああ」
そう言って歩き出した俺達二人は、何となく……本当に何となくだけど……。「これからあの二人に頭が上がらなくなるんじゃないか」そんな不吉な未来を感じていた。
俺はそんな漠然とした不安に自然と身震いしてしまうが、それはラシークも同じだったらしい。俺がラシークの方を見た時、奴もこちらを見ていた。
俺達は無言でお互いをハグすると、困った時は助け合うことを誓い合う。
そんな俺達の様子を、テーブルで手を振る女子たちが不思議そうに見ていた。
まるで淫魔の様なその表情に、ゾクゾクした何かを感じた俺は思わず手を引っ込めてしまった。アルナの視線が名残惜しそうに俺の手を追う。そんなアルナの視線を遮るように俺は手を後ろに隠すと、アルナを問い詰める。
「それで? 俺の右手に何かあるのか?」
問われたアルナは一瞬呆けた後、語りだした。
「え? あ、うん。ライトは電気系の戦技が得意でしょ? 相手を痺れさせたりとかさ……昔は良くそれで助けてもらったよね」
「ああ、そんな事もあったな」
昔と言うほど昔でもないが、俺とアルナが小さかった頃はまだ魔族との軋轢が大きく、アルナは魔族の子供だという事で良く虐められていた。アルナに限ったことではなく、魔族全体がまだ偏見を持って見られていたのだ。
それは俺が学校に入ってからも続いていたが、俺は爺ちゃんたちが「今の魔族は敵対していた頃の魔族とは違う」と訴え続けていたことは知っていたし、なにより幼馴染として近くでアルナを見ていたから偏見は無かった。それどころかアルナを虐める奴に腹が立ってしょうがなくて、そんな奴らを見つけては俺が電撃をお見舞いしてやっていたのだ。
「あの時は俺も若かったな」
「うふふ、あの時はありがとね」
そう言ってアルナは笑う。今では表立って魔族の排斥を叫ぶ奴はいない。なにしろ違法だからな。
終戦からだいぶ時間はかかったが、世界を救った勇者たる爺ちゃん達の訴えに各国首脳も動かざるを得ず、各国の法律によって魔族の権利も他の種族同様保障されている。
閑話休題。
今は魔族排斥の歴史はどうでもいい。それよりも魚獲りだ。
「それはいいけど、魚を獲るのと俺の戦技が何の関係が――」
あ、そうか! 魚も痺れさせればいいんだ。
アルナも俺の表情で俺の考えを読み取ったらしい。アルナの自慢げな表情がそれを物語っている。
「わかったみたいね。名案でしょ?」
「ああ。盲点だったよ」
早速実践だ。俺はゆっくりと川の真ん中の岩まで移動すると気を静める。アルナは上空から魚の監視だ。落ち着いて目を閉じると、川の中の魚の動きが少しだけどわかる。そろそろいいかと思い見上げれば、アルナも岩の下に魚が入った事を示していた。
よし! 始めるぞ。
俺は魚を驚かさない様にゆっくり四つん這いになると、川の中へ右手を浸ける。そして一気に戦技アーツを発動する。
「雷撃掌!」
声と共に俺の手のひらから雷が迸る。それは俺の手のひらを中心に円系に広がって行き、川面を一瞬白く輝かせた。待つこと数秒。アルナが上空から大きな声をあげた。
「ライト! そっち! 川下の方!」
言われるままにそちらを見れば、大小さまざまな魚がプカリと川面を流れていく。どうやら気絶させたはいいが浮びきる前に流されたらしい。
「アルナ! 回収してくれ!」
「了解!」
言うが早いかアルナは川面まで降りてくると、次々に魚の掬ってはバケツに入れていく。
「大漁だろこれ」
ワクワクしながら回収するアルナを見ていたのだが、アルナは思いのほか早く戻ってきた。
「ただいまー」
「おかえり。随分早かったな。大漁かと思ったのに」
「うん。私もそう思ってたんだけど、意外と少なかったよ」
そう言ったアルナは、バケツを持った手を「ほら見て」と言って差し出してくる。
「あれ? ずいぶん少ないな。威力を抑えすぎたかな」
「他にも浮いてるの居たんだけど、掬う前に復活して逃げちゃったよ」
なるほど。アルナの言葉にちょっと心当たりがあった俺は、その理由を何となく察することが出来た。
「前に爺ちゃんが話してた『海での落雷』と同じことが起きたんだと思う」
「あー、海で泳いでたら雷が落ちたってやつね」
まだ爺ちゃんが若い頃、友達と海水浴に行って落雷に遭遇したらしい。泳いでいた海に雷が落ちたけど、海水は電気を良く通すため、電気エネルギーが拡散して感電するどころか何も感じなかったそうな。
多分今回も同じ理屈だろう。「水は電気をよく通すから」と弱めに雷撃掌を放ったのがさらに裏目に出たんだと思う。川の水は海水程電気を通さないから、電撃が拡散した上に狭い範囲にしか威力が届かなかったんじゃないかな。
これはある意味いい経験かもなぁ。もし水の中で戦闘になった場合、敵に密着して攻撃しないと殆どダメージを与えられないんじゃないか?
そんな事を考えながら「うんうん」唸っていたら、アルナに服を引かれる。
「それでどうするの? もう一回やってみる?」
そう言って来たアルナに俺は首を振った。俺達だけで遊びに来ていたならそれもいいが、今は狩猟大会なのだ。そうである以上ルールには従わなければならない。
「残念ながらもう時間切れだね」
「ほら」と指さす方では太陽が山向こうに沈み始めていた。それに別の理由もある。
「それに夏とはいえ濡れた体も冷えてきたからな。早く戻って温まりたい」
「そうだね。帰ろっか」
その後も雑談をしながら俺達は荷物をまとめ、元来た道を引き返し始める。会場に近づくにつれて他の参加者も合流してくるが、見た感じ俺達よりも大物を持っているようには見えない。
アルナもそう思ったんだろう。目を輝かせている。
「もしかしたら、もしかするんじゃない?」
「そうかもな。でも結果が出るまではな……」
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「相変わらず妙なところでネガティブだな。ライトは」
「ホントにね。実力はあるのに何でかしら」
聞き覚えのある声に振り返れば、そこにはラシークとカナデの姿があった。二人は自信ありげにこちらを見て笑っている。二人に聞かれたことは不覚だったが、ここで弱味を見せるわけにはいかない。弱点を突くのは勝負ではセオリーだからな。
「そんなに弱気じゃ勝てないぜ?」
「慎重なだけさ。なんの根拠もない自信を持つより良いと思うけど?」
「ははは、根拠がないわけじゃないさ」
そう言ってお互いに譲らず火花を散らす俺とラシーク。まぁ収穫した獲物は大会本部に提出済みだし、後は審査を待つばかりなんで、今更どうしようもないんだけどさ。
「二人とも~。こっちでゆっくりお茶しながら待とうよ~」
「ラシークもライトも早く早く~」
声のした方を見てみれば、アルナとカナデが何時の間に席を確保したのか、飲み物片手に手を振っている。
「「あいつら何時の間に……」」
同時に同じ言葉を呟いた俺とラシークは、思わず顔を見合わせて苦笑してしまう。
「……行くか」
「ああ」
そう言って歩き出した俺達二人は、何となく……本当に何となくだけど……。「これからあの二人に頭が上がらなくなるんじゃないか」そんな不吉な未来を感じていた。
俺はそんな漠然とした不安に自然と身震いしてしまうが、それはラシークも同じだったらしい。俺がラシークの方を見た時、奴もこちらを見ていた。
俺達は無言でお互いをハグすると、困った時は助け合うことを誓い合う。
そんな俺達の様子を、テーブルで手を振る女子たちが不思議そうに見ていた。
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