44 / 78
第六章 初恋は時空を超えて
ポンコツ王子
しおりを挟む
「……っていうことがあってね」
「へぇ、王子がねぇ。ま、なんにせよ、試験合格オメデト」
未希ちゃん、ココロのこもらないお言葉アリガトウ。
ギロチンエンドの可能性が無くなってきて、最近あんま親身に話を聞いてくれないんですけど。
いいわよ。今夜は久々のパジャマパーティーだから、思いっきり愚痴吐きまくったる。
大きなベッドの上で、トレーに乗せたお菓子をつまむ。眠れなくなるといけないから、飲み物はハーブティーを用意して。
「にしてもさ、山田のヤツあきらめ悪すぎない? 男らしくないって言うか優柔不断っていうか。王子なんだから、キッパリすっぱり切り替えろって感じ」
「華子、あんた知らないの? シュン王子ってかなりの切れ者だし冷徹で有名よ?」
「は? よそ見して壁にぶつかるような男が?」
呆れたように言うと、目の前にいきなり手をつないだ健太と長谷川が現れた。
ふたり分の重みでベッドが揺れる。こぼれそうなカップはとっさに未希が魔法で浮かせてくれた。
「うわ、びっくりしたっ。あんたたち、来るなとは言わないからせめて扉から入ってきてよ」
「華子先輩、ゆいなまだ自宅謹慎中なんですよ? 出かけてるのバレたら怒られちゃうじゃないですかぁ」
「そうだよ、姉ちゃん。ゆいながまたつかまったりしたら可哀そうだろ?」
健太はすっかりゆいなにメロメロで。お前誰だよってくらいの変貌ぶり。
転移魔法使って、毎日互いの部屋を行き来してるみたい。
「ゆいな、そのうち俺の婚約者として、大腕を振って玄関から来れるようにしてあげるから」
「ありがとう、けんたん。わたし早く公爵夫人になりたいな♡」
ったく、長谷川を妹って呼ぶことになるなんて。
健太、考え直すなら今のうちだよ?
「健太も長谷川も。いちゃつくなら余所でやって」
「もう、華子先輩ってば。もうすぐ家族になるんですよぉ? 長谷川とか他人行儀じゃなくって、ゆいなって呼んでくださいよぉ」
「はいはい、ゆいなね」
ゆいなもゲームの記憶ある同盟に加わったから、気に食わないとか言ってらんないし。
健太のためにも姉ちゃん黙って耐え忍ぶよ。
「そうだ、姉ちゃん。そろそろシュン王子許してあげてくんない?」
「は? なんでよ? イヤに決まってるでしょ」
「そんなこと言わないでさ。シュン王子、あれ以来まったく使いものにならなくって。生徒会の執務が滞って、俺たち本当に困ってるんだ」
ああ、取り巻き令嬢たちもそんなこと言ってたっけ。
でもわたしには関係ないし。
「頼むよ、姉ちゃん。マサト先輩は力仕事以外あてにならないし、俺とダンジュウロウ先輩でなんとか回してるって状態なんだ」
「そぉですよぉ。健太くんが忙しいと、ゆいなとの時間が短くなっちゃうじゃないですかぁ」
「それをわたしのせいにしないでよ。直接山田に物申せばいいじゃない」
「そんなことならとっくにやってるよ。まったく効果がないからこうして姉ちゃんに頼んでるんだろ」
なにその言い方。まるでわたしが悪者みたいじゃんか。
「もう、毎日抜け殻みたいでさ。あんなポンコツな王子、今までなら絶対にあり得ないし」
「あり得ないだなんて大げさな。山田は普段からポンコツでしょ」
「なぁ、姉ちゃん。姉ちゃんの目にどう映ってるかは知らないけどさ、シュン王子って多分姉ちゃんが思ってるような人間じゃないよ」
じゃあどういう人間だって言うのよ。
山田なんか、わたしの手を握るか、匂い嗅ぐか、鼻血出すくらいしかできない変態じゃない。
「シュン王子は即決即断即行動ってタイプだよ。周りへの指示も的確だし、絶対に妥協しない。非のある人間には容赦ないところもあるし、尊敬できるけどそばで見ていて怖い人だって俺は思ってる」
「そうそう、ゆいなも一回シュン王子怒らせちゃってぇ。泣き落としもきかなくって本当に怖かったですよ?」
「あの山田が?」
「ほら言ったでしょ? 王子は切れ者で冷徹な人間だって」
「未希までそんな……」
だからってみんなして責めるように言わなくったって。
山田がどんな人間だろうとわたしには関係ないんだし。
「そういった意味では、シュン王子って山田先輩と同じなんだよな。日本での記憶がないだけで、もしかたらふたりは本質的には同じ人間なんじゃないのかな?」
「ああ、だから王子ってやたらと華子に執着するのかもね」
「山田先輩って姉ちゃんのこと溺愛してたからなぁ」
「ちょっとやめてよ、ふたりとも! 未希だって昔は昔、今は今って言ってたじゃない」
「あー、ハイハイ。そうだったね」
なんか投げやりっ。
「ごめん、姉ちゃん。でも俺さ、別にシュン王子を好きになってくれって言ってるわけじゃないんだ。ただ前みたいにさ、普通に会話できる仲に戻って欲しいってだけなんだけど」
「健太の言いたいことは分かるけど……」
山田って、一許すと十まで踏み込んでくるからヤなんだよね。
一回でもいい顔すると、なし崩しにどうにかなっちゃいそうで。
「とりあえず考えてみてもいいけど。でも今すぐは無理だからね?」
「ありがとう、姉ちゃん。俺もなんだけど、ダンジュウロウ先輩が過労で死にそうでさ。前向きに検討お願いしますっ」
ぱんって手を合わせて拝まれたって、こっちも困るんですけど。
前みたいに普通に接しろって言われてもさ、どうやってきっかけ作ればいいんだか。
ま、もうすぐ冬休みに入るし?
適当に考えてるフリでもしとけば、ウヤムヤにできるっしょ。
そんなふうに楽観的に思ってたら、きっかけは向こうの方からやってきて。
はぁ、なんて言うか、運命を呪うしかない!?
「へぇ、王子がねぇ。ま、なんにせよ、試験合格オメデト」
未希ちゃん、ココロのこもらないお言葉アリガトウ。
ギロチンエンドの可能性が無くなってきて、最近あんま親身に話を聞いてくれないんですけど。
いいわよ。今夜は久々のパジャマパーティーだから、思いっきり愚痴吐きまくったる。
大きなベッドの上で、トレーに乗せたお菓子をつまむ。眠れなくなるといけないから、飲み物はハーブティーを用意して。
「にしてもさ、山田のヤツあきらめ悪すぎない? 男らしくないって言うか優柔不断っていうか。王子なんだから、キッパリすっぱり切り替えろって感じ」
「華子、あんた知らないの? シュン王子ってかなりの切れ者だし冷徹で有名よ?」
「は? よそ見して壁にぶつかるような男が?」
呆れたように言うと、目の前にいきなり手をつないだ健太と長谷川が現れた。
ふたり分の重みでベッドが揺れる。こぼれそうなカップはとっさに未希が魔法で浮かせてくれた。
「うわ、びっくりしたっ。あんたたち、来るなとは言わないからせめて扉から入ってきてよ」
「華子先輩、ゆいなまだ自宅謹慎中なんですよ? 出かけてるのバレたら怒られちゃうじゃないですかぁ」
「そうだよ、姉ちゃん。ゆいながまたつかまったりしたら可哀そうだろ?」
健太はすっかりゆいなにメロメロで。お前誰だよってくらいの変貌ぶり。
転移魔法使って、毎日互いの部屋を行き来してるみたい。
「ゆいな、そのうち俺の婚約者として、大腕を振って玄関から来れるようにしてあげるから」
「ありがとう、けんたん。わたし早く公爵夫人になりたいな♡」
ったく、長谷川を妹って呼ぶことになるなんて。
健太、考え直すなら今のうちだよ?
「健太も長谷川も。いちゃつくなら余所でやって」
「もう、華子先輩ってば。もうすぐ家族になるんですよぉ? 長谷川とか他人行儀じゃなくって、ゆいなって呼んでくださいよぉ」
「はいはい、ゆいなね」
ゆいなもゲームの記憶ある同盟に加わったから、気に食わないとか言ってらんないし。
健太のためにも姉ちゃん黙って耐え忍ぶよ。
「そうだ、姉ちゃん。そろそろシュン王子許してあげてくんない?」
「は? なんでよ? イヤに決まってるでしょ」
「そんなこと言わないでさ。シュン王子、あれ以来まったく使いものにならなくって。生徒会の執務が滞って、俺たち本当に困ってるんだ」
ああ、取り巻き令嬢たちもそんなこと言ってたっけ。
でもわたしには関係ないし。
「頼むよ、姉ちゃん。マサト先輩は力仕事以外あてにならないし、俺とダンジュウロウ先輩でなんとか回してるって状態なんだ」
「そぉですよぉ。健太くんが忙しいと、ゆいなとの時間が短くなっちゃうじゃないですかぁ」
「それをわたしのせいにしないでよ。直接山田に物申せばいいじゃない」
「そんなことならとっくにやってるよ。まったく効果がないからこうして姉ちゃんに頼んでるんだろ」
なにその言い方。まるでわたしが悪者みたいじゃんか。
「もう、毎日抜け殻みたいでさ。あんなポンコツな王子、今までなら絶対にあり得ないし」
「あり得ないだなんて大げさな。山田は普段からポンコツでしょ」
「なぁ、姉ちゃん。姉ちゃんの目にどう映ってるかは知らないけどさ、シュン王子って多分姉ちゃんが思ってるような人間じゃないよ」
じゃあどういう人間だって言うのよ。
山田なんか、わたしの手を握るか、匂い嗅ぐか、鼻血出すくらいしかできない変態じゃない。
「シュン王子は即決即断即行動ってタイプだよ。周りへの指示も的確だし、絶対に妥協しない。非のある人間には容赦ないところもあるし、尊敬できるけどそばで見ていて怖い人だって俺は思ってる」
「そうそう、ゆいなも一回シュン王子怒らせちゃってぇ。泣き落としもきかなくって本当に怖かったですよ?」
「あの山田が?」
「ほら言ったでしょ? 王子は切れ者で冷徹な人間だって」
「未希までそんな……」
だからってみんなして責めるように言わなくったって。
山田がどんな人間だろうとわたしには関係ないんだし。
「そういった意味では、シュン王子って山田先輩と同じなんだよな。日本での記憶がないだけで、もしかたらふたりは本質的には同じ人間なんじゃないのかな?」
「ああ、だから王子ってやたらと華子に執着するのかもね」
「山田先輩って姉ちゃんのこと溺愛してたからなぁ」
「ちょっとやめてよ、ふたりとも! 未希だって昔は昔、今は今って言ってたじゃない」
「あー、ハイハイ。そうだったね」
なんか投げやりっ。
「ごめん、姉ちゃん。でも俺さ、別にシュン王子を好きになってくれって言ってるわけじゃないんだ。ただ前みたいにさ、普通に会話できる仲に戻って欲しいってだけなんだけど」
「健太の言いたいことは分かるけど……」
山田って、一許すと十まで踏み込んでくるからヤなんだよね。
一回でもいい顔すると、なし崩しにどうにかなっちゃいそうで。
「とりあえず考えてみてもいいけど。でも今すぐは無理だからね?」
「ありがとう、姉ちゃん。俺もなんだけど、ダンジュウロウ先輩が過労で死にそうでさ。前向きに検討お願いしますっ」
ぱんって手を合わせて拝まれたって、こっちも困るんですけど。
前みたいに普通に接しろって言われてもさ、どうやってきっかけ作ればいいんだか。
ま、もうすぐ冬休みに入るし?
適当に考えてるフリでもしとけば、ウヤムヤにできるっしょ。
そんなふうに楽観的に思ってたら、きっかけは向こうの方からやってきて。
はぁ、なんて言うか、運命を呪うしかない!?
0
お気に入りに追加
266
あなたにおすすめの小説
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
【完結】薔薇の花をあなたに贈ります
彩華(あやはな)
恋愛
レティシアは階段から落ちた。
目を覚ますと、何かがおかしかった。それは婚約者である殿下を覚えていなかったのだ。
ロベルトは、レティシアとの婚約解消になり、聖女ミランダとの婚約することになる。
たが、それに違和感を抱くようになる。
ロベルト殿下視点がおもになります。
前作を多少引きずってはいますが、今回は暗くはないです!!
11話完結です。
えっと、幼馴染が私の婚約者と朝チュンしました。ドン引きなんですけど……
百谷シカ
恋愛
カメロン侯爵家で開かれた舞踏会。
楽しい夜が明けて、うららかな朝、幼馴染モイラの部屋を訪ねたら……
「えっ!?」
「え?」
「あ」
モイラのベッドに、私の婚約者レニー・ストックウィンが寝ていた。
ふたりとも裸で、衣服が散乱している酷い状態。
「どういう事なの!?」
楽しかった舞踏会も台無し。
しかも、モイラの部屋で泣き喚く私を、モイラとレニーが宥める始末。
「触らないで! 気持ち悪い!!」
その瞬間、私は幼馴染と婚約者を失ったのだと気づいた。
愛していたはずのふたりは、裏切り者だ。
私は部屋を飛び出した。
そして、少し頭を冷やそうと散歩に出て、美しい橋でたそがれていた時。
「待て待て待てぇッ!!」
人生を悲観し絶望のあまり人生の幕を引こうとしている……と勘違いされたらしい。
髪を振り乱し突進してくるのは、恋多き貴公子と噂の麗しいアスター伯爵だった。
「早まるな! オリヴィア・レンフィールド!!」
「!?」
私は、とりあえず猛ダッシュで逃げた。
だって、失恋したばかりの私には、刺激が強すぎる人だったから……
♡内気な傷心令嬢とフェロモン伯爵の優しいラブストーリー♡
後悔するのはあなたの方です。紛い物と言われた獣人クォーターは番の本音を受け入れられない
堀 和三盆
恋愛
「ああ、ラジョーネ! 僕はなんて幸せなのだろう! 愛する恋人の君が運命の番と判明したときの喜びと言ったらもう……!!」
「うふふ。私も幸せよ、アンスタン。そして私も貴方と同じ気持ちだわ。恋人の貴方が私の運命の番で本当に良かった」
私、ラジョーネ・ジュジュマンは狼獣人のクォーター。恋人で犬獣人のアンスタンとはつい先日、お互いが運命の番だと判明したばかり。恋人がたまたま番だったという奇跡に私は幸せの絶頂にいた。
『いつかアンスタンの番が現れて愛する彼を奪われてしまうかもしれない』……と、ずっと心配をしていたからだ。
その日もいつものように番で恋人のアンスタンと愛を語らっていたのだけれど。
「……実はね、本当は私ずっと心配だったの。だからアンスタンが番で安心したわ」
「僕もだよ、ラジョーネ。もし君が番じゃなかったら、愛する君を冷たく突き放して捨てなきゃいけないと思うと辛くて辛くて」
「え?」
「ん?」
彼の口から出てきた言葉に、私はふとした引っ掛かりを覚えてしまった。アンスタンは番が現れたら私を捨てるつもりだった? 私の方は番云々にかかわらず彼と結婚したいと思っていたのだけれど……。
【完結】幼い頃から婚約を誓っていた伯爵に婚約破棄されましたが、数年後に驚くべき事実が発覚したので会いに行こうと思います
菊池 快晴
恋愛
令嬢メアリーは、幼い頃から将来を誓い合ったゼイン伯爵に婚約破棄される。
その隣には見知らぬ女性が立っていた。
二人は傍から見ても仲睦まじいカップルだった。
両家の挨拶を終えて、幸せな結婚前パーティで、その出来事は起こった。
メアリーは彼との出会いを思い返しながら打ちひしがれる。
数年後、心の傷がようやく癒えた頃、メアリーの前に、謎の女性が現れる。
彼女の口から発せられた言葉は、ゼインのとんでもない事実だった――。
※ハッピーエンド&純愛
他サイトでも掲載しております。
茶番には付き合っていられません
わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。
婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。
これではまるで私の方が邪魔者だ。
苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。
どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。
彼が何をしたいのかさっぱり分からない。
もうこんな茶番に付き合っていられない。
そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。
錬金術師カレンはもう妥協しません
山梨ネコ
ファンタジー
「おまえとの婚約は破棄させてもらう」
前は病弱だったものの今は現在エリート街道を驀進中の婚約者に捨てられた、Fランク錬金術師のカレン。
病弱な頃、支えてあげたのは誰だと思っているのか。
自棄酒に溺れたカレンは、弾みでとんでもない条件を付けてとある依頼を受けてしまう。
それは『血筋の祝福』という、受け継いだ膨大な魔力によって苦しむ呪いにかかった甥っ子を救ってほしいという貴族からの依頼だった。
依頼内容はともかくとして問題は、報酬は思いのままというその依頼に、達成報酬としてカレンが依頼人との結婚を望んでしまったことだった。
王都で今一番結婚したい男、ユリウス・エーレルト。
前世も今世も妥協して付き合ったはずの男に振られたカレンは、もう妥協はするまいと、美しく強く家柄がいいという、三国一の男を所望してしまったのだった。
ともかくは依頼達成のため、錬金術師としてカレンはポーションを作り出す。
仕事を通じて様々な人々と関わりながら、カレンの心境に変化が訪れていく。
錬金術師カレンの新しい人生が幕を開ける。
※小説家になろうにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる