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本編
もうひとつの真相
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従兄弟の告白を聞いたミシェルは言葉が出なかった。
彼女は二人の計画に巻き込まれた被害者だが、それでも同情してしまう。
「本人の意を汲むなら出版停止だが、流石にそれは無理だったな。……まあアイツは嫌がるだろうけど、オレは二人の作品がちゃんとした本になって後世に残るのが嬉しいよ」
アランは「出版は商売だってユリウスは言ってたけど、それだけじゃないよな」と、どこか遠くを見ながら語った。
「……カイザー殿下が一枚かんでるなら、万事そつなく処理されてるだろう。俺たちにできることはないし、こんな事情を聞いちゃする必要もないな」
「ああ、うん……」
謎が解けてスッキリした様子のルーカスとは対照的に、ミシェルはアランを呼び出す前よりも浮かない表情だ。
「セドリックは生きてる。もう会うことはないだろうが、しがらみから解放されて、元気にやってるならそれでいい」
「そう……ですね……」
ルーカスの言葉に、彼女はぎこちなく同意した。
「二人はユリウスの敵を取った。因果応報だ」
「……」
悪意を持って虚言を吐いたから、同じことをされた。
リカルドは反撃されて、その重みに耐えられず死を選んだ。ただそれだけ。
「反応が悪いな。やっと真相にたどり着けたんだ。これが本当の一件落着ってやつだぞ」
王家が糸を引いているなら、公式発表は揺るがないだろう。
アランが罪に問われることは無い。
「……人生二周目の俺と違って、物心ついて十数年じゃ無理もないか。もうここに用はない。シャワー行ってこい。とっとと行かないと、野郎どもが使い始めるぞ」
「そう、ですね。じゃあアラン、……またね」
ルーカスはため息をつくと、ミシェルにシャワーを浴びて気分転換するよう促した。
追い立てられた彼女は、音楽室をあとにした。
*
「さて。邪魔者はいなくなったことだし、男同士の話をするか」
ルーカスの言い草に、アランは「邪魔者なんて、ひどいな」と苦笑した。
「ひどいのはどっちだよ。――――お前、アイツを嵌める気だっただろ」
ルーカスの指摘に、アランは固まった。
「お前が大大大嫌いな従姉妹にしたことに比べれば、俺の口の悪さなんてかわいいもんだ。――ハッ、図星か。顔が怖いぞ優等生」
口元は変わらず弧を描いているが、目は笑っていない。『気さくで誠実なお兄ちゃん』の仮面が剥がれ落ちる様をルーカスは嘲笑った。
「この世界は、一年を季節で四分割している」
「藪から棒にどうしたんだ」
「春の一の月、二の月、三の月。夏の一の月、二の月、三の月……」
この世界の暦は単純だ。春夏秋冬を三ヶ月ずつで一年が十二ヶ月。
「そんな当たり前のことを、わざわざ口にして。なにが言いたいんだ?」
「西洋っぽくするなら九月入学の六月卒業なんだが、行事とか一々調べて合わせるのは書きにくいからな。わかりやすさ、書きやすさ重視で、この世界は四月入学式だ」
「くがつ? ろくがつ? 一体何の話だ」
「お前が双子を入れ替える準備を始めた時期だ。わざわざ外出届を出して伯爵家を訪れたのは秋。おやぁ、おかしいなぁ。事件が起きたのは冬なのに計算が合わないなぁ」
最初にミシェルから話を聞いたときから怪しいと思っていたが、時系列を整理して確信した。
入学式がある春の二の月(4月)の半年前――秋の二の月(10月)に、彼女は従兄弟に揺さぶりをかけられている。
本が出版され、クッションが減ったのは去年の冬――つまり冬の一の月(12月)。
セドリックと復讐計画を立てる前から、アランはミシェルを学院に入学させようとしている。
「あんたのクリエイター至上主義は凄いよ。しごできだし、神編集の素質がある。きっと担当した作家を大切にするんだろうな。予定変更になったのに知らせなかったり、自分から連絡すると言ってブッチしたり、言ってることが二転三転しないんだろうな……。俺もそういう相手と仕事したかったぜ」
「……」
この沈黙はルーカスの言葉が分からなくて困惑しているのではなく、彼が言わんとしていることが核心を衝いているからだろう。
「逆に盗作野郎には冷たいよな。まあ、リカルドは当然だが、あんたにとっちゃミシェルもまた他人の功績を盗んでるクソ女なんだろ」
清廉潔白な副会長の顔から、表情が抜け落ちた。
「なまじ今までの積み重ねがあるから、伯爵家の人間は気付かなかったんだろうが、女が男子校に行くなんて普通なら反対する。バレたら社会的に死ぬし、貞操の危険もある。でもお前は止めなかった」
いじめられる可能性があったとしても、姉を危険に晒すのは違う。
ミシェルを大切に思うのなら伯爵のように反対して、彼女の方を説得しようとするのが本来あるべき姿だ。
「……身を削って絵を描いているのはミハイルなのに、その手柄はすべてミシェルのものになっている。その上、婿をとって伯爵家も手に入れ、弟は自分の手元で一生絵を描かせるつもりなんだ」
「ふぅん」
「あんなに努力していたミハイルの前で、見せつけるように剣を振るって。彼から何もかも奪ってるのに、その自覚がない」
「自覚があったらいいのか?」
「いいわけがない! 問題は自覚の有無じゃない、その行動だ」
そこにはもう高潔さなんて欠片もなかった。エゴをむき出しにして、歪んだ正義感を振りかざすアランをルーカスは鼻で笑った。
「だから、身の程をわからせようと思ったのか? 気心知れた団員相手なら渡り合えても、同年代の男共に遠慮なしに揉まれれば潰れるだろうと? それとも女だとバレて貞操を損なうのを期待してたのか?」
しかしアランの目論見は外れた。
ミシェルは難なく男子校に馴染み、学院生活を謳歌している。
なんなら入学してすぐに彼女をゲットしたトップ・オブ・リア充だ。
(つか馴染みすぎじゃね? 転生ニューゲームな俺よりもカースト上位、ってどういうことだよ)
クラスで一番小柄だが、アレのデカさと、バルト騎士団の名に恥じぬ剣の腕を持っているので、一目置かれている。
対して学生生活二度目のルーカスは、外見も身分も頭一つどころか上半身とび抜けているのに、勢いそのままクラスの輪からもとび出している。解せぬ。
彼女は二人の計画に巻き込まれた被害者だが、それでも同情してしまう。
「本人の意を汲むなら出版停止だが、流石にそれは無理だったな。……まあアイツは嫌がるだろうけど、オレは二人の作品がちゃんとした本になって後世に残るのが嬉しいよ」
アランは「出版は商売だってユリウスは言ってたけど、それだけじゃないよな」と、どこか遠くを見ながら語った。
「……カイザー殿下が一枚かんでるなら、万事そつなく処理されてるだろう。俺たちにできることはないし、こんな事情を聞いちゃする必要もないな」
「ああ、うん……」
謎が解けてスッキリした様子のルーカスとは対照的に、ミシェルはアランを呼び出す前よりも浮かない表情だ。
「セドリックは生きてる。もう会うことはないだろうが、しがらみから解放されて、元気にやってるならそれでいい」
「そう……ですね……」
ルーカスの言葉に、彼女はぎこちなく同意した。
「二人はユリウスの敵を取った。因果応報だ」
「……」
悪意を持って虚言を吐いたから、同じことをされた。
リカルドは反撃されて、その重みに耐えられず死を選んだ。ただそれだけ。
「反応が悪いな。やっと真相にたどり着けたんだ。これが本当の一件落着ってやつだぞ」
王家が糸を引いているなら、公式発表は揺るがないだろう。
アランが罪に問われることは無い。
「……人生二周目の俺と違って、物心ついて十数年じゃ無理もないか。もうここに用はない。シャワー行ってこい。とっとと行かないと、野郎どもが使い始めるぞ」
「そう、ですね。じゃあアラン、……またね」
ルーカスはため息をつくと、ミシェルにシャワーを浴びて気分転換するよう促した。
追い立てられた彼女は、音楽室をあとにした。
*
「さて。邪魔者はいなくなったことだし、男同士の話をするか」
ルーカスの言い草に、アランは「邪魔者なんて、ひどいな」と苦笑した。
「ひどいのはどっちだよ。――――お前、アイツを嵌める気だっただろ」
ルーカスの指摘に、アランは固まった。
「お前が大大大嫌いな従姉妹にしたことに比べれば、俺の口の悪さなんてかわいいもんだ。――ハッ、図星か。顔が怖いぞ優等生」
口元は変わらず弧を描いているが、目は笑っていない。『気さくで誠実なお兄ちゃん』の仮面が剥がれ落ちる様をルーカスは嘲笑った。
「この世界は、一年を季節で四分割している」
「藪から棒にどうしたんだ」
「春の一の月、二の月、三の月。夏の一の月、二の月、三の月……」
この世界の暦は単純だ。春夏秋冬を三ヶ月ずつで一年が十二ヶ月。
「そんな当たり前のことを、わざわざ口にして。なにが言いたいんだ?」
「西洋っぽくするなら九月入学の六月卒業なんだが、行事とか一々調べて合わせるのは書きにくいからな。わかりやすさ、書きやすさ重視で、この世界は四月入学式だ」
「くがつ? ろくがつ? 一体何の話だ」
「お前が双子を入れ替える準備を始めた時期だ。わざわざ外出届を出して伯爵家を訪れたのは秋。おやぁ、おかしいなぁ。事件が起きたのは冬なのに計算が合わないなぁ」
最初にミシェルから話を聞いたときから怪しいと思っていたが、時系列を整理して確信した。
入学式がある春の二の月(4月)の半年前――秋の二の月(10月)に、彼女は従兄弟に揺さぶりをかけられている。
本が出版され、クッションが減ったのは去年の冬――つまり冬の一の月(12月)。
セドリックと復讐計画を立てる前から、アランはミシェルを学院に入学させようとしている。
「あんたのクリエイター至上主義は凄いよ。しごできだし、神編集の素質がある。きっと担当した作家を大切にするんだろうな。予定変更になったのに知らせなかったり、自分から連絡すると言ってブッチしたり、言ってることが二転三転しないんだろうな……。俺もそういう相手と仕事したかったぜ」
「……」
この沈黙はルーカスの言葉が分からなくて困惑しているのではなく、彼が言わんとしていることが核心を衝いているからだろう。
「逆に盗作野郎には冷たいよな。まあ、リカルドは当然だが、あんたにとっちゃミシェルもまた他人の功績を盗んでるクソ女なんだろ」
清廉潔白な副会長の顔から、表情が抜け落ちた。
「なまじ今までの積み重ねがあるから、伯爵家の人間は気付かなかったんだろうが、女が男子校に行くなんて普通なら反対する。バレたら社会的に死ぬし、貞操の危険もある。でもお前は止めなかった」
いじめられる可能性があったとしても、姉を危険に晒すのは違う。
ミシェルを大切に思うのなら伯爵のように反対して、彼女の方を説得しようとするのが本来あるべき姿だ。
「……身を削って絵を描いているのはミハイルなのに、その手柄はすべてミシェルのものになっている。その上、婿をとって伯爵家も手に入れ、弟は自分の手元で一生絵を描かせるつもりなんだ」
「ふぅん」
「あんなに努力していたミハイルの前で、見せつけるように剣を振るって。彼から何もかも奪ってるのに、その自覚がない」
「自覚があったらいいのか?」
「いいわけがない! 問題は自覚の有無じゃない、その行動だ」
そこにはもう高潔さなんて欠片もなかった。エゴをむき出しにして、歪んだ正義感を振りかざすアランをルーカスは鼻で笑った。
「だから、身の程をわからせようと思ったのか? 気心知れた団員相手なら渡り合えても、同年代の男共に遠慮なしに揉まれれば潰れるだろうと? それとも女だとバレて貞操を損なうのを期待してたのか?」
しかしアランの目論見は外れた。
ミシェルは難なく男子校に馴染み、学院生活を謳歌している。
なんなら入学してすぐに彼女をゲットしたトップ・オブ・リア充だ。
(つか馴染みすぎじゃね? 転生ニューゲームな俺よりもカースト上位、ってどういうことだよ)
クラスで一番小柄だが、アレのデカさと、バルト騎士団の名に恥じぬ剣の腕を持っているので、一目置かれている。
対して学生生活二度目のルーカスは、外見も身分も頭一つどころか上半身とび抜けているのに、勢いそのままクラスの輪からもとび出している。解せぬ。
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