2 / 8
エンド後ストーリー~共通編~【完結、分岐エンドに続く】
懺悔と真実~元婚約者視点~
しおりを挟む
どうすればよかったのだろう。今更考えても仕方ないことばかりが頭の中で浮かぶのはきっと人生最大の後悔というものを味わったからだ。
初恋で、婚約者だった相手が処刑された。犯罪にまで手を出していたけれど、それでも惚れた弱みか、いつか改心してくれればなんてそんなことを思っていた。
婚約者は、結婚する相手は君がいいなんて言っても君は信じてくれなくて、まるで仕組まれたように今の婚約者に出会い、色々目の前で巻き込まれる彼女を助けているうちに、周りから将来の王妃は君じゃなくて今の婚約者が相応しいなんて言われ始めて………。
何故こんなことになってしまったんだろう。マリアの母が亡くなる前は笑顔が可愛くて、他人ばかりを心配してたまには自分のこともなんて思うほどに優しい子だったのに。
いつの間にか人を傷つけるような言動ばかりが目立つようになり、マリアの悪評が広まるのに時間はかからなかった。
ついには犯罪まがいのことから、殺人未遂まで………これ以上自分を貶めるマリアを見たくなくて処刑となれば反省して昔の彼女に戻ってくれるんじゃないかとそう考えた。
もしかしたら……考えたくはないけど、僕との結婚が嫌になったのかもしれない。それなら自由にしてあげるとばかりに婚約破棄までして。
なのに最後までマリアは自分を貫き、反省も後悔も見せず、僕に助けを求めることすら最後までせず公開処刑された。
『死にたくない!』
そう叫ぶ最後に言った言葉の中で、そのマリアの言葉だけが頭から離れない。最後まで涙ひとつ流さず言い切った言葉の中で、それだけは本音のように思えた。
だからこそわからない。死にたくないと言うなら見てくれだけでも反省を見せなかった理由が。
これではまるで死に急いでいるようではないか。何故、何故と考えたところでマリアは生き返らないというのに、僕は自分の判断が本当に間違っていなかったのかと未だに自問自答する。
時に教会で答えを教えてくれない神に何度も問いかけるようにマリアを想う。そんなある日、僕は聞いてしまった。真実を知るものだろう人の懺悔を。
「マリア様、私は不甲斐ない医者です。いくら調べても調べてもマリア様に生きる希望を与えてはあげられませんでした。優しいマリア様は気にしないでと言ってくれるでしょう。しかし、私は医者です。医者にだってプライドはあります。治せない病などないとそう考えて毎日を生きています。少しでも人生を最後まで生きれる人たちを増やすためにも。けれど、私が医者としてまだまだだったばかりに、貴女様を助けられませんでした。もう未来の死に怯えなくていいという安心感ひとつ与えられませんでした。わたし、は………わた、し……はっ!」
あれはエンブレム家の主治医ではなかったか。マリアの母の診察にて幼い頃、何度か会った覚えがある。とはいえ、人の祈り、懺悔を邪魔するわけにはいかないと去ろうと考えていたのに、マリアという名前が出たことで足はすぐに止まった。
盗み聞きなどよくないことだ。だけど、僕の知らない真実を語られているようで、足は棒のように一歩も動きはしない。
聞けば聞くほど医者の言葉は僕の心を蝕んだ。
生きる希望?
治らない病気?
未来の死?
ひとつひとつ嵌まっていくピースは、ひとつの真実に近づいていっている気がした。
決定的な言葉を言われたわけではないけれど懺悔からそうとしか考えられない。マリアのことは知りたいと思っていたのに、今は知りたくないと思う自分がどこかにいる。
だけど、知るべきだと心の中で叫ぶ自分がいた。
「懺悔中失礼いたします。盗み聞きしてしまったこと、謝罪いたします。ですが、どうか、貴方が知るマリアについて教えてください。エンブレム公爵家の主治医カーシィさん」
「! 王太子殿下……よりにもよって………貴方様が………」
「それは……どういう意味ですか」
カーシィという名前をなんとか思い出したものの、真実を問いただそうとすればまるで僕には知られたくなかったかのようにカーシィ医師は表情を歪めた。
そしてどういうことかと言ったもののどうするべきかとばかりに続く沈黙。卑怯かもしれないが、自分の身分を使って命令してでも聞き出すべきかと考えたときに第三者の言葉が沈黙を破った。
「全ての出会いは神様による巡り合わせです。知られるべきでなかった人と出会うのもまた運命。神様のお導きです。正しいと思う道ではなく、そうするべきだと自分の気持ちに従うことこそ神様は願うでしょう。この世は正しいことばかりではありません。道が正解でも不正解でも人の人生は続きます。真実とは時に残酷ですが、知ることによって人は前に進める時もあるのですよ」
全てを見透かしたようなその人はこの教会の神父だった。神父は神様の代理で人の懺悔を聞いて、時に必要な人には代理として言葉を与えるという。もしかすると懺悔を聞く中でマリアの真実を知る一人なのかもしれない。
けれど神父は懺悔を決して人には伝えないことは世界での決まりごと。だからこそ神父を問いただせはしない。結局はカーシィ医師に聞くしかないのだ。
こうして真実について口を割らせる手伝いをしにきてくれたようだから、それだけでも十分と考えるべきだろう。
後は自分が頑張らなければ。
「お願いします。ずっとマリアの夢を見るんです。僕は何か間違えたような気すらしてるのにそれがなんなのかすらわからなくて前に進めないんです。婚約者だったからじゃない。誰よりも愛した初恋の人だったからこそ、僕は真実を知りたいんです」
真実を聞いたからと言って前に進めるかもわからなければ、それをマリアが望んでるかもわからない。だけど、それでも僕は未来の国王だから立ち止まってばかりはいられない。ここできっぱりとマリアのことを断ち切る必要があるんだ。忘れたくないという自分の心の叫びに蓋ができるように。
「ああ……マリア様は失敗してしまったんですね。唯一の願いすら……」
「何を言って……」
「いえ、いいでしょう。マリア様との約束を破ってはしまいますかが、マリア様の本来の目的を無下にしかねないですから……マリア様のために王太子殿下にはお話ししましょう。悲しい願いを持って亡くなった少女のお話しを」
そう僕の望みを叶えてくれる言葉はとても震えていた。
初恋で、婚約者だった相手が処刑された。犯罪にまで手を出していたけれど、それでも惚れた弱みか、いつか改心してくれればなんてそんなことを思っていた。
婚約者は、結婚する相手は君がいいなんて言っても君は信じてくれなくて、まるで仕組まれたように今の婚約者に出会い、色々目の前で巻き込まれる彼女を助けているうちに、周りから将来の王妃は君じゃなくて今の婚約者が相応しいなんて言われ始めて………。
何故こんなことになってしまったんだろう。マリアの母が亡くなる前は笑顔が可愛くて、他人ばかりを心配してたまには自分のこともなんて思うほどに優しい子だったのに。
いつの間にか人を傷つけるような言動ばかりが目立つようになり、マリアの悪評が広まるのに時間はかからなかった。
ついには犯罪まがいのことから、殺人未遂まで………これ以上自分を貶めるマリアを見たくなくて処刑となれば反省して昔の彼女に戻ってくれるんじゃないかとそう考えた。
もしかしたら……考えたくはないけど、僕との結婚が嫌になったのかもしれない。それなら自由にしてあげるとばかりに婚約破棄までして。
なのに最後までマリアは自分を貫き、反省も後悔も見せず、僕に助けを求めることすら最後までせず公開処刑された。
『死にたくない!』
そう叫ぶ最後に言った言葉の中で、そのマリアの言葉だけが頭から離れない。最後まで涙ひとつ流さず言い切った言葉の中で、それだけは本音のように思えた。
だからこそわからない。死にたくないと言うなら見てくれだけでも反省を見せなかった理由が。
これではまるで死に急いでいるようではないか。何故、何故と考えたところでマリアは生き返らないというのに、僕は自分の判断が本当に間違っていなかったのかと未だに自問自答する。
時に教会で答えを教えてくれない神に何度も問いかけるようにマリアを想う。そんなある日、僕は聞いてしまった。真実を知るものだろう人の懺悔を。
「マリア様、私は不甲斐ない医者です。いくら調べても調べてもマリア様に生きる希望を与えてはあげられませんでした。優しいマリア様は気にしないでと言ってくれるでしょう。しかし、私は医者です。医者にだってプライドはあります。治せない病などないとそう考えて毎日を生きています。少しでも人生を最後まで生きれる人たちを増やすためにも。けれど、私が医者としてまだまだだったばかりに、貴女様を助けられませんでした。もう未来の死に怯えなくていいという安心感ひとつ与えられませんでした。わたし、は………わた、し……はっ!」
あれはエンブレム家の主治医ではなかったか。マリアの母の診察にて幼い頃、何度か会った覚えがある。とはいえ、人の祈り、懺悔を邪魔するわけにはいかないと去ろうと考えていたのに、マリアという名前が出たことで足はすぐに止まった。
盗み聞きなどよくないことだ。だけど、僕の知らない真実を語られているようで、足は棒のように一歩も動きはしない。
聞けば聞くほど医者の言葉は僕の心を蝕んだ。
生きる希望?
治らない病気?
未来の死?
ひとつひとつ嵌まっていくピースは、ひとつの真実に近づいていっている気がした。
決定的な言葉を言われたわけではないけれど懺悔からそうとしか考えられない。マリアのことは知りたいと思っていたのに、今は知りたくないと思う自分がどこかにいる。
だけど、知るべきだと心の中で叫ぶ自分がいた。
「懺悔中失礼いたします。盗み聞きしてしまったこと、謝罪いたします。ですが、どうか、貴方が知るマリアについて教えてください。エンブレム公爵家の主治医カーシィさん」
「! 王太子殿下……よりにもよって………貴方様が………」
「それは……どういう意味ですか」
カーシィという名前をなんとか思い出したものの、真実を問いただそうとすればまるで僕には知られたくなかったかのようにカーシィ医師は表情を歪めた。
そしてどういうことかと言ったもののどうするべきかとばかりに続く沈黙。卑怯かもしれないが、自分の身分を使って命令してでも聞き出すべきかと考えたときに第三者の言葉が沈黙を破った。
「全ての出会いは神様による巡り合わせです。知られるべきでなかった人と出会うのもまた運命。神様のお導きです。正しいと思う道ではなく、そうするべきだと自分の気持ちに従うことこそ神様は願うでしょう。この世は正しいことばかりではありません。道が正解でも不正解でも人の人生は続きます。真実とは時に残酷ですが、知ることによって人は前に進める時もあるのですよ」
全てを見透かしたようなその人はこの教会の神父だった。神父は神様の代理で人の懺悔を聞いて、時に必要な人には代理として言葉を与えるという。もしかすると懺悔を聞く中でマリアの真実を知る一人なのかもしれない。
けれど神父は懺悔を決して人には伝えないことは世界での決まりごと。だからこそ神父を問いただせはしない。結局はカーシィ医師に聞くしかないのだ。
こうして真実について口を割らせる手伝いをしにきてくれたようだから、それだけでも十分と考えるべきだろう。
後は自分が頑張らなければ。
「お願いします。ずっとマリアの夢を見るんです。僕は何か間違えたような気すらしてるのにそれがなんなのかすらわからなくて前に進めないんです。婚約者だったからじゃない。誰よりも愛した初恋の人だったからこそ、僕は真実を知りたいんです」
真実を聞いたからと言って前に進めるかもわからなければ、それをマリアが望んでるかもわからない。だけど、それでも僕は未来の国王だから立ち止まってばかりはいられない。ここできっぱりとマリアのことを断ち切る必要があるんだ。忘れたくないという自分の心の叫びに蓋ができるように。
「ああ……マリア様は失敗してしまったんですね。唯一の願いすら……」
「何を言って……」
「いえ、いいでしょう。マリア様との約束を破ってはしまいますかが、マリア様の本来の目的を無下にしかねないですから……マリア様のために王太子殿下にはお話ししましょう。悲しい願いを持って亡くなった少女のお話しを」
そう僕の望みを叶えてくれる言葉はとても震えていた。
15
お気に入りに追加
435
あなたにおすすめの小説
侯爵令嬢の置き土産
ひろたひかる
恋愛
侯爵令嬢マリエは婚約者であるドナルドから婚約を解消すると告げられた。マリエは動揺しつつも了承し、「私は忘れません」と言い置いて去っていった。***婚約破棄ネタですが、悪役令嬢とか転生、乙女ゲーとかの要素は皆無です。***今のところ本編を一話、別視点で一話の二話の投稿を予定しています。さくっと終わります。
「小説家になろう」でも同一の内容で投稿しております。
【完結】ベニアミーナ・チェーヴァの悲劇
佳
恋愛
チェーヴァ家の当主であるフィデンツィオ・チェーヴァは暴君だった。
家族や使用人に、罵声を浴びせ暴力を振るう日々……
チェーヴァ家のベニアミーナは、実母エルミーニアが亡くなってからしばらく、僧院に預けられていたが、数年が経った時にフィデンツィオに連れ戻される。
そして地獄の日々がはじまるのだった。
※復讐物語
※ハッピーエンドではありません。
※ベアトリーチェ・チェンチの、チェンチ家の悲劇を元に物語を書いています。
※史実と異なるところもありますので、完全な歴史小説ではありません。
※ハッピーなことはありません。
※残虐、近親での行為表現もあります。
コメントをいただけるのは嬉しいですが、コメントを読む人のことをよく考えてからご記入いただきますようお願いします。
この一文をご理解いただけない方のコメントは削除させていただきます。
悪役令嬢は、あの日にかえりたい
桃千あかり
恋愛
婚約破棄され、冤罪により断頭台へ乗せられた侯爵令嬢シルヴィアーナ。死を目前に、彼女は願う。「あの日にかえりたい」と。
■別名で小説家になろうへ投稿しています。
■恋愛色は薄め。失恋+家族愛。胸糞やメリバが平気な読者様向け。
■逆行転生の悪役令嬢もの。ざまぁ亜種。厳密にはざまぁじゃないです。王国全体に地獄を見せたりする系統の話ではありません。
■覚悟完了済みシルヴィアーナ様のハイスピード解決法は、ひとによっては本当に胸糞なので、苦手な方は読まないでください。苛烈なざまぁが平気な読者様だと、わりとスッとするらしいです。メリバ好きだと、モヤり具合がナイスっぽいです。
■悪役令嬢の逆行転生テンプレを使用した、オチがすべてのイロモノ短編につき、設定はゆるゆるですし続きません。文章外の出来事については、各自のご想像にお任せします。
※表紙イラストはフリーアイコンをお借りしました。
■あままつ様(https://ama-mt.tumblr.com/about)
【完結】「癒やしの力を持つ聖女は王太子に嵌められ民衆の恨みを買い処刑され時を巻き戻る〜二度目の人生は誰も救いません」
まほりろ
恋愛
【完結済み】
「大逆罪人リート・レーベンは聞け! 貴様は養父バルデマー・レーベン公爵と結託し、人頭税を払えない子供達を奴隷商人に売り払い多額の金銭を得た! その罪まことに許しがたい!」
王太子殿下が淡々と私と養父の罪状を読み上げていく。
「聖女の癒やしの力を使い貧しい子供達の病や怪我を治療したのは、子供達の健康状態を良好にすることで少しでも高く売る為だったことはすでに調べがついている!!」
私が癒やした子供達が奴隷として売られていたなんて知らなかった。
「また両名は隣国との間に戦争の火種を作り、わざと戦争を起こし我が国に多大な損失を与えた!」
王太子が謂れのない罪状を次々に述べていく。
「戦争を起こし兵士の傷を癒やせば、己の聖女としての地位が向上すると考えたのだろう、なんと浅ましい計画だ! そんなことの為に戦争を引き起こすなど悪魔の所業! 貴様に治療された兵士は何度も何度も戦場に送られ廃人と化した! 貴様達の犯した罪は万死に値する!」
広場に集まった民衆から罵声を浴びせられ、石を投げつけられた。
「罪人リート・レーベンの罪は明白、よってリート・レーベンを極刑に処す!」
全て国王と王太子の命じられてしたこと。私も養父も戦争なんて起こしてない、子供達を奴隷商人に売ったりしていない。
だが私の訴えは届かず、私は養父と共に首を刎ねられた。
もし人生をやり直せるなら……私はもう誰も癒やさない、聖女の力を隠して生きて生く。
処刑されたはずの私は十四歳の誕生日、聖女の力を得た日までタイムリープしていた。
逆行した聖女は生まれ育った村を出て隣国に渡りひっそりと暮らす、王太子はいるはずのない聖女を探し破滅していく。
全11話、約2万文字、完結済み。
他サイトにも投稿してます。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
全ては望んだ結末の為に
皐月乃 彩月
恋愛
ループする世界で、何度も何度も悲惨な目に遭う悪役令嬢。
愛しの婚約者や仲の良かった弟や友人達に裏切られ、彼女は絶望して壊れてしまった。
何故、自分がこんな目に遇わなければならないのか。
「貴方が私を殺し続けるなら、私も貴方を殺し続ける事にするわ」
壊れてしまったが故に、悪役令嬢はヒロインを殺し続ける事にした。
全ては望んだ結末を迎える為に──
※主人公が闇落ち?してます。
※カクヨムやなろうでも連載しています作:皐月乃 彩月
【改稿版】婚約破棄は私から
どくりんご
恋愛
ある日、婚約者である殿下が妹へ愛を語っている所を目撃したニナ。ここが乙女ゲームの世界であり、自分が悪役令嬢、妹がヒロインだということを知っていたけれど、好きな人が妹に愛を語る所を見ていると流石にショックを受けた。
乙女ゲームである死亡エンドは絶対に嫌だし、殿下から婚約破棄を告げられるのも嫌だ。そんな辛いことは耐えられない!
婚約破棄は私から!
※大幅な修正が入っています。登場人物の立ち位置変更など。
◆3/20 恋愛ランキング、人気ランキング7位
◆3/20 HOT6位
短編&拙い私の作品でここまでいけるなんて…!読んでくれた皆さん、感謝感激雨あられです〜!!(´;ω;`)
【完結】全てを間違えた令嬢は
おもち。
恋愛
婚約者を愛していた令嬢は今日も素直になれず婚約者に傲慢に振る舞う。相手を思いやる事すらせずに。
その行動が招いた結末は——
※この作品は、溺愛されて我儘に育った令嬢の後悔/懺悔のお話になっています。好き嫌い分かれる内容になっておりますので、苦手な方はご注意ください。
※こちらの作品は「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています。
乙女ゲームハーレムエンドその後に…
ひなクラゲ
恋愛
ここは乙女ゲーム…
悪役令嬢が処刑され、主人公が攻略キャラ全員とハッピーエンドで終了した世界…
でも……
ゲームは終了しても世界は続く…
ハッピーエンド! その後に……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる