3 / 30
2章
転生は赤ちゃんから急成長へ
しおりを挟む
目を覚ますと俺は俺の意識のまま、身体も満足に動かせない赤ちゃんになっていた。しかも、俺を抱えているのは神様だ。
「ばぅあ?」
なにこれ?話すことすらできない。赤ちゃんだからだろうか。
「目が覚めたんだね」
「うあぅ」
神様ここはどこなの。
「ここは君で言う異世界。君は転生したばかりだからまだ赤ん坊さ。転生させてすぐここでの君の親から君を拐ってきた。ちゃんと君の記憶は消してきたよ」
「うーあ?」
そんなことしても大丈夫なの?
「僕、神様だから。なんでもありだし」
でもこれじゃ俺迷惑かけちゃうんじゃ・・・
「神様はなんでもありなんだよ。さあ、始めようか」
「うう!?」
急に身体が光出して身体が成長し出すのがわかる。次第に身体に痛みが走ってきて踞れば、身体の光は消え、俺は赤ちゃんから10歳までの成長を遂げた。なぜ、10歳とわかるのかって?なぜか、そう認識できたとしか言えない。
「元の17歳までには戻せないか。10歳が限度だね。できるにはできるけど、君の身体と精神がもたない」
「じ、十分・・・だよ」
「ちゃんと言葉話せるじゃないか」
「う、うん」
褒められて頭を撫でられる。なんか友達というより、神様お兄さんみたいだ。
「僕とは友達だよ。今は友達より、お兄さんとしていた方が都合はいいかもしれないけど。さて、名前はどうする?ここは異世界だから漢字の名はないよ。名字はいらない。貴族以外は名字のない世界だからね」
「名前・・・ユージン」
「友人からかな?どれだけ友達に未練があるの・・・今は僕と友達なのに。神様と友達なんて君・・・ユージンだけだよ?」
「神様と、ともだち、なった・・・記念」
「そう。僕はカミサマのままでいいかな。まあ神だし?」
「うん」
言葉は詰まるけど、神様に対してならちゃんと話せる。さっきまで全く話せなかったのに、なんでだろう?
「ああ、それは転生したから前の記憶が薄れてるせいかもね。転生したことで、人に対して緊張感が薄れたんだろう。ここで人慣れすれば普通に話せるさ。僕もサポートする」
「神様、ありがとう」
ちゃんと、言えた!
「一々、可愛いなあ」
「?」
「なんでもないよ。それよりも、まずはギルドへ行こうか」
「ギルド?」
「この異世界は君の世界と違って魔法があったり、魔物がいたりするんだ。こういった世界なら神としての僕もやりやすいからね。ただ、貴族とか面倒ごともあるけど、僕がいるから心配はない。まあそんなわけで、ギルドはこんな世界でやっていくための働き場所のようなもの。魔物を狩ったり、薬草を集めたりと色んな依頼をこなしてお金をもらうわけだ」
「お、俺、戦えない・・・」
「僕がいたら大丈夫。せっかくだから戦い方もちゃんと教えるよ。まあ10歳だから仮登録しかできないけど」
「か、仮登録?」
「ギルドで働くにはギルド登録が必要なんだけど、正式な登録は成人してから。仮登録者は正式登録者付き添いなしには依頼を受けれない。まあ、僕は神としては何万年と生きているけど、ここでは25歳で通すから僕がいれば問題ないよ」
とりあえず、神様がいれば何も心配いらないってことかな?
「そういうこと」
「友達、テレパシー、使っちゃった」
「あーうん、駄々漏れ。」
「神様、嫌な思い、しない?」
「全然?」
(というか僕が勝手に心を・・・)
「神様?」
「え、あ、何でもないよ。ギルド行こうか」
友達テレパシーでなんか聞こえてきた気がしたけど気のせいかな?
でも魔物はともかく魔法は興味がある。俺にも使えるのかな?せっかく異世界にいるなら使ってみたい。
「ばぅあ?」
なにこれ?話すことすらできない。赤ちゃんだからだろうか。
「目が覚めたんだね」
「うあぅ」
神様ここはどこなの。
「ここは君で言う異世界。君は転生したばかりだからまだ赤ん坊さ。転生させてすぐここでの君の親から君を拐ってきた。ちゃんと君の記憶は消してきたよ」
「うーあ?」
そんなことしても大丈夫なの?
「僕、神様だから。なんでもありだし」
でもこれじゃ俺迷惑かけちゃうんじゃ・・・
「神様はなんでもありなんだよ。さあ、始めようか」
「うう!?」
急に身体が光出して身体が成長し出すのがわかる。次第に身体に痛みが走ってきて踞れば、身体の光は消え、俺は赤ちゃんから10歳までの成長を遂げた。なぜ、10歳とわかるのかって?なぜか、そう認識できたとしか言えない。
「元の17歳までには戻せないか。10歳が限度だね。できるにはできるけど、君の身体と精神がもたない」
「じ、十分・・・だよ」
「ちゃんと言葉話せるじゃないか」
「う、うん」
褒められて頭を撫でられる。なんか友達というより、神様お兄さんみたいだ。
「僕とは友達だよ。今は友達より、お兄さんとしていた方が都合はいいかもしれないけど。さて、名前はどうする?ここは異世界だから漢字の名はないよ。名字はいらない。貴族以外は名字のない世界だからね」
「名前・・・ユージン」
「友人からかな?どれだけ友達に未練があるの・・・今は僕と友達なのに。神様と友達なんて君・・・ユージンだけだよ?」
「神様と、ともだち、なった・・・記念」
「そう。僕はカミサマのままでいいかな。まあ神だし?」
「うん」
言葉は詰まるけど、神様に対してならちゃんと話せる。さっきまで全く話せなかったのに、なんでだろう?
「ああ、それは転生したから前の記憶が薄れてるせいかもね。転生したことで、人に対して緊張感が薄れたんだろう。ここで人慣れすれば普通に話せるさ。僕もサポートする」
「神様、ありがとう」
ちゃんと、言えた!
「一々、可愛いなあ」
「?」
「なんでもないよ。それよりも、まずはギルドへ行こうか」
「ギルド?」
「この異世界は君の世界と違って魔法があったり、魔物がいたりするんだ。こういった世界なら神としての僕もやりやすいからね。ただ、貴族とか面倒ごともあるけど、僕がいるから心配はない。まあそんなわけで、ギルドはこんな世界でやっていくための働き場所のようなもの。魔物を狩ったり、薬草を集めたりと色んな依頼をこなしてお金をもらうわけだ」
「お、俺、戦えない・・・」
「僕がいたら大丈夫。せっかくだから戦い方もちゃんと教えるよ。まあ10歳だから仮登録しかできないけど」
「か、仮登録?」
「ギルドで働くにはギルド登録が必要なんだけど、正式な登録は成人してから。仮登録者は正式登録者付き添いなしには依頼を受けれない。まあ、僕は神としては何万年と生きているけど、ここでは25歳で通すから僕がいれば問題ないよ」
とりあえず、神様がいれば何も心配いらないってことかな?
「そういうこと」
「友達、テレパシー、使っちゃった」
「あーうん、駄々漏れ。」
「神様、嫌な思い、しない?」
「全然?」
(というか僕が勝手に心を・・・)
「神様?」
「え、あ、何でもないよ。ギルド行こうか」
友達テレパシーでなんか聞こえてきた気がしたけど気のせいかな?
でも魔物はともかく魔法は興味がある。俺にも使えるのかな?せっかく異世界にいるなら使ってみたい。
14
お気に入りに追加
822
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームが俺のせいでバグだらけになった件について
はかまる
BL
異世界転生配属係の神様に間違えて何の関係もない乙女ゲームの悪役令状ポジションに転生させられた元男子高校生が、世界がバグだらけになった世界で頑張る話。
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。
聖女の兄で、すみません!
たっぷりチョコ
BL
聖女として呼ばれた妹の代わりに異世界に召喚されてしまった、古河大矢(こがだいや)。
三ヶ月経たないと元の場所に還れないと言われ、素直に待つことに。
そんな暇してる大矢に興味を持った次期国王となる第一王子が話しかけてきて・・・。
BL。ラブコメ異世界ファンタジー。
婚約破棄されて捨てられた精霊の愛し子は二度目の人生を謳歌する
135
BL
春波湯江には前世の記憶がある。といっても、日本とはまったく違う異世界の記憶。そこで湯江はその国の王子である婚約者を救世主の少女に奪われ捨てられた。
現代日本に転生した湯江は日々を謳歌して過ごしていた。しかし、ハロウィンの日、ゾンビの仮装をしていた湯江の足元に見覚えのある魔法陣が現れ、見覚えのある世界に召喚されてしまった。ゾンビの格好をした自分と、救世主の少女が隣に居て―…。
最後まで書き終わっているので、確認ができ次第更新していきます。7万字程の読み物です。
第十王子は天然侍従には敵わない。
きっせつ
BL
「婚約破棄させて頂きます。」
学園の卒業パーティーで始まった九人の令嬢による兄王子達の断罪を頭が痛くなる思いで第十王子ツェーンは見ていた。突如、その断罪により九人の王子が失脚し、ツェーンは王太子へと位が引き上げになったが……。どうしても王になりたくない王子とそんな王子を慕うド天然ワンコな侍従の偽装婚約から始まる勘違いとすれ違い(考え方の)のボーイズラブコメディ…の予定。※R 15。本番なし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる