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「リリリーが間違えというんです!第二王子殿下は何か勘違いされているのでは?」
私が切実な気持ちを漂わせている間に何を考えたのか、ダメンズ様はリの人を信じることにしたようだ。写真まであるのにバカなのかなぁ?
色々衝撃的すぎて……さらには立場が逆転したと確信できたから逆にダメンズに大して私は余裕を持ちつつあった。
「ほう……?私が、間違えと」
ダメンズ様?貴方の隣にいる女性顔が真っ青だよ。貴方の発言のせいで。信じられすぎるのも考えものなんだなとこの場のがらっと変わる空気にそう感じる。
第二王子殿下は無表情なために低い声からかなり怒っているように聞こえた。ダメンズ様気のせいかズボンの股少し濡れて………うん、見なかったことにしよう。
「間違ってません!わ、私どうしてもダメンズ様と結婚したくて自作自演で嘘をつきました!」
「り、り、りりりりり!?」
そしてダメンズ様がリの人を信じる発言に続き、第二王子殿下の威圧に耐えきれなくなったのかリの人が自白する。それなら前もって言ってくれれば婚約解消なら考えたのにとは思う。
何故婚約破棄なんて私に傷がつくやり方で実行しようとしたのか。なんとかしないとという焦りが消え、次はだんだんと怒りが湧いてくる。顔を真っ青にさせるダメンズにも。
「そういうことだそうだ。ダメンズ・ショーモナー侯爵家長男、貴様には」
「何で、何で、何でなの!」
「ユリ?」
第二王子殿下の言葉を遮るという不敬すら気にならないほどの怒りは普段なら出さない声量の大きさで言葉として出た。こんな人前で大声をあげるなんてはしたない、第二王子殿下の言葉を遮り不敬罪とされるかもしれない。でもそれ以上に怒りがまるでコップから溢れる水のように沸き上がって止まらない。
「私が貴方達に何をしたの!?邪魔なんてしてないじゃない!好きでもない貴方との婚約して影で色々言われてきた気持ちわかる!?私に魅力がないから、無能だから……って貴方が他の女と不貞ばかり働くから誰もが私を否定して、思い悩む私の気持ち考えたことある?今回だって第二王子殿下が現れるまでついにいじめまでって……みんなが信じてた!不貞を働く貴方をみんなみんな……!婚約破棄が当たり前のように!貴方なんて大嫌い!貴女も大嫌い!何がダメンズと結婚したかったからよ!なんでそんなことで私の未来を壊そうとしたの!?この性悪女!卑怯者!人でなし!うわあぁぁぁんっ」
それはずっとずっと我慢してきた感情が、細い糸でなんとか保っていたものが切れた瞬間でもあった。私は周囲を気にせずただただ子供みたいに泣き叫んだ。
私が切実な気持ちを漂わせている間に何を考えたのか、ダメンズ様はリの人を信じることにしたようだ。写真まであるのにバカなのかなぁ?
色々衝撃的すぎて……さらには立場が逆転したと確信できたから逆にダメンズに大して私は余裕を持ちつつあった。
「ほう……?私が、間違えと」
ダメンズ様?貴方の隣にいる女性顔が真っ青だよ。貴方の発言のせいで。信じられすぎるのも考えものなんだなとこの場のがらっと変わる空気にそう感じる。
第二王子殿下は無表情なために低い声からかなり怒っているように聞こえた。ダメンズ様気のせいかズボンの股少し濡れて………うん、見なかったことにしよう。
「間違ってません!わ、私どうしてもダメンズ様と結婚したくて自作自演で嘘をつきました!」
「り、り、りりりりり!?」
そしてダメンズ様がリの人を信じる発言に続き、第二王子殿下の威圧に耐えきれなくなったのかリの人が自白する。それなら前もって言ってくれれば婚約解消なら考えたのにとは思う。
何故婚約破棄なんて私に傷がつくやり方で実行しようとしたのか。なんとかしないとという焦りが消え、次はだんだんと怒りが湧いてくる。顔を真っ青にさせるダメンズにも。
「そういうことだそうだ。ダメンズ・ショーモナー侯爵家長男、貴様には」
「何で、何で、何でなの!」
「ユリ?」
第二王子殿下の言葉を遮るという不敬すら気にならないほどの怒りは普段なら出さない声量の大きさで言葉として出た。こんな人前で大声をあげるなんてはしたない、第二王子殿下の言葉を遮り不敬罪とされるかもしれない。でもそれ以上に怒りがまるでコップから溢れる水のように沸き上がって止まらない。
「私が貴方達に何をしたの!?邪魔なんてしてないじゃない!好きでもない貴方との婚約して影で色々言われてきた気持ちわかる!?私に魅力がないから、無能だから……って貴方が他の女と不貞ばかり働くから誰もが私を否定して、思い悩む私の気持ち考えたことある?今回だって第二王子殿下が現れるまでついにいじめまでって……みんなが信じてた!不貞を働く貴方をみんなみんな……!婚約破棄が当たり前のように!貴方なんて大嫌い!貴女も大嫌い!何がダメンズと結婚したかったからよ!なんでそんなことで私の未来を壊そうとしたの!?この性悪女!卑怯者!人でなし!うわあぁぁぁんっ」
それはずっとずっと我慢してきた感情が、細い糸でなんとか保っていたものが切れた瞬間でもあった。私は周囲を気にせずただただ子供みたいに泣き叫んだ。
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