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番外編R18

番外編~後編・お酒を飲まれたら逆らえない~

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「うっ」

トアの首元に噛みつけば痛みに顔を歪ませ、呻いた声。俺は今、物凄く楽しい。綺麗なトアに自分だけの傷をつけ、何をしてもトアは俺を満足させたいとこちらを見る。

ご褒美に愛に答えてやれば、嬉しそうにするからつい、噛んでしまった。その痛みにすら幸せそうに笑っていることをトアは気づいているのだろうか?

ふわふわとした感覚の中にトアをいじめたくてたまらない思考に囚われている。可愛くて愛しいトア。好きな子ほどいじめたいとはこういうことなんだろうか?

トアが痛がる度、それでいて傷つける度に見せる笑みに、俺のモノは興奮してしまったようだ。

入れてしまえば、トアは泣くだろうか?笑うだろうか?想像するだけで楽しい。とはいえ、俺の蕾はイきたくてもイけないトアのモノを欲している。

「このボタンなんだろな?」

「あがっ」

何もかもが楽しくて楽しくて、ふと気になった二つの内の一つのボタンを押した。鎖が勢いよく壁に消えていき、壁に張り付けられるトア。壁に思いっきり背が当たり、痛みで声が出たみたいだ。

「ああ、ごめん。痛かった?」

そう言いながら笑っている自覚はある。トアはそんな俺を見て、また痛みに耐えるようにしながらも微笑んだ。

うん、それでいい。

「あ・・・っ」

その反応を褒めるように頬を撫でてやれば、こちらを向ける視線に熱がこもる。目隠しもあるけど、この目に籠る感情が見れないのは嫌だからそんなことはしない。

ああ、このままじゃ逆にヤりにくいな。まだ鎖があった方が壁に近づきさえすれば、多少はトアにも自由が効いて、俺に入れれただろう。

どうしたものかとトアの胸をひっかいた。

「く・・・っう」

傷は癒えてない。大した長い爪じゃなくても傷の上を引っ掻けば痛いだろう。これはこれで楽しいな。

「トアの大事な部分、破裂しそうだね?」

「んぁ・・・っ」

ちょんとトアのモノを指でつついてやれば、身体を大きく震わせるトア。イけずじまいの先端から汁が溢れ始める。リングを外せばすぐにでもトアはイけるだろう。さっきもイってもおかしくない声が聞けた。

トアのモノ、本当に爆発しちゃいそうだ。トアのモノがなくなった時は俺が抱いてあげる役目になるななんてことを考える。

「もうひとつのボタンも押してみようか」

同じことを繰り返す気はないと、取り合えずもうひとつのボタンを押せば、トアの身体が解放された。

けど、傷つけられ、我慢を強いられた身体は力が入らないとばかりに倒れ込んで来て、俺に寄りかかる。トアの荒い息が耳元をくすぐった。

「重たいっ!」

「・・・っ」

トアを突き離せば、壁にぶつかりそのまま座り込む。トアからすれば力が抜かれ、支えていたものが外れたために、目の前の俺に倒れかかるしかなかったのだろうが、この時の俺は自分に許可なく触れたと理不尽な怒りが渦巻いた。

「誰が触れていいと言った?」

「あ、ぐああぁ・・・っ」

トアのモノを容赦なく踏みつける。裸足ではない靴の履いたその足で。痛みで呻くトアに、さすがに笑う余裕はないようだ。

ぐりぐりと怒りのまま踏みつければ、痛みに顔を歪めて、生理的な涙すら溢し始めるトアに、少しスッキリした。でもやめる気はない。

「トアの使い物にならなくなるかもね?」

「ひぐぅぅ・・・っ」

言葉を発する余裕もないみたいだ。踏むのも面倒になってきて足を離せば、ねっとりとついたのは先走ったトアの溢れ出る液。

踏まれたトアのモノは復活するか如く、飽きもせず勃ちあがる。痛みによる苦しみか、イけない故の苦しみか、足を離してもトアは苦しそうに息を荒くし、話さない。

その様子に怒りはどこかへ消えた。とたん、後者の苦しみ、もしくはどちらもの苦しみと考え、思い付いたことに笑みが浮かぶのがわかる。

実行するべく自ら下に着る物を脱ぐ。トアは虚ろな目を、でもどこか期待するようなその目を見て、やはり目隠しなんてものはいらないと感じた。

これからすることはトアにとってある意味辛くて苦しいことだろう。

俺は下半身を露出させれば、トアに股がり、慣らしてない蕾を気にすることなく、無理矢理開けてトアのモノを呑み込んだ。

「ん・・・くっ」

多少痛いが日頃ヤってきただけに、問題はない。リングの感触にいつもと違う違和感を感じつつも奥まで無事入る。

一息吐けば、上下に腰をあげ、落とすを繰り返す。込み上げる快感に俺のモノはもう限界だ。

「とあ・・・ふあぁぁっ」

「は、あ・・・ふ・・・」

あっけなくイった俺の精液はトアのお腹へかかり、トアはイけない苦しさ故かそれに目もくれず、ただ快感に耐えるように拳を握り、息を荒げる。

それでも容赦なく何度も腰を上下し、自ら中を締め付けても、トアの先走りをひそかに感じるだけ、やればやるほどトアは吐き出されない欲の苦しさに顔を歪めていった。

「あぁぁぁあぁぁっ」

そろそろかと一度トアのモノを抜いてリングを外せばすぐに勢いよく放たれた液。それは俺に振りかかり、ようやくイけたとばかりに叫び声とも言える喘ぎと共に解放されたトアは気を失ってしまった。

「はは・・・っ」

その姿にとても満たされて、脱いだものを着て、トアを抱え、精液まみれなど気にしないとばかりに部屋へ戻る。

服を全てゴミ箱へ捨て去り、互いの液だけ洗い流せば、拭くだけ拭いてトアをベットに放り込み、自分も潜り込む。今日は何故か溢れんばかりの力が沸き上がっていた。普段ならトアを軽々と抱えるのも、洗い流すだけのお風呂さえも難しいだろう。

隠されていた力でも解放された気分だ。それでもベットへ運ぶ頃にはその力も薄れてきたようで、放り投げるようになってしまったのは言うまでもない。

翌朝、正気に戻った俺がトアの傷だらけの胸を見て昨晩のことを思い出し、真っ青になるのは当然で、謝罪を繰り返し、しばらく普段以上に甘やかしまくることに。

それじゃ足りないと思ったものの、トアがあまりにも嬉しそうに甘え、満足そうにするので甘えてくるそれに水を差すようなことは言えなかった。甘えられたら甘やかす、甘えられずとも甘やかさなければならない使命感すら感じた。

取りあえずはお酒は飲み過ぎないにしようと誓う。確かにあの時は満足したと今でも言えるが、正気に戻った後、トアを傷つけた事実に胸が痛いのだから。

大事な弟をいじめる趣味なんて俺にはない・・・ない、はずだ。

解放してはいけないナニカを心の奥底へしまう。二度と呼び起こすことがないように。
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