41 / 55
元王妃の武勇伝物語
番外編~元王と元王妃のその後は始まりの合図(元王様視点)~
しおりを挟む
「父上、貴方はもういりません。兄上を私からとろうとした恨みです」
にこりと、冷え冷えとした初めて見た冷めた無表情以外の笑みで、末の息子に告げられたその日、抵抗も意味をなさず、身ぐるみひとつで妻と二人で辺境の地へ追いやられた。
追いやられた場所は店ひとつない山。山しか見えない、もしくは森。どう考えても飢え死にでもさせる気にしか思えない。
ちなみに我が妻は、抵抗どころか黙りで、妻がこうなったのはいつからだったろうとテントすらない場所でふと思う。初めて会った時は笑っていた。何がおかしいのか、愛想笑いすら知らない私には不思議でしかなかった。
相手にしても『王妃らしくしろ、へらへらとするな』とぐらいしか言わず、何度も言っている内に、気がつけば笑いもせず、泣きもせず、ただどこを見ているかわからない黙りな王妃に。ただ私の言う通りにするだけの人形になっていた。
「いい加減頭は冷えましたか?ハゲ」
「わ、私はハゲてなど!い、いや、話せるのか!?お前!」
久々に話す妻の声は枯れることなく、私の耳に届く。思わぬ真正面からの悪口につい言い返して、話したことに驚けば、もう怒ればいいのか、このまま驚けばいいのかわからない。
仕方ないだろう、妻の表情はあの末の息子が普段から見せていた冷え冷えとした冷めた表情と同じなのだから。
「落ち着きなさい。頑固じじい」
「が・・・っじ・・・!?お、お前こそ、ば、ばばあだろう!」
「妻の名も言えない老いぼれじじいと一緒にしないでくださいまし。まぬけ」
妻はこんなに口が悪かっただろうか?私に話しかける度に、語尾に悪口をつけなければ話せないのか?もう呆然と口を開けるしかない私は、確かにまぬけかもしれないが。
「さて、こんなドレス、邪魔でしかないわね。」
「なっおまっ」
誰もいない山の中とはいえ、ドレスを脱ぎだし、見ること30分、女性は随分ドレスとやらに時間をかけて着る理由がわかった。しかし、なぜ、全裸で平然としている?私は妻がわからない。
「クズ。私の裸見る暇あるなら食料でも探しなさいな、どあほ」
ついに会話の頭にまで悪口が追加された。
「しかし、お金どころか店もないではないか」
「バカなの、あなた。ここは山よ?とてもいい山!セトアのせめての慈悲がわからないの?感謝してもいいくらいだわ。子供からやり直すために死にます?おたんこなす」
慈悲。父になんてことを、と恨みこそすれ、感謝?
「何を言っている!あいつがこの地に追いやったのだぞ!どうやったかは知らぬが、育ててやった父にこのような・・・!」
「お黙り!情けない夫を持ったものだわ!リーアベルを見習いなさいな!長男の必死の訴えがあったにも関わらず、セトアにすら愛情ひとつ見いださなかったあなたの責任よ!いつか気づくかと気づいてほしいと同じ言葉で怒鳴られ続けた私は諦めていたわ!それでもリーアベルは自力で愛情を理解し、セトアに与えていた。リーアベルが幼い頃我が儘だったのは私たちに愛を与えてほしいと言う悲鳴よ!その悲鳴に答えなかったにも関わらず、セトアに与える愛情は本物だった!貴方にはわからないでしょう!?人を愛することがどれほど尊いことか!」
「愛で国は成り立たない」
「愛はお金になりません。愛は災害を止められません。愛はただそこにあるだけです。ですが!愛があるからこそ、頑張れる。愛があるからこそ必死にもがける。愛があるから人は間違いに気づけることを何故貴方はわからないの?」
「シャル・・・?」
そうだ、妻の名はシャルラッテ。幼い頃からシャルとそう呼んでいた。いつから、名すら呼ばなくなっただろうか。
「大人になればなるほど、王に近づけば近づくほど貴方は貴方でなくなって、重責に追いやられていくのを理解していたわ。けど、私だけじゃだめで、子に託すにも、大人の貴方すら重い責任をどうしていいかわからなかった!だって貴方には愛がないのだもの!支えようとしてくれる人たちを見ず、離れていくのにすら気づけない人になってしまったから、王として見放されたのよ!」
「私は・・・」
そうか、見捨てられたから、誰もが私の抵抗の言葉を聞かず、ここへ捨て置いたのか。
リーアベルが言っていた言葉
『まだトアは子供、甘やかせとは言いません。せめて、厳しく接するばかりじゃなく、優しくしてあげてください。愛情を知ってこそ、民を想える王になると思うのです。』
愛情を知らぬお前が言うか。と答えたか。愛情を、愛を知らぬのは私で、リーアベルはセトアを通じてそれを知った。
だというのにセトアの唯一の愛を私は取り上げたわけだ。
「愛がわからぬ私は間違っていたのか」
「ええ、そうです。間違いを正せなかったのです。傍にある愛に気づけぬ者に民を想う気持ちは芽生えません。民を想ってこそ王は真の王となり、よりよい国を築けるのです。王は道具であってはならないのです。人には人の王を。道具が王になれば、機械と同じ。ただ現状を維持するだけで、悪いものは悪くなるばかり、いいものはよくなることなくそのまま、それではいずれ国が滅びます」
「すまない、シャル・・・私は・・・」
「気づけたならいいのです。今のセトアにはリーアベルという優しい兄がいます。あの子はどうも兄に依存しがちですが、それも愛。国のためでなく、兄のために励むでしょう。悪さもするかもしれません。でも、愛を知っているのだから間接的だとしてもきっと貴方よりいい国を作るわ」
「そうだと、いいな」
「息子たちの幸せを祈りながら、私たちはサバイバルを楽しみましょう!」
雰囲気ぶち壊して立ち上がるシャルは、気がつけば全裸ではなく、どこかの原始人かのように布一枚をワンピースのように着ている。
どこにそんな体力があるのか、山の中を走り抜け、木に登り、枝から枝へと跳び移り、ついていくのに必死な私と違い、止まったかと思えば獣を魔法といつの間にか手にしていた木の棒でやっつけ、一言。
「食べようにもナイフがないわ」
「たくましすぎやしないか、シャル?」
結局見つけた川の近い洞窟の先で、妻がいつの間にか木の実やキノコなどを食料としてかき集めており、焼くなりして食べる。
いつしかナイフを作り上げ、獣すら捌いてみせるだろう血だらけの妻を想像し、つい遠くを見てしまう私が、飢え死にの未来を考えることはもうない。
にこりと、冷え冷えとした初めて見た冷めた無表情以外の笑みで、末の息子に告げられたその日、抵抗も意味をなさず、身ぐるみひとつで妻と二人で辺境の地へ追いやられた。
追いやられた場所は店ひとつない山。山しか見えない、もしくは森。どう考えても飢え死にでもさせる気にしか思えない。
ちなみに我が妻は、抵抗どころか黙りで、妻がこうなったのはいつからだったろうとテントすらない場所でふと思う。初めて会った時は笑っていた。何がおかしいのか、愛想笑いすら知らない私には不思議でしかなかった。
相手にしても『王妃らしくしろ、へらへらとするな』とぐらいしか言わず、何度も言っている内に、気がつけば笑いもせず、泣きもせず、ただどこを見ているかわからない黙りな王妃に。ただ私の言う通りにするだけの人形になっていた。
「いい加減頭は冷えましたか?ハゲ」
「わ、私はハゲてなど!い、いや、話せるのか!?お前!」
久々に話す妻の声は枯れることなく、私の耳に届く。思わぬ真正面からの悪口につい言い返して、話したことに驚けば、もう怒ればいいのか、このまま驚けばいいのかわからない。
仕方ないだろう、妻の表情はあの末の息子が普段から見せていた冷え冷えとした冷めた表情と同じなのだから。
「落ち着きなさい。頑固じじい」
「が・・・っじ・・・!?お、お前こそ、ば、ばばあだろう!」
「妻の名も言えない老いぼれじじいと一緒にしないでくださいまし。まぬけ」
妻はこんなに口が悪かっただろうか?私に話しかける度に、語尾に悪口をつけなければ話せないのか?もう呆然と口を開けるしかない私は、確かにまぬけかもしれないが。
「さて、こんなドレス、邪魔でしかないわね。」
「なっおまっ」
誰もいない山の中とはいえ、ドレスを脱ぎだし、見ること30分、女性は随分ドレスとやらに時間をかけて着る理由がわかった。しかし、なぜ、全裸で平然としている?私は妻がわからない。
「クズ。私の裸見る暇あるなら食料でも探しなさいな、どあほ」
ついに会話の頭にまで悪口が追加された。
「しかし、お金どころか店もないではないか」
「バカなの、あなた。ここは山よ?とてもいい山!セトアのせめての慈悲がわからないの?感謝してもいいくらいだわ。子供からやり直すために死にます?おたんこなす」
慈悲。父になんてことを、と恨みこそすれ、感謝?
「何を言っている!あいつがこの地に追いやったのだぞ!どうやったかは知らぬが、育ててやった父にこのような・・・!」
「お黙り!情けない夫を持ったものだわ!リーアベルを見習いなさいな!長男の必死の訴えがあったにも関わらず、セトアにすら愛情ひとつ見いださなかったあなたの責任よ!いつか気づくかと気づいてほしいと同じ言葉で怒鳴られ続けた私は諦めていたわ!それでもリーアベルは自力で愛情を理解し、セトアに与えていた。リーアベルが幼い頃我が儘だったのは私たちに愛を与えてほしいと言う悲鳴よ!その悲鳴に答えなかったにも関わらず、セトアに与える愛情は本物だった!貴方にはわからないでしょう!?人を愛することがどれほど尊いことか!」
「愛で国は成り立たない」
「愛はお金になりません。愛は災害を止められません。愛はただそこにあるだけです。ですが!愛があるからこそ、頑張れる。愛があるからこそ必死にもがける。愛があるから人は間違いに気づけることを何故貴方はわからないの?」
「シャル・・・?」
そうだ、妻の名はシャルラッテ。幼い頃からシャルとそう呼んでいた。いつから、名すら呼ばなくなっただろうか。
「大人になればなるほど、王に近づけば近づくほど貴方は貴方でなくなって、重責に追いやられていくのを理解していたわ。けど、私だけじゃだめで、子に託すにも、大人の貴方すら重い責任をどうしていいかわからなかった!だって貴方には愛がないのだもの!支えようとしてくれる人たちを見ず、離れていくのにすら気づけない人になってしまったから、王として見放されたのよ!」
「私は・・・」
そうか、見捨てられたから、誰もが私の抵抗の言葉を聞かず、ここへ捨て置いたのか。
リーアベルが言っていた言葉
『まだトアは子供、甘やかせとは言いません。せめて、厳しく接するばかりじゃなく、優しくしてあげてください。愛情を知ってこそ、民を想える王になると思うのです。』
愛情を知らぬお前が言うか。と答えたか。愛情を、愛を知らぬのは私で、リーアベルはセトアを通じてそれを知った。
だというのにセトアの唯一の愛を私は取り上げたわけだ。
「愛がわからぬ私は間違っていたのか」
「ええ、そうです。間違いを正せなかったのです。傍にある愛に気づけぬ者に民を想う気持ちは芽生えません。民を想ってこそ王は真の王となり、よりよい国を築けるのです。王は道具であってはならないのです。人には人の王を。道具が王になれば、機械と同じ。ただ現状を維持するだけで、悪いものは悪くなるばかり、いいものはよくなることなくそのまま、それではいずれ国が滅びます」
「すまない、シャル・・・私は・・・」
「気づけたならいいのです。今のセトアにはリーアベルという優しい兄がいます。あの子はどうも兄に依存しがちですが、それも愛。国のためでなく、兄のために励むでしょう。悪さもするかもしれません。でも、愛を知っているのだから間接的だとしてもきっと貴方よりいい国を作るわ」
「そうだと、いいな」
「息子たちの幸せを祈りながら、私たちはサバイバルを楽しみましょう!」
雰囲気ぶち壊して立ち上がるシャルは、気がつけば全裸ではなく、どこかの原始人かのように布一枚をワンピースのように着ている。
どこにそんな体力があるのか、山の中を走り抜け、木に登り、枝から枝へと跳び移り、ついていくのに必死な私と違い、止まったかと思えば獣を魔法といつの間にか手にしていた木の棒でやっつけ、一言。
「食べようにもナイフがないわ」
「たくましすぎやしないか、シャル?」
結局見つけた川の近い洞窟の先で、妻がいつの間にか木の実やキノコなどを食料としてかき集めており、焼くなりして食べる。
いつしかナイフを作り上げ、獣すら捌いてみせるだろう血だらけの妻を想像し、つい遠くを見てしまう私が、飢え死にの未来を考えることはもうない。
11
お気に入りに追加
4,577
あなたにおすすめの小説
弟が兄離れしようとしないのですがどうすればいいですか?~本編~
荷居人(にいと)
BL
俺の家族は至って普通だと思う。ただ普通じゃないのは弟というべきか。正しくは普通じゃなくなっていったというべきか。小さい頃はそれはそれは可愛くて俺も可愛がった。実際俺は自覚あるブラコンなわけだが、それがいけなかったのだろう。弟までブラコンになってしまった。
これでは弟の将来が暗く閉ざされてしまう!と危機を感じた俺は覚悟を持って……
「龍、そろそろ兄離れの時だ」
「………は?」
その日初めて弟が怖いと思いました。
弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。
あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。
だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。
よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。
弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。
そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。
どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。
俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。
そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。
◎1話完結型になります
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
ある日、人気俳優の弟になりました。
ユヅノキ ユキ
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
ある日、人気俳優の弟になりました。2
ユヅノキ ユキ
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。
平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる