19 / 75
第二章:国外見聞編
第十九話:大会後編
しおりを挟む
「凄いよ、マッカ君♪」
「いや、部長! 近い、落ち着け!」
「マッカ君、ドーナツ食べる~♪」
「いや、ポンデ君は人にチョコドーナツ突き出さないの!」
ジェスターとの戦いの後、選手達の宿の部屋で男子達に懐かれた。
「三人とも、僕も仲間に入れてくれよ♪」
レオンがドアを開けて、瓶のジュースを差し入れで部屋に持って来た。
「レオン殿下? レオン殿下も変身できるんですよね♪」
「君はエミール君だね、そうだよ♪」
「二人共凄いな~♪」
うん、どうじてないポンデ君のマイペースの方が凄いと思うぞ。
「ファンができるって良いね、マッカ♪」
「まあ、怖がられたりするよりは良いさ」
普通の友達づきあいは大事にしたい。
男女別の宿のお陰で、ある意味気楽に飯や風呂を楽しんで寝れた。
翌日、見事に修復された闘技場のリングに驚いた。
将棋盤みたいに升目が敷かれた石のリングが戻ってたよ。
改めての三回戦、俺の相手はアイゼン大学のドワーフの剣士。
防具は革鎧で武器は両手剣、黒髪オールバックのドワーフ。
十代でも立派な髭を生してるのはアイゼンのドワーフらしさか。
相手は頭の脇で剣を横に寝かせる構えを取る。
地球の西洋で言う雄牛の構え、日本刀だと霞の構え。
正統派って感じのアイゼン流の猛牛の構えだ。
こっちはセンターガードこと、中段に構える。
「マッカ・サンハート対・ヨハン・フォン・シュトルム、始め!」
ヨハン卿の剣に風が集まり、空気のドリルで包まれた。
ならばこっちも、火災旋風を刃に纏わせる。
空気のドリルの突きを、炎の竜巻を纏った剣で受ける!
次は互いに刃を打ち合い、一進一退の攻防。
ドワーフの腕力と剣が纏う気圧に対抗するには、爆発力。
足裏も背中も剣の周囲もボンボン爆発させないと押し返せない。
「ふん! やるのう、流石は勇者か!」
「俺の師匠はドワーフでね、懐かしいよ!」
「どうりで構えから同門の臭いがすると思ったわい!」
「そいつはどうもっと!」
相手側が師匠と同じドワーフなら攻略法も同じ。
こと、場外負け有りのルールならこれしかない。
俺は相手を受け流して背後を取り、剣をリングに突き立てる。
「熱血一刀流、爆心波っ!」
ドワーフが突進力自慢なら、勢いに追い風と背後から爆発で吹き飛ばす!
「ヨハン、場外! 勝者、マッカ・サンハート!」
綺麗な勝ち方じゃなくてごめんなさいと内心で謝る。
「ふん、流石は小賢しい人間じゃの」
「そちらこそ、ナイス剛力♪」
「褒めても何もでんわい」
リングを降り、ヨハン卿と拳を打ち合わせる。
どうにか、無事に準決勝まで行けたぜ。
「ごめ~ん、皇女様が強すぎて負けちゃった!」
ポンデ君はお疲れ様、団体戦で頑張ろう。
「こっちも、オーガのお嬢さんに手ひどくやられたよ」
びしょ濡れのエミール部長もお疲れ様。
これは知り合いと対決の流れだな。
「アオイ・トクダイラ対マッカ・サンハート、始め!」
「いざ、尋常に勝負です!」
「受けて立つ!」
準決勝の相手は探していたブルーことアオイ嬢。
相手は刀に魔法で激流を纏わせ、大きな斬馬刀にして振るって来る。
さらに、足にも水流を纏わせて波に乗っての移動。
こっちは足裏の爆発ステップで回避する。
攻撃の範囲が広い、避けても次の一撃が来るのが早い。
「朧一刀流、渦潮の太刀です!」
まるで人間洗濯機な回転斬り、こっちは必死で避ける。
対抗するなら飛ぶしかない、炎を纏いロケットの如く一気に飛翔する。
水の斬撃が飛んで来るが、今の俺は全身炎属性の塊。
相手の技が当たっても蒸発してノーダメージだ。
「熱血一刀、落日唐竹割りっ!」
「ま、眩しいっ!」
太陽を背に、火の玉となって落下しつつ剣を振り下ろす。
火と水がぶつかり合い爆発、吹き飛ばされるが背中を爆発させて落下を阻止。
「よっと、次はどう出るか?」
着地して剣を中段に構える、煙が腫れた先ではアオイ嬢が目を回して伸びていた。
「勝者、マッカ・サンハート!」
審判のジャッジに湧き上がる歓声、決勝進出だ。
伸びているアオイ嬢に近づき、回復魔法の光を当てる。
「……は! 試合は、私の負けですか?」
「まあ、そう言う事だな」
「ああ、刀が折れてる! 弁償して下さい、お婿になって!」
「こら、そんな当たり屋みたいな事を言うんじゃない!」
俺はリングから降りて一休み、どうにか決勝戦か。
マズイMPポーションを飲み干して試合に備える。
俺の次の試合では、アデーレ様と金髪エルフの美少女を下した。
魔力ゴリラのエルフとはいえ、アデーレ様は魔力もフィジカルもゴリラ。
ゴリラなドワーフ対エルフなら、ゴリラ力が強い方が勝つよな。
決勝戦は俺とアデーレ様の対戦、両者リングに上がる。
「マッカ・サンハート対アデーレ・アイゼン、始め!」
試合開始の合図が上がり、試合開始だ。
「マッカよ、全力で来るのじゃ♪」
グレートソードで予告ホームランのポーズするアデーレ様。
いや、片手で大剣を持てる相手に手加減とかできるかい!
「ストーンコーティングじゃ!」
リングの石が抉り取られて、アデーレ様の剣に纏わりつく。
大剣が岩の柱になって、振り下ろされる。
「あぶねえっ!」
斬撃は避けたが、衝撃で石の破片が飛んで来たのを蹴りで弾く。
逃げてばかりもいられない、足裏爆発でジャンプ更にジャンプ。
「甘いぞ、突き上げじゃ!」
「いや、狙い通りだ! 連続発破剣!」
相手の突きに合わせて突き返し、相手の剣先から爆破しつつ落下して行く。
「な! 武器破壊狙いか!」
「最後の一突き!」
着地と同時にアデーレ様の大剣を柄だけ残して破壊し尽くす。
「ふむ、剣術の試合で剣が無くなれば負けじゃ。 降参する」
「勝者、マッカ・サンハート!」
審判の判定が下り万雷の拍手。
「では、試合が終わりましたのでお顔を失礼」
「うむ、さしゆるす♪」
俺はコントの様な煤まみれになったアデーレ様のお顔に回復魔法をかける。
回復魔法、汚れも消えるんだよな何故か。
「「おめでと~~~♪」」
表彰の前に剣術部の皆が圧案て俺を胴上げしてくれた。
「ありがとよ、けど団体戦もあるだろ!」
「前祝いだよ♪」
「喜びなさいよ♪」
「我が部の救世主です♪」
「来年も宜しく~♪」
仲間の祝福を受けてから、個人戦の表彰式。
優勝は俺、二位はアデーレ様で三位はアオイ嬢。
スピーチを聞いて礼儀正しく返事をしてと以下省略。
教皇猊下からは優勝のメダル。
ダンケ三世陛下からは、副賞のサーベルを貰った長剣じゃないんだ。
「マッカ・サンハート、汝を帝国騎士として任ずる」
ついで略式で副賞のサーベルで肩を叩かれ騎士の称号を授与された。
翌日は団体戦。
国同士の対抗戦としては、こっちがメインとも言える
魔王軍や手下の排斥主義者達によるテロを警戒しつつの開催だ。
俺が敵なら、一度の襲撃で終わらせない。
俺達王国とミズホ国以外は、二軍までエントリーして八チームでの勝ち抜き戦。
俺隊の相手はブロンズ王国の二軍、全員ダークエルフの女子だ。
リングに上がって試合前の霊と言う時、相手チームが動いた。
「我らダークエルフは、ブロンズ王国を打倒する! 女王、覚悟!」
相手の大将が叫び、全員が白い仮面を被り怪物に変身した。
「ここで来たか、皆下がれ! 聖獣武装!」
三メートルほどの五色の巨猿型の怪物達を前に俺は変身した。
「レグルス見参! 女王陛下、お守りいたします」
「ポラリス推参、客席はお任せを!」
レグルスとポラリスも動いた。
「タウラスは、フラメスに加勢します!」
クラウが変身した白銀の牛の勇者タウラスは俺とコンビだ。
「「僕達も戦う!」」
剣術部の皆が加勢してくれた。
「国の不始末は我らが着ける! かかれ!」
「あ、馬鹿野郎!」
ブロンズ王国の代表団が怪物に挑むも、剛腕の一撃で弾き飛ばされた。
神聖騎士学校の代表はブロンズ王国の代表団を救いに行った。
「皆の者、開催国の意地を見せるのじゃ! 勇者殿に続け!」
「「応っ!」」
「ミズホ武士達よ、我らも行くぞ!」
「「御意っ!」」
アデーレ様やアオイ嬢達も動き出す。
団体戦が大乱闘に変わる。
敵は不和を広げる気だろうが、共通の敵に結束する可能性が抜けてるぜ!
「良し、皆の魔力を俺にくれ! 熱血一刀流、フェニックス・アーク!」
俺は剣術部の皆の魔力を吸い取り、まずは仮称赤ゴリラへ超高熱火炎を放つ!
邪悪な力が消え、少女に戻った赤ゴリラ。
「喰らいなさい、クロスエグゼキキュート!」
続いて、タウラスが白銀に輝く双剣を振るい黄ゴリラを倒す。
「流石だ、次行くぞ!」
「貴方の相棒ですから♪」
続いて俺はアデーレ様の加勢に青ゴリラ退治へ。
タウラスは、アオイ嬢の加勢で緑ゴリラへ向かう。
「僕達も行くよポラリス」
「ええ、フラメス様と組みたかったですが!」
「その気持ちは同じだよ」
レグルスとポラリスは、自分達の方へ来た黒ゴリラを迎え撃つ。
勇者団と代表選手達の共闘により、怪物化したダークエルフ達は倒されて事件は素早く終息したのであった。
「いや、部長! 近い、落ち着け!」
「マッカ君、ドーナツ食べる~♪」
「いや、ポンデ君は人にチョコドーナツ突き出さないの!」
ジェスターとの戦いの後、選手達の宿の部屋で男子達に懐かれた。
「三人とも、僕も仲間に入れてくれよ♪」
レオンがドアを開けて、瓶のジュースを差し入れで部屋に持って来た。
「レオン殿下? レオン殿下も変身できるんですよね♪」
「君はエミール君だね、そうだよ♪」
「二人共凄いな~♪」
うん、どうじてないポンデ君のマイペースの方が凄いと思うぞ。
「ファンができるって良いね、マッカ♪」
「まあ、怖がられたりするよりは良いさ」
普通の友達づきあいは大事にしたい。
男女別の宿のお陰で、ある意味気楽に飯や風呂を楽しんで寝れた。
翌日、見事に修復された闘技場のリングに驚いた。
将棋盤みたいに升目が敷かれた石のリングが戻ってたよ。
改めての三回戦、俺の相手はアイゼン大学のドワーフの剣士。
防具は革鎧で武器は両手剣、黒髪オールバックのドワーフ。
十代でも立派な髭を生してるのはアイゼンのドワーフらしさか。
相手は頭の脇で剣を横に寝かせる構えを取る。
地球の西洋で言う雄牛の構え、日本刀だと霞の構え。
正統派って感じのアイゼン流の猛牛の構えだ。
こっちはセンターガードこと、中段に構える。
「マッカ・サンハート対・ヨハン・フォン・シュトルム、始め!」
ヨハン卿の剣に風が集まり、空気のドリルで包まれた。
ならばこっちも、火災旋風を刃に纏わせる。
空気のドリルの突きを、炎の竜巻を纏った剣で受ける!
次は互いに刃を打ち合い、一進一退の攻防。
ドワーフの腕力と剣が纏う気圧に対抗するには、爆発力。
足裏も背中も剣の周囲もボンボン爆発させないと押し返せない。
「ふん! やるのう、流石は勇者か!」
「俺の師匠はドワーフでね、懐かしいよ!」
「どうりで構えから同門の臭いがすると思ったわい!」
「そいつはどうもっと!」
相手側が師匠と同じドワーフなら攻略法も同じ。
こと、場外負け有りのルールならこれしかない。
俺は相手を受け流して背後を取り、剣をリングに突き立てる。
「熱血一刀流、爆心波っ!」
ドワーフが突進力自慢なら、勢いに追い風と背後から爆発で吹き飛ばす!
「ヨハン、場外! 勝者、マッカ・サンハート!」
綺麗な勝ち方じゃなくてごめんなさいと内心で謝る。
「ふん、流石は小賢しい人間じゃの」
「そちらこそ、ナイス剛力♪」
「褒めても何もでんわい」
リングを降り、ヨハン卿と拳を打ち合わせる。
どうにか、無事に準決勝まで行けたぜ。
「ごめ~ん、皇女様が強すぎて負けちゃった!」
ポンデ君はお疲れ様、団体戦で頑張ろう。
「こっちも、オーガのお嬢さんに手ひどくやられたよ」
びしょ濡れのエミール部長もお疲れ様。
これは知り合いと対決の流れだな。
「アオイ・トクダイラ対マッカ・サンハート、始め!」
「いざ、尋常に勝負です!」
「受けて立つ!」
準決勝の相手は探していたブルーことアオイ嬢。
相手は刀に魔法で激流を纏わせ、大きな斬馬刀にして振るって来る。
さらに、足にも水流を纏わせて波に乗っての移動。
こっちは足裏の爆発ステップで回避する。
攻撃の範囲が広い、避けても次の一撃が来るのが早い。
「朧一刀流、渦潮の太刀です!」
まるで人間洗濯機な回転斬り、こっちは必死で避ける。
対抗するなら飛ぶしかない、炎を纏いロケットの如く一気に飛翔する。
水の斬撃が飛んで来るが、今の俺は全身炎属性の塊。
相手の技が当たっても蒸発してノーダメージだ。
「熱血一刀、落日唐竹割りっ!」
「ま、眩しいっ!」
太陽を背に、火の玉となって落下しつつ剣を振り下ろす。
火と水がぶつかり合い爆発、吹き飛ばされるが背中を爆発させて落下を阻止。
「よっと、次はどう出るか?」
着地して剣を中段に構える、煙が腫れた先ではアオイ嬢が目を回して伸びていた。
「勝者、マッカ・サンハート!」
審判のジャッジに湧き上がる歓声、決勝進出だ。
伸びているアオイ嬢に近づき、回復魔法の光を当てる。
「……は! 試合は、私の負けですか?」
「まあ、そう言う事だな」
「ああ、刀が折れてる! 弁償して下さい、お婿になって!」
「こら、そんな当たり屋みたいな事を言うんじゃない!」
俺はリングから降りて一休み、どうにか決勝戦か。
マズイMPポーションを飲み干して試合に備える。
俺の次の試合では、アデーレ様と金髪エルフの美少女を下した。
魔力ゴリラのエルフとはいえ、アデーレ様は魔力もフィジカルもゴリラ。
ゴリラなドワーフ対エルフなら、ゴリラ力が強い方が勝つよな。
決勝戦は俺とアデーレ様の対戦、両者リングに上がる。
「マッカ・サンハート対アデーレ・アイゼン、始め!」
試合開始の合図が上がり、試合開始だ。
「マッカよ、全力で来るのじゃ♪」
グレートソードで予告ホームランのポーズするアデーレ様。
いや、片手で大剣を持てる相手に手加減とかできるかい!
「ストーンコーティングじゃ!」
リングの石が抉り取られて、アデーレ様の剣に纏わりつく。
大剣が岩の柱になって、振り下ろされる。
「あぶねえっ!」
斬撃は避けたが、衝撃で石の破片が飛んで来たのを蹴りで弾く。
逃げてばかりもいられない、足裏爆発でジャンプ更にジャンプ。
「甘いぞ、突き上げじゃ!」
「いや、狙い通りだ! 連続発破剣!」
相手の突きに合わせて突き返し、相手の剣先から爆破しつつ落下して行く。
「な! 武器破壊狙いか!」
「最後の一突き!」
着地と同時にアデーレ様の大剣を柄だけ残して破壊し尽くす。
「ふむ、剣術の試合で剣が無くなれば負けじゃ。 降参する」
「勝者、マッカ・サンハート!」
審判の判定が下り万雷の拍手。
「では、試合が終わりましたのでお顔を失礼」
「うむ、さしゆるす♪」
俺はコントの様な煤まみれになったアデーレ様のお顔に回復魔法をかける。
回復魔法、汚れも消えるんだよな何故か。
「「おめでと~~~♪」」
表彰の前に剣術部の皆が圧案て俺を胴上げしてくれた。
「ありがとよ、けど団体戦もあるだろ!」
「前祝いだよ♪」
「喜びなさいよ♪」
「我が部の救世主です♪」
「来年も宜しく~♪」
仲間の祝福を受けてから、個人戦の表彰式。
優勝は俺、二位はアデーレ様で三位はアオイ嬢。
スピーチを聞いて礼儀正しく返事をしてと以下省略。
教皇猊下からは優勝のメダル。
ダンケ三世陛下からは、副賞のサーベルを貰った長剣じゃないんだ。
「マッカ・サンハート、汝を帝国騎士として任ずる」
ついで略式で副賞のサーベルで肩を叩かれ騎士の称号を授与された。
翌日は団体戦。
国同士の対抗戦としては、こっちがメインとも言える
魔王軍や手下の排斥主義者達によるテロを警戒しつつの開催だ。
俺が敵なら、一度の襲撃で終わらせない。
俺達王国とミズホ国以外は、二軍までエントリーして八チームでの勝ち抜き戦。
俺隊の相手はブロンズ王国の二軍、全員ダークエルフの女子だ。
リングに上がって試合前の霊と言う時、相手チームが動いた。
「我らダークエルフは、ブロンズ王国を打倒する! 女王、覚悟!」
相手の大将が叫び、全員が白い仮面を被り怪物に変身した。
「ここで来たか、皆下がれ! 聖獣武装!」
三メートルほどの五色の巨猿型の怪物達を前に俺は変身した。
「レグルス見参! 女王陛下、お守りいたします」
「ポラリス推参、客席はお任せを!」
レグルスとポラリスも動いた。
「タウラスは、フラメスに加勢します!」
クラウが変身した白銀の牛の勇者タウラスは俺とコンビだ。
「「僕達も戦う!」」
剣術部の皆が加勢してくれた。
「国の不始末は我らが着ける! かかれ!」
「あ、馬鹿野郎!」
ブロンズ王国の代表団が怪物に挑むも、剛腕の一撃で弾き飛ばされた。
神聖騎士学校の代表はブロンズ王国の代表団を救いに行った。
「皆の者、開催国の意地を見せるのじゃ! 勇者殿に続け!」
「「応っ!」」
「ミズホ武士達よ、我らも行くぞ!」
「「御意っ!」」
アデーレ様やアオイ嬢達も動き出す。
団体戦が大乱闘に変わる。
敵は不和を広げる気だろうが、共通の敵に結束する可能性が抜けてるぜ!
「良し、皆の魔力を俺にくれ! 熱血一刀流、フェニックス・アーク!」
俺は剣術部の皆の魔力を吸い取り、まずは仮称赤ゴリラへ超高熱火炎を放つ!
邪悪な力が消え、少女に戻った赤ゴリラ。
「喰らいなさい、クロスエグゼキキュート!」
続いて、タウラスが白銀に輝く双剣を振るい黄ゴリラを倒す。
「流石だ、次行くぞ!」
「貴方の相棒ですから♪」
続いて俺はアデーレ様の加勢に青ゴリラ退治へ。
タウラスは、アオイ嬢の加勢で緑ゴリラへ向かう。
「僕達も行くよポラリス」
「ええ、フラメス様と組みたかったですが!」
「その気持ちは同じだよ」
レグルスとポラリスは、自分達の方へ来た黒ゴリラを迎え撃つ。
勇者団と代表選手達の共闘により、怪物化したダークエルフ達は倒されて事件は素早く終息したのであった。
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
元天才貴族、今やリモートで最強冒険者!
しらかめこう
ファンタジー
魔法技術が発展した異世界。
そんな世界にあるシャルトルーズ王国という国に冒険者ギルドがあった。
強者ぞろいの冒険者が数多く所属するそのギルドで現在唯一、最高ランクであるSSランクに到達している冒険者がいた。
───彼の名は「オルタナ」
漆黒のコートに仮面をつけた謎多き冒険者である。彼の素顔を見た者は誰もおらず、どういった人物なのかも知る者は少ない。
だがしかし彼は誰もが認める圧倒的な力を有しており、冒険者になって僅か4年で勇者や英雄レベルのSSランクに到達していた。
そんな彼だが、実は・・・
『前世の知識を持っている元貴族だった?!」
とある事情で貴族の地位を失い、母親とともに命を狙われることとなった彼。そんな彼は生活費と魔法の研究開発資金を稼ぐため冒険者をしようとするが、自分の正体が周囲に知られてはいけないので自身で開発した特殊な遠隔操作が出来るゴーレムを使って自宅からリモートで冒険者をすることに!
そんな最強リモート冒険者が行く、異世界でのリモート冒険物語!!
毎日20時30分更新予定です!!
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました
竹桜
ファンタジー
自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。
転生後の生活は順調そのものだった。
だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。
その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。
これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる