春の詩

璃音

文字の大きさ
上 下
25 / 50
オレの心

安らぎの種

しおりを挟む


過去に飲まれてしんどくて



お前にやっとこ救い求めた



何を言うたらええんかわからんと



それでも言葉交わしたて



話しかけたんや




お前気付きよった



「何かあった?」



聞いてくれてん



言葉に詰まる俺の嘆きを




「ん、ん」



言うて、聴いてくれてん





お前、知っとる?




「ん、」



その一文字が




俺の心をどれだけ安堵させるか




お前が一つ頷く度に




俺の心に安らぎの種が放られんねん




時間差で




芽吹くそれはお前と




「またね」て言うた後に




俺を光へと導くねん




お前が落とす安らぎの種に




今朝も救われてんで




いつもいつも



暗い闇の淵から



救ってくれるんはお前の優しさや




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

乙女ゲームは見守るだけで良かったのに

冬野月子
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した私。 ゲームにはほとんど出ないモブ。 でもモブだから、純粋に楽しめる。 リアルに推しを拝める喜びを噛みしめながら、目の前で繰り広げられている悪役令嬢の断罪劇を観客として見守っていたのに。 ———どうして『彼』はこちらへ向かってくるの?! 全三話。 「小説家になろう」にも投稿しています。

創作BL SS詰め合わせ

とぶまえ
BL
倫理観ゆるゆるな創作BLのSSをまとめていきます キャラはずっと同じ二人ですがパラレル世界の話なので話ごとに付き合ってたり付き合ってなかったりします ◆キャラクター ・スラッジ 一人称僕。自分のことをかわいくて格好よくて美人だと思っている。性格が良くない。 ・パラスーアサイド 一人称俺。スラッジの事を非常識扱いするけど本人も大概非常識。

無影剣 日影兵衛 刀狩り

埴谷台 透
歴史・時代
無影剣 日影残真流免許皆伝、日影兵衛の編み出した我流の必殺剣は、その威力により己の刀も折り飛ばす 技に見合う刀をを求めて 日影兵衛、東海道を京へと旅をする

〖完結〗容姿が醜いせいで婚約破棄され追放された私を隣国の王子様が溺愛してくれました。

藍川みいな
恋愛
容姿が醜く聖女としての力が弱いリローナ。 リローナは聖女と言うだけで縁談を申し出てきた王子と婚約していた。 ある日違う聖女が現れ、王子はリローナとの婚約を破棄し国外追放してしまう。 リローナには秘密があった… 幼い頃に占い師に呪いで愛する者が死んでいくと言われていた。 その呪いが解かれた時、リローナの本当の正体が明かされる。

「バカな男子高校生が女子校に入学しました!」

晴樹
青春
ものすごくバカな少年ー花園みくりは県内最低難易度の高校受験に失敗してしまう。 しかし、みくりの母親がある高校の理事長をしているということもありその学校に裏口入学することに。 だが、その高校というのが女子高であった。 さすがに男が女子高に入学するというのは問題になるということもあり、女の子として入学することに... 妹と母親の力を借り女装して女の子として生活するみくりであったが、女子高は男のみくりが予想だにしてなかった女子たちの姿だった。 みくりは女子高で男とばれずに、そして理性を保って生活できるのか! 極限の女子高ライフが今始まる!

オレの好きなこの街で

ネイビースリー
現代文学
母親と2人暮らしのオレの日常。 5ヶ月前までは姉兄との4人暮らしだった。 5年前は5人で暮らしてた。 そんなオレの高校生活。

リザレクション

ほとり
SF
ある日少年は謎の石を拾う。そして少年の脳内から、「かじれ」という単語がどこからもなく聞こえ少年はその石をかじる。かじったその時少年は月にいた。

【完結】下級悪魔は魔王様の役に立ちたかった

ゆう
BL
俺ウェスは幼少期に魔王様に拾われた下級悪魔だ。 生まれてすぐ人との戦いに巻き込まれ、死を待つばかりだった自分を魔王様ーーディニス様が助けてくれた。 本当なら魔王様と話すことも叶わなかった卑しい俺を、ディニス様はとても可愛がってくれた。 だがそんなディニス様も俺が成長するにつれて距離を取り冷たくなっていく。自分の醜悪な見た目が原因か、あるいは知能の低さゆえか… どうにかしてディニス様の愛情を取り戻そうとするが上手くいかず、周りの魔族たちからも蔑まれる日々。 大好きなディニス様に冷たくされることが耐えきれず、せめて最後にもう一度微笑みかけてほしい…そう思った俺は彼のために勇者一行に挑むが…

処理中です...