春の詩

璃音

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ずっと前から

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俺は格好ええ男やないし


格好ええ事もよう言えん


「ずっと前から好きでした」


なんか口が裂けても言われへんけど


好きやなて気付くもうずっと前から


お前の事見とって


お前の事放っておけんかったん



「大丈夫」


そない言うて泣くし


「コラ!」


て、俺の事怒る気風のよさ持ってるくせに


落ち込むとめっちゃ汐らしなんねん



そんなお前がいじらしゅうて健気に見えた



お前が落ち込んどる時


俺を求めてくれんなら


今だけでも側に居りたいて


話だけでも聞いたりたいて


ずっと前からそう思うてたんや



今も昔も変わらん


お前の側に居りたい


やけど今は


今だけやなんて思わん


ずっとずっとお前の側に居りたい
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