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第9章 加工をして生きていこう
131.事なかれ主義者は勇者の事を話した
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突然の国王陛下とドラン公爵の来訪は、誰も聞いていなかったらしい。
勇者の対応でバタバタしていたからだろうか。さっきあったセシリアさんからも聞いていなかった。
「国王陛下がお越しになるとは聞いてないんですけど」
「今度からは気を付ける。機嫌を直してくれ、我が友よ」
「リヴァイの悪い癖の一つだな。昔から行くと決めたら相手の事を気にせず、すぐに行ってしまう。今のお前はこの国の王なんだからもう少し考えて行動しろ」
「仕方ないだろう? 勇者たちがシズトの屋敷から出て行ったというのに、レヴィアからもドーラからも報告がないんだ。こちらから確認の使いを走らせてもよかったが、それなら自分の足で問題がないか確認しに行った方が早い。きちんと仕事は片付けたし、ラグナには迷惑をかけてないじゃないか」
僕の迷惑になってるんですけどー。
そんな事を思うけど、流石に口には出さない。
ただ、エミリーが可哀想なので今度からはきちんと先触れを出してもらう事にした。
「シズト殿もまだ食事をしていないのだろう? 準備は済んでいるらしいし、さっそく食べようではないか」
「え、ラグナさんたちも一緒に食べるの?」
「そうだ。もちろん、毒見はさせてもらったがな」
国王陛下がチラッと視線を背後に控えている近衛兵に向けると、彼らは一様に頷いた。
僕はエミリーの方を見ると、彼女は固まっていた。一言断りを入れてから彼女に近づいていき、声をかける。
「……エミリー、ご飯の量は大丈夫?」
「そこは大丈夫ですけど、それ以外が大丈夫じゃないです~……」
へにゃっと垂れる耳と尻尾。何か失敗したわけではなく、国王陛下に作った物を食べられる緊張からこうなっているのかもしれない。
ならば、と隣で気配を消して置物になっていたハーフエルフに視線を向けると露骨に逸らされた。
「ノエ――」
「無理っす」
「まだ名前も呼んでないんだけど? ちょっとくらい話を聞いてから拒否ってよ」
「無理っすよ。貴族の相手をするならせめて男爵とかあたりからにしてほしいっす。いきなり国の一番上の人と上位貴族の相手とか、やらかす未来しか見えないっす。ボクが魔道具以外は残念なやつだってシズト様も知ってるっすよね?」
「そんな自信満々で言う事じゃないと思うんだけど?」
「とにかく無理なものは無理っす。モニカが戻ってくるまでボクは大人しくここで置物のフリをしている事にするっす」
「そう、分かった。じゃあ、もういいよ給仕は。それよりノエルもご飯食べよ」
「あ、それも無理っすね」
「なんで? いつも一緒に食べてくれるのに」
「いやいやいや、ボク奴隷っすからね? 国王陛下と同じ机で食事をとるなんてできる訳ないじゃないっすか。奴隷と食事を一緒に食べるご主人様は少数派なんすよ。そこら辺しっかり覚えておいて欲しいっす」
「レヴィさんがくるまででいいから!」
「お断りっす~~~」
押しても引いても全然動かない! いつもはもっと軽いのに!!
最終的にノエルとおしくらまんじゅうをするような形になっていると、食堂の扉が開いた。
レヴィさんがゆったりとした白のワンピースを着て部屋に入ってくる。
「お腹空いたのですわー! って、なんでお父様がいるのですわ!?」
「ほら! レヴィア様が来たからボクはもうお払い箱っすよね!! シズト様さっさと席に着くっす」
ちょっとノエル、分かったから押さないで!
その後、鎧を脱いだドーラさんも合流して夕食を食べ終わると、ワインを飲んで待っていたラグナさんが口を開いた。
「それで、勇者たちとの話し合いは無事に終わったのか?」
「無事、と言えるかは分からないけど普通に話はできたよ」
「知りたくない情報が手に入ってしまったから伝えるかどうか悩んでいたのですわ」
「知らない方がいい事もある」
「亡命の事か?」
「リヴァイさん、知ってたんですか?」
「いや? だがまあ、ドーラがそう言うって事はそのくらいだろう。最近のエンジェリア帝国の動きを見ているとその可能性もあるだろうな、と思っただけだ」
遅れてやってきたモニカにワインを注がれ、リヴァイさんはワイングラスをゆっくりと回していた。
今までお金をかけて育ててきた勇者が国を出るとなると、損失はどれくらいになるんだろうか。
「まあ、いつ勇者が旅立っても良いように、子種を貰っておくのが定石らしいがな」
「旅立つ?」
「勇者に関する絵本などでは、勇者が旅立つところから話が始まる事が多いんだがな。だいたいそういう風に書かれている話の元となった話は、旅立ったのではなく勇者が国から出て行ってしまった、というのが殆どだ。それを隠すためにそういう風に広めたのだろう」
「エンジェリアもそういう言い訳を使う可能性もあるだろうな。ただ、勇者が逃げ込んだ国の場所や力によっては、戦争が起こる可能性もある。その国が唆して起きてしまったのだから、お前たちの国が償え、という感じでな。追い詰められた者は、何をしでかすか分からん。シズト殿も気を付けてくれ」
赤ら顔だけど、真剣な表情で言うリヴァイさん。
何事も起きない事が一番なんだけど、難しそうだ。こっちに飛び火してこないといいんだけどなぁ。
勇者の対応でバタバタしていたからだろうか。さっきあったセシリアさんからも聞いていなかった。
「国王陛下がお越しになるとは聞いてないんですけど」
「今度からは気を付ける。機嫌を直してくれ、我が友よ」
「リヴァイの悪い癖の一つだな。昔から行くと決めたら相手の事を気にせず、すぐに行ってしまう。今のお前はこの国の王なんだからもう少し考えて行動しろ」
「仕方ないだろう? 勇者たちがシズトの屋敷から出て行ったというのに、レヴィアからもドーラからも報告がないんだ。こちらから確認の使いを走らせてもよかったが、それなら自分の足で問題がないか確認しに行った方が早い。きちんと仕事は片付けたし、ラグナには迷惑をかけてないじゃないか」
僕の迷惑になってるんですけどー。
そんな事を思うけど、流石に口には出さない。
ただ、エミリーが可哀想なので今度からはきちんと先触れを出してもらう事にした。
「シズト殿もまだ食事をしていないのだろう? 準備は済んでいるらしいし、さっそく食べようではないか」
「え、ラグナさんたちも一緒に食べるの?」
「そうだ。もちろん、毒見はさせてもらったがな」
国王陛下がチラッと視線を背後に控えている近衛兵に向けると、彼らは一様に頷いた。
僕はエミリーの方を見ると、彼女は固まっていた。一言断りを入れてから彼女に近づいていき、声をかける。
「……エミリー、ご飯の量は大丈夫?」
「そこは大丈夫ですけど、それ以外が大丈夫じゃないです~……」
へにゃっと垂れる耳と尻尾。何か失敗したわけではなく、国王陛下に作った物を食べられる緊張からこうなっているのかもしれない。
ならば、と隣で気配を消して置物になっていたハーフエルフに視線を向けると露骨に逸らされた。
「ノエ――」
「無理っす」
「まだ名前も呼んでないんだけど? ちょっとくらい話を聞いてから拒否ってよ」
「無理っすよ。貴族の相手をするならせめて男爵とかあたりからにしてほしいっす。いきなり国の一番上の人と上位貴族の相手とか、やらかす未来しか見えないっす。ボクが魔道具以外は残念なやつだってシズト様も知ってるっすよね?」
「そんな自信満々で言う事じゃないと思うんだけど?」
「とにかく無理なものは無理っす。モニカが戻ってくるまでボクは大人しくここで置物のフリをしている事にするっす」
「そう、分かった。じゃあ、もういいよ給仕は。それよりノエルもご飯食べよ」
「あ、それも無理っすね」
「なんで? いつも一緒に食べてくれるのに」
「いやいやいや、ボク奴隷っすからね? 国王陛下と同じ机で食事をとるなんてできる訳ないじゃないっすか。奴隷と食事を一緒に食べるご主人様は少数派なんすよ。そこら辺しっかり覚えておいて欲しいっす」
「レヴィさんがくるまででいいから!」
「お断りっす~~~」
押しても引いても全然動かない! いつもはもっと軽いのに!!
最終的にノエルとおしくらまんじゅうをするような形になっていると、食堂の扉が開いた。
レヴィさんがゆったりとした白のワンピースを着て部屋に入ってくる。
「お腹空いたのですわー! って、なんでお父様がいるのですわ!?」
「ほら! レヴィア様が来たからボクはもうお払い箱っすよね!! シズト様さっさと席に着くっす」
ちょっとノエル、分かったから押さないで!
その後、鎧を脱いだドーラさんも合流して夕食を食べ終わると、ワインを飲んで待っていたラグナさんが口を開いた。
「それで、勇者たちとの話し合いは無事に終わったのか?」
「無事、と言えるかは分からないけど普通に話はできたよ」
「知りたくない情報が手に入ってしまったから伝えるかどうか悩んでいたのですわ」
「知らない方がいい事もある」
「亡命の事か?」
「リヴァイさん、知ってたんですか?」
「いや? だがまあ、ドーラがそう言うって事はそのくらいだろう。最近のエンジェリア帝国の動きを見ているとその可能性もあるだろうな、と思っただけだ」
遅れてやってきたモニカにワインを注がれ、リヴァイさんはワイングラスをゆっくりと回していた。
今までお金をかけて育ててきた勇者が国を出るとなると、損失はどれくらいになるんだろうか。
「まあ、いつ勇者が旅立っても良いように、子種を貰っておくのが定石らしいがな」
「旅立つ?」
「勇者に関する絵本などでは、勇者が旅立つところから話が始まる事が多いんだがな。だいたいそういう風に書かれている話の元となった話は、旅立ったのではなく勇者が国から出て行ってしまった、というのが殆どだ。それを隠すためにそういう風に広めたのだろう」
「エンジェリアもそういう言い訳を使う可能性もあるだろうな。ただ、勇者が逃げ込んだ国の場所や力によっては、戦争が起こる可能性もある。その国が唆して起きてしまったのだから、お前たちの国が償え、という感じでな。追い詰められた者は、何をしでかすか分からん。シズト殿も気を付けてくれ」
赤ら顔だけど、真剣な表情で言うリヴァイさん。
何事も起きない事が一番なんだけど、難しそうだ。こっちに飛び火してこないといいんだけどなぁ。
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