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ダンジョンマスター・・・2
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ラスボス感が一変してなくなり、命乞いする姿に私は流石に、やり過ぎたかなと軽く反省する。
「まず泣き止みなさいよ! アンタの名前、なんていうのよ?」
なるべく優しく質問をすると、小さな声で「アルケ」と名を名乗る。
あら、なんかアレな名前じゃない!
「分かったわ、アンタはこの階層のボスって事でいいのかしら?」
「あ、はい。ボスと言うか……階層主です」
オドオドしていて、なんだろうか、小動物みたいね……欲しいかもしれない!
私の顔からニヤッとした笑みが生まれ、次の瞬間にはアルケに対して、指を伸ばしていた。
「このダンジョンを私の物にしたら、アンタも私の物になるから、大人しく待ってなさい」
「え、えぇぇ! ダンジョンを、奪うのですか! そんな事されたら、家が無くなるんですが……」
「無くならないわよ。アンタ達の全てを私の物にするんだから、それよりも、早く次の階層に行きたいの」
「あ、はい、次の階層は階段を上がればすぐですが……」
なにか言いたそうにしているアルケ、しかし、その口はしっかりと閉ざされている。
そんな姿も、かなりいいわね。などと、思いながら、私達は最終階層に入る。
死者を操るダンジョン【屍人の楽園】のボスと考えれば、リッチと考えて間違いないだろう。
まぁ他にも何体か、思い当たるモンスターはいるが、定番はリッチで間違いないわ。
私はワクワクを胸に最終階層への扉を開く。
開いた先には、沼地のようなエリアになっており、他のエリアとは明らかに違う作りになっているのが分かる。
どちらかと言えば、【毒王の庭・ポイズンガーデン】の二層に近い作りに見える。
親近感のようなモノすら感じるエリアだと素直に思う。
しかし、出てくるモンスター達は、悪霊のようなシャドーや、ゴーストばかりであり、沼地に関係するモンスターは現れない。
簡単に処理しながら、エリアを進んでいく。
他の階層と同様に問題なく進む事ができる。
気づけば、止まることなく、階層主の待つエリアに辿り着く。
私達の姿を確認するように突如、地面から泥水が湧き出ると、人の形に変化していく。
姿がハッキリすると、見た目は本当に人間のようにしか見えない。
黒のスーツを思わせる服装に、細身ながらに、引き締まって見える体、顔はダンディな老人といった感じで、白髪の髪と髭が全身の渋さを際立たせている。
「初めまして、この我輩がこのダンジョンの最後の守護者であるド・ロアル・デスである。よく来たな侵入者達よ」
あら、冗談みたいな名前ね。まぁ自己紹介しないとね。
「私はパンドラよ。このダンジョンを貰いに来たの、大人しく寄越しなさい!」
私の言葉にロアルは困惑していた。
「う? んん? まて、貴様らは、ダンジョンの宝を奪いに来たのであろう!」
「違うわよ! 私はダンジョンを奪いに来たのよ!」
「なんて欲深い奴らであろう、だが、ならば死ぬ覚悟も出来ているであろうな!
他の階層主達のようには、いかないことを教えて上げましょう」
ロアルは、足元に魔力を流し、沼地に自身の魔力を広げていく。
広がった魔力が形となり、数百体の泥の分身が姿を現す。
「ふふふ、この者達は、ただの人形ではありませんよ! はあぁぁッ!」
泥の分身達が動き出し、さらに地面から武器などを作り出していく。
普通なら絶体絶命のピンチだろう。
普通なら、ただ、可哀想なのは、此方には、土や岩など、地面や泥に関するエキスパートのガマ爺がいる。
「ガマ爺、ごめんだけど、お願いするわ」
「ホンマに面倒くさがりじゃのぅ、まぁ構わんがのぅ!」
ガマ爺が両手を合わせ魔力を込めた瞬間、勢い良く動いていたロアル達の動きがピタリと停止する。
「考えは悪ない。じゃがぁ、相手が儂っちゅうんが運が無かったのぅ、まぁウチのチビマスターなら、負けんがなぁ」
「な、何故だ! 何故、我輩まで、こんな事が! 有り得ぬだろうがァッ!」
ロアルが叫ぶと同時に、ガマ爺が軽く溜め息を吐きながら、更に両手に力を込めたのが分かる。
次の瞬間には、泥分身達の身体から水分が無くなり、土の塊となり崩れていく。
「実力が違うんじゃい! 悪いが、負けを認めときや」
「我輩は……我輩はッ! 負けなど、認めぬ……認められぬのだよ!」
全身に新たな魔力を流し、泥を集め、強固な甲冑を思わす姿に変化したロアルは、その拳を私に向けて勢いよく伸ばす。
泥で出来たとは思えない程に鋭く伸びた甲冑の指先が加速しながら伸びていく。
「我輩の前に敗北等有り得ないのだよッ! 大人しく眠るがよいぞ!」
私の僅か数十センチ先に、攻撃が迫った瞬間、キング、ラクネ、ホーネット、ガストが凄まじい勢いで四方から腕を攻撃する。
一瞬で粉砕された腕を前にロアルは、動揺を露にする。
誰も動きの速さで追えないであろうと予想していたのだろう。
そんな一撃があっという間に粉砕され、更には、四人の怒り狂う強者の視線が浴びせられる。
「パンドラ様、この者を処分させて頂きたい。許せないですよ本当に……」
「いえ! 御館様に刃を向けただから! このラクネに相手をさせて頂きたい!」
「ボクさ、別に誰が相手でも構わないけどさ、ご主人様を狙った奴なんかさ、早く潰そうよ、イライラしちゃうからさ」
「とりあえず、全員、同じ意見だ。嬢ちゃん。誰にやらせるんだ?」
キング以外の全員が目を血走らせ、自らロアルを始末すると訴える。
「はぁ、逆に聞くわよ? 今の一撃を私が何とか出来ないと思ったのは、何人なの?」
その問いに、全員が静まり返る。
当然だろう、対戦の最中に横槍を入れたのだ、自分達自信がそれをされたなら、面白いとは感じないだろう。
「皆が心配してくれてるのは有り難いけど、大丈夫よ、安心して頂戴」
軽く会話をしてる間、ロアルはただ、黙ったまま、微動だにせず、目を瞑っている。
「ロアル、悪かったわね。貴方の覚悟の戦いに対して、私は全力で相手をしていなかったわ。謝罪するわ」
両手に魔力を集中する。
「ガマ爺、ありがとう。でも本気でいくわ。だから、ロアルに発動してる術を解いてあげて」
「なんじゃい、我儘なやつじゃのぅ……あの者を始末するんかい?」
「分からないわね。結果的にそうなったら、それまでよ」
「難儀なやっちゃな、ふぅ……」
ガマ爺との会話が終わり、ロアルに掛けられたガマ爺の術が解除される。
「ロアル! 全力でいくわ……生きたいなら全力で避けなさい。受けれるなんて考えないで、生きたいなら避けなさい、いいわね」
「忠告、感謝する。だが、我輩は階層主であり、この【屍人の楽園】最強の存在である! 逃げる選択は存在しないのだよッ!」
ロアルが全身に魔力を集めると、甲冑が砕け、オーラを纏った状態の肉体が露になる。
「我輩の存在こそが、屍人の楽園の証であり、このダンジョン最大の戦力である! はあァァァッ!」
「本当に不器用ね、でもさ、アンタみたいな奴は本当に大好きよ、ハアァァァァァァッ!」
片手には闇魔法、もう片方には火焔魔法を作り出しており、両手の魔力を重ね合わせると、一気に撃ち放つ。
黒炎の焔が地面を蒸発させながら、ロアル目掛けて、襲い掛かる。
「我輩の肉体は、負けんッ! ぬおおおおァァァッ!」
「まず泣き止みなさいよ! アンタの名前、なんていうのよ?」
なるべく優しく質問をすると、小さな声で「アルケ」と名を名乗る。
あら、なんかアレな名前じゃない!
「分かったわ、アンタはこの階層のボスって事でいいのかしら?」
「あ、はい。ボスと言うか……階層主です」
オドオドしていて、なんだろうか、小動物みたいね……欲しいかもしれない!
私の顔からニヤッとした笑みが生まれ、次の瞬間にはアルケに対して、指を伸ばしていた。
「このダンジョンを私の物にしたら、アンタも私の物になるから、大人しく待ってなさい」
「え、えぇぇ! ダンジョンを、奪うのですか! そんな事されたら、家が無くなるんですが……」
「無くならないわよ。アンタ達の全てを私の物にするんだから、それよりも、早く次の階層に行きたいの」
「あ、はい、次の階層は階段を上がればすぐですが……」
なにか言いたそうにしているアルケ、しかし、その口はしっかりと閉ざされている。
そんな姿も、かなりいいわね。などと、思いながら、私達は最終階層に入る。
死者を操るダンジョン【屍人の楽園】のボスと考えれば、リッチと考えて間違いないだろう。
まぁ他にも何体か、思い当たるモンスターはいるが、定番はリッチで間違いないわ。
私はワクワクを胸に最終階層への扉を開く。
開いた先には、沼地のようなエリアになっており、他のエリアとは明らかに違う作りになっているのが分かる。
どちらかと言えば、【毒王の庭・ポイズンガーデン】の二層に近い作りに見える。
親近感のようなモノすら感じるエリアだと素直に思う。
しかし、出てくるモンスター達は、悪霊のようなシャドーや、ゴーストばかりであり、沼地に関係するモンスターは現れない。
簡単に処理しながら、エリアを進んでいく。
他の階層と同様に問題なく進む事ができる。
気づけば、止まることなく、階層主の待つエリアに辿り着く。
私達の姿を確認するように突如、地面から泥水が湧き出ると、人の形に変化していく。
姿がハッキリすると、見た目は本当に人間のようにしか見えない。
黒のスーツを思わせる服装に、細身ながらに、引き締まって見える体、顔はダンディな老人といった感じで、白髪の髪と髭が全身の渋さを際立たせている。
「初めまして、この我輩がこのダンジョンの最後の守護者であるド・ロアル・デスである。よく来たな侵入者達よ」
あら、冗談みたいな名前ね。まぁ自己紹介しないとね。
「私はパンドラよ。このダンジョンを貰いに来たの、大人しく寄越しなさい!」
私の言葉にロアルは困惑していた。
「う? んん? まて、貴様らは、ダンジョンの宝を奪いに来たのであろう!」
「違うわよ! 私はダンジョンを奪いに来たのよ!」
「なんて欲深い奴らであろう、だが、ならば死ぬ覚悟も出来ているであろうな!
他の階層主達のようには、いかないことを教えて上げましょう」
ロアルは、足元に魔力を流し、沼地に自身の魔力を広げていく。
広がった魔力が形となり、数百体の泥の分身が姿を現す。
「ふふふ、この者達は、ただの人形ではありませんよ! はあぁぁッ!」
泥の分身達が動き出し、さらに地面から武器などを作り出していく。
普通なら絶体絶命のピンチだろう。
普通なら、ただ、可哀想なのは、此方には、土や岩など、地面や泥に関するエキスパートのガマ爺がいる。
「ガマ爺、ごめんだけど、お願いするわ」
「ホンマに面倒くさがりじゃのぅ、まぁ構わんがのぅ!」
ガマ爺が両手を合わせ魔力を込めた瞬間、勢い良く動いていたロアル達の動きがピタリと停止する。
「考えは悪ない。じゃがぁ、相手が儂っちゅうんが運が無かったのぅ、まぁウチのチビマスターなら、負けんがなぁ」
「な、何故だ! 何故、我輩まで、こんな事が! 有り得ぬだろうがァッ!」
ロアルが叫ぶと同時に、ガマ爺が軽く溜め息を吐きながら、更に両手に力を込めたのが分かる。
次の瞬間には、泥分身達の身体から水分が無くなり、土の塊となり崩れていく。
「実力が違うんじゃい! 悪いが、負けを認めときや」
「我輩は……我輩はッ! 負けなど、認めぬ……認められぬのだよ!」
全身に新たな魔力を流し、泥を集め、強固な甲冑を思わす姿に変化したロアルは、その拳を私に向けて勢いよく伸ばす。
泥で出来たとは思えない程に鋭く伸びた甲冑の指先が加速しながら伸びていく。
「我輩の前に敗北等有り得ないのだよッ! 大人しく眠るがよいぞ!」
私の僅か数十センチ先に、攻撃が迫った瞬間、キング、ラクネ、ホーネット、ガストが凄まじい勢いで四方から腕を攻撃する。
一瞬で粉砕された腕を前にロアルは、動揺を露にする。
誰も動きの速さで追えないであろうと予想していたのだろう。
そんな一撃があっという間に粉砕され、更には、四人の怒り狂う強者の視線が浴びせられる。
「パンドラ様、この者を処分させて頂きたい。許せないですよ本当に……」
「いえ! 御館様に刃を向けただから! このラクネに相手をさせて頂きたい!」
「ボクさ、別に誰が相手でも構わないけどさ、ご主人様を狙った奴なんかさ、早く潰そうよ、イライラしちゃうからさ」
「とりあえず、全員、同じ意見だ。嬢ちゃん。誰にやらせるんだ?」
キング以外の全員が目を血走らせ、自らロアルを始末すると訴える。
「はぁ、逆に聞くわよ? 今の一撃を私が何とか出来ないと思ったのは、何人なの?」
その問いに、全員が静まり返る。
当然だろう、対戦の最中に横槍を入れたのだ、自分達自信がそれをされたなら、面白いとは感じないだろう。
「皆が心配してくれてるのは有り難いけど、大丈夫よ、安心して頂戴」
軽く会話をしてる間、ロアルはただ、黙ったまま、微動だにせず、目を瞑っている。
「ロアル、悪かったわね。貴方の覚悟の戦いに対して、私は全力で相手をしていなかったわ。謝罪するわ」
両手に魔力を集中する。
「ガマ爺、ありがとう。でも本気でいくわ。だから、ロアルに発動してる術を解いてあげて」
「なんじゃい、我儘なやつじゃのぅ……あの者を始末するんかい?」
「分からないわね。結果的にそうなったら、それまでよ」
「難儀なやっちゃな、ふぅ……」
ガマ爺との会話が終わり、ロアルに掛けられたガマ爺の術が解除される。
「ロアル! 全力でいくわ……生きたいなら全力で避けなさい。受けれるなんて考えないで、生きたいなら避けなさい、いいわね」
「忠告、感謝する。だが、我輩は階層主であり、この【屍人の楽園】最強の存在である! 逃げる選択は存在しないのだよッ!」
ロアルが全身に魔力を集めると、甲冑が砕け、オーラを纏った状態の肉体が露になる。
「我輩の存在こそが、屍人の楽園の証であり、このダンジョン最大の戦力である! はあァァァッ!」
「本当に不器用ね、でもさ、アンタみたいな奴は本当に大好きよ、ハアァァァァァァッ!」
片手には闇魔法、もう片方には火焔魔法を作り出しており、両手の魔力を重ね合わせると、一気に撃ち放つ。
黒炎の焔が地面を蒸発させながら、ロアル目掛けて、襲い掛かる。
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