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フェスティバル・・・3
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ガレルの町から遠くない、魔物の住む森に移動する。
本来ならばもう少し離れた方が望ましいが、場所を選んでいる時間がなかったからだ。
ダンジョンコアから、ダンジョンに移動させた奴隷達が心配だったからだ。
ダンジョンとは魔素が溜った場所であり、モンスターを再出現や復活させる程に濃い濃度の魔素が溢れている場所に他ならない。
冒険者として生きてる人間ならば、問題ないのだろう。しかし、今、ダンジョンに居るのは、奴隷として売られた一般人なのだ。
ダンジョン内部に長く入れば、ダンジョン病と呼ばれる魔素中毒になる可能性がある。
このダンジョン病とは、魔素に体が慣れてしまい、魔素の薄い地上では、魔素不足となり、身体能力の低下、喉の乾きに似た症状と共に生体エネルギーを魔素にしようと身体が働いてしまう等の症状が現れる。
そうなれば、普通の生活は困難になるだろう。
私は、ダンジョン内部に移動する為、森の奥に見つけた洞穴を利用する事にした。
洞穴には蝙蝠の群れが住んでいたけれど、速攻で、始末をつけて、皆のおやつになって貰ったわ。
ダンジョンコアと、洞穴をリンクさせ、私はダンジョン内部に移動する。
移動して直ぐに私は、後悔と言う感情に襲われた。
奴隷だと甘く考えていたが、ダンジョン内のモンスター数体を彼等は殺していた。
勿論、私のダンジョンだから、モンスター達は私に忠誠を誓っていれば眷族扱いなので、記憶をそのままに復活できる。
問題は、そのモンスターから剥ぎ取った肉を食べてしまっていた事だ。
私はキングとガストに、何故そうなったのかを質問する。しかし、答えは頭が痛くなる内容であった。
まずは、人族とキング【ゴブリン族】では、言葉が通じない……さらにガストは、私達には理解出来ても、人間の耳には鉄が擦れるような音にしか聴こえていない事実があったの。
私が普通に聞き取れていたから、何も考えてなかったわ。
本来は放置しておけば、ダンジョンのモンスターは自動的に吸収される。
しかし、それはモンスター達に、モンスターコアと呼ばれる魔石が存在してるからに他ならない。
モンスターコアとダンジョンコアが繋がっているからこそ、モンスターコアを通して、体の全てが吸収されるのであって、肉体から離れた部分は吸収されない。
魔素の染み込んだダンジョンのモンスターは、冒険者ならば絶対に口にしないだろう、蓄積された魔素量が凄まじく、一瞬でダンジョン病に体を蝕まれてしまうからだ。
私は説明をしなければならないが、なんと伝えたら良いのか分からずにいた。
自分の永い人生で、他者に病を告知した事などなかったからだ。
自らが、救ったと思っていた傲慢さが嫌になる。
慣れない事はするもんじゃないわね。
後悔ばかりが、心の中をループする。
しかし、私の肩をキングが軽く叩く。
「嬢ちゃん、オレ達のマスターなんだ。ドンと構えろ。ガストはもっと不安だろうからな、分かるだろ」
私は自分の甘さに気付かされる。なんでも上手くやれると天狗になっていた自分、情けない、でも、マイナスの感情を受け入れて、うだうだしている時間はないのだ。
ただ、真実を伝える、それしかないのだから。
「いきなりで悪いけど、奴隷だった皆さん。改めて自己紹介するわ。私はパンドラ、このダンジョンのマスターよ」
私がマスターであると語ると、子供達は、首を傾げ、大人の女性達は、ヒソヒソと話だし、若い女性達は興味無さそうに、此方を見つめる。
なんとも言えない反応に私は頭を悩ますが、伝えるべき事実を伝えようと口を開く。
「アナタ達は、ダンジョン病に感染している可能性があるわ。だから、しっかり聞いて欲しいの」
ダンジョン病が、どんな病なのか、ダンジョン以外でどのような症状が起こるのかを話していく。
当然だが、愕然と表情を青ざめさせる者や、嘘だと言い出す者、反応は個人により異なる。
そんな中、一人の女性が私に質問しようと手をあげる。
「私達は、村に帰されるのでしょうか……」
女性の声は震えており、他の女性達も顔を青ざめさせているのが分かる。
「理由を聞かせて、その聞き方だと、戻りたいのか、戻りたくないかが分からないわ?」
「私達は、村に帰されるなら、いえ、私は村に帰されるなら、生きる事を捨てます」
下を向きながら、そう答えた女性の手は凄く震えている。
「一度、アナタ達で話し合いなさい。私はアナタ達の意志を知りたいから」
私はそう答えると、その場を離れる。
そして、私はガストと話をする為、呼び出す。
「ガスト、アナタの娘はいたの?」
「パンドラ様、残念ですが、居りませんでした。既にもう、何者かに……」
「ガスト……先ずは、私達の出来る事をしましょう。奴隷にされた人達に話を聞けば何かが分かるはずよ」
「はい、そうであれば、良いのですが……」
ガストとの話が終わり、私はガストの娘を絶対に見つけてあげたいと思う。
奴隷達の話し合いが落ち着いたのを見計らい、私はガスト、キング、ジャバ、ガマ爺の四名を同席させて、話を聞く。
一層に話し合いの為、会議室のような広い部屋を作り出すと、私達は出来たばかりの椅子に腰掛ける。
巨大なテーブルの先には奴隷達が集まりざわつきが目立つ。
「話は決まったかしら?」
私の問い掛けに、代表であろう女性が前に出て頭を下げる。
「パンドラ様、話し合う時間を頂き、感謝致します。この度、皆の代表として、選ばれました、セイナと申します」
セイナと名乗った女性は、歳で言えば二十代前半だろう、長いブロンドの美しい髪、青い瞳をした人形のように美しい見た目をしている。
「よろしく、セイナ。それで話を聞かせて貰えるかしら? どうするのかしら?」
「はい、我々は、ジュネル村へは帰らない覚悟に御座います」
「理由は?」
「はい、我々は、ジュネル村に売り渡された身です。既に死んだも同然な存在なのです、無理を承知でお願い致します、我々をどうか、受け入れて頂けませんでしょうか……」
「私達の正体を知らないのに、大胆な考えね? 私達が正義の味方みたいな存在に思ってるなら、大間違いよ?」
「それでも、我々は、パンドラ様について行く事を望みます」
「……なら、いいわ。皆、擬人化を解除して、本来の姿を見せなさい」
ガストとガマ爺はそのままの姿であったが、私、キング、ジャバが本来の姿を露にする。
当然だが、セイナを始め、奴隷だった者達は、私達の姿を見て、表情が固まる。
「こんな私達に忠義を誓うの? 私達からすれば、人間は餌に過ぎないかもしれないのよ? アナタ達は餌として連れて来られたとは、考えないのかしら?」
泣きそうな瞳をキッと開くセイナがその場から更に一歩前に踏み出す。
「我々は、決めたのです。もし餌であるならば、私はパンドラ様に食べられたいと願います」
「ふふ、あはは、ごめんなさい。アナタ、本当に面白いわね? なら、人間を辞めて、私に忠誠を誓いなさい」
「あ、ありがとうございます」
セイナはその場に両膝をつくと頭を下げる。
私は次にセイナの後ろに控える奴隷達を見つめると立ち上がり、声をあげる。
「アンタ達も、自分の意志を口にしなさい! 誰かの意見に乗っかっても意味無いわ、アンタ達は、アンタ達自身で選びなさい!」
その日、ダンジョン内部に、奴隷は一人も存在しなくなる。
新たにダンジョン内部に、私に忠誠を誓った元奴隷達の村が出来る事となり、私は彼女達を受け入れる。
「パンドラ様は、まるで神様みたいですね」
セイナがそう言うと、私は不思議と悩まずに返事をしていた。
「私は神様なんかじゃないわ、強いて言うなら、魔王に近いかもね」
「ならば、私は、神を捨てて、パンドラ様を魔王様を崇拝いたします」
「本当にアナタは面白いわね。まぁいいわ、今日は宴よ。アナタ達の歓迎会みたいなものだから楽しみなさい」
私は、セイナ達を受け入れると同時に宴を開く。
ダンジョン内の者達に、私の所有物であると知らしめとかねば、セイナ達が襲われる可能性があるからだ。
そして、セイナに私はガストの娘であるマリアについて質問をする。
セイナは、表情を曇らせながら、マリアについて語るのだった。
本来ならばもう少し離れた方が望ましいが、場所を選んでいる時間がなかったからだ。
ダンジョンコアから、ダンジョンに移動させた奴隷達が心配だったからだ。
ダンジョンとは魔素が溜った場所であり、モンスターを再出現や復活させる程に濃い濃度の魔素が溢れている場所に他ならない。
冒険者として生きてる人間ならば、問題ないのだろう。しかし、今、ダンジョンに居るのは、奴隷として売られた一般人なのだ。
ダンジョン内部に長く入れば、ダンジョン病と呼ばれる魔素中毒になる可能性がある。
このダンジョン病とは、魔素に体が慣れてしまい、魔素の薄い地上では、魔素不足となり、身体能力の低下、喉の乾きに似た症状と共に生体エネルギーを魔素にしようと身体が働いてしまう等の症状が現れる。
そうなれば、普通の生活は困難になるだろう。
私は、ダンジョン内部に移動する為、森の奥に見つけた洞穴を利用する事にした。
洞穴には蝙蝠の群れが住んでいたけれど、速攻で、始末をつけて、皆のおやつになって貰ったわ。
ダンジョンコアと、洞穴をリンクさせ、私はダンジョン内部に移動する。
移動して直ぐに私は、後悔と言う感情に襲われた。
奴隷だと甘く考えていたが、ダンジョン内のモンスター数体を彼等は殺していた。
勿論、私のダンジョンだから、モンスター達は私に忠誠を誓っていれば眷族扱いなので、記憶をそのままに復活できる。
問題は、そのモンスターから剥ぎ取った肉を食べてしまっていた事だ。
私はキングとガストに、何故そうなったのかを質問する。しかし、答えは頭が痛くなる内容であった。
まずは、人族とキング【ゴブリン族】では、言葉が通じない……さらにガストは、私達には理解出来ても、人間の耳には鉄が擦れるような音にしか聴こえていない事実があったの。
私が普通に聞き取れていたから、何も考えてなかったわ。
本来は放置しておけば、ダンジョンのモンスターは自動的に吸収される。
しかし、それはモンスター達に、モンスターコアと呼ばれる魔石が存在してるからに他ならない。
モンスターコアとダンジョンコアが繋がっているからこそ、モンスターコアを通して、体の全てが吸収されるのであって、肉体から離れた部分は吸収されない。
魔素の染み込んだダンジョンのモンスターは、冒険者ならば絶対に口にしないだろう、蓄積された魔素量が凄まじく、一瞬でダンジョン病に体を蝕まれてしまうからだ。
私は説明をしなければならないが、なんと伝えたら良いのか分からずにいた。
自分の永い人生で、他者に病を告知した事などなかったからだ。
自らが、救ったと思っていた傲慢さが嫌になる。
慣れない事はするもんじゃないわね。
後悔ばかりが、心の中をループする。
しかし、私の肩をキングが軽く叩く。
「嬢ちゃん、オレ達のマスターなんだ。ドンと構えろ。ガストはもっと不安だろうからな、分かるだろ」
私は自分の甘さに気付かされる。なんでも上手くやれると天狗になっていた自分、情けない、でも、マイナスの感情を受け入れて、うだうだしている時間はないのだ。
ただ、真実を伝える、それしかないのだから。
「いきなりで悪いけど、奴隷だった皆さん。改めて自己紹介するわ。私はパンドラ、このダンジョンのマスターよ」
私がマスターであると語ると、子供達は、首を傾げ、大人の女性達は、ヒソヒソと話だし、若い女性達は興味無さそうに、此方を見つめる。
なんとも言えない反応に私は頭を悩ますが、伝えるべき事実を伝えようと口を開く。
「アナタ達は、ダンジョン病に感染している可能性があるわ。だから、しっかり聞いて欲しいの」
ダンジョン病が、どんな病なのか、ダンジョン以外でどのような症状が起こるのかを話していく。
当然だが、愕然と表情を青ざめさせる者や、嘘だと言い出す者、反応は個人により異なる。
そんな中、一人の女性が私に質問しようと手をあげる。
「私達は、村に帰されるのでしょうか……」
女性の声は震えており、他の女性達も顔を青ざめさせているのが分かる。
「理由を聞かせて、その聞き方だと、戻りたいのか、戻りたくないかが分からないわ?」
「私達は、村に帰されるなら、いえ、私は村に帰されるなら、生きる事を捨てます」
下を向きながら、そう答えた女性の手は凄く震えている。
「一度、アナタ達で話し合いなさい。私はアナタ達の意志を知りたいから」
私はそう答えると、その場を離れる。
そして、私はガストと話をする為、呼び出す。
「ガスト、アナタの娘はいたの?」
「パンドラ様、残念ですが、居りませんでした。既にもう、何者かに……」
「ガスト……先ずは、私達の出来る事をしましょう。奴隷にされた人達に話を聞けば何かが分かるはずよ」
「はい、そうであれば、良いのですが……」
ガストとの話が終わり、私はガストの娘を絶対に見つけてあげたいと思う。
奴隷達の話し合いが落ち着いたのを見計らい、私はガスト、キング、ジャバ、ガマ爺の四名を同席させて、話を聞く。
一層に話し合いの為、会議室のような広い部屋を作り出すと、私達は出来たばかりの椅子に腰掛ける。
巨大なテーブルの先には奴隷達が集まりざわつきが目立つ。
「話は決まったかしら?」
私の問い掛けに、代表であろう女性が前に出て頭を下げる。
「パンドラ様、話し合う時間を頂き、感謝致します。この度、皆の代表として、選ばれました、セイナと申します」
セイナと名乗った女性は、歳で言えば二十代前半だろう、長いブロンドの美しい髪、青い瞳をした人形のように美しい見た目をしている。
「よろしく、セイナ。それで話を聞かせて貰えるかしら? どうするのかしら?」
「はい、我々は、ジュネル村へは帰らない覚悟に御座います」
「理由は?」
「はい、我々は、ジュネル村に売り渡された身です。既に死んだも同然な存在なのです、無理を承知でお願い致します、我々をどうか、受け入れて頂けませんでしょうか……」
「私達の正体を知らないのに、大胆な考えね? 私達が正義の味方みたいな存在に思ってるなら、大間違いよ?」
「それでも、我々は、パンドラ様について行く事を望みます」
「……なら、いいわ。皆、擬人化を解除して、本来の姿を見せなさい」
ガストとガマ爺はそのままの姿であったが、私、キング、ジャバが本来の姿を露にする。
当然だが、セイナを始め、奴隷だった者達は、私達の姿を見て、表情が固まる。
「こんな私達に忠義を誓うの? 私達からすれば、人間は餌に過ぎないかもしれないのよ? アナタ達は餌として連れて来られたとは、考えないのかしら?」
泣きそうな瞳をキッと開くセイナがその場から更に一歩前に踏み出す。
「我々は、決めたのです。もし餌であるならば、私はパンドラ様に食べられたいと願います」
「ふふ、あはは、ごめんなさい。アナタ、本当に面白いわね? なら、人間を辞めて、私に忠誠を誓いなさい」
「あ、ありがとうございます」
セイナはその場に両膝をつくと頭を下げる。
私は次にセイナの後ろに控える奴隷達を見つめると立ち上がり、声をあげる。
「アンタ達も、自分の意志を口にしなさい! 誰かの意見に乗っかっても意味無いわ、アンタ達は、アンタ達自身で選びなさい!」
その日、ダンジョン内部に、奴隷は一人も存在しなくなる。
新たにダンジョン内部に、私に忠誠を誓った元奴隷達の村が出来る事となり、私は彼女達を受け入れる。
「パンドラ様は、まるで神様みたいですね」
セイナがそう言うと、私は不思議と悩まずに返事をしていた。
「私は神様なんかじゃないわ、強いて言うなら、魔王に近いかもね」
「ならば、私は、神を捨てて、パンドラ様を魔王様を崇拝いたします」
「本当にアナタは面白いわね。まぁいいわ、今日は宴よ。アナタ達の歓迎会みたいなものだから楽しみなさい」
私は、セイナ達を受け入れると同時に宴を開く。
ダンジョン内の者達に、私の所有物であると知らしめとかねば、セイナ達が襲われる可能性があるからだ。
そして、セイナに私はガストの娘であるマリアについて質問をする。
セイナは、表情を曇らせながら、マリアについて語るのだった。
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