24 / 118
試練の神殿・・・2
しおりを挟む
オークは下級でもゴブリンとは別物の強さがあった。
下級オーク数体に上位ゴブリン達が押されているからだ。
次々に数を増やすオーク達、倒しても、倒しても埒が明かない。
クイーン、ラクネ、ホーネットの三人も相手の数に押され始めてるわ。
クイーンのアシッドシールドに対して、投石等の攻撃をしてくる時点で、相手の指揮官オークはキングと同じくらい頭の回転が早いのがわかる。
油断ならないわ。
「キング、このままだと不味くない!」
「あぁ、間違いなくヤバいな、だからって、見逃してくれる雰囲気も無いしな、逃げる気もない!」
激しい戦斧の一撃がオークの兜ごと身体を縦に真っ二つにする。
影のスキルが使えれば、少しは違うけど、苔の光のみで薄影が混じる中だと、下手に使えないのよね。
私は"水弾"と"毒球"を使いオーク達を攻撃していたが、やられた先から次々に増えるオークに危機感を増すばかりだった。
そんな私を狙い、オークウィザードが火炎魔法を放つ。
「うわぁ、あぶな!」
いきなり過ぎて焦ったけど何とか回避する。
激しい爆発に粉塵が飛び、視界をさえぎると、粉塵の先から声がする。
「嬢ちゃん、まだ来るぞ! 避けろ!」
キングの叫びから、僅かの間に私目掛けて、剣先が振り下ろされる。
魔法が来ると思っていた私は、反応が遅れ、右肩からした右腕が勢いよく、宙を舞う。
「ッギィ、うぁッ」
突然の激痛と焼けるような痛みに声を出そうとするも、声にならない叫びだけが喉から出ていく。
腕が、クソ、"水弾"
私の腕を切り落としたオークの頭を吹き飛ばす。
すぐにラクネが私のそばに来ると、止血の為に糸で傷口から上をキツく結び、ホーネットが麻痺毒を私に注射する。
"麻痺耐性"が復活してなくて、良かったなんて、皮肉ね。
最後にクイーンが、私の傷口を焼き、完全に血を止める。
麻痺毒がなければ、気を失っていたかもしれないわね。
「三人ともありがとう、大丈夫よ」
私の言葉に不安を感じる三人は、私を守りながら戦う事を選択したみたい。
これは戦闘なんだと、改めて感じる、私が勝てたのは、私が相手より強かったから、状況が有利だったから、他にも理由はある。
今はその逆なんだと。 だから、私もなりふり構わない!
「キング、派手にやるわ、上手くいくか分からないけど」
「どちらにしても、宜しくない状況だ、やるなら派手な方が好みだ」
僅かな隙を、最大の勝機に変える!
"影移動"発動
影を次々に移動して、オーク達の背後を目指す。
その間、正面にオークの目を引きつける為にクイーンには、再度"アシッドシールド"を展開させ、ラクネには蜘蛛の糸を使った"毒の鞭"を使わせる。
ホーネットはそんな二人の後ろから、"毒球"と"ニードルショット"を発動させる。
後ろを向く暇なんか与えないわ。
そして、私はオークジェネラルの背後、つまり、影に辿り着くと、 "影縫い"を発動する。
オークジェネラルから先のオーク達が動けなくなるのを確認して、"影の刃"と "影遊戯" を発動する。
オーク達が次々と自分の仲間を襲い襲い始め、"影の刃"が更に切りつける。
最後は "影喰" で死んだオークがダンジョンに飲まれる前に栄養補充と体力回復を行う。
残念だったのは、私の右腕は復活しなかった事ね……つら。
判断を誤ったのかもしれないと、考えさせられる。
オークウィザードの一撃が囮だと気づいていたら、すぐに距離を取れていた筈だわ、高い代償になったわね。
それよりも、キングの方が心配だわ、上位ゴブリン達もかなりやられてるし、何よりもゴブリンクレリックが全滅してる。
オーク達は最初に回復役になるクレリックを狙ったのね、どんだけイヤらしい知識を持ってるのよ……誰も回復出来ないなんて。
「キング、ごめんなさい……」
私の口から出た謝罪、それに対してキングは鋭い眼光を向ける。
「今の謝罪は取り消せ……死者に対する冒涜だ。コイツらは同じ姿や記憶を持って復活しない、テイムしてる訳じゃないからな」
キングにテイムの力は存在しない。自身の力とスキル、そして王としての器のみでゴブリンを束ねてきたからだ。
「ええ、彼等は立派な戦士だったわ」
「当たり前だ、俺様が信じる自慢の仲間だからな、次に向かうとするか」
そうキングが言った瞬間、背後から、火炎魔法が撃ち込まれる。
キングの横を超えて、闘技場の床に激しく火炎魔法がぶつかると、一気な闘技場の床がヒビ割れて、抜け落ちる。
「うわぁぁぁ!」
「ぬおぉぉ!」
私達は、闘技場の地下に流れていた水路に落下すると流れのままに流されていく。
"水中呼吸"、すぐに皆を助けないと!
最初に助けたのはラクネだった。ラクネは水に慣れていない為に巨大な下半身が上手く操れずに慌てていたの。
『ラクネ、落ち着いて。すぐに天井に巣を作って、足場にして』
『お、御館様。面目ありません、すぐに』
そして、次に無事であると分かっているクイーンに念話を飛ばしたわ。
『クイーンッ! 大丈夫かしら』
『主様、此方は大丈夫ですよ。ただ、身体が伸びすぎて、ちぎれそうです』
身体がちぎれそう? やっぱりクイーンは頼りになるわね。
『ラクネ、クイーンの位置を送るわ、先ずはホーネットを救い上げて』
『了解しました!』
指示に従い、ラクネがホーネットを天井に引き上げる。
ホーネットが身体に付着した水分を弾き飛ばすと、空中から次々にラクネの糸を使いゴブリン達を引き上げていく。
水中では、クイーンが身体を巨大化させて、キングやホーネット、ゴブリン達が流されないようにしてくれていたの。
クイーン達がいなかったら、本当に危なかったわ。
私達はなんとか、全滅を避けられた事実を喜びながらも、このままだとまずい事実も理解していた。
試練の神殿、思ったよりヤバいわね。
私達が天井に巣を作って隠れながら回復を待っていると、水路の先から光が近づいて来るのがわかる。
すぐに巣の周りを影で覆い、外から確認できないようにする。
それは、船だったわ。十人程のオーク達が槍を水中に刺しながら、ゆっくりと流れに逆らうように進んでくる。
なんで、流れに逆らってるのよ? オークに水すら操るヤバいやつがいるのかしら。
でも、船は欲しいわね。
『ホーネット、船を傷つけないように、オークに毒針を打てる?』
『ご主人様。任せてください、バッチリやっちゃいますよぅ』
船が巣の真下を通る瞬間、ホーネットの先手必勝の毒針が空中から放たれる。
それと同時に"影移動"で私と"空歩"を使ったキングが音も無く、船に着地する。
動けないオークを始末すると、船を隈無く調べていく。
船その物に船内はなく、操舵も見当たらない?
どうやって動いてるのよ……と思った矢先、カタカタと船の先端部分から音がすることに気づく。
私が近づくと、隠し扉があり、扉の下から檻に入れられたダーク・クロコダイルの幼体が姿を現したの。
え、なにこれ? オークのおやつ?
凄い動揺して暴れて鳴き出すダーク・クロコダイルの幼体に困り果てたわ。
とりあえず"意思疎通強化"を発動する。幼体相手だど、普通の会話が困難だからだ。
『ママ、ママァァァ!』
うーん、なんか誘拐犯の気分にさせられるわね。
ハッキリと何を言っているか理解出来た瞬間、船がピタリと止まり、水面から泡が溢れ、ザバンッ!っと、凄い水飛沫が上がる。
まさかの、まさかよね!
下級オーク数体に上位ゴブリン達が押されているからだ。
次々に数を増やすオーク達、倒しても、倒しても埒が明かない。
クイーン、ラクネ、ホーネットの三人も相手の数に押され始めてるわ。
クイーンのアシッドシールドに対して、投石等の攻撃をしてくる時点で、相手の指揮官オークはキングと同じくらい頭の回転が早いのがわかる。
油断ならないわ。
「キング、このままだと不味くない!」
「あぁ、間違いなくヤバいな、だからって、見逃してくれる雰囲気も無いしな、逃げる気もない!」
激しい戦斧の一撃がオークの兜ごと身体を縦に真っ二つにする。
影のスキルが使えれば、少しは違うけど、苔の光のみで薄影が混じる中だと、下手に使えないのよね。
私は"水弾"と"毒球"を使いオーク達を攻撃していたが、やられた先から次々に増えるオークに危機感を増すばかりだった。
そんな私を狙い、オークウィザードが火炎魔法を放つ。
「うわぁ、あぶな!」
いきなり過ぎて焦ったけど何とか回避する。
激しい爆発に粉塵が飛び、視界をさえぎると、粉塵の先から声がする。
「嬢ちゃん、まだ来るぞ! 避けろ!」
キングの叫びから、僅かの間に私目掛けて、剣先が振り下ろされる。
魔法が来ると思っていた私は、反応が遅れ、右肩からした右腕が勢いよく、宙を舞う。
「ッギィ、うぁッ」
突然の激痛と焼けるような痛みに声を出そうとするも、声にならない叫びだけが喉から出ていく。
腕が、クソ、"水弾"
私の腕を切り落としたオークの頭を吹き飛ばす。
すぐにラクネが私のそばに来ると、止血の為に糸で傷口から上をキツく結び、ホーネットが麻痺毒を私に注射する。
"麻痺耐性"が復活してなくて、良かったなんて、皮肉ね。
最後にクイーンが、私の傷口を焼き、完全に血を止める。
麻痺毒がなければ、気を失っていたかもしれないわね。
「三人ともありがとう、大丈夫よ」
私の言葉に不安を感じる三人は、私を守りながら戦う事を選択したみたい。
これは戦闘なんだと、改めて感じる、私が勝てたのは、私が相手より強かったから、状況が有利だったから、他にも理由はある。
今はその逆なんだと。 だから、私もなりふり構わない!
「キング、派手にやるわ、上手くいくか分からないけど」
「どちらにしても、宜しくない状況だ、やるなら派手な方が好みだ」
僅かな隙を、最大の勝機に変える!
"影移動"発動
影を次々に移動して、オーク達の背後を目指す。
その間、正面にオークの目を引きつける為にクイーンには、再度"アシッドシールド"を展開させ、ラクネには蜘蛛の糸を使った"毒の鞭"を使わせる。
ホーネットはそんな二人の後ろから、"毒球"と"ニードルショット"を発動させる。
後ろを向く暇なんか与えないわ。
そして、私はオークジェネラルの背後、つまり、影に辿り着くと、 "影縫い"を発動する。
オークジェネラルから先のオーク達が動けなくなるのを確認して、"影の刃"と "影遊戯" を発動する。
オーク達が次々と自分の仲間を襲い襲い始め、"影の刃"が更に切りつける。
最後は "影喰" で死んだオークがダンジョンに飲まれる前に栄養補充と体力回復を行う。
残念だったのは、私の右腕は復活しなかった事ね……つら。
判断を誤ったのかもしれないと、考えさせられる。
オークウィザードの一撃が囮だと気づいていたら、すぐに距離を取れていた筈だわ、高い代償になったわね。
それよりも、キングの方が心配だわ、上位ゴブリン達もかなりやられてるし、何よりもゴブリンクレリックが全滅してる。
オーク達は最初に回復役になるクレリックを狙ったのね、どんだけイヤらしい知識を持ってるのよ……誰も回復出来ないなんて。
「キング、ごめんなさい……」
私の口から出た謝罪、それに対してキングは鋭い眼光を向ける。
「今の謝罪は取り消せ……死者に対する冒涜だ。コイツらは同じ姿や記憶を持って復活しない、テイムしてる訳じゃないからな」
キングにテイムの力は存在しない。自身の力とスキル、そして王としての器のみでゴブリンを束ねてきたからだ。
「ええ、彼等は立派な戦士だったわ」
「当たり前だ、俺様が信じる自慢の仲間だからな、次に向かうとするか」
そうキングが言った瞬間、背後から、火炎魔法が撃ち込まれる。
キングの横を超えて、闘技場の床に激しく火炎魔法がぶつかると、一気な闘技場の床がヒビ割れて、抜け落ちる。
「うわぁぁぁ!」
「ぬおぉぉ!」
私達は、闘技場の地下に流れていた水路に落下すると流れのままに流されていく。
"水中呼吸"、すぐに皆を助けないと!
最初に助けたのはラクネだった。ラクネは水に慣れていない為に巨大な下半身が上手く操れずに慌てていたの。
『ラクネ、落ち着いて。すぐに天井に巣を作って、足場にして』
『お、御館様。面目ありません、すぐに』
そして、次に無事であると分かっているクイーンに念話を飛ばしたわ。
『クイーンッ! 大丈夫かしら』
『主様、此方は大丈夫ですよ。ただ、身体が伸びすぎて、ちぎれそうです』
身体がちぎれそう? やっぱりクイーンは頼りになるわね。
『ラクネ、クイーンの位置を送るわ、先ずはホーネットを救い上げて』
『了解しました!』
指示に従い、ラクネがホーネットを天井に引き上げる。
ホーネットが身体に付着した水分を弾き飛ばすと、空中から次々にラクネの糸を使いゴブリン達を引き上げていく。
水中では、クイーンが身体を巨大化させて、キングやホーネット、ゴブリン達が流されないようにしてくれていたの。
クイーン達がいなかったら、本当に危なかったわ。
私達はなんとか、全滅を避けられた事実を喜びながらも、このままだとまずい事実も理解していた。
試練の神殿、思ったよりヤバいわね。
私達が天井に巣を作って隠れながら回復を待っていると、水路の先から光が近づいて来るのがわかる。
すぐに巣の周りを影で覆い、外から確認できないようにする。
それは、船だったわ。十人程のオーク達が槍を水中に刺しながら、ゆっくりと流れに逆らうように進んでくる。
なんで、流れに逆らってるのよ? オークに水すら操るヤバいやつがいるのかしら。
でも、船は欲しいわね。
『ホーネット、船を傷つけないように、オークに毒針を打てる?』
『ご主人様。任せてください、バッチリやっちゃいますよぅ』
船が巣の真下を通る瞬間、ホーネットの先手必勝の毒針が空中から放たれる。
それと同時に"影移動"で私と"空歩"を使ったキングが音も無く、船に着地する。
動けないオークを始末すると、船を隈無く調べていく。
船その物に船内はなく、操舵も見当たらない?
どうやって動いてるのよ……と思った矢先、カタカタと船の先端部分から音がすることに気づく。
私が近づくと、隠し扉があり、扉の下から檻に入れられたダーク・クロコダイルの幼体が姿を現したの。
え、なにこれ? オークのおやつ?
凄い動揺して暴れて鳴き出すダーク・クロコダイルの幼体に困り果てたわ。
とりあえず"意思疎通強化"を発動する。幼体相手だど、普通の会話が困難だからだ。
『ママ、ママァァァ!』
うーん、なんか誘拐犯の気分にさせられるわね。
ハッキリと何を言っているか理解出来た瞬間、船がピタリと止まり、水面から泡が溢れ、ザバンッ!っと、凄い水飛沫が上がる。
まさかの、まさかよね!
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる