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2章 外の世界へ
奇襲は計画的に遣るものです。
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早々と洋館の風呂を沸かし身体を洗う私、デンキチとスカーも一緒に入る事にしたの。
凄く許せなかった事はメルリの裏切りよ!
私達(私、デンキチ、スカー)がスカンクの魔物にガスをかけられた後、少しの間だけど、距離をあけたのよ! 許せないから思いっきり抱き付いてあげたわ。
今、私の横で反省中のメルリは少し申し訳なさそうにしてるわ。
まぁ、気持ちは分かるけど。仲間だから痛みは別け合わないとよね。
「お嬢様、臭いが取れません……流石に此れは酷いですよ」
「泣かないでよ、私は直撃だったのよ! 我慢しなさい」
理不尽だと分かってるけど、仕方無いわよね。
それよりもっと赦せないのはミルホ達よ! 次に会ったら絶対に捕まえて嘘つきには、針一万本の刑なんだから!
「さぁ、メルリ。背中を流してあげるわ、今更だけど、ごめんね」
私達の賑やかな御風呂タイム、そんな時、静かに忍び寄る人影。
マップに現れた点滅は青、つまりパーティね。
「メルリ、外に向かって熱湯を放つわよ。温度は50度くらいで良いわ」
「お嬢様、本当に宜しいんですか?」
「優しいわね。でもねメルリ、覗きは犯罪なのよ」
私の合図で窓から放たれる熱湯が標的に命中したのが「ギャアア、アツッ!」と言う声で分かったわ。
逃げる反応は青の点滅が2つ……懲りないタウリと同行してたナッツは後で確りとお仕置きね。
『タウリ、懲りない』
『仕方あるまい、主とタウリは何時もだからな』
デンキチとスカーにすらそう言われるタウリ……本当に懲りないロリコンぶりは尊敬に値するわね。
全員の臭いが取れたのを確認してから夕食タイム。
アララも二日酔いから復活してたみたいでクレレとロクさんが手伝いをしながら晩御飯を作ってくれてたの。
そんな食事時にまた、マップの警告音が鳴ったのよね。
マップを確認すると青い点滅が2つと赤い点滅が複数表示されたの。
「何事よ! ロクさんは洋館をお願い。皆、急いで外に行くわよ!」
私の掛け声にメルリ、アララ、クレレが続く。
外で剣を構えて漆黒のローブを身に纏う一団と戦うタウリとナッツの姿があったの。
「ウオリャアァァァッ!」
「ハァァァァッ!」
剣と攻撃魔法で応戦するタウリとナッツに対して、複数で攻撃するローブの一団、明らかに不利な状況なのに確りと対応する二人を見て私は感心したわ。
でも、只見てる訳にもいかないわよね? 取り敢えず逃がさないように周囲の状況を支配させて貰うわ。
「センチピード、逃がさないように周りを囲って! 樹精霊は敵の足周りを止めて。私は片っ端から敵を倒すわ!」
いきなり姿を現した巨大なセンチピードのオリンとオランに慌てる漆黒ローブ達、逃げようにも既にジュレの強靭な蔓が地面から漆黒ローブ達の足首を掴み離さないように確りと巻き付いてるわ。
そして私が近付いていくのを合図にジュレの蔓が漆黒ローブの全身を包み込むように巻き付けられていったの。
「先ずは……一人ッ!」
パチンッ! デコピン【中】で気絶させるとボス達が漆黒ローブを担いで運んで行ったわ。
まぁ、敵の安全確保と人質みたいなものね。
そこからは圧倒的だったわ。
タウリとナッツにメルリとアララ、クレレも加わり一気に制圧完了。
「さぁさぁ、顔を拝見しましょうか、どんな悪党面か見てみましょう」
私が徐にフード付きのローブに手を掛けると足をバタつかせて来たの、取り敢えず気絶して貰ってから、もう一度フードを取りに掛かったわ。
フードの下から現れたのは、可愛い顔の女の子だったの。
「女の子よね? しかも皆、角が有るじゃない!」
私の声にアララが顔を確認したの。
「カミル、彼女達はピクシーですね。多分ですが魔王さんの部下ですかね?」
アララの説明に私はビックリしたのよね、だって魔王の方から先に仕掛けて来るなんて聞いてないもの? 何だが嫌な予感しかしないわ。
取り敢えず、捕まえたピクシーをアララとクレレ、メルリに任せて、私はタウリとナッツの側に駆け寄ったの。
「二人共、大丈夫? 怪我は無い?」
「俺は大丈夫だ、ナッツも無事みたいだしな」
「うん、でも、カミルちゃんが来てくれて本当に助かったよ。ありがとう」
二人の無事を確認した私は指を“パチン”と鳴らしたの。
それを合図にジュレが蔓を使い、二人をぐるぐる巻きにしたの。
「何するんだカミル!」
タウリの声からするに忘れてるみたいね?
「覗きは犯罪なのよ……タウリ御兄様……ナッツ君……」
青ざめた表情は罪を認めたようなものね。
二人には一晩、屋根から吊るして寝て貰う事にしたわ。
当然、晩御飯は抜きよ! タウリも反省してくれたらいいんだけど? 無理よね……
凄く許せなかった事はメルリの裏切りよ!
私達(私、デンキチ、スカー)がスカンクの魔物にガスをかけられた後、少しの間だけど、距離をあけたのよ! 許せないから思いっきり抱き付いてあげたわ。
今、私の横で反省中のメルリは少し申し訳なさそうにしてるわ。
まぁ、気持ちは分かるけど。仲間だから痛みは別け合わないとよね。
「お嬢様、臭いが取れません……流石に此れは酷いですよ」
「泣かないでよ、私は直撃だったのよ! 我慢しなさい」
理不尽だと分かってるけど、仕方無いわよね。
それよりもっと赦せないのはミルホ達よ! 次に会ったら絶対に捕まえて嘘つきには、針一万本の刑なんだから!
「さぁ、メルリ。背中を流してあげるわ、今更だけど、ごめんね」
私達の賑やかな御風呂タイム、そんな時、静かに忍び寄る人影。
マップに現れた点滅は青、つまりパーティね。
「メルリ、外に向かって熱湯を放つわよ。温度は50度くらいで良いわ」
「お嬢様、本当に宜しいんですか?」
「優しいわね。でもねメルリ、覗きは犯罪なのよ」
私の合図で窓から放たれる熱湯が標的に命中したのが「ギャアア、アツッ!」と言う声で分かったわ。
逃げる反応は青の点滅が2つ……懲りないタウリと同行してたナッツは後で確りとお仕置きね。
『タウリ、懲りない』
『仕方あるまい、主とタウリは何時もだからな』
デンキチとスカーにすらそう言われるタウリ……本当に懲りないロリコンぶりは尊敬に値するわね。
全員の臭いが取れたのを確認してから夕食タイム。
アララも二日酔いから復活してたみたいでクレレとロクさんが手伝いをしながら晩御飯を作ってくれてたの。
そんな食事時にまた、マップの警告音が鳴ったのよね。
マップを確認すると青い点滅が2つと赤い点滅が複数表示されたの。
「何事よ! ロクさんは洋館をお願い。皆、急いで外に行くわよ!」
私の掛け声にメルリ、アララ、クレレが続く。
外で剣を構えて漆黒のローブを身に纏う一団と戦うタウリとナッツの姿があったの。
「ウオリャアァァァッ!」
「ハァァァァッ!」
剣と攻撃魔法で応戦するタウリとナッツに対して、複数で攻撃するローブの一団、明らかに不利な状況なのに確りと対応する二人を見て私は感心したわ。
でも、只見てる訳にもいかないわよね? 取り敢えず逃がさないように周囲の状況を支配させて貰うわ。
「センチピード、逃がさないように周りを囲って! 樹精霊は敵の足周りを止めて。私は片っ端から敵を倒すわ!」
いきなり姿を現した巨大なセンチピードのオリンとオランに慌てる漆黒ローブ達、逃げようにも既にジュレの強靭な蔓が地面から漆黒ローブ達の足首を掴み離さないように確りと巻き付いてるわ。
そして私が近付いていくのを合図にジュレの蔓が漆黒ローブの全身を包み込むように巻き付けられていったの。
「先ずは……一人ッ!」
パチンッ! デコピン【中】で気絶させるとボス達が漆黒ローブを担いで運んで行ったわ。
まぁ、敵の安全確保と人質みたいなものね。
そこからは圧倒的だったわ。
タウリとナッツにメルリとアララ、クレレも加わり一気に制圧完了。
「さぁさぁ、顔を拝見しましょうか、どんな悪党面か見てみましょう」
私が徐にフード付きのローブに手を掛けると足をバタつかせて来たの、取り敢えず気絶して貰ってから、もう一度フードを取りに掛かったわ。
フードの下から現れたのは、可愛い顔の女の子だったの。
「女の子よね? しかも皆、角が有るじゃない!」
私の声にアララが顔を確認したの。
「カミル、彼女達はピクシーですね。多分ですが魔王さんの部下ですかね?」
アララの説明に私はビックリしたのよね、だって魔王の方から先に仕掛けて来るなんて聞いてないもの? 何だが嫌な予感しかしないわ。
取り敢えず、捕まえたピクシーをアララとクレレ、メルリに任せて、私はタウリとナッツの側に駆け寄ったの。
「二人共、大丈夫? 怪我は無い?」
「俺は大丈夫だ、ナッツも無事みたいだしな」
「うん、でも、カミルちゃんが来てくれて本当に助かったよ。ありがとう」
二人の無事を確認した私は指を“パチン”と鳴らしたの。
それを合図にジュレが蔓を使い、二人をぐるぐる巻きにしたの。
「何するんだカミル!」
タウリの声からするに忘れてるみたいね?
「覗きは犯罪なのよ……タウリ御兄様……ナッツ君……」
青ざめた表情は罪を認めたようなものね。
二人には一晩、屋根から吊るして寝て貰う事にしたわ。
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