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12章 新たなる世界・幻想界へ
ダンジョンチケット135
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海王族は拓武達に頭を下げると、そのまま鯨の中に案内されたのだ。
人生初の鯨の口の中。
だが、生臭さや嫌な感じはしない。
そして拓武達を驚かせる光景がその先に広がっていたのだ。
鯨の体内に町が出来ていたのだ。
拓武「鯨の中に町がある!」
海王族「驚きましたか?我等には固定の国は御座いません。それ故に、この『シーランドクジラ』の体内に国を造っております」
拓武「へぇー!海水は入らないの?」
海王族「ははは、大丈夫です。シーランドは、口が二つある鯨ですからね。此方側には流れては来ません」
シーランドクジラは、共々上の口に鳥などを住まわせて歯の手入れなどをしてもらう習性があるらしい。
其れを利用して海王族はシーランドクジラと共存していたのだ。
拓武「すまないが、海王族のリーダーさんと話がしたいんだが?」
海王族「はい。我らが王も其れをお望みです」
そんな会話をしていると奥の方から人影が歩いてきたのだ。
……「おや?おやおやおや?オー!初めまして。会えて嬉しいぞ冥界の王よ」
海王族「王よ!何故こんな時に酒を飲んでいらっしゃる!」
オクシード「酒ではない!これは水だ!其よりも冥界の王よ。此度の協力心から感謝する」
この酒臭い男はオクシード。海王族の王であり。かなり問題児らしい。先の王が亡くなり王位を継承した。
話し合いになる前に、オクシードは海王族数名に連れられて、奥の部屋に消えていった。
僕達は応接間のようなスペースでオクシードを待つことになったのだ。
その間に、リザル達から、今の戦況を教えて貰った。
はっきり言うならば宜しくない状況だった。
人生初の鯨の口の中。
だが、生臭さや嫌な感じはしない。
そして拓武達を驚かせる光景がその先に広がっていたのだ。
鯨の体内に町が出来ていたのだ。
拓武「鯨の中に町がある!」
海王族「驚きましたか?我等には固定の国は御座いません。それ故に、この『シーランドクジラ』の体内に国を造っております」
拓武「へぇー!海水は入らないの?」
海王族「ははは、大丈夫です。シーランドは、口が二つある鯨ですからね。此方側には流れては来ません」
シーランドクジラは、共々上の口に鳥などを住まわせて歯の手入れなどをしてもらう習性があるらしい。
其れを利用して海王族はシーランドクジラと共存していたのだ。
拓武「すまないが、海王族のリーダーさんと話がしたいんだが?」
海王族「はい。我らが王も其れをお望みです」
そんな会話をしていると奥の方から人影が歩いてきたのだ。
……「おや?おやおやおや?オー!初めまして。会えて嬉しいぞ冥界の王よ」
海王族「王よ!何故こんな時に酒を飲んでいらっしゃる!」
オクシード「酒ではない!これは水だ!其よりも冥界の王よ。此度の協力心から感謝する」
この酒臭い男はオクシード。海王族の王であり。かなり問題児らしい。先の王が亡くなり王位を継承した。
話し合いになる前に、オクシードは海王族数名に連れられて、奥の部屋に消えていった。
僕達は応接間のようなスペースでオクシードを待つことになったのだ。
その間に、リザル達から、今の戦況を教えて貰った。
はっきり言うならば宜しくない状況だった。
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