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1章暗闇から始まるもの
ダンジョンチケット7【かぐや】
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アースの微笑み……
拓武『人の欲からって人間がなんかしたのか?』
アース『君たちは踏み入れてはならない場所に足を踏み入れたのさ。』
拓武『踏み入れてはならない場所?詳しく話してくれ?』
アースは静かに語り出した。
アース『人類は月に足を踏み入れたのさ、ただ月に到着した分には何もおきなかった。』
アース『ただ月は月界の入り口つまり君らの言う月とは月界へのゲートなんだよ』
拓武『月には何度も人類は到達している、なのになぜ今更』
アース『わからないかな?人類は月に管理されていたんだよ』
拓武『月に?』
アース『正式には月を【月界】が管理しそれと共に【人間界】を守護するのが最古の掟の始まりだったんだよ』
拓武『最古の掟?』
アース『だが人類はその約束を掟を忘れ月に足を踏み入れた、そしてゲートに触れたのさ♪』
頭の中にあの朝のニュースが過った
アメリカワールドスペース社の月に文明があった痕跡……
アース『【月界】は人類と最古の契約も交わしていたんだ。』
アース『ちなみに【月界】を司る王は女性だよ♪名を【かぐや】君のすむ日本にはちゃんと契約が今も残っていたのに残念だね』
拓武『待てよ【かぐや】って【たけとり物語】の!かぐや姫か?』
アース『御名答♪』
アース『その昔【かぐや】は人類を知るために【人間界】に降り立った。だが人間は【かぐや】の力を我が物にしようと戦争を始めた【かぐや】はそれを哀しみ【月界】に帰ったのだ、無益な争いが起きないようにね。』
アース『最後に【かぐや】は人々に自分の力を見せたんだ。矢も刀も【かぐや】を捉えることはできなかった、』
アース『【かぐや】は人々を前にこう言いはなった。』
かぐや『けして月の門に触れるなかれその約束を護るなら我はこの世界も守護する』
アース『そう言い残し姿を消した、その場にいた全ての人々が【かぐや】消えるまでひれ伏し【かぐや】が光となり【月界】に帰るまで頭を下げ続けたという話だよ?』
アース『これが『人間界』と『月界』の最古の契約でありそれはまた掟だ』
アース『でも人間は一瞬で【七世界】最強の守護者である【かぐや】を失ったんだよ。』
アース『今の【人間界】は君らの言う地獄になったのさ』
俺はその話を信じられなかった
だが、
人類は自分達の足で契約を足蹴にしたのだと理解した。
そしてこの世界の真実を知った。
アースから【七世界】のことを聞いたので頭で整理してみた。
まず自分達のいた【人間界】それを守護していた【月界】
アースが言うには【月界】は七世界の中の頂点に君臨しているらしい
『月界』
……↓……
『天界』
……↓……
『霊界』
……↓……
『魔界』
……↓……
『知界』
……↓……
『幻想界』
……↓……
『冥界』
この順に力を表していると言われた。
ただ冥界は今、支配者であった【冥界の王】が居なくなったことにより、
冥界の力が弱まり冥界に魂が吸い寄せられることはもうなくなったのだと言われた。
各世界には王と呼ばれるものがいる
『月界』の『月の守護者かぐや』
『天界』の『神々の王ゼウス』
『霊界』の『死霊の案内人ヨミ』
『魔界』の『魔王を喰らいしベルゼ』
『知界』の『無から作りし者アイン』
『幻想界』の『砕きし巨兵スルト』
『冥界』今は誰も管理していないらしい?
『人間界』でも『ゼウス』や『ヨミ』なんかは聞いたことがある。
ちなみに【人間界】を含む全ての魂は今は【霊界】に一度向かい、
霊界の支配者である【ヨミ】の副官であの有名な【閻魔大王】が本当に裁いていると聞き、昔話はバカに出来ないと本当に思ったのも事実だ。
そしてアースは言った
アース『止まっていた歯車が回りだしたんだよ』
アース『すべては記憶に刻まれている』
俺にはまだわからないことだらけだが、俺はどうしようもないデカイ渦にのみ込まれたのだと、世界が動いたのを理解した。
拓武『人の欲からって人間がなんかしたのか?』
アース『君たちは踏み入れてはならない場所に足を踏み入れたのさ。』
拓武『踏み入れてはならない場所?詳しく話してくれ?』
アースは静かに語り出した。
アース『人類は月に足を踏み入れたのさ、ただ月に到着した分には何もおきなかった。』
アース『ただ月は月界の入り口つまり君らの言う月とは月界へのゲートなんだよ』
拓武『月には何度も人類は到達している、なのになぜ今更』
アース『わからないかな?人類は月に管理されていたんだよ』
拓武『月に?』
アース『正式には月を【月界】が管理しそれと共に【人間界】を守護するのが最古の掟の始まりだったんだよ』
拓武『最古の掟?』
アース『だが人類はその約束を掟を忘れ月に足を踏み入れた、そしてゲートに触れたのさ♪』
頭の中にあの朝のニュースが過った
アメリカワールドスペース社の月に文明があった痕跡……
アース『【月界】は人類と最古の契約も交わしていたんだ。』
アース『ちなみに【月界】を司る王は女性だよ♪名を【かぐや】君のすむ日本にはちゃんと契約が今も残っていたのに残念だね』
拓武『待てよ【かぐや】って【たけとり物語】の!かぐや姫か?』
アース『御名答♪』
アース『その昔【かぐや】は人類を知るために【人間界】に降り立った。だが人間は【かぐや】の力を我が物にしようと戦争を始めた【かぐや】はそれを哀しみ【月界】に帰ったのだ、無益な争いが起きないようにね。』
アース『最後に【かぐや】は人々に自分の力を見せたんだ。矢も刀も【かぐや】を捉えることはできなかった、』
アース『【かぐや】は人々を前にこう言いはなった。』
かぐや『けして月の門に触れるなかれその約束を護るなら我はこの世界も守護する』
アース『そう言い残し姿を消した、その場にいた全ての人々が【かぐや】消えるまでひれ伏し【かぐや】が光となり【月界】に帰るまで頭を下げ続けたという話だよ?』
アース『これが『人間界』と『月界』の最古の契約でありそれはまた掟だ』
アース『でも人間は一瞬で【七世界】最強の守護者である【かぐや】を失ったんだよ。』
アース『今の【人間界】は君らの言う地獄になったのさ』
俺はその話を信じられなかった
だが、
人類は自分達の足で契約を足蹴にしたのだと理解した。
そしてこの世界の真実を知った。
アースから【七世界】のことを聞いたので頭で整理してみた。
まず自分達のいた【人間界】それを守護していた【月界】
アースが言うには【月界】は七世界の中の頂点に君臨しているらしい
『月界』
……↓……
『天界』
……↓……
『霊界』
……↓……
『魔界』
……↓……
『知界』
……↓……
『幻想界』
……↓……
『冥界』
この順に力を表していると言われた。
ただ冥界は今、支配者であった【冥界の王】が居なくなったことにより、
冥界の力が弱まり冥界に魂が吸い寄せられることはもうなくなったのだと言われた。
各世界には王と呼ばれるものがいる
『月界』の『月の守護者かぐや』
『天界』の『神々の王ゼウス』
『霊界』の『死霊の案内人ヨミ』
『魔界』の『魔王を喰らいしベルゼ』
『知界』の『無から作りし者アイン』
『幻想界』の『砕きし巨兵スルト』
『冥界』今は誰も管理していないらしい?
『人間界』でも『ゼウス』や『ヨミ』なんかは聞いたことがある。
ちなみに【人間界】を含む全ての魂は今は【霊界】に一度向かい、
霊界の支配者である【ヨミ】の副官であの有名な【閻魔大王】が本当に裁いていると聞き、昔話はバカに出来ないと本当に思ったのも事実だ。
そしてアースは言った
アース『止まっていた歯車が回りだしたんだよ』
アース『すべては記憶に刻まれている』
俺にはまだわからないことだらけだが、俺はどうしようもないデカイ渦にのみ込まれたのだと、世界が動いたのを理解した。
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