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本編
彼の優しさ
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静かな廊下を進めば些か罪悪感を覚える。もう次の授業が始まるというのに保健室に向かっているのだ。
控え目にノックをして中に入れば、今日はカーテンが開いていてアルベールが座っているのが見えた。他にいるのはクレメントぐらいだ。
「来ると思ってたよ」
アルベールの言葉に甘えて来てしまったが、呆れられてしまわないか茉莉愛は内心不安だった。
この世界の空気に慣れられずに具合が悪いと言えば誰も疑いはしなかったが、ほとんど仮病のようなものだった。逃げ出したかったのだ。
「おいで」
笑顔で手招きされて茉莉愛は吸い寄せられるように近づき、指し示される椅子に座る。クレメントは何も言わずに出て行ってしまった。
「疲れたでしょ?」
問われて茉莉愛はすぐに頷いた。彼は自分のことをわかってくれる。愚痴を零しても聞いてくれるのではないかと思った。
魔法によって発展し、現代的でありながらファンタジックな世界で生活することに不自由はない。言葉の壁もなく、元の世界と変わらないような文明に困ることはない。
ルームメイトもできて、親切にしてもらえた。クラスでも友達ができれば良いとは思っていたが、皆は茉莉愛が空から落ちてきたことを知っている。そして、異世界の聖女の再来、奇跡だと噂が学校中に広まっていた。
たくさんの人間が茉莉愛を見に来るが、皆が皆好意的なわけでもない。根掘り葉掘り聞かれることもあれば、この世界の常識がないことを遠回しに皮肉られることもある。短時間の間に大きく変わった状況に慣れられず、どうにも気疲れしてしまうのだ。
「私に何ができるんだろう……」
ぽつりと呟けば、泣き出しそうになって茉莉愛は必死に堪える。涙を見せればアルベールを困らせてしまうだろう。
「ちょっと散歩でもしようか?」
ありがたい申し出だが、彼の身体は大丈夫なのか。そう逡巡した茉莉愛が答えるよりも前にアルベールに手を握られていた。
どこまで行くのか。手を引かれながら、妙に広い庭に茉莉愛は唖然としていた。寮と行き来する程度にしか校内を知らなかったが、王立というだけあるのかもしれない。少女漫画や乙女ゲームの世界でセレブが通うような学園というイメージがしっくりくる。
茉莉愛はまだこの国の地位制度を把握していないが、貴族もいるからこそ妙な対抗意識のような物を持たれているらしい。
皆、ゲームのアバターのように鮮やかな色彩を持っていて色の洪水のようだ。王族の色を除けば色に優劣はないらしいが、家柄という物は重視されているようだ。アルベールは平民なのか、貴族なのか、気になっても問う勇気もない。それはきっと失礼なことであり、ルームメイトに確認するのも憚られた。
「ここだよ」
学校に必要なのかと思うほど立派な庭園の奥まで来てアルベールが立ち止まり、茉莉愛は息を呑んだ。
目の前にあるのはガラス張りの温室のようだった。
アルベールのエスコートで中に入ればクレメントがいた。二人は単なる養護教諭と生徒の関係なのか気になってしまうものだが、問う勇気などあるはずもない。結局、彼はハーブティーを置いてまたいなくなってしまった。
「多分、殿下にも失望された……」
気分が落ち着くというハーブティーを飲んだところで茉莉愛はぽつりと不安を口にする。
学園長に連れられて国王に挨拶をしに行ったのは昨日のことだが、できることならば思い出したくない。
全身から満ち溢れる王の威厳と言うべきか、そのオーラに圧倒され、身体に震えが走った。簡単な受け答えをすることにさえ難儀したほどだ。
「どうして、そう思うの?」
優しいアルベールの問いに彼の目を見て何となく怖くなるのは同席していた第一王子リュシアンの瞳も同じ色をしていたからだ。印象はまるで違うのだが、話に聞いていた青銀の髪が煌めく彼はそう歳が変わらないだろう少年だった。
「だって、私、何も答えられなかった……怖くて……」
リュシアンは『元の世界に戻りたいか?』と茉莉愛に問いかけた。元の世界で自分が死んだのかもわかっていない茉莉愛には難しい質問だった。
人の役にも立てず、親孝行もできないまま呆気ない幕切れを迎えたのだとして、未練があるともないとも言い難い。どこにでもいるような極普通の女子高生だった自分がこの国で何かを成して誰かの役に立てるとも思えない。
建国の聖女の再来として奇跡を期待されるのは仕方がないことなのかもしれないが、特別な力を授かったわけでもない。魔法が使えるようになったわけでもなく、先ほどは授業の内容が全く理解できずに一部の生徒から失笑を買ったほどだ。皆の失望が目に見えた気がした。
「気にしなくていい。出来損ないの王子だからピリピリしてる。弱みを見せられないんだ」
「出来損ない……?」
口に出してから茉莉愛は王族に対して不敬ではないのかと心配になった。聖獣の血を引く彼は尊ばれるべき存在のはずだ。
「王族には聖獣の特徴が出る。陛下の耳を見たでしょ?」
茉莉愛は頷く。確かに見たのだ。聖獣と同じ青銀の髪に金が混じる蒼の瞳を持ち、犬のような耳を生やした国王の威厳ある姿を。聖獣は狼に似ているらしい。
「あれは生まれた時からあるわけじゃなくて、成人が近付く頃までには発現するんだ」
二次性徴の一環かと茉莉愛は考える。不思議ではあるが、そういう世界なのだと納得するしかない。
「でも、彼は発育が遅くて、未だにその特徴が出ない。髪と目の色こそ同じように見えるけど、虹彩には金の色がない」
「アルと同じだった」
「青いだけならそう珍しくもない。だから、血が薄まったと嘆かれるか出自を疑われるか……耳が出なければ正当性を証明できない。だから、彼はなめられないようにしてるんだよ」
茉莉愛には考えられない世界だ。他者を圧倒するオーラは生まれ持ってのものであり、そんな苦労をしているとは思いもしなかった。
「貴族社会なんてそんなものだよ」
心の内を察したように言われて茉莉愛はそんな風には割り切れないと思ってしまった。何より自嘲するかのようなアルベールの声が沈んでいるようで茉莉愛は彼を見る。
「君に態度を変えられたら傷付くから言わなかったけど、僕も一応貴族側の人間なんだ」
はっと息を呑んで茉莉愛はどんな顔をすれば良いかわからずに視線をさまよわせた。彼が貴族だとわかっていたら、今日彼の元に来ることも遠慮していただろう。曖昧な立場の自分が気安く接することができる存在だとは思えない。
「身体が弱いせいで貴族の務めを果たせないって大人達の溜息を聞きながら育った。散々出来損ない扱いされて今じゃ学園の亡霊のような扱いってわけ。笑えるでしょ?」
アルベールは言うが、茉莉愛が笑えるはずもない。彼もまた若いのに身分のせいで苦労してきたのだ。日本で生まれ育った茉莉愛にはわからない。
「見返したくて身体を鍛えようとして倒れて、自分にできる範囲で頑張ろうと思って薬学を学んだ。自分の身体は強化できなかったけど、才能は開花したと思っていいんだろうね。作った薬は買い取ってもらえるし」
「アルは凄いんだね」
アルベールも遠い世界の人間のようだ。元々同じ世界の人間ではないが、輪をかけて思い知らされた気がして茉莉愛は俯く。
「希望があったから生きてこられた。それだけだよ」
簡単ではなかったはずだが、今のアルベールは茉莉愛にはとても眩しく、強く感じられた。
「だから、君に出会えたことは僥倖だと思う。奇跡は起こるって信じられたから」
彼に何をしたわけでもなく、何をしてあげられるわけでもない。顔を上げられずにいる茉莉愛は不意に頭に触れた物にびくりと肩を跳ねさせる。しかし、それがいつの間にか側に来ていたアルベールの手だとわかると気持ちが落ち着いていく。
「無理して何かを成そうとしなくたって大丈夫だよ。君はこの世界を楽しもうと思えばいい。今は難しくても、きっと慣れる日が来るから」
困難を乗り越えてきた彼の言葉は茉莉愛に勇気を与えてくれる。そうなれたらいいと思えた。
「君の気持ちがわかるなんて言っていいのかわからないけど、でも、愚痴ならいくらでも聞いてあげる」
彼の優しさに零れそうになる涙を堪えることができなかったのはアルベールにそっと抱きしめられたからだ。押し込めていた不安さえ堰を切ったように溢れ出す。
「辛くなったら我慢しないでいい。僕も君に会えたら嬉しいから」
弱っているところに優しくされれば恋心が芽生えてしまうのも無理はない。それを彼はわかっているのか。
外見に頓着しないようだが、顔は整っているくらいだ。恋愛経験がまるでないわけでもあるまい。恋人の有無を聞く勇気もない。
「それ、本気にするからね……?」
本当に真に受けて会いに行って良いのか、茉莉愛は改めて確認しなければ不安だった。
「いいよ、僕のために会いに来て?」
自分のためでなく、彼のためだと思えば躊躇いが薄らいでいく。迷惑ではないから望まれるのだろう。
泣きやむまで頭を撫でて宥めてくれる優しさに、せめて今だけでも溺れていたかった。
この日から彼の存在は茉莉愛にとって唯一無二の親友となり、保健室は茉莉愛の中で駆け込み寺になり、温室は二人だけの特別な避難所になったのだった。
控え目にノックをして中に入れば、今日はカーテンが開いていてアルベールが座っているのが見えた。他にいるのはクレメントぐらいだ。
「来ると思ってたよ」
アルベールの言葉に甘えて来てしまったが、呆れられてしまわないか茉莉愛は内心不安だった。
この世界の空気に慣れられずに具合が悪いと言えば誰も疑いはしなかったが、ほとんど仮病のようなものだった。逃げ出したかったのだ。
「おいで」
笑顔で手招きされて茉莉愛は吸い寄せられるように近づき、指し示される椅子に座る。クレメントは何も言わずに出て行ってしまった。
「疲れたでしょ?」
問われて茉莉愛はすぐに頷いた。彼は自分のことをわかってくれる。愚痴を零しても聞いてくれるのではないかと思った。
魔法によって発展し、現代的でありながらファンタジックな世界で生活することに不自由はない。言葉の壁もなく、元の世界と変わらないような文明に困ることはない。
ルームメイトもできて、親切にしてもらえた。クラスでも友達ができれば良いとは思っていたが、皆は茉莉愛が空から落ちてきたことを知っている。そして、異世界の聖女の再来、奇跡だと噂が学校中に広まっていた。
たくさんの人間が茉莉愛を見に来るが、皆が皆好意的なわけでもない。根掘り葉掘り聞かれることもあれば、この世界の常識がないことを遠回しに皮肉られることもある。短時間の間に大きく変わった状況に慣れられず、どうにも気疲れしてしまうのだ。
「私に何ができるんだろう……」
ぽつりと呟けば、泣き出しそうになって茉莉愛は必死に堪える。涙を見せればアルベールを困らせてしまうだろう。
「ちょっと散歩でもしようか?」
ありがたい申し出だが、彼の身体は大丈夫なのか。そう逡巡した茉莉愛が答えるよりも前にアルベールに手を握られていた。
どこまで行くのか。手を引かれながら、妙に広い庭に茉莉愛は唖然としていた。寮と行き来する程度にしか校内を知らなかったが、王立というだけあるのかもしれない。少女漫画や乙女ゲームの世界でセレブが通うような学園というイメージがしっくりくる。
茉莉愛はまだこの国の地位制度を把握していないが、貴族もいるからこそ妙な対抗意識のような物を持たれているらしい。
皆、ゲームのアバターのように鮮やかな色彩を持っていて色の洪水のようだ。王族の色を除けば色に優劣はないらしいが、家柄という物は重視されているようだ。アルベールは平民なのか、貴族なのか、気になっても問う勇気もない。それはきっと失礼なことであり、ルームメイトに確認するのも憚られた。
「ここだよ」
学校に必要なのかと思うほど立派な庭園の奥まで来てアルベールが立ち止まり、茉莉愛は息を呑んだ。
目の前にあるのはガラス張りの温室のようだった。
アルベールのエスコートで中に入ればクレメントがいた。二人は単なる養護教諭と生徒の関係なのか気になってしまうものだが、問う勇気などあるはずもない。結局、彼はハーブティーを置いてまたいなくなってしまった。
「多分、殿下にも失望された……」
気分が落ち着くというハーブティーを飲んだところで茉莉愛はぽつりと不安を口にする。
学園長に連れられて国王に挨拶をしに行ったのは昨日のことだが、できることならば思い出したくない。
全身から満ち溢れる王の威厳と言うべきか、そのオーラに圧倒され、身体に震えが走った。簡単な受け答えをすることにさえ難儀したほどだ。
「どうして、そう思うの?」
優しいアルベールの問いに彼の目を見て何となく怖くなるのは同席していた第一王子リュシアンの瞳も同じ色をしていたからだ。印象はまるで違うのだが、話に聞いていた青銀の髪が煌めく彼はそう歳が変わらないだろう少年だった。
「だって、私、何も答えられなかった……怖くて……」
リュシアンは『元の世界に戻りたいか?』と茉莉愛に問いかけた。元の世界で自分が死んだのかもわかっていない茉莉愛には難しい質問だった。
人の役にも立てず、親孝行もできないまま呆気ない幕切れを迎えたのだとして、未練があるともないとも言い難い。どこにでもいるような極普通の女子高生だった自分がこの国で何かを成して誰かの役に立てるとも思えない。
建国の聖女の再来として奇跡を期待されるのは仕方がないことなのかもしれないが、特別な力を授かったわけでもない。魔法が使えるようになったわけでもなく、先ほどは授業の内容が全く理解できずに一部の生徒から失笑を買ったほどだ。皆の失望が目に見えた気がした。
「気にしなくていい。出来損ないの王子だからピリピリしてる。弱みを見せられないんだ」
「出来損ない……?」
口に出してから茉莉愛は王族に対して不敬ではないのかと心配になった。聖獣の血を引く彼は尊ばれるべき存在のはずだ。
「王族には聖獣の特徴が出る。陛下の耳を見たでしょ?」
茉莉愛は頷く。確かに見たのだ。聖獣と同じ青銀の髪に金が混じる蒼の瞳を持ち、犬のような耳を生やした国王の威厳ある姿を。聖獣は狼に似ているらしい。
「あれは生まれた時からあるわけじゃなくて、成人が近付く頃までには発現するんだ」
二次性徴の一環かと茉莉愛は考える。不思議ではあるが、そういう世界なのだと納得するしかない。
「でも、彼は発育が遅くて、未だにその特徴が出ない。髪と目の色こそ同じように見えるけど、虹彩には金の色がない」
「アルと同じだった」
「青いだけならそう珍しくもない。だから、血が薄まったと嘆かれるか出自を疑われるか……耳が出なければ正当性を証明できない。だから、彼はなめられないようにしてるんだよ」
茉莉愛には考えられない世界だ。他者を圧倒するオーラは生まれ持ってのものであり、そんな苦労をしているとは思いもしなかった。
「貴族社会なんてそんなものだよ」
心の内を察したように言われて茉莉愛はそんな風には割り切れないと思ってしまった。何より自嘲するかのようなアルベールの声が沈んでいるようで茉莉愛は彼を見る。
「君に態度を変えられたら傷付くから言わなかったけど、僕も一応貴族側の人間なんだ」
はっと息を呑んで茉莉愛はどんな顔をすれば良いかわからずに視線をさまよわせた。彼が貴族だとわかっていたら、今日彼の元に来ることも遠慮していただろう。曖昧な立場の自分が気安く接することができる存在だとは思えない。
「身体が弱いせいで貴族の務めを果たせないって大人達の溜息を聞きながら育った。散々出来損ない扱いされて今じゃ学園の亡霊のような扱いってわけ。笑えるでしょ?」
アルベールは言うが、茉莉愛が笑えるはずもない。彼もまた若いのに身分のせいで苦労してきたのだ。日本で生まれ育った茉莉愛にはわからない。
「見返したくて身体を鍛えようとして倒れて、自分にできる範囲で頑張ろうと思って薬学を学んだ。自分の身体は強化できなかったけど、才能は開花したと思っていいんだろうね。作った薬は買い取ってもらえるし」
「アルは凄いんだね」
アルベールも遠い世界の人間のようだ。元々同じ世界の人間ではないが、輪をかけて思い知らされた気がして茉莉愛は俯く。
「希望があったから生きてこられた。それだけだよ」
簡単ではなかったはずだが、今のアルベールは茉莉愛にはとても眩しく、強く感じられた。
「だから、君に出会えたことは僥倖だと思う。奇跡は起こるって信じられたから」
彼に何をしたわけでもなく、何をしてあげられるわけでもない。顔を上げられずにいる茉莉愛は不意に頭に触れた物にびくりと肩を跳ねさせる。しかし、それがいつの間にか側に来ていたアルベールの手だとわかると気持ちが落ち着いていく。
「無理して何かを成そうとしなくたって大丈夫だよ。君はこの世界を楽しもうと思えばいい。今は難しくても、きっと慣れる日が来るから」
困難を乗り越えてきた彼の言葉は茉莉愛に勇気を与えてくれる。そうなれたらいいと思えた。
「君の気持ちがわかるなんて言っていいのかわからないけど、でも、愚痴ならいくらでも聞いてあげる」
彼の優しさに零れそうになる涙を堪えることができなかったのはアルベールにそっと抱きしめられたからだ。押し込めていた不安さえ堰を切ったように溢れ出す。
「辛くなったら我慢しないでいい。僕も君に会えたら嬉しいから」
弱っているところに優しくされれば恋心が芽生えてしまうのも無理はない。それを彼はわかっているのか。
外見に頓着しないようだが、顔は整っているくらいだ。恋愛経験がまるでないわけでもあるまい。恋人の有無を聞く勇気もない。
「それ、本気にするからね……?」
本当に真に受けて会いに行って良いのか、茉莉愛は改めて確認しなければ不安だった。
「いいよ、僕のために会いに来て?」
自分のためでなく、彼のためだと思えば躊躇いが薄らいでいく。迷惑ではないから望まれるのだろう。
泣きやむまで頭を撫でて宥めてくれる優しさに、せめて今だけでも溺れていたかった。
この日から彼の存在は茉莉愛にとって唯一無二の親友となり、保健室は茉莉愛の中で駆け込み寺になり、温室は二人だけの特別な避難所になったのだった。
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